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鉄腕麗人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2594
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

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1041.  Vフォー・ヴェンデッタ
環境設定や登場人物たちの関係性で入り組んで見えるが、結局は“革命”をもってして自らの思いを貫き通す真っ当な「復讐劇」ということだろう。 そして、この映画のそのストーリー構築は間違っていない。主人公たちが歩んできた運命の悲劇性から“痛快ヒーローアクション”とは程遠いが、それでもこの暗く悲しい運命を背負ったヒーローの生き様には、異質ではあるがヒーローにふさわしい「解放感」があったと思う。 映画の視点をヒーロー本人ではなく、彼の最後に多大な影響を与える一人の女のものにして、物語を綴っていったことも、映画における現実を客観視させる上で効果的だったと思う。 その重要な役どころを体を張って演じきったナタリー・ポートマンは見事だった。 惜しむらくは、ヒューゴ・ウィービングの顔が一度も出なかったコト。まあキャラクターの特性上仕方ないコトだけれども…。
[映画館(字幕)] 7点(2006-09-18 14:09:13)(良:1票)
1042.  サウンド・オブ・サンダー
過去の生態系に抵触してしまったために、現在の人類社会が巨大に打ち寄せる時空の大津波ごとに“崩壊”してゆく……。  劇場公開時は、結構大々的にプロモーションをしていたので、とりあえず「巨費」をかけたエンターテイメント大作なのだろうと踏んでいたのだけれど、蓋を開けてみると、文句なしの“B級映画”だった。  VFXというよりも、もはや“合成”に近いCG。ベタベタなストーリー展開に、漫画みたいに極端な化け物たちが襲ってくる……。 こき下ろそうと思えば、もういくらでも非難することができるだろう。  が、こういう映画には弱い。もう明らかに「趣味」の問題だが、あからさまな“B級”ノリが逆に「安心感」を生み出す。 ヘタに色々と懲りすぎて、映画として破綻気味の映画に比べたら、よっぽど楽しんで観られる。 ベタではあるけど、ストーリー自体の整合性は保たれているし、まるでテーマパークのアトラクションみたいな“固定装置”でタイムスリップをするという設定には、派手さの代わりにリアリティがある。 そのタイムマシン装置を利用して、まったく融通の利かない「恐竜狩り」を商売にするというのも、実に有り得そうである。  まあB級ならB級でもっと遊んでほしかった部分もあり、明らかな製作費不足が目に余ることも事実なので、単純に高評価というわけにはいかない。 が、最初の方の、主人公が歩く未来の街並みのあまりにチープなビジュアルを見た時点で、この映画の“すべて”を受け入れられることが出来れば、きっと100分余りの時間が「苦痛」にはならない筈だ。
[DVD(字幕)] 5点(2006-09-14 01:39:47)
1043.  アンダーワールド/エボリューション
「吸血鬼VS狼男」という構図も、圧倒的に美しく強い女ヒーローという要素も、もはや「ベタだ」と言えてしまうほど、ありふれたアクション映画の“ジャンル”である。 しかし、この映画のシリーズには、他を寄せつけない唯一無二のポイントがある。 それは、「闇の美しさ」である。  タイトルが示すとおり、この映画はほぼ全編通して“闇”の中で繰り広げられる。主人公が吸血鬼なのだから仕方がない。 闇を描き連ねるあまり、ただただ画面が“真っ暗”になってしまっている駄作は多々ある。 しかし、今作は、見事に闇の世界の美しさを革新的なほどの映像美で映し出す。  藤子・F・不二雄の短編漫画で、吸血鬼に支配された世界における暗闇の美しさと素晴らしさを描いた作品があるのだが、まさにそれを思い出した。 吸血鬼から見た闇の世界は、これほどまでに美しさに溢れているのか、と思わせる。 そして、その美しい闇の中に、前作から引き続きケイト・ベッキンセールのまさに透き通るような美しさが映える。(実はもうそれだけで、及第点)  ただ、往々にしてよくあることだが、前作の大ヒットによって、製作費が潤沢になり過ぎ映画全体がやや「大味」になってしまっていることは否めない。ストーリー自体も、前作ほどスマートではない。  しかしまあ、ヴァンパイアたちによる悪趣味なほどに美しい、文字通り“血で血を洗う”戦いには、充分に見応えがある。 
[DVD(字幕)] 7点(2006-09-13 18:24:11)
1044.  ロード・オブ・ウォー
実在の武器商人の半生をシニカルに描きつつ、根本として示されたテーマは、もはや「悪」ではなく、この世界の「常識」となってしまった武器流通の実情だった。 “戦争王”と呼ばれた彼の生き方は、決して肯定されるべきものではない。だが、この世界の現状を示されれば、彼の言い分に対して一方的に否定はできない。それが、世界の現実であり、絡みついた蜘蛛の糸のように決して容易に逃れることができない人間全体の問題だと思う。 絶対に否定すべきだが安易に否定できないものを、ひとりの男の人生を通して、彼自信に肯定させることで、強く否定してみせた挑戦的な映画だった。
[映画館(字幕)] 7点(2006-09-13 00:14:31)
1045.  ジャーヘッド
戦場現地の奥地で王国を築いたり、悲痛な戦場の惨劇の中で“生死”に対する感覚が麻痺しまっていくというような、仰々しいことだけが“戦争の狂気”ではないということを、この映画は雄弁に語る。 言うならば、「戦争」そのものが「狂気」であり、そこにそれ以外のものは無いのではないか?だからこそ、誰も死ななくても、誰も殺さなくても、“狂気”は生まれ、そこにいる者たちを急速に蝕んでいく。 ライトなテンポで敢えて感情的にならずに、主人公たちの心情の起伏を描き出すあたりに、サム・メンデスの流石の演出力が冴える。 テーマ性としては、映画によって散々描かれてきているもののようにも見えるが、「戦争」という「狂気」の“普遍性”とでも言うべき“何気なさ”を描いたこの映画は、非常に独特だと思う。
[映画館(字幕)] 8点(2006-09-13 00:11:54)(良:1票)
1046.  スーパーマン リターンズ
おおよそ20年の沈黙を経て、ついに“スーパーヒーロー”の祖とも言える男が還ってきた。 その名は「スーパーマン」。 その工夫も変哲もないストレートすぎるほどのネーミングを堂々と掲げられるヒーローは、やはりこの男しかいなかった。 弾丸よりも早く飛び、大陸さえも持ち上げる、圧倒的な“ザ・パワー”。強引なまでの存在感のみで人々を魅了できるヒーローが“スーパーマン”以外にいるだろうか。  そう問答無用に褒めちぎれるほどに、20年ぶり(劇中では5年ぶりという設定)の帰還を果たした“新”スーパーマンは素晴らしかったと思う。  故クリストファー・リーブは、スーパーマンになるために生まれてきたと言っていい俳優だった。「彼なしにスーパーマンは有り得ない」というのは、とても真っ当な正論だったと思う。 しかし、新スーパーマンを演じきったブランドン・ラウスという新人俳優は、その高すぎるハードルを見事に越えて見せたと思う。 それはクリストファー・リーブのスーパーマンを越えたという意味ではなく、ラウスもリーブと同様、“スーパーマンになるために生まれてきた俳優”だということだ。いや、彼の場合は“スーパーマンを復活させるために”と言い換えるべきかもしれない。  まるで作られたようなスタイルとルックス、コミックヒーローの“根源”であるキャラクターに成るためのその重要な要素を、この新人俳優も見事に兼ね備えている。少しクラシカルな美貌も、新聞記者が仮の姿という原作コミックが生まれた当時の時代背景にふさわしい。  冒頭、早速ピンチに陥ったヒロインを助けるために、沈黙を破ったヒーローがロケットよりも早く飛び立っていく。 途端、言葉にならない高揚感に包まれた。それは“ヒーローの帰還”という圧倒的な希望を無意識レベルに感じた瞬間だった。シンプルだけれどとても大きなその感情を、理屈なしに抱かすそのキャラクターの存在は、もう絶対的ですらある。  近年のアメコミブームは、数多くのスーパーヒーローを登場&復活させてきた。 それは、もしかするとただ一人のヒーローの復活を望むムーヴメントであったのではないかとすら思う。 そしてようやく、最も愛され、最も待ち望まれたスーパーヒーローの帰還に成功したのだと。 
[映画館(字幕)] 8点(2006-09-13 00:09:01)
1047.  グッドナイト&グッドラック
正直、「赤狩り」というアメリカ史上に残る“事件”について明るくないので、いまひとつ詳細を理解しきれなかった部分はあるが、権力による紛れもない“弾圧”に対する力強い“ジャーナリスト魂”に奮える。 「言葉の強さ」なんて言いふらされたことかもしれないが、あらためて、人間にもたらされた最大の武器は、剣でも銃でも爆弾でもなく、“発言の勇気”なんだと思った。 世界に対し自由を謳うアメリカという大国の実情は、闇と愚かさに溢れている。だがそれでも、この国が世界中から愛される理由は、どんなに闇にまみれても、いつの時代もエド・マローのような人間が力強く存在するからだと思う。
[映画館(字幕)] 8点(2006-05-30 12:36:13)(良:2票)
1048.  ソウ2
いや良いですね。言いえて妙だけれど、ある意味“真っ当”に入り組んだサスペンスホラーだと思う。ヒットした前作を経て、巧みに(そして痛々しく…)ストーリーを噛み合わせた続編として仕上がり、「SAW」という映画を結末付けている。 なかなか二作続けて最後の最後で「やられた」と観ている者に思わせる映画はない。主謀者のキャラクター性など完璧に“粗”がないというわけではないが、もうこういう映画になってくると、良い意味で“表面的”なストーリーの驚きこそすべてだと思う。 パート1も含めて、全編通してどこまでも痛々しく、最後まで騙し通したこの作品の完成度は高い。 ただこれ以上は「無理」が出てくるので、できればもう続編はつくらない方がベターだと思う。が、たぶん慢性的に「ネタ不足」の映画界は、それを許さないだろうね。
[DVD(字幕)] 8点(2006-04-07 16:51:47)(良:1票)
1049.  dot the i ドット・ジ・アイ 《ネタバレ》 
スリラーなのか、ラブストーリーなのか、序盤から中盤に至るまでなかなか作品の“真意”というかテンション自体が掴みきれない。もしかしたら、ものすごく中途半端な駄作なのではと思ってしまうほどに。しかし、まさにその掴みきれない曖昧さこそが、この映画の意図するものだったわけで。完璧に納得のいく設定だとまでは言えないけど、この作品が試みたアイデアと映画の展開性は、挑戦的だし小気味いい。 「演技」の借りは「演技」で返すという、ラストの顛末も映画のテンションにふさわしく小憎らしさがあって良し。
[DVD(字幕)] 8点(2006-03-05 02:45:09)
1050.  ミュンヘン
きっと、“祖国を失うという喪失感”そして“祖国が存在しないという虚無感”なんて微塵も感じたことがない僕たちは、この映画の本当の「感情」なんて分かるわけがないのだろう。でも、だからこそ、客観的に冷静に見れる要因になるのかもしれない。おそらく、この「事実」に対して何らかの関わりを持つ民族の人たちにとっては、今作で描かれるものは非常にデリケートで、ある部分では大いに「反感」をかうのだと思う。 ただ、もし「客観視」が許されるのなら、やはりこの映画は素晴らしい。もちろんこの物語を客観的に観たままに終わってはならない。これは人間の歴史をそのまま形どっていると言っても決して過言ではない“憎しみの螺旋”の紛れも無い一端だからだ。 悲しいけれど、この“螺旋”は、人間が存在する限りいつまでもつきまとう“業”なのかもしれない。 非常に重く、繊細で難しいテーマ性と現実を孕んだ物語にも関わらず、その長尺をまるで感じさせないスピルバーグの映画術は流石だ。 ラストカット、彼方に見える貿易センタービルが、とても悲しく、感慨深い。“螺旋”はどこまでも続いている。
[映画館(字幕)] 9点(2006-02-11 00:06:06)(良:2票)
1051.  セックスと嘘とビデオテープ
掻い摘んで言ってしまえば、セックスレスの夫婦がいて、夫は妻の妹と浮気していて、それを薄々気付いている妻がふいに現れた不思議な男に惹かれ、夫との別れを決意し、夫は妻も愛人も失い、妻はその男と結ばれるという、なんとも平凡な「昼ドラ」である。だけれど、そこに、各人のとても繊細な心理と動揺を独自の目線で描きつける。 俊英スティーブン・ソダバーグのデビュー作にふさわしい奥深さがそこにはある……のだと思う。ただ24歳の僕には少々そのテーマ自体を、まだまだ捉えきれないところがある。登場人物たちのセックスに対する微妙な感情をそのままに汲むには、経験が無さ過ぎるのが事実。 でも、今作を撮ったソダバーグ、若干26歳。……うーむ、すごいなあ。 
[DVD(字幕)] 7点(2006-01-10 01:39:14)
1052.  コーヒー&シガレッツ
自分が、コーヒーと煙草を好んでいないことが悔しくなる映画だ。苦々しい口当たりを表すような各シチュエーションの会話と、だからこそこみ上げてくる奥深い味わいがモノトーンの映像世界に溢れる。 シニカルなうわべだけのどうでもいいような会話が、なぜにこうも深みをもってくるか。たぶん、それがコーヒーと煙草の魅力なのだろう。 ケイト・ブランシェットの自演&一人二役をはじめ、ビル・マーレーのヌけた演技と出演者たちの存在感が、独特な世界観に拍車をかける。 コーヒー&煙草同様、まさに空いた時間に、何気なく、リラックスしてみるための作品だ。
[DVD(字幕)] 8点(2005-12-28 12:54:41)
1053.  バッドサンタ
12月に入るのを待って満を持して手持ちのDVDを観た。「ゴースト・ワールド」のテリー・ツワイゴフ×コーエン兄弟×ビリー・ボブ・ソーントン、この組み合わせだからこそ成立するブラックなクリスマス映画☆☆☆どこまでも下品で、どもまでも破滅的なのに、しっかりと「心温まる」映画なのが、スゴイ。 やはり、僕はビリー・ボブ・ソーントンを推したい。とことんまでグダグダでクタクタの文字通りの“バッドサンタ”を見事に体現し、そのくせ、たまらなくセクシー。彼のその希有な存在感がなければ、この映画はこれほどまでの完成度を見なかったであろう。
[DVD(字幕)] 8点(2005-12-14 19:37:42)
1054.  刑事コロンボ/悪の温室<TVM>
犯人の計画性が周到なようでどこか曖昧なので、ストーリー的にも粗い感はある。が、コロンボの飄々とした態度は相変わらずで楽しい。ウィルソン刑事の存在と彼との掛け合いが、殊更にコロンボのキャラクターを際立たせていると思う。ストーリーにというよりは、コロンボ自体に楽しめる要因が多い作品。
[DVD(吹替)] 6点(2005-12-08 02:47:22)
1055.  ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
あんなガリガリの骨の化け物青年の人形に、これほどまでに“人間性”を植え付けるとは。この映画は、実写なのか、アニメなのか、もちろんそんなことはどーでもいい。ただただ奇妙で可笑しい世界の住人たちが繰り広げる唯一無二の世界観を楽しめばいい。 ティム・バートンの新作「コープス・ブライド」の後に観た。「コープス~」と比べて映像的な完成度はそりゃ低い。だけれど、その秀逸なチープさが尚更に心をくすぐる。
[DVD(字幕)] 8点(2005-12-01 23:09:50)
1056.  刑事コロンボ/黒のエチュード<TVM> 《ネタバレ》 
なかなか行き詰まって、コロンボが決定的な証拠を見出せないまま展開していく部分には、とても緊張感があったと思う。ただその結果、最終的な物証が結局アレでは、なんだか拍子抜けする。結局のところコロンボは、現場に残されていた証拠には気付いていなかったわけで、証拠が現場に残されていたという実証も出来ていないと思う。あのVTRの映像くらいでは、犯人は如何様にも言い逃れが出来る。
[DVD(吹替)] 5点(2005-11-26 14:27:24)
1057.  刑事コロンボ/パイルD-3の壁<TVM> 《ネタバレ》 
綿密な証拠の隠滅工作を用意した犯人を、まさに粘り腰で最後の最後で追い詰めたコロンボに天晴れ☆「負けて勝つ」という言葉そのままに、犯人に対する絶妙な心理戦は、コロンボ刑事の真骨頂だと思う。 気になるのは、ラスト前、死体を運ぶ犯人の車がパンクして白バイ警官と接触する場面。結局何ともなくすり抜けるわけだけど、あのシーンは別に必要なかったのではないのか。
[DVD(吹替)] 6点(2005-11-26 14:20:42)
1058.  刑事コロンボ/指輪の爪あと<TVM>
相変わらずのコロンボのキレっぷりに惚れ惚れする。今回は、相手(犯人)が探偵だけに、殊更にコロンボの思考が際立っている。必死になって隠滅作業をしようとする犯人を、まんまと出し抜いていく様は痛快そのもの。ラストの小気味良い仕掛けまで、コロンボシリーズらしい娯楽性がにくい。
[DVD(吹替)] 7点(2005-11-26 14:20:02)
1059.  刑事コロンボ/死の方程式<TVM> 《ネタバレ》 
どんなに周到な犯行計画を立てていても、それを犯行後まで平常心で貫けるかが犯人にとっては最大の課題なわけ。コロンボという刑事が優れているのは、犯行後の犯人が垣間見せる一瞬のスキを見逃さないことだと思う。スキがスキを呼び、犯人は自らを追い込んでいくのだ。それが、このコロンボシリーズの醍醐味だろう。 ラスト、ゴンドラに乗り込んだ時点で、犯人が自白に追い込まれることは明白だが、そのある種の予定調和がたまらないのだ。 ちなみに英語に明るくなくて知らなかったのだけれど、原題の“short fuse”とは“短気”“かんしゃく”という意味で、犯人の性格を表している。それと同時に、“fuse”は爆薬の“導火線”“信管”という意味だそうで、非常に巧いタイトルだと思う。
[DVD(吹替)] 7点(2005-11-21 15:52:26)(良:2票)
1060.  刑事コロンボ/もう一つの鍵<TVM>
犯人の女が醜いほどに感情的で、低能すぎる。あんなに強引に殺害しては、コロンボに対してスキを見せるばかりだ。観ている側にもスリリングさが無かった。感情的で計画性のない犯人のキャラクターなのだから、どうせなら犯行そのものは、当初犯人が計画していた通りに進行してほしかったと思う。それでやっとコロンボといい勝負になる。 レスリー・ニールセンが若かった。
[DVD(吹替)] 4点(2005-11-21 11:22:48)
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