1121. マスク・オブ・ゾロ
ラテンの空気感にぴったりなアントニオ・バンデラスとキャサリン・ゼタ・ジョーンズの配役は抜群だったと思う。アクションには爽快なテンポと迫力があり、まさに「快傑」という言葉がふさわしい娯楽映画に仕上がっている。 [映画館(字幕)] 6点(2003-11-14 23:47:50) |
1122. マーキュリー・ライジング
ブルース・ウィリスは近年出演作品が非常に多いので、良作も多いが、駄作も同じように多い。今作は微妙ではあるが後者であろう。サスペンスフルな設定は良かったのだけれど、展開は陳腐に終始してしまっている。なんとも印象の薄い映画となった。 4点(2003-11-12 15:35:11) |
1123. カサブランカ
映画として個人的には面白いとは思わなかったけど、ハンフリー・ボガードの存在感やイングリッド・バーグマンの美しさ、古きアメリカ映画のたたずまいなど、観る価値は非常に高い映画だった。 5点(2003-11-12 15:27:09) |
1124. ムーラン(1998)
中国の史劇を題材にしたストーリーには濃厚さと迫力があり、実写の大作にもできそうな骨太さがあった。雰囲気的にディズニー映画としては異色とも言える作品であるが、近年のディズニー映画の中ではクオリティーが高いと言える。ディズニーらしい華やかさはないが、可能性の広がる良作であった。 [映画館(字幕)] 6点(2003-11-12 15:22:53) |
1125. シティ・オブ・エンジェル
映画として全体的な雰囲気は良いものがあるのだが、その雰囲気に流されるままに終始しとても薄い作品に仕上がってしまっている。メグ・ライアンはキュートで、ニコラス・ケイジのボヤ~っとした天使はなかなか面白味があっただけに、ストーリーの軽薄さが悔やまれる映画だ。 4点(2003-11-12 15:18:21) |
1126. プライベート・ライアン
よくあるタイプの戦争物という視点で見てしまうと、映像の圧倒的迫力は置いといて、なんてくだらないストーリーだと感じてしまう。しかし、やはり巨匠スピルバーグの思惑は崇高だった。二等兵を国家のイメージのために問答無用に助け出すという作戦がこの映画の題材なわけだが、この作戦の愚かさ、滑稽さこそがすなわち戦争という愚行を象徴しているのだ。真意が分かれば、ブラックユーモアにもなりそうなテーマである。そこを本格的な戦争映画として完璧に描き出すことが、スピルバーグのスピルバーグたる所以であろう。 8点(2003-11-12 15:14:43) |
1127. アナスタシア
ディズニー映画ではないけど、近年のディズニー映画よりもずっとディズニーっぽい作品に仕上がっていると思う。ドラマ性、エンターテイメント性、ファンタジー性と非常にクオリティの高いものを感じることができた。極めて秀逸なアニメ映画と言える。 7点(2003-11-12 15:05:34) |
1128. フラッド
純粋な災害パニック映画を想像していたが、焦点は洪水という環境の中でのクリスチャン・スレーターと悪漢どもとの対決となっており、全体的に中途半端な仕上がりになってしまっている。洪水に襲われた街の作りもセット感が拭えず、とても完成度が高いとは言えないものだった。 4点(2003-11-12 12:23:17) |
1129. 夢(1990)
非常に美しく独創的な映像美には引き込まれることは間違いないが、映画全体としてはやや間延びする感があった。オムニバス仕立てなので一つ一つのエピソードは非常に興味深いストーリーとなっている。 6点(2003-11-12 12:19:52) |
1130. バスキア
実話をもとにした映画に起こりやすいことかもしれないが、映画としての盛り上がりに欠けたことが最大の敗因であると思う。キャスト陣はこれ以上ないほどの面々を揃えているが、それに伴う脚本がなかったことがすべてであろう。 3点(2003-11-12 12:15:27) |
1131. リーサル・ウェポン4
2、3とだんだんと質が落ちていっている同シリーズであるが、満を持した今作もやはりオリジナルほどのエンターテイメント性を見出すことはできなかった。悪役にジェット・リーを起用したり、メル・ギブソンの髪が短かったりとそれぞれが効果的に作用しなかったと思う。 4点(2003-11-12 12:09:39) |
1132. 仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督)
レオナルド・ディカプリオのスター映画として公開時は宣伝されていたが、今作はディカプリオ演じる2人の王をめぐる四銃士の物語で、演じた4人の名優たちの演技が絶品だった。文芸的かつ娯楽性に優れた仕上がりは、とても見応えのあるものだったと思う。脇役に徹したディカプリオも映画に華を添える意味で、効果的だった。 8点(2003-11-12 12:06:19) |
1133. ダブル・チーム
ヴァン・ダム映画の中ではかなりオススメできる1本です。個人的には悪役のミッキー・ロークにやられてしまった。ヘンテコ武器商人役のデニス・ロッドマンもその存在のみの演技で押し切っていて映画に合っていた。 7点(2003-11-12 02:05:53) |
1134. L.A.コンフィデンシャル
ストーリーが平淡としている印象を受け、盛り上がりどころを見出せずに終わってしまった。もはや何を描いた映画かさえもよく分からない始末。中学生の私には難しすぎたのか?今作のケビン・スペイシーとラッセル・クロウはとても見た目が似ている気がする。 4点(2003-11-12 02:01:53) |
1135. 大いなる遺産(1998)
半ば情熱的に半ば盲目的に自身の夢と愛を追い求める青年を演じたイーサン・ホークの演技が良かった。彼をはじめ、それぞれのキャラクターの配役が非常にハマっていたと思う。映像も音楽も極めて美しく、文芸作品の映画化にふさわしい叙情感が秀逸だった。 [映画館(字幕)] 8点(2003-11-12 01:54:55) |
1136. レインメーカー
悪徳弁護士役のミッキー・ロークが存在感のある演技を見せてくれたと思う。観た当時は個人的にマット・デイモンが嫌いだったので、フツーの法廷映画という感を抜けなかったけど、今考えるとなかなか良く出来た映画だと思う。 6点(2003-11-12 01:50:33) |
1137. マトリックス レボリューションズ
もはやその誕生と共に伝説的映画となったシリーズ最終作にふさわしく、怒涛の映像的迫力には言葉が出なかった。今シリーズの場合、映像的評価についてはもう何も言う必要のないクオリティーであることは周知の事実であるので、あえて触れる必要はないだろう。まさにあらゆる「圧巻」の連続で繰り広げられてきた三部作であったが、そのラストには正直、解放感がなかった。個人的には今尚、マトリックスに閉じ込められたままの気分である。「リローデッド」によって闇雲に広げられた謎と疑問は解消されることなく、半ば強引に終戦へと持ち込んだ印象さえ否めない。ストーリーが難解で謎が残るというよりも、物語自体の完成度の高さに疑問が残る結果となってしまった。それでも「面白い」と言えるし、劇場に観に行ったことに後悔などは微塵もない。が、それだけに圧巻のままに終わらせてほしかったと思う。単純なヒーロー物でないことは重々承知であるが、やはりラストはネオとトリニティーと共に新たな世界の日の出を見たかった…。 7点(2003-11-12 01:42:02) |
1138. ジャッカル
予告を観てアクション映画のリチャード・ギアに期待したが、あまりに陳腐な仕上がりに拍子抜けした。リチャード・ギアは良くも無く悪くも無いという感じだったが、主役級の悪役であるはずのブルース・ウィリス演じるジャッカルのキャラクターに面白味がまったくなかった。全体的なテンポも悪く、期待した分落胆が大きかった。 3点(2003-11-11 15:34:50) |
1139. ディープ・インパクト(1998)
人間のドラマ性を重視した彗星衝突を軸としたオムニバス的なストーリー展開は感動を誘い、同時期に公開された「アルマゲドン」よりは遥かに優れた映画に仕上がっている。しかしながら、題材のわりにはもうひとつ盛り上がりがなかったことも確かだ。基本的には、三様の人間ドラマを軸に構成されているわけだが、それぞれが散発的で一つの映画としてはまとまりがなかったように感じた。タイトルに対して、ストーリーにインパクトが無かったことが残念だ。 6点(2003-11-11 15:28:24) |
1140. ハリー・ポッターと秘密の部屋
馬鹿にしていたわりには意外に見れた前作同様、今作も意外と楽しんで見れた。2作目ということで、前作を見ていない人やシリーズのファンでない人には何のことかピンとこない固有名詞がチラホラするけど、全体的には気軽に楽しむことができると思う。主演のダニエル・ラドクリフが身体的に成長しているのには若干違和感があったが、ハーマイオニー役のエマ・ワトソンは前作よりも可愛く魅力的だった。個人的には毛嫌いしている映画だけど、主演俳優のあざとさと、あまりに勧善懲悪な設定のあざとささえ気にしなければ、もしかしたら好きな映画なのかもしれない。まあ気にしないわけにはいかないけど…。 [ビデオ(字幕)] 5点(2003-11-09 13:43:25)(笑:1票) |