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ゴシックヘッドさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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121.  ツーリスト 《ネタバレ》 
なんか古いサスペンス映画を見てる感覚をしばしば味わう。 美しいベニスを旅行しているような気分を味わえる。 ジョニーもジョリーもセクシーだった。 とくにジョニーの落ち着いたカッコ良さはベニスという土地にあっている。 程よいサスペンスな感じもあるがそれよりもロマンスな部分に惹かれた。 列車旅で美女との遭遇など、どこかの映画で観たような場面だが良いなと思った。
[地上波(吹替)] 5点(2013-04-10 01:17:53)
122.  ゆりかごを揺らす手 《ネタバレ》 
これぞサスペンス!怖すぎる美女の復讐! 逆恨みもいい迷惑! なんといってもちょっと古い良質サスペンスな雰囲気が良い。 平和な家族が美しき侵略者によって徐々に崩れてゆく過程が心理的に怖すぎる。 そんなに上手くいく筈がないであろう犯人の巧妙な罠が タイミング悪過ぎる女主人公をはめていく。歯痒い! 怖い。しかし金髪美女はセクシーだ!サイモンは可哀そうすぎる。 「ゆりかごを揺らす手は世界を支配する」という言葉が素晴らしすぎる良質サスペンス。
[DVD(吹替)] 8点(2013-04-04 23:19:49)
123.  パーフェクト・ワールド 《ネタバレ》 
なんていうかホント良い映画だった。 イーストウッドの映画ってあんま見たことありませんが、 たぶんイーストウッドは手腕が凄過ぎて安定感がハンパないんだなと思います。 そのためこれといって感想は思いつかない。 ただただカントリーな雰囲気が心地いい。 男らしさとアメリカっぽい感じのする映画だったと思う。 引き込まれるドラマも素晴らしい。 しかしタイトルからしてなんとなく想像してたけどパーフェクトな世界はない。 最後はマジで感涙だった。これはイイ映画だ! でも映画の中のFBIはう●こだ。 
[DVD(吹替)] 9点(2013-04-03 23:40:59)
124.  カールじいさんの空飛ぶ家 《ネタバレ》 
最初の回想シーン。 優しい絵本でも読んでるかのような素敵な夫婦の姿、 やがて年老いた老夫婦の心温まる姿には恥ずかしくもマジで感涙した。 久々に映画で素敵な老夫婦の姿を見れてそれだけで大満足。 現実に戻り、家を出たら周りが激しい工事をしてるあの感じ、ガッカリするけどけっこう面白い。 家が空飛んだまでは良かった。 施設の人を玄関に待たせた後で風船がわーってなる場面は観客に「キレイ!」っていわせたいんだろうなと思う。 でも実際に綺麗だからいい。ラピュタみたいだ。 家に飾ってある奥さんの写真だけでなんか感涙しそうになる。ここまでで8点。 乱気流から抜けたあと南アフリカ?に到着した辺からいかにもディズニーな展開というか、 愉快な仲間が二人くらい増えての冒険アクション。 憧れの冒険家の年齢はいくつなのか知りたい。 この年になるとディズニーのギリギリのアクションにそれほど緊張感は持てなくなるが、 愉快さだけは何となく楽しめる。 このアクションシーンはご老体にはかなりキツイんじゃないのか。 まあディズニーのアクションはキャラクターがかなりデフォルメされてるのでそこらへんは全然大丈夫。 僕は見たことない映画の話だけど車に顔がついてるのもあるし。 なんとなくジブリな雰囲気も感じられた。タイトルからしてジブリ風。 最後の最後でまた感動した。中盤あたりは無難な感じもしたが最終的に心温まる話ではあった。  
[地上波(吹替)] 6点(2013-04-03 23:40:04)
125.  ギャラクシー・クエスト 《ネタバレ》 
これを見ると大人になっても夢を持ち続けてないとなと思った。 全てのオタクの人に見てほしい映画だった。 長年のやってきたことが報われたような感動。 ファンを大切にする気持ち。 自分の仕事と夢にプライドを持つこと。 脇役俳優でも主役級になれる。 みんなが見た夢はどこかで確実に実在しているんだという素晴らしい話。 「夢がかなっちゃった」映画ではたぶん頂点に来る映画。 「ネバーギブアップ 望みを捨てるな」という台詞のごとく夢を与えてくれる映画だった。 スターウォーズファンやスタートレックファンでこの映画を見てない人はいないと思うけど、 もしいたら無理やりにでも見せてほしいと思った。
[DVD(吹替)] 8点(2013-03-16 01:17:38)
126.  テキサス・チェーンソー 《ネタバレ》 
スプラッタホラー映画としてよくできていると思いますが、 オリジナルの異様な、乾いたシュールな雰囲気が無いのが残念です。 オリジナルが好きな人が反応するようなものが沢山出てきますが、 この映画はリメイクというよりもアレンジバージョンみたいで、 登場人物の設定などオリジナルとは多少違います。 だいたい悪魔のいけにえシリーズはレザーフェイスを軸にしているのは分かりますが その変態家族の家族構成は意味不明です。 全てにおいてスタイリッシュに描かれたこのリメイクはオリジナルにあった土臭さや 腐敗臭、退廃などをかなり無味にしてしまったと思います。 オリジナルには蠅が飛んでいそうな空気があります。 しかしこの作品で強烈なのは車で自殺して自らの肉片をまき散らした女性の匂いというのが映像から伝わってくるようで それがかなり強烈です。 レザーフェイスはだいぶカッコ良くなったのですが、 オリジナルのような天然からくる怖さというか低能ゆえの危険さみたいなものがないのがちょっと迫力不足かもしれません。 それからこのリメイクはオリジナルと同じような場面でも「笑い」がないのかなと思います。 たとえばレザーフェイスが自分の持つチェーンソーで自らの脚を負傷する場面はオリジナルではけっこうケッサクだったんです、自分的には。 それがこのリメイクだとその場面はリアルで痛々しいんですけど、それがなんなのかよくわかりません。 スプラッタの名作のリメイクですが、スプラッタ描写なら「ソウ」シリーズのほうが上だと思います。 このリメイクは怖いのですが音でビックリさせるようなところがだいぶあってこれがなんだか直接的だなというか。 オリジナルには狂気があって、音でビックリさせなくたってそこからくるいろんな意味での深い恐怖があって それが今でも親しまれているのかなと思いました。 主人公の女性はセクシーだなと感じました。 
[DVD(吹替)] 6点(2013-03-16 01:17:19)
127.  地獄のモーテル 《ネタバレ》 
以前にある方のレビューを読んで観たくなったので観てみた。 カントリーな感じとホラーとの組み合わせが良い。 土臭い田舎っぽさが血なまぐささと合う。  正直前半はあんまり面白くないと思った。  B級スプラッタホラーにおいて「田舎のオッチャンの手作りベーコン」ってだけである程度の想像はつく。 だけど一般的なB級スプラッタの想像とはかけ離れた、一筋縄ではいかない展開とか設定がユニークで面白い。 その一筋縄ではいかないところがこの作品をB級スプラッタの良作たらしめてるのかなと思った。 このモーテルの経営者は一見すると親しみの持てる熟年兄妹だ。 その裏で“人間栽培”をしながらも生活感が感じられ、手作りベーコン家業の生計が成り立っている感が面白い。   そしてこの映画は「チェーンソーが出てくるホラー」の中では名作の部類に入るチェーンソー・ホラーだった。 チェーンソーアクションには迫力と狂気がみなぎる。 そしてチェーンソーを持った豚マスク野郎の姿が尋常じゃない。 マジキチな笑い声も聞こえだして「悪魔のいけにえ」のような本気度をみせる。 猟奇ホラー映画の神様降臨の名場面だ。  他にもゾンビだか人間なんだか分からない家畜がユニークで面白い。  最後を迎えたとき正義の光りに包まれ過ぎてるところがホラーにはそぐわない気もする。 人間栽培を営みながらも信仰に熱く、万人にとって善くあろうとしたオッチャンのズレがたまらない。 ほのかにSF的なシュールさも漂う。
[DVD(字幕)] 6点(2013-03-14 00:04:45)
128.  未知への飛行 《ネタバレ》 
この作品がすごいのはたぶん作品の中で 本気で問題提起が行われるからであろう。 兵器とは悲劇しか生まない。 機械や兵器の威力はすでに人間のコントロールの範疇を超えている。 それを人間が持つこと自体が間違ってるのではないか。 抑止力として兵器を持たねば維持できない国どうしの関係、対話。 もう悲劇の結末がすぐそこに見えているかのようだ。
[DVD(吹替)] 9点(2013-03-12 20:51:46)(良:1票)
129.  遠い空の向こうに 《ネタバレ》 
なんだかロケットを作ってるんだかミサイルを作ってるんだかよく分からないシーンも最初はありましたが、 最終的に感動的な映画だった。 そういえば子供のころ僕はペットボトルロケットとかやった(けどあんま興味なかった)。 ロケットっていうのはなんかこう少年心をくすぐるんだろうか。 遠い空の向こうに夢を抱き思いをはせるというのはロマンがあって良い。 自分のそんな心はもうとうの昔に死んでるので、この映画の中にある情熱はとても眩しい。 「父と子はだいたいこういうもんである」みたいのがあってそれがまぁ良かった。 他にも兄弟との比較、仲間と共に一つのことに打ち込むこと、体育会系キャプテンの彼女、 善き理解者でもある担任、進学か就職かなど、十代のころの記憶が甦るようなところが的確に無難に表現されている。 野次馬みたいのもいたけどあんましつこくなくてよかった。 くどいシーンがこれといってなく、 それでいてしっかりと着実に物語が描かれているところが好感の持てる映画だと思います。 ごく自然に感じられる面白さがある。
[DVD(吹替)] 8点(2013-03-12 20:51:37)
130.  2000人の狂人 《ネタバレ》 
凄く古い映画だった。 村人全員が狂っているという最強の映画。 それもごく自然にごく普通に狂っている。 陽気な音楽にのせてまるで村人の遊びであるかのように残酷な行為が行われる。ハイテンションに。 ちなみに村人全員が南北戦争で虐殺された南部の村民の怨霊である。 それからちょうど100年にあたる100年祭に 村が迎えた北部の人間を一人殺すと村人全員が笑顔になる。子供も老人もである。 残酷なのか楽しいのかよく分からなくなるのはまさに発狂。 とてもチープなんだけど愛おしい。 残酷さとチープさがちょうどいいところでピッタリはまってる感じがする。 まさにドライブイン劇場で多くの人を楽しませたんだろうなって感じの映画。 残酷行為をしてる村人の声を聞くとやっぱ狂ってるな。 村ぐるみというのがよく表れていて良かった。 個人的な欲をいうともっとカンニバリズム色を強くしてほしかった(当時では難しいのか)。 やっぱりカントリーミュージックがヤバいのかな。見てて楽しくなってくるし。 リメイクも面白かったけどこっちは天然な感じがしていい。 スプラッタホラーの原点であり頂点である作品の一つとしてファンの間で語られているので その点も評価。
[DVD(字幕)] 8点(2013-02-11 16:44:39)
131.  ROCK YOU! ロック・ユー! 《ネタバレ》 
中世の時代背景が自分好みで楽しめた。 その時代を見事に再現しながらロックミュージックを随所に取り入れてる。 普通こんだけ時代を真面目に再現すればそこに近代ロックミュージックを入れるなんてそんな実験的なことしないと思うけど。 大胆だ。 中世とロックの融合は面白かったけど、それをメインに掲げるほどでもなかった。 しかし融合度はなかなか高い。 ロックだけではなく中世風な音楽も聴けてこれがなかなか気に入った。 騎士の精神が非常にカッコいい。 どちらが本当の騎士であるかなんて勝負する前から分かりきってたけど、真剣勝負には燃えた。 ここで燃えたので対決する映画としては余裕で合格点だ。 黒騎士は憎ったらしいけど鎧はカッコ良かった。 奈落から栄光まであって上り詰めた時が気持ちいい。 運命、名声、金、友情、美女、プライド、それからロック、、、男の憧れる全てがある映画だ! 
[DVD(吹替)] 7点(2013-01-13 17:04:06)(良:1票)
132.  レスラー 《ネタバレ》 
ずっと前に見たランボーを少しだけ思い出した。 それと前に見たアンヴィルという映画も思い出す。 内容は非常に男らしい。 観客の男心に共鳴する映画だ。 ドキュメンタリータッチな風味もあり非常にストレートな映画だ。 余分なものが少ないので観る者によく伝わる。 何が男らしいってその真っ直ぐさだ。 自分の夢に命を懸ける姿が非常に感動的。 パッケージではレスラーの顔が見えないようになっていてそれが他の映画とは少し違った趣がある。 その理由がなんとなく分かる。 その理由のひとつをあげるとこの映画の独特な1人称視点。 3人称視点だけど1人称視点に近い撮り方(用語があったけど忘れた)が観客をラムの視点に投影する。 観客の視点がラムの視点と非常に近いところにある場面が多い。 よってラムの顔が見えない時、ラムは観客の自己である。 もう一つの理由はネタバレなのでいえない。 一人の人間を描いたヒューマンな映画で、夢と現実を見事に描く。 ファンの栄光の中にいながら、しかし時代の栄光から遠ざかった男の孤独と現実が切実だけど惹かれる。 (吹き替えで観ましたが)ラムは人間的にも親しみがもてるキャラクターだ。 ファンも友人も多くみんなから親しまれたがしかし孤独だった。 飲み屋の姉さんとの関係、ファンや同僚からの尊敬のまなざし、、、しかし彼と等身大の友人はあまりいなかったのかもしれない。 娘と歩いた時に荒涼とした風景が何ともいえず美しい。 ファンを愛し家族といったヒーローの末路はあまりに感動的だった。 観客にファイトと感動を与えてくれるこの映画は非常に素晴らしいと思う。 これはDVD買うと思う。歳とっても楽しめると思うし。
[DVD(吹替)] 9点(2013-01-13 11:36:43)
133.  スクール・オブ・ロック 《ネタバレ》 
たまに車中で聞く同名ラジオ番組がきっかけでレンタルした。 面白かった!子供と熱血教師の学園映画の、とくに校外学習映画の良作だと思う。 しかしここまで公私混同してる奴はみたことない。 偽教師が自分の好きなハードロックを子供たちに教える。それが研究課題だという。 僕の高校の担任だった恩師も授業中にギター弾いてくれたり、 準備室にメタルのCDやフィギアをたくさん持ち込んでたけど。  ハードロックが沢山出てきたので最初はスクールオブメタルじゃねとか思ったけど 一応はスクールオブロックだった。 自分もメタル好きだけど、メタル好きな人って他の音楽ジャンルを一切認めない傾向ありますが この先生はそうじゃないみたいだった。 すべてが上手くいったので見終えた後はロックした後のように爽快な気分。 こんなことって絶対にないと思う。 こんな上手く行く筈ないし、こんな素敵なこと無いからそれが映画の醍醐味。 ギター、ベース、キーボード、ドラム、コーラス等バンドの子供たちの可愛いプレイがとても良い。 ちょっと差別してるけど照明係や警備係、荷物持ちにマネージャーなどみんながそれぞれ力を合わせてるところがなんか良い。 この偽教師の情熱とハイテンションさがおかしい。 校長先生はやたらとセクシーだ。 教育(授業)とロック(反抗)を通して大切なものが見えてくる、ような気がする。 プチ元気が出る楽しい映画であると思う。 
[DVD(吹替)] 8点(2013-01-13 11:20:08)
134.  スペル 《ネタバレ》 
さすがサムライミ監督といった感じだった。 エンターテイメント性の高い迫力満点のホラー映画だった。 しかし最近のサムライミはスパイダーマンなど万人向けエンターテイナーなので 今の彼がホラー映画をやるにしてもアングラ臭に欠け、描写はファンタジックに傾倒してるなと思う。 しかしお婆さんの迫力は凄い。 このお婆さんの存在感だけは死霊のはらわたの正当な続編といっていい。 スティーブンキング(リチャード・バックマン)の小説に「痩せ行く男」という小説があったが、 その内容を思い出す。 この”スペル”の「呪い」というものが”痩せ行く男”にある「呪い」とそっくりである。 それからジプシーのような連中も出てくる。 ”痩せ行く男(の映画化)”に出てきた毒々しいケーキも、この作品で似たようなものが登場する。 そしてこの映画のヒロインは昔太っていたが今は痩せている。 その設定が「痩せ行く男」の主人公から来ているのではないかとさえ思う。 この映画にはスプラッタは少ないが ジェットコースターのように人をビックリさせる恐怖演出で責めてくる。 この作品では恐怖がお化け屋敷のようにエンターテイメントだ。 汚物描写も出てくるがそれほどには重くドロッとしてない。 でもお菓子をつまみながらこの作品を観賞してるとウゲッってなると思う。 猫好きは見ないでほしい。子猫が可愛いだけに。自分もヤダなと思った。 サムライミお得意?の爆笑スプラッタもあったのでまぁ満足。 死霊のはらわたを思い出させるホラーファンタジーも少しみられる。 さすがサムライミ監督作品は最後の最後まで観客を楽しませる。
[DVD(字幕)] 7点(2013-01-09 23:56:16)(良:1票)
135.  奇跡の人(1962) 《ネタバレ》 
教育と愛のせめぎあいを描いた映画だと思う。 一人の少女を闇から救い出すのは教育であるか愛であるのか。 そこに至るまでの壮絶さを見事に描き出しているとこが素晴らしい。 決して簡単なことではないというのがひしひしと伝わる迫真の演技だった。 迫真の演技とはたぶんこの映画のことを言うんだと思った。 恐らく最近の映画では見ることができないであろう迫力の演技は、 (変な例えですが)あのエクソシスト以上の凶暴さだったかもしれない。 一切の世界を与えられなかったヘレンケラーの心は不条理だ。 そんな彼女の心理状態を見事に伝えた名演技だ。 ヘレンケラーがそんな状態だったなんて知らなかったから驚いた。  正直、この映画を見る前はヘレンケラーの世界は闇だと思っていた。 しかしそうではなく彼女は光を得たのだとこの映画で知ったので安心した。  ヘレンケラーが世界を得た瞬間はとにかく感動的だった。 そしてこの映画は最高のヒューマン映画だった。   当時障がい者の置かれる状況の酷さをこの映画はまた伝えている。 サリバン先生の過去の記憶のシーンは怖かった。 この映画は誰もが光の世界を生きる権利があるということも教えてくれる。    
[DVD(字幕)] 9点(2013-01-01 23:56:04)
136.  アポカリプト 《ネタバレ》 
キ○スト様をフルボッコした映画から3年。 その血なまぐさい衝撃を今度はマヤ文明で!? これは現代のエルトポであろうか? どの場面を切り取っても正に神。まるでナショナルジオグラフィック! 迫力がすごい。並みの映画とはスケールが違う。これが映画だ!とでもいうかのようだ。 並みの映画は反省するしかない。 映像の中に神が宿る映画を久々に見た。 当時の恐ろしい儀式の再現度は神がかり。 博物館や図鑑でしかなかなか見ることのできない文明をハイクオリティーで映像にしただけで資料的価値と意義がある。 なんだか違うと思うけどパゾリーニのアポロンの地獄を思い出した。 この映画は人の原始の美しさ、勇敢さ、そして野蛮さを体感することができる。 音楽が非常に良い。 疫病の巫女少女は印象に残る。 お腹がキリキリと痛むような人間の腐敗ぶりと暴力はパッションに通じるかも? 人間と自然の迫力は僕の知る映画では頂点に近い。
[DVD(吹替)] 8点(2012-12-28 23:15:55)
137.  ナショナル・トレジャー 《ネタバレ》 
なかなか面白いです。 タイトルだけでワクワクする感じなんですが。 音楽もいいですし。 謎が謎を呼ぶミステリーが面白いです。 そして犯人たちは何となくお利口なんですね。 そんな犯人と主人公らの協力関係がなんとも面白いです。 父さんがいいですね。「20年も無駄にした」とかいっておきながらやっぱ黙ってられないんだなぁみたいなところが。 最近の映画はオタクな青年も大活躍するらしいです。 そこは今まで愉快な黒人のポジションじゃなかったっけ。 ダヴィンチコードで築いたミステリーのジャンルで フリーメイソンという誰もが魅了される謎をテーマにした映画として、 エンターテイメント性もミステリー度もあって良かったと思います。
[DVD(吹替)] 7点(2012-12-28 23:08:23)(良:1票)
138.  メリーに首ったけ 《ネタバレ》 
とっても面白かったです。 どこまでモテない男の気持ちを分かってる映画なんだ!なんて僕なんかは思っちゃいますけど。 ギャグも面白くて笑えました。 この映画のメリーに見るのは初恋の女性のイメージでした。 それで現実ではなかなか上手くいかないところを映画でやってるのが醍醐味でした。 その分だけ他はブラックですが。 何とも毒のありそうな笑いが良い感じです。 とくにチャックに挟んじゃったところが面白すぎて仕方ないです。 キャメロンディアス相変わらず可愛美しいです。 美しい女性に恋する方法も十人十色だと思いました。   誤解を恐れずに言うなら、学園のマドンナの弟がこんなに身ちゃんなわけがない。
[DVD(吹替)] 7点(2012-12-28 23:05:18)
139.  キャットウーマン 《ネタバレ》 
猫好きを魅了するミステリアスなオープニングムービーが秀逸気味。 猫という神秘的な動物に魅了され続けてきた人間の歴史だ。 その猫の神秘さと女性のセクシーさはたぶん相性が良い。 ずっと昔からあったかもしれない女性が美を巡る壮絶な物語。 でも社長夫人はババァだから若い乙女に美で張り合おうなんて図々しすぎ。 嫉妬深さと現実逃避さが醜い。まさに悪女。  野生の力を借りたヒーローアクションもの。  猫好きな陰謀が平均点+1点くらいありそうですが自分も猫好きなので+1点差し上げます。 バスケシーンは大人気ないなぁと思いました。  セクシー・アクションをスタイリッシュな映像と織り交ぜて見せているところが良い。  スピード・アクションが非常にエロス。 正直、外人のセクシーさって強すぎてどうも自分はキモく感じてしまう。 もし外人女性好きでボンテージファッション好き、さらにSM鞭プレイ好きならこの映画はおススメです。  銀行強盗の場面は少しだけマスクみたいだ。 全然違うけど復讐劇と、夜のビルの飛び移りは少しクロウみたいだ。 主人公の同僚は日本語吹き替えだと良いキャラしてる。 2年ぶりの鑑賞です。2度目の鑑賞だったけど楽しんで観れる作品だった。  
[DVD(吹替)] 6点(2012-12-28 22:41:34)
140.  シザーハンズ 《ネタバレ》 
ダークファンタジーの最高峠。 ティムバートン監督の真骨頂。 悲しすぎるラブロマンスに心を揺さぶられる。 シザーハンズエドワードの優しさに感動した。 無垢な人間が怪物になってしまうのは他人の悪意が原因であると思う。 どことなくデイビッドリンチ風な感じもしたのは僕だけだろうか。 町の変な感じが良い。 まるで機械のシステムで動いているようなシュールさが不思議で何とも言えない。 カラフルな家々はおもちゃの家のようで不思議だ。 そしてその家々とは雰囲気のかけ離れた古城のギャップに驚かされる。 この効果のセンスはティムバートン天才的だ。 そしてティムバートンは村の人たちの両面性というか正体を上手くとらえていると思う。 最初は心の未発達な怪物が人々の愛と優しさに触れることで徐々に才能と人間性を開花させてゆく話だと思った。 しかししょせん平和なところの人の集まりとは悪意の渦巻きでしかないとこの映画を見てると思えてしまう。 怪奇映画な雰囲気が楽しい。 「カリガリ博士」のチェザーレのような歩き方、「吸血鬼ノスフェラトゥ」のような影、「ドラキュラ」の古城、「呪われた町」のような設定、 「エレファントマン」のように綺麗な心を持ち芸術性に富んだ感性、 「フランケンシュタイン」のような人造人間とそれから終盤で村人が結束して怪物を追いつめる場面、 そして怪奇映画名優ヴィンセントプライスの演技、 などなど過去の怪奇映画からの影響が怪奇映画ファンをうならせる。  優しさと悲しさと幻想性の相性がみごとぴったり。 残酷さに裏打ちされてるがこんな美しいお伽噺はない。 美しい感性を持つシザーハンズエドワードを追いやったのは他人の悪意と嫉妬でしかない。 しかしエドワードは愛する女性から告げられるある言葉を聞くために神様が彼を地上に落としたのだと思う。 その言葉を聞けただけで彼は報われたと思う。 雪の舞う中で踊る美女キム。ダークファンタジーをいくつか見ましたがこれほどロマンチックで美しい場面はない。 10年ぶりくらいの鑑賞。こんな素敵な作品をどうしてもっと観なかったのか自分は。
[DVD(吹替)] 9点(2012-12-24 17:19:05)(良:2票)
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