821. ブレーキ・ダウン
《ネタバレ》 ○ほぼノンストップの90分で、ストーリーはほぼ立ち止まることなく突き進む。○正義の主人公カート・ラッセルとザ・悪役のJ・T・ウォルシュのシンプルな対立構造も文句なし。○ただし、終盤のカーチェイスはもう少し凝ってほしかった。1対3なのに相手の雑魚があっさりやられるのはな。○この翌年、J・T・ウォルシュが急逝したが、ハリウッド映画における悪役として、惜しい人材を亡くしたものだ。 [DVD(字幕)] 8点(2008-08-16 09:48:53)(良:1票) |
822. ベン・ハー(1959)
《ネタバレ》 多分今まで観た中で一番長い映画だが、飽きさせないな。緩急のつけ方が上手い。宗教色が強いため、ロマンスが主テーマとなっていないのも良い。そして、何と言ってもこの壮大感。スクリーンで観たいな。長い製作期間と巨額の製作資金を用意できたワイラー監督だからこそ出来た傑作だろう。どのシーンをとっても慌てて先を急ぐことなく、必ずと言っていいほどロングショットを使っている。むしろ余裕が感じられる。そして、戦車競技シーン。資金が豊富にあったこともあろうが、この迫力は映画史上未だ最高峰のものだろう。アングルの使い方が上手いし、顔のアップばかりでなく、競技場の中に入り込んでの、あるいは真上からの撮影が見事。そして、終盤はかなり宗教色が色濃くなった。最後のカタルシスは、宗教に疎い自分からすれば理解しがたいものだった。しかし、それを差し引いてもこの作品が傑作なのには間違いない。今の時代なら、こんなに製作期間を取ってくれるところはないだろう。そんな昔のハリウッド黄金期を支えたワイラー監督には拍手を送りたい。 [DVD(字幕)] 8点(2008-08-04 09:16:57) |
823. チャップリンの殺人狂時代
《ネタバレ》 まぁ観ることはできたが、少し期待外れ。ラストの演説こそ有名だが、本編における戦争描写の欠如によって、多少浮いた印象となっている。徐々にコメディ描写も影を潜め、硬い作品となっている。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-31 15:03:37) |
824. 16ブロック
《ネタバレ》 作風としてアクションなんかよりドラマを意識したのは伝わってくるのだが、メッセージとしてそこまで心に響くようなことはなかった。展開としては及第点を挙げられるが、結構重要なシーンをカットで飛ばしていた感があるので、多少の説明不足、描写不足を感じた。 [DVD(字幕)] 5点(2008-07-30 08:47:11) |
825. キートンの化物屋敷
キートンならもっと面白い仕掛けを作れたはず。 [DVD(字幕)] 5点(2008-07-18 18:04:10) |
826. キートンのハイ・サイン(ザ・ハイ・サイン)
《ネタバレ》 小ネタの集まりだろうが、もう少し話に統合性が欲しかった。序盤の射撃のシーンと後半のドタバタが面白かった。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-15 22:46:57) |
827. ファーゴ
《ネタバレ》 凄い映画だと言われればそんな気もするのだが、実話だと信じて淡々と進むストーリーを観たからか僕自身表面的にしか観なかった。面白いかどうかより不思議な感覚を覚えた。また観直してみたい。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-15 08:53:55) |
828. キートンのハード・ラック(悪運)
《ネタバレ》 幻の作品と言われるほどではなかった。馬のシーンや釣りのシーンは面白かった。 [DVD(字幕)] 5点(2008-07-13 20:08:44) |
829. キートンの強盗騒動(悪太郎)
《ネタバレ》 アイデア一発にならず、次に繋がるギャグがしっかり盛り込まれている辺りは、行き当たりばったりで作ったと言われながら、しっかり考えて作っているのがよくわかる。そして、エレベーターのシーンは発想がすごい。針を動かせばエレベーターも動くと言う考えを映像化しているのが何ともバカバカしくて笑える。 [DVD(字幕)] 8点(2008-07-13 20:06:13) |
830. キートンの即席百人芸(一人百役)
《ネタバレ》 前半のキートンだらけのオーケストラはどうやって撮ったんだろう。色んなキートンが観られて面白かったが、後半とオチがいまいち分からなかった。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-13 20:02:22) |
831. キートンのゴルフ狂の夢(囚人13号)
《ネタバレ》 面白いが、キートンよりもごつい囚人の方が目立っていた。キートンならもう少しアイデアを盛り込めたはず。 [DVD(字幕)] 5点(2008-07-13 20:00:48) |
832. キートンのマイホーム(文化生活一週間)
《ネタバレ》 1920年に製作された映画であること。こんなに素晴らしく面白いアイデアを20分でまとめ上げた見事な構成と編集。キートン映画に出合えて本当に良かった! [DVD(字幕)] 9点(2008-07-13 19:58:38) |
833. キートンの隣同志
《ネタバレ》 キートンの映画はどういう仕掛けか全く分からないシーンが良くあり、この映画でも3人が肩に乗って動き回るシーンがある。どうやって撮ったのか知りたい。 [DVD(字幕)] 8点(2008-07-13 19:52:09) |
834. キートンのスケアクロウ(案山子)
《ネタバレ》 ○前後半で違った味の作品。○前半は発明品の披露とでも言うべきシーンで、動きこそ少ないが、彼らしいアイデアでなかなか面白い。○動きの少ない前半とは対照的に後半は走る、飛ぶ、逆立ちする。タイトル通りだが、案山子のシーンが一番笑える。 [DVD(字幕)] 8点(2008-07-13 19:50:24) |
835. 閉ざされた森
《ネタバレ》 そもそも映画化するような内容ではないように感じる。テンポが速いので頭を使わないといけないが、まず誰が誰かわからん。もっとキャラ説明が必要。そして、キーとなる「8」がまるで取って付けたように浮いている。オチも拍子抜け。結局、そこまでして何が言いたいのか分からなかった。 [DVD(字幕)] 2点(2008-07-13 00:00:13) |
836. フットルース
《ネタバレ》 まぁかるーい感じで特にこれと言ったドラマのない青春ダンス映画。一番駄目なのは、牧師が納得する心理描写が弱すぎること。ここさえしっかりしていれば、もう少し良くなったかと思う。でも、最低限必要な要素こそあったとは思う。喧嘩っ早いのはあまり好きではないが、許容範囲。90年代ではすっかり怪優になってしまったケビン・ベーコンのあまりにもさわやか過ぎる姿を見られたのは嬉しい。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-08 11:11:41) |
837. スナイパー/狙撃者<TVM>
《ネタバレ》 ○三時間と言う上映時間をそこまで気にすることなく観られた。話もそこまで複雑でなく分かりやすかった。○主演二人のラブストーリーが取って付けたようで違和感がありすぎる。○ラストのアクションも80年代を代表するアクション映画のコピーであり、ストーリーで見せた映画の割りにしょぼい結末に感じてしまった。 [DVD(字幕)] 4点(2008-07-06 00:34:27) |
838. ア・フュー・グッドメン
《ネタバレ》 法廷ものとしての最低限の面白さはあったので楽しむことが出来た。キャストは豪華で、ジャック・ニコルソンもまさしくと言う感じ。気がかりだったのは、キャフィの心理描写とラストのオチ。序盤のあの言われようだけで改心するのだろうか。適当だが熱い男を意識したのだろうが、前半の適当振りの描写は必要ないように感じる。どうせ活躍するのは目に見えてるし。そして、そのままジョーとあっさり結ばれると思いきやそうでもなかったのは好印象。ラストのオチはありっちゃありだが、なんかしっくりこなかった。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-02 00:13:27) |
839. 山猫は眠らない
《ネタバレ》 撃ち合いを期待していたわけでもないので、地味な印象こそ受けなかったが、パッとしなかった。二人で任務の狙撃を行う一連のシーンこそまあまあ面白かったが、それだけ。ジャングルを知っているのは俺だけみたいなこと言いながら、それが生かされた頭脳的なシーンがほとんどない。オープニングのトラウマもありきたりだし、二人のドラマもそんなにない。雰囲気こそ悪くないが、そこまで面白くなかった。 [DVD(字幕)] 4点(2008-07-01 10:56:04) |
840. ペイ・フォワード/可能の王国
《ネタバレ》 今の時代となってしまってはキレイごとかもしれないが、やっぱり自己犠牲が必要なんだな。これはチャップリンも映画で伝えていたこと。でも、ラストがああいう方向に向いて欲しくなかった。監督は「フィールド・オブ・ドリームス」が好きなのだろう。あとは、サイドストーリーの粗さ。軸がしっかりしていないせいで唐突に人が出てきたり、消えたりして気掛かりだった。 [DVD(字幕)] 5点(2008-06-28 23:53:24) |