381. 卒業(1967)
《ネタバレ》 これもニューシネマの産物だな。主人公の反体制ぶりやその時の感情で行き先も分からないバスに乗る二人の表情などが物語っている。それをS&Gの名曲が楽しくも悲しくも盛り立てる。ただ、心理変化などもう少し時間をかけても良かったと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2007-05-08 23:53:35) |
382. ワイルド・レンジ 最後の銃撃
《ネタバレ》 ○西部劇が極端に作られない中、また自身が俳優としてぱっとしない中、こういう西部劇の歴史に恥じない王道作品を作ったケヴィン・コスナーは評価に値する。○ロバート・デュヴァルのサポートとして助演に回ったコスナーというのも悪くない。しかし、昔の彼の映画のように恋愛要素がメインになりかけているのは良くない。○「ダンス・ウィズ・ウルブズ」程ではないが、撮影、音楽共に良い味出してる。 [DVD(字幕)] 7点(2007-05-08 11:48:02) |
383. エグゼクティブ・デシジョン
《ネタバレ》 ○賛否両論のセガール出演だが、やはり登場すべきじゃなかっただろう。なんか浮いてるし、出演したことによるメリットが見当たらない。もはやネタと見るべきなのだろうか。○映画としてはB級サスペンスアクションとしてなかなかの出来だと思う。キャスティングも一部を除き良かったが、突入しそうで、出来ないアンバランス加減が上手く表現されていた。 [DVD(字幕)] 7点(2007-05-04 22:40:25) |
384. 狼たちの午後
《ネタバレ》 某テレビ番組でこの話を扱っていたのを途中で気付いたので、途中からの話の展開はそれほど驚くものではなかった。しかし、アル・パチーノだけをとると、鬼気迫る迫真の演技で観ているものをしっかり惹き付けている。そして、メディア発達の時代、同性愛者への社会背景など、当時の社会背景もしっかり表現されており、こういう犯罪が起こる契機も少しは納得できる。もう少し、他に魅力ある役者が出てきたらさらに盛り上がったかも。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-28 12:53:13) |
385. レザボア・ドッグス
《ネタバレ》 ○「パルプ・フィクション」の前哨戦というべきか、小話や時間軸をいじるところなど楽しめる。○役者の存在感もそれぞれが素晴らしい。なぜかブルーだけ出番がほとんどなかったが。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-04-17 22:44:30) |
386. ポセイドン・アドベンチャー(1972)
《ネタバレ》 パニック映画ではトップだろうな。だらだらしないし、ドラマもある。あと一歩でジーン・ハックマンのヒーロー映画になっていたが、周りのキャストにしっかりキャラがあるので良かったと思う。でも、ラストがなんかあっけなかったかな。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-14 11:11:23) |
387. クラッシュ(2004)
《ネタバレ》 最初は「マグノリア」のような群集劇だと思ったが、これはこれでしっかり色がある。まだまだ残っている人種差別や、アメリカ人の銃依存、見た目ではわからない人間性などを構成巧みな脚本を基に描いている。ラストはタイトルの如くクラッシュして終わるのだが、何か微妙だったかな。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-07 11:00:53) |
388. 天使にラブ・ソングを2
前作となんら変わりないが、まあまあ面白かった。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-04 10:33:02) |
389. ダーティハリー2
《ネタバレ》 続編の割りに前作に負けず劣らず良い作品を作ったと思う。内部犯と言う設定も良い材料になっているし、チェイスシーンや銃撃戦も結構頑張っていると思う。1つ不満を言うとすれば、最後はデイビスと銃で対決して欲しかったかな。 [DVD(字幕)] 7点(2007-03-30 00:06:53)(良:1票) |
390. 2001年宇宙の旅
《ネタバレ》 2回目の鑑賞。何となく分かりそうだがやはり分からない。鑑賞後、「映画の見方がわかる本」の解説を見たら、キューブリック監督が伝えようとしたことはわかりましたが、それによってわかったような気分にはなれない。また次に観る時があれば、いろいろ考えを巡らせてみたいとは思ったが、いくらなんでもわかりにくし過ぎである。解説書を見なければたぶん一生理解できない映画であろう。そういう意味で、いろんな解釈を生み出したのは評価に値するだろう。そして、当時にしては、全く安っぽく見えない映像と見事にマッチしたクラシック音楽は本当に素晴らしいと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2007-03-23 23:15:29) |
391. マイ・フレンド・メモリー
《ネタバレ》 「The Mighty」という現代において非常に的を射た原題にもかかわらず、日本の配給会社はわかってかわからずか、「マイ・フレンド・メモリー」という邦題をつけている。少年同士の友情を推した方が売り上げが見込めるからだろうが、この映画の伝えたいことは現代における力強さのはず。体と頭をうまく表現した主演の二人の演技はさることながら、シャロン・ストーンの疲れぶりもはまっていた。スティングの主題歌も良い。ただ、話が少し安っぽくなってしまっている感は否めない。 [DVD(字幕)] 7点(2007-03-01 10:48:10) |
392. フェノミナン
《ネタバレ》 ジョン・トラボルタ良いねぇ。悪役から素朴な人間と、彼の演技の幅には感服です。脳腫瘍だとか話の結びつけは強引だが、ファンタジーと割り切れば普通に観れると思う。人との関わりから得られる温かみって必要だなぁと感じられた。登場人物もそれほど多くないので、それぞれの人物のエピソードも深みのあるものであったと思う。そして、エンディングの「チェンジ・ザ・ワールド」は反則級。 [DVD(字幕)] 7点(2007-02-28 11:51:25) |
393. 普通の人々
《ネタバレ》 「Ordinary People」というタイトルが見事にはまっている。みんな「Ordinary」なのだが、だからこそ難しい。さらに、それをしっかり「Ordinary」に描いているレッドフォードも素晴らしい。そして、やはり理解しあうには本気にならないと駄目なんだなぁと感じた。そういう意味では、父も母もまだまだ本気ではなかったのだと思う。地味な仕上がりだが、この映画の持っているものは大きいと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2007-02-26 11:41:49) |
394. コンタクト
《ネタバレ》 ○2回目の観賞。いかにも撮り方良い意味で映画的でSF映画の面白さを十分伝えようとしていた。○ストーリー展開として大筋は良いのだが、無駄な恋愛要素、結果を見せてから実はこうでした的な映像の出し方はいまいち。あと、勧善懲悪というか主人公に対しての悪の描き方が極端。あたかも全否定みたいな立場では深みは出ない。○ただ、奮闘する主人公の姿、父親との対面など感動的であった。冒頭での母との対面はどんなアンテナでも困難だと言っているシーンがあったが非常後に活かされたシーンだ。○役者陣の演技が素晴らしい。ジョディ・フォスターもそうだが、デヴィッド・モース。少ない出演時間だったが、非常に素晴らしい存在感。多作ではないが、まだまだ彼の作品も追いたい。 [DVD(字幕)] 7点(2007-01-12 11:09:21) |
395. 刑事ジョン・ブック/目撃者
《ネタバレ》 ○久しぶりに鑑賞。○警察内での陰謀が主軸にありつつも、アーミッシュとの関わりが素晴らしかった。○ハリソン・フォードの演技の幅を感じずにいられなかった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-12-13 11:48:34) |
396. レナードの朝
《ネタバレ》 確かに感動的な映画である。みんなが目覚めるシーンやレナードのダンスシーンは特に。しかし、本作のテーマであろう人間の真の姿へのアプローチは正しいのだが、突然すぎるし、いまいち説得力に欠ける。ポーラとの一連のシーンも心理描写がなさすぎる。彼女はなぜ彼に会いに来たのか、もう少しわかりやすいシーンがあっても良かった。キャストはダブル主演だが、両者引けをとらず好演している。デ・ニーロの演技は神の領域。 [DVD(字幕)] 7点(2006-12-09 23:05:42) |
397. フレンチ・コネクション
《ネタバレ》 やはり実話が元と言うこともあり、それなりのストーリーで落ち着いている感がある。とは言え、これもニューシネマのひとつ。かなり大掛かりな麻薬取引の描写、町の人に嫌われようが、仲の悪いFBIを誤射しようが、叩き潰してやると言わんばかりだったが、最後は逃げられてしまったポパイ。「ダーティハリー」と共にアウトロー刑事モノを確立した意味では評価に値する作品。そして、何よりジーン・ハックマンの存在。まさしくはまり役で、これ以後彼がアウトローを演じることが多いのも頷ける。 [DVD(字幕)] 7点(2006-11-28 23:40:34) |
398. ソウ
ホラーにしてもミステリーにしても合格点はあげられる。ただ、ジグソー側のドラマが極端に少なく、動機の弱さがネックとなった。 [DVD(字幕)] 7点(2006-10-25 22:14:26) |
399. フライド・グリーン・トマト
《ネタバレ》 人から人への影響っていうものをすごく感じられた作品です。自分勝手なイジーに心優しいルースが影響を受け、その話をする老人に影響を受けるエブリン、そしてその夫、などなど…その影響も時が経てばまた変わっていくもので、汽車が廃線になって町が廃れたり、ルースの死に際にイジーが話したかもの話などがそうである。いわゆる「運命」と言うものではないかなぁと思った。そして老人の話も少しミステリー調になっているので、この映画を面白くする要素にもなっていると思います。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-10-14 22:24:41) |
400. レインマン
《ネタバレ》 やっぱり内容どうこうよりまずダスティンホフマンの演技でしょう。彼の演技だけでも観る価値があると思う。トムクルーズも悪くなかった。そして、内容は終盤になるにかけて良くなっていく感じだった。無理やり兄貴を連れ出して、連れ出したかと思うとホテルで恋人とセックス。アメリカだからかもしれないが、このシーンは許せなかった。兄貴を無許可で連れ出すなんてひどいとか言いながらセックスしてる彼女も彼女だし、けんかして出て行くのもかなり勝手。そんな序盤だったのであまり良い立ち上がりではありませんでしたが、その後は兄弟が心の距離を徐々に縮めていく過程がすごく良かったです。この兄弟愛の部分があまりに強いせいもあって他の部分の印象が薄い感じがします。 [DVD(字幕)] 7点(2006-09-18 00:28:42) |