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どんぶり侍・剣道5級さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 310
性別 男性
自己紹介    /i     iヽ
  ((/l ̄l\))
   ソ_∠ニ二ス         _,,..,,,,_
  ∠シ ,, ・ェ・ )ゝ      /・ω・ ヽ
    i つ旦とノ        l      l
    と__)_)     旦 `'ー---‐´
 
           
..__          
│足┃  /\               ∧,,,∧
│軽┃/__\            (・ω・` )    
│女┃( ・`ω・´)            / y/ ヽ
  ̄  /━∪━⊃━━<> ━(m)二フ⊂[_ノ
     し'⌒∪             (ノノノノ l l l )


  ,-======-、
  |n_j_ij__j__ji_j|
   (´・ω・) < ちょっとお待ちなさい
  ,ノ゙゙゙゙゙ハヽ、
  `~ェ-ェー'′
"""~""""""~""""""""

    _
   /;;;人  
.  /;;/ハヽヽ  
 /;;ノ´・ω・)ゞ あのお方はもしや!
 /////yミミ
   し─J
       

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61.  十二人の怒れる男(1957) 《ネタバレ》 
野球のチケットと回らない扇風機だけで、この緊迫した時間と空間を作り上げるなんてスゴイ!僕も会社で終業時間が近づくと(まだかなまだかな)とソワソワするクチです。みんな家に帰りたいばっかの状況の中で1人敢然と11人に立ち向かうのってすごく勇気のいることだと思います。12人だと票が割れちまうじゃないか、と思っていましたが、採決を決める13番目は誰か、言わなくても観ていれば分かることだと思います。よく考えると、皆どこにでもいる普通の人たちなのに、誰もがヘンリー・フォンダのように英雄?になれるから不思議なもんです。ひとり、またひとり、ミカン取りがミカンになるかのように無罪に考えを変えていく様は、論客でなくとも痛快さを感じると思います。おじいちゃん陪審員の癇癪が好転していて面白い。本人は本気で怒ってるんだけどなぜか笑ってしまいます。「ところであんた、名前は?」この一言で僕の開いたままの口がさらに開いてしまいました。日本でも裁判員制度について議論がなされていますが、この映画を観るとさらに賛否が分かれてしまいますね。
[DVD(吹替)] 9点(2006-11-23 21:20:00)
62.  黄金(1948) 《ネタバレ》 
ドブスの高笑いとハワードの高笑い。この対比に尽きます。とにかく笑うしかないや(笑)。サスペンスで展開してコメディで締める。面白い。金に振り回されるだけ振り回されて、全てが始まりに戻る。面白い。これまでお金やお宝をめぐる映画を観てきましたが、これは教育映画ですね。みんなで仲良く山分けか、それとも…。さりげなく勧善懲悪で終わり、『ショーシャンクの空に』を初見したときのような爽快感がありました。しかし、ボギーがここまで強欲で汚い役を演じていたというのはショックですね。
[DVD(字幕)] 9点(2006-11-23 21:19:34)(良:1票)
63.  バタリアン 《ネタバレ》 
ゾンビ映画の中では、悔しいが一番面白い!恐怖と笑いが混在するのって矛盾してます(笑)。ゾンビは死人なんだけど、「殺しても死なない!」「映画では頭を破壊すればいいって言ってた!」というセリフには、クスリ、としてしまいました。アーニーじいさんがいい味だしてましたね。グループのリーダーのスイサイドは、いつムクリと起き上がるのか、ドキドキしてしまいました。ラストのオチは無理やり感がありますが、皮肉ってる点は及第点だと思いました。DVDには吹替えがないので残念でなりませんでした。
[地上波(吹替)] 7点(2006-11-23 21:16:57)(良:1票)
64.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 
この映画を観て、新潟県中越地震を思い出しました。阪神大震災がみんなお互いに助け合ったのに対し、新潟県の地震では『車中泊』やトイレの衛生面への不平不満という、プライベートの確保というかエゴイズムのような印象を感じていました。この映画でも、動く車を見て、1台の車を奪い合う群集が、今まで観たどのゾンビ映画よりも怖かったです。モンスター映画ではなく、得体の知れないものから逃げる恐怖と、混乱の中での恐怖と、惹き付けられるものはありました。なぜ生き残れたのかが不明なのが、製作者の狙いだと分かっていても釈然としませんが、これで良かったような不思議な感じもします。トム・クルーズが肩を脱臼しやしないかが一番ドキドキしました。
[DVD(吹替)] 6点(2006-11-23 21:16:22)(良:1票)
65.  フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い 《ネタバレ》 
あんないいおばあちゃんを殺すなんて許せん。 ヽ(`Д´)ノ  人望のあるママと人望のないビクターがとても印象的でした。この4人、やってることはとってもムチャクチャです(笑)。だがママをとても敬愛している。犯罪や復讐を肯定してしまっては、社会は成り立たないんだけど、恩義に対する侮辱は、やはり人間として許せないものがあり、この4人を応援してしまう。お笑いもところどころにあり、飽きるところが全然ない。意外なところで意外な人物が死んでいくのもびっくりしました。B級的なタイトルなのが非常にもったいない。序盤でウルウルしてしまい、中盤でクスクス笑い、終盤でハラハラする。上手いなぁ。
[DVD(吹替)] 9点(2006-11-04 16:54:38)
66.  サウスパーク/無修正映画版
とても下品だけど爽快感があります。こういう悪ノリって大好き。子供たちは身近なテレビにモロに影響を受ける。汚い言葉を吐くことに不快を感じつつ、しかしこれも表現の自由か、と納得してしまいます。一方で親たちは『子供のために』危険な思想を正当化する。だから敵を作り、それを駆逐することを正当化させる。とても分かりやすくっていい。へんに表現をねじ曲げて、「戦争はダメだよ」とか言うよりもよっぽど効果的でした。ケニーの地獄絵図がとってもおかしかった(笑)。
[DVD(吹替)] 7点(2006-10-31 21:51:01)
67.  逃亡者(1993)
この13年後に、あるある探検隊に駐車違反のキップを切られるわけですね、ジェラード捜査官。
[DVD(吹替)] 9点(2006-10-25 23:07:21)(笑:1票)
68.  ポセイドン(2006) 《ネタバレ》 
だめだ~。芥川龍之介の『蜘蛛の糸』のごとくクリスマスツリーに群がる人々。阿鼻叫喚の中、扉を閉める神父。オリジナルにあった人間のエゴが全く感じられない。初対面の人間の命令に断固たる異議を唱えるシーンがゼロに等しく、オリジナルに目がクギづけとなった僕から観れば、非常に物足りない。脱出経路が一方通行で、「こっちだ」「いやあっちだ」といった、一瞬の判断に対する意見の衝突がないので、映像だけで緊迫感を演出しても伝わってこない。自分の考えに絶対の自信がある者、足手まといだけど意外な局面で特技を発揮する者、そういう人物設定があったオリジナルの素晴らしさを皮肉にも改めて思い知らされました。映像はたしかに素晴らしい。爆炎と水流に吹っ飛ばされるシーンも圧巻ではある。しかし、役者たちの演技が淡々としていて、せっかくの舞台セットを素通りしている印象しか残りませんでした。水圧で飛ぶネジとか、「カン・カン・カン」の使いどころは唸らされただけに少し残念です。
[DVD(吹替)] 5点(2006-10-13 21:45:48)(良:1票)
69.  知りすぎていた男 《ネタバレ》 
あの場所で、後ろから頭をたたかれたジェームズ・スチュワートの顔を見て、おなかが痛くなるくらい笑った。
[DVD(字幕)] 8点(2006-10-01 00:22:02)(笑:1票)
70.  ディック&ジェーン 復讐は最高!
悪人になりきれないディックがとっても微笑ましい。犯罪は抵抗がありますけど、生きていくために、家族のために頑張ってるのがとても面白い。不況のせいでツケを負わされるのはいつも従業員で、経営トップに対する皮肉がこの映画のテーマなわけだけど、ジム・キャリー独特のオーバーアクションに抱腹絶倒です。ティア・レオーニもよくこんな女を捨てた役を受けてくれたと思います。どんなに落ちぶれても、決して離婚せず、夫を支えているジェーンがとても可愛らしかったです。仕事の取り合いっことか、移民とか、企業年金とか、アメリカ社会について知っていればもっと面白かったと思います。平均点6点だったので観るとき躊躇しましたが、僕にはツボにはまりました。下品な映画ではないし、テンポも非常にサクサクしているので気持ち良かったです。
[DVD(吹替)] 8点(2006-09-30 16:22:10)
71.  サイコ(1960)
こわっ! 若人あきらみたいなまゆ毛のジャネット・リーの絶叫と瞳孔が開いた演技は絶品です。マリオンはもとより、その消息を辿る者たちを襲う恐怖、という筋書きもゾクゾクします。剥製にしても覗き穴にしても、冷静に考えるとただの物体にすぎないんですが、そこはさすがヒッチコック、白と黒の陰鬱が非常に不気味です。あの黒板をツメでひっかいたような音響も突然鳴るもんだから、「こ、こえーよ!」と、テレビに向かって怒ってしまいました。皆さんがおっしゃる通り、その後のサスペンス映画に多大なる影響を与えたというのがよーく分かりました。サスペンスとミステリーとホラーを3ついっぺんに撮っちゃうなんてスゴイ。古典だろ?なんてバカにしちゃあ、いけません。
[DVD(字幕)] 8点(2006-09-28 23:15:27)
72.  Vフォー・ヴェンデッタ
"V"が、どう見ても『こち亀』のホンダラ親父に見えまつ。
[DVD(吹替)] 7点(2006-09-26 23:29:39)
73.  ベートーベン2
ベートーベンと3兄弟が最高です! やんちゃな2世たちをパパやママに隠れて世話するところ、心が洗われます。グローディンパパの相変わらずの災難ぶりも安心して(災難なんだけどなぁ)観ていられます。お姉ちゃんの恋愛もピュアな感じで良かったです。今回は家族愛がテーマなんだけど、へんに狙ったところがあるわけでもなく、しかし要所を上手く突いています。ついついセントバーナード犬を飼いたくなってしま、いや、世話が大変だ(笑)。ウチはネコを飼ってますが、ペットって、やっぱり家族なんだよなぁ。こういう映画を観たら、いたわりの大切さを学び、どんな子供たちもまっすぐ素直に成長すると思います。 ほめすぎと言われようが何しようが、この映画ベートーベンシリーズを断固支持します!
[DVD(吹替)] 8点(2006-08-26 21:34:23)
74.  ナチュラル 《ネタバレ》 
能力の充実した時期に、災難のような事件で野球人生を棒にふったハブスが、自分の力で再びチャンスを取り戻していく姿が感動的で、本当に野球が好きなんだなぁという印象を持ちました。普通、成功におごりを見せて自堕落な生活をする主人公が定番なんだけど、ハブスには一種の正義感があり、たとえ買収を持ちかけられても決して屈しないところに男らしさを感じました。ロバート・レッドフォードは、古き良きアメリカ人というイメージが強いので、安心して観ることができました。商用映画というイメージが沸かないので好印象です。
[地上波(吹替)] 8点(2006-08-21 19:36:01)(良:1票)
75.  ベートーベン
声に出して笑える映画って、なかなか見つかりません。そういう意味でもこの映画、とても貴重です。とにかく笑えます。微笑んでしまいます。ほんわかしてしまいます。前半、ベートーベンがどうしようもないくらい手を焼くイヌで大笑いしてしまいます。しかし、陰でパパたちを守ってくれてる姿にホッペから微笑んでしまいます。あんなにイヌが嫌いだったパパも変わっていく姿、ベートーベンを助けに行く家族の姿を見て、ほんわかしてしまいます。他のレビュワーの方がイヌを飼いたくなってしまうと書いていらっしゃいましたが、ホントにそうですね。こういう手の込んでいない、しかし見ごたえのある動物映画、やっぱり大好きです。
[DVD(吹替)] 8点(2006-08-21 19:23:24)
76.  キートンのセブン・チャンス
自分は、ネクタイにぶら下がったカメで爆笑しました。笑いというのは、漫才でもコントでも芸人が笑ってるのを見ると、つられて笑ってしまう手法があります。芸人の笑い顔を、(ここは笑いどころだからここで笑えばいいんだなと)一種のサインと判断するからです。いま、エンタの神様に小梅太夫という、キートンさんと同じく”笑わない”お笑い芸人がいます。小梅太夫はキレたキャラで笑いを取ります。一方、キートンさんは、体を張ったギャグで笑いを取ります。ラスト10分のキートンさんの卓越した動きは、スタント顔負けです。笑いは、口先だけでウケを狙おうとするとスベる可能性が高いです。キートンさんのすごいところは、ここで3メートルのガケ越えをすればウケるとか、クレーンにぶら下がればウケるとか、考えることは誰でもできますが、誰がそれを実行するのかという問題に直面したとき、それを自分がやってるところです。転がってくる岩、どう見てもハリボテなんです。しかし、キートンさんが体を張って逃げるからこそ、ハリボテが本物に見えてしまうのです。胸の中にあるハラハラが、クスクス笑うことで重圧から解放される。腹の底から笑える。80年も前にこんなに偉大な喜劇王がいたことに感嘆します。
[DVD(字幕)] 9点(2006-08-07 22:37:44)(良:1票)
77.  ミッドナイト・ラン
この映画のおかげで、一般の人はデ・ニーロをとっても身近に感じることができたと思う。90年代に入って、謎の映画出演ラッシュとなり、かつての近寄りがたさがなくなり、『どんな映画にも出る俳優』のイメージがついてしまったのは残念ではある。渋くて本格派のデ・ニーロ。ゴッドファーザーの成功のおかげで、そのイメージは良くも悪くもその後、付いて回る。田村正和といえば古畑任三郎のような。あえてその個性を殺さず、チャールズ・グローディンを始めとして、モーズリ警部の登場シーンやマービンの「さのばびっち(怒)」のおかげで、コメディの新境地を開いたこの映画は、デ・ニーロにとって大きな転機となったと思う。ロードムービーは総じて良作が多い。コンビで行動するコメディも失敗は少ない。そのへんをこの時期に心得て作った制作スタッフは先見の明がある。特にこの映画、いい年したおっさん2人が真剣にバカやってるので可笑しくてしょうがない。爆笑を狙っているわけではないのに、ツボをうまく突いている。作り方がとても上手いと思います。酒場でのリトマス検査、グローディンから尋問を受けてるじいさんの顔、最高です。
[DVD(字幕)] 8点(2006-08-06 23:08:00)
78.  ドッジボール
夜勤明けで、帰宅途中の近所のゲオで780円で買って、グラタン食べながら観ました。おっかしー(笑)。思わず麦茶を吹き出しました。暴力シーンが妙に痛々しいけど、体当たり的な印象で面白い! 悪役の脇役なのに、ベン・スティラーの表情と妙な動きがグーd(・∀・) アスパラドリンクの「一本いっとく?」の外国人を思い出しました(たしか不法滞在で捕まったよね)。アベレージ・ジョーのメンバーもそれぞれ暗い過去をお持ちで、ドッジボール大会を通じて、アイデンティティを取り戻していく筋書きも意外に好印象でした。小学生のころやってたドッジボールとルールがちょっと違うので、本場のドッジボールについて、勉強になりました。疲れたときに、こーいうくだらない映画を観ると、仕事であった嫌なことも吹っ飛びます。よし、観るか、と構えて観る映画ではないですけど、こういうのもアリだと思いました。エッチな水着を着た女の子も出てくるし。
[DVD(吹替)] 7点(2006-07-20 18:41:01)
79.  ナポレオン・ダイナマイト 《ネタバレ》 
なんだこれわ(笑)。映画には感動を求めている僕には笑撃的でした。美男美女ではなく、オタクやエキストラに焦点を当てるとこんな面白い映画になるんだぁ。美男美女が題材だと、センスの良さ、人柄の良さ、時にはとげとげしさ、話が膨らむ。しかし、それとは母集団がちがう人間を取り扱うと、宇宙人に会ったかのような衝撃を受ける(宇宙人に会ったことはないがな)。アメリカ人に対するイメージって様々ですが、日本の高校生と比べると私服のセンスがシンプルだけど、友人関係が社交的なところとか、何よりも個性的なところに憧れを感じます。そんな社会でもオタクは異端視されるわけですが、この映画は偏見とされるその個性を”改善”するような無粋なオチを良しとせず、最後のデビーとの戯れを観ても思うに、みんなじゃなくても、誰か1人でも認めてくれればいいんじゃないの?という姿勢が感じられます。そこにどことなく人間への讃美を感じ、アメリカ人を身近に感じてしまいます。登場人物がゆるくて、とにかくゆるくて、魅力的です。草尾毅さんのムダに力強い吹替も面白い。なぜか全員ハッピーエンドになるのも◎です。一番の見所は最後のジャミロクワイの曲でのダンスでしょう。何であんなに上手いんだよ(笑)
[DVD(吹替)] 9点(2006-06-12 17:11:00)
80.  生きるべきか死ぬべきか 《ネタバレ》 
約100年に渡る世界の映画の歴史の中で、”史上最高傑作”と言われているこの映画を、ついに、ついに観ることができました! しかし、ここのHPでも平均点の高さが驚異的ですね。「あぁ、国の運命が大根役者たちに…」という悲嘆に満ちた台詞には笑いと脚本のセンスを感じます。『幸福な世界を創る』の言葉のもと、ナチズムによって統制された組織”ゲシュタポ”と、ポーランド人による反ナチズム地下組織。スパイ争奪戦をベースにした、智謀と策略に満ちたスリル溢れる作品かと思いきや、任務そっちのけで奥さんの浮気に怒り心頭のヨーゼフ!(笑)。この映画は、要人に変装するシーンが多いですが、偽ヒットラーに対してドイツの憲兵が何ら疑問を感じず、「ハイル、ヒットラー!」と連呼しているのを殊更に強調しています。”所詮、第三帝国は、ヒットラーという生身の人間ではなく、『総統』という怪物を神格化しているに過ぎない”という、アメリカの冷静な嘲笑に映ります。第2次世界大戦下での第三帝国に対する痛烈な批判は、終盤の女性ラウンジから出てきた、グリーンバークの一つ一つの台詞にあると思います。同じ人間でありながら、ポーランド人であるというだけで、蔑み、望まない死を与えるナチズムに対する怒りと悲しみ。おかげで、この映画のDVDもめでたく我が家の家宝となりました。あぁ、あと、最後に1つだけ。結局、誰もヨーゼフのことを知らなかったのね(笑)。『生きるべきか死ぬべきか』。愛すべき大根役者たちだと思いました。
[DVD(字幕)] 9点(2006-06-11 12:26:21)
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