1. スパイダーマン(2002)
単純な勧善懲悪物にはなっていなくてなかなかよかったと思う。変身ヒーロー物に慣れていた私には自分で作った衣装に着替えるヒーローが新鮮だったし、悪役の衣装もツッコミどころ満載で素敵だった。ただ、天才的頭脳の持ち主である主人公が自分に自信がなく、周りからも蔑ろにされているのが不思議だった。私だったら彼に一目置くのだが。アメリカのマッチョ至上主義の表れなのだろうか。ついでに言えば、自分が主人公だったらその頭脳を生かして学者としての功績をあげ、自分を馬鹿にしていた奴らを見返そうとするだろうと思う。後は、ヒロインが今一つだった。クライマックスの場面で「私はいいから子供たちを助けて!」と言うくらいのガッツを見せてくれたら魅力を感じられたと思うのだが。 7点(2004-12-05 13:47:14) |
2. いとしのパット君
第16回ゴールデン・ラズベリー賞に四部門ノミネートされた映画。主人公のパットは「中性的で不思議な人物」というよりは「只の変人」という感じで見ていて疲れた。一方、相手役のクリスは性別不明でミステリアスな感じが良く出ていたと思う。個人的にはクリスが主人公のほうが良かった。 3点(2004-04-10 15:29:28) |
3. ハックフィンの大冒険
《ネタバレ》 エピソードの詰まっている小説を、うまい具合にテンポよく映像化していたと思う。ただ、ラストがあまりにもあっさりしすぎているように感じた。南部社会の考えに染まり、黒人奴隷を逃がすことが地獄に落ちるに値する悪事だと信じているハックが、間違っている常識もある、というようなことを一言言われて終わり、では軽すぎる。原作のハックは、ジムが自分と一緒に居ることを伝える手紙を書いたものの、悩んだ挙句に地獄に落ちる覚悟でその手紙を破り捨てる。この場面は原作のハイライトだと思う。ハックの決心の重さが伝わってくる名場面だったので、映画で再現されなかったことが非常に残念だった。 7点(2004-04-10 15:08:35)(良:1票) |
4. ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
アラゴルン、レゴラス、ギムリ三人衆の不死身っぷりには驚かされた。 6点(2004-03-22 00:08:59) |
5. 夢のチョコレート工場
チョコごときで世界中が騒ぐかよ、とか寝たきりだったじいさんがいきなり走れるほど元気になるわけないだろ、といろいろつっこみたくなってしまった。あり得ないことの連続で、タイトルも「夢の~」だからてっきり夢オチかと思ったらそうじゃなかった。 5点(2004-03-10 19:40:05) |
6. ディープ・インパクト(1998)
《ネタバレ》 アメリカ中心の印象を受けたが、いつものことなのでそれほど気にならなかった。宇宙飛行士たちが家族に別れを告げるシーンはなかなか良かった。あんな死に方に少し憧れる。逆に、人類が滅亡しようと言うときに女の子とで頭がいっぱいになっている少年はどうかと思った。最初の頃などは有名になれたことを単純に喜んでいて、危機感をあまり抱いていなかったようだし。それから自分が彼の親だったら、息子が避難所を抜け出そうとしたときに首に縄をつけてでも引き止めるだろうと思った。 5点(2004-02-28 13:53:50) |
7. リーサル・ウェポン4
何人もが一斉に喋って、騒がしいことこの上なかった。それに中国を馬鹿にしているような感じがした。ジェット・リーのアクションだけは良かったが。 4点(2004-02-13 01:39:19) |
8. 足ながおじさん
足ながおじさんと言う割に足があんまり長くなかった。 5点(2003-12-26 14:09:44) |
9. クリスマスに万歳!
《ネタバレ》 ハッピーエンドでめでたしめでたしなのはいいが、トニーに少し同情してしまった。 5点(2003-12-26 13:49:29) |
10. ラスト サムライ
アメリカ映画にしては珍しく日本のことを理解しようと努力しているし、日本人に好意的だが、どうしても釈然としないものがあった。その理由は死を美化しすぎているからだ。武士道はそういうものだと言われればそれまでだが。勝元だけが死ぬのならいい。だが彼は自分の部下たちや、無理やり戦わされている農民たちを道連れにした。これは決して褒められるようなことではない。カリスマ的人物にはこのような攻撃的な傾向が見られることが多いが、いくら彼らの考え方が美しく見え、自尊心をくすぐられたとしても、それに踊らされるのは非常に危険だと思う。 6点(2003-12-07 15:04:22) |
11. 探偵ボーグ/わたし、忘れてます。
主人公の病気は「メメント」とよく似ているが、こちらは少しも深刻にならないところが良かった。 8点(2003-11-26 15:17:12) |
12. アンドリューNDR114
前半は面白かったが、後半の甘ったるい恋愛話はいただけなかった。冒頭のロボット工場のシーンは「2112年 ドラえもん誕生」によく似ている気がしたが、気のせいだろうか。 6点(2003-11-05 10:56:23) |
13. A.I.
自分にとっては下手なホラーよりよっぽど怖かった。デイヴィットも人間たちもなんだか不気味で。これを見て感動した人がいるのが不思議だ。 6点(2003-11-04 10:51:39) |
14. メメント
自分には全く面白くなかった。訳がわからないし、後味も悪い。 0点(2003-07-09 01:06:11) |
15. フェリスはある朝突然に
フェリスのように人気者で何の悩みもないような人間には全く共感できない。普通の人間は何かしら悩みを抱えているし、世の中思い通りにならないことのほうが多いはずだ。コメディだと割り切って見ようとしても、あまりにもご都合主義の度が過ぎるとついていけない。それに、フェリスの態度を見ているとどうしても「世の中をなめるな!」と言いたくなってしまう。学校でいじめにあって死ぬほど辛いか、学校に行かないでいる時間働いているというのならばともかく、フェリスの場合は学校が退屈だからという理由からサボっている。高校生にもなってそれでは、あまりにも甘えすぎだろう。学校に行きたくても行けずに働かなければならない子供が世界中に腐るほどいるのに。フェリスの親にはもっとしっかりしてほしい。 3点(2003-06-05 18:39:13)(良:1票) |
16. 危険な動物たち
《ネタバレ》 下品すぎるギャグについていけなかったし、人を殺して喜んでいる登場人物たちの姿には怒りをおぼえた。 0点(2003-06-05 18:34:36) |
17. トイ・ソルジャー
原作に比べて底の浅い映画だった。原作には「力こそ正義」というアメリカの態度に対する批判が込められていたし、アメリカに全てを奪われてテロリストになった人間の苦しみも描かれていた。特に、再選されないことを覚悟しての大統領の真摯な演説が感動的だった。この映画の製作者は原作の精神を分かっていなかったのか、それとも分かっていて無視したのか。いずれにせよ、原作とはまるで違う単純なヒーロー物になっていたのが非常に残念だった。 3点(2003-06-05 18:25:51)(良:1票) |
18. レオン(1994)
レオンに仕事を依頼していたオッサンが、実は一番の悪玉なんじゃなかろうか。マチルダにはうまいこと言って最後まで金渡さんし、麻薬捜査官ともつながりがあるみたいだし。 5点(2003-05-24 16:01:41) |
19. 母の贈りもの
《ネタバレ》 「北の国から」によく似たストーリー。家が燃えるところまで同じ。あと、ムーンさんがあまりにも前田吟に似ているので驚いた。 5点(2003-04-19 00:42:25) |
20. トゥルーナイト
アーサー王やランスロットの名前を使っているだけで、元の話とは全くの別物。 5点(2003-03-20 17:34:11) |