1381. 危険な遊び(1993)
マコーレーとイライジャの、子役の域を超えた演技合戦は見事でしたが、こういう「周りのみんなが誤解しています」系の話は見ていていらいらするので嫌いです。もっとも、すべてを吹き飛ばすあのラストは強烈でした。なお、これと同じ系列の話では、森村誠一の「魔少年」という傑作短篇があります。 5点(2004-04-17 23:58:53) |
1382. ディボース・ショウ
ストーリーはまあまあだったのですが、肝心の2人の内心描写がほとんどなくて、駒のように動かされているだけという感じなので、見終わった後の残留感に欠けます。クルーニーの人格設定が前半と後半で全然違うのも気になります。 5点(2004-04-11 23:40:08) |
1383. スケアクロウ
《ネタバレ》 分かりやすい事件とかはほぼなくて全体は地味で平坦でしかも微妙に長いんだけど、後からじわっと染み出てきます。噴水のシーンで、さしたる前振りもなくごく自然に一線を越えてしまうパチーノに(というかその演出に)、かえって生々しさを感じます。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2004-04-04 20:36:00) |
1384. トゥー・ウィークス・ノーティス
《ネタバレ》 せっかく面白い話なのに、とにかく編集が雑というか、重心の置き方が誤っていて、すごくテンポが悪くなっています。最初の、ヒューがサンドラに無理難題を言いつけるところは、あんなとんとん拍子に進むのではなく、もっと丁寧に描出すべきです。それを飛ばしてすぐサンドラが辞職決意→でも、やっぱり迷っている、という段階に行ってしまい、そこから後に重心が置かれているので、最初から2人がラブラブに見えてしまい、ラストの感動が大きく削がれています。 5点(2004-04-04 19:50:21) |
1385. 恋愛適齢期
良心的なラブコメディで破綻もなく安心して見られますが、演出が未熟な部分やありがちな部分や自分に酔っている部分が何ヶ所か見られたのが残念です。 [映画館(字幕)] 5点(2004-03-28 04:08:06) |
1386. ギター弾きの恋
ウッディ・アレンにしては見られる方。ショーン・ペンの白熱の演技が見事だし、映像も美しい。 5点(2004-03-27 04:11:02) |
1387. 1492/コロンブス
コロンブスのしたことはまったくほめられるべきものではないし、むしろキリスト教的攻撃精神そのものなのだが、晩年の不遇だった部分についても描写し、彼を決して英雄化していないところは良い。 5点(2004-03-20 18:20:23) |
1388. チャンプ(1979)
一応よくまとまった話にはなっているが、一番肝心な、「なぜ再びリングに上がることにしたのか」の部分がきちんと押さえられていないため、全体の焦点がぼけている。つまり、ボクシング開始の時点から全然別の話になっているのである。なお、子役の彼は、力と熱がこもっている様子は十分に窺えるが、1人で走ってしまっており、まわりとコミュニケートする演技はできていないと思う。 5点(2004-03-11 04:08:38) |
1389. ラットレース
アホすぎて良い。ところどころ、演出がしつこかったかな。ローワン・アトキンソンは、普通に画面に登場するだけで笑えるのだから、あえてイタリア人などにする必要はなかったでしょう。 5点(2004-03-02 00:02:32) |
1390. クリフハンガー
脚本は随所で突っ込みどころ満載、というか突っ込まないでいられる場面を探す方が難しいくらいなのですが、いろんな危機の見せ方やタイミングや裏のかき方などはそれなりに充実しており、一応は最後まで楽しんでみられるという妙な作品。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2004-02-28 23:15:16) |
1391. 偶然の恋人
いい話なのに、脚本の工夫のなさとベン・アフレックの大根ぶりがすべてを壊しています。 5点(2004-02-27 03:45:26) |
1392. シービスケット
《ネタバレ》 最初の方の背景説明は、後と全然つながってないので、あれならば不要でした。また、本編に入ってからも、勝ち上がって人々に希望を与えたのがメインなのか、その後の負傷からの立ち上がりがメインなのか、主題がはっきりしていません(そもそも、何で人々があの馬に熱狂したのかの説明もなされていません)。とはいうものの、競走シーンの迫力と、全体的な映像の美しさは十分で、なぜか見終わった後にはそれなりに印象に残る作品にはなっていました。 [映画館(字幕)] 5点(2004-02-15 23:03:41) |
1393. バグジー
なかなか気合の入った大作なのだが、問題は、主人公がなぜそれをしたかったのかがさっぱり分からないということ。また、それ以前に、主人公が単にわがままで短気なだけで、それを支えるものとして存在すべき格好良さがまったくない。 [DVD(字幕)] 5点(2004-02-15 01:25:11) |
1394. ウェディング・プランナー
どこを切ってもベタベタなのですが、こういうのはそれでいいのです。しかし、相手役の男が全然格好良くないのは、何とかならなかったのか? 5点(2004-02-01 23:40:05) |
1395. 愛がこわれるとき
《ネタバレ》 まあまあよくまとまっていましたが、中盤以降、単なる追いかけっこ+対決劇になってしまい、心理描写がなくなってしまったのが残念でした。DV被害が出発点であれば、例えば、隣人との恋愛劇に関しても、それを反映した観察が存在してしかるべきです。 5点(2004-01-15 04:11:10) |
1396. ユー・ガット・メール
設定の面白さに監督(脚本家)自身が酔ってしまって、そこから先に表現が全然進んでいません。この作品の登場人物は、各シーンを成立させるためだけに存在しており、まるでプラスチック製であるかのように薄っぺらです。 5点(2004-01-12 01:15:20)(良:1票) |
1397. リバー・ランズ・スルー・イット
大自然の風景にかなり助けられていますが、話としてはそれほど面白くないです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2004-01-02 05:07:04) |
1398. ウェディング・シンガー
主人公の職業以外に、特筆すべき要素が何もありません。 [DVD(字幕)] 5点(2003-12-25 01:44:32) |
1399. 北北西に進路を取れ
最初は主人公の思考回路と発想がさっぱり理解できなかったのですが、再見して分かりました。ヒッチコックは、真剣度ゼロの弩級のコメディを作りたかったのですね。主人公の行動は何から何までギャグですし、間抜けとしかいいようのない天然ボケの敵方が輪をかけてくれます。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2003-12-22 03:01:54) |
1400. レインメーカー
素材としては面白いが、途中から、やっていることが普通の法廷ものと同じなので、あえて人物をこのように設定した意味がない。法廷描写に時間をかけすぎない方が良かったのでは?サイドストーリーのラブロマンスも、ありきたりで中途半端です。そして実は一番問題なのがラストで、これは何の解決にもなっていないでしょう。 5点(2003-12-21 02:41:23) |