1. 不法執刀
うん、ホントにそこそこレベル。 [DVD(字幕)] 5点(2005-06-02 23:15:33) |
2. ハート・オブ・ウーマン
シンプルで楽しいと思います。メルギブソンがヨガをやっているシーンは少しニヤリとするものがありました。 [地上波(字幕)] 6点(2005-05-08 12:22:31) |
3. 素晴らしき哉、人生!(1946)
《ネタバレ》 うーむ、いい映画。主人公はせまい町から出て世界で活躍することを夢見ますが、運命の皮肉から地元に縛られてしまう。となりの芝は青い、とよく言われますが、多分、外に出て行ったとしても考えていたような常に輝かしい人生を送ることはなかったでしょう。ただの楽観主義者ではなく、苦境に立たされたときに悩んでいるのが当たり前といっては当たり前なのですが、人間くさくてこの映画に真実味を与えていたと思います。あらゆる苦境にすぐに「ラッキー!」と前向きに考えていたらこれはもうスーパーマンですよ。印象に残っているのがダンスしているときにプールに落とされるように仕組まれたシーンなのですが、落ちても楽しそうにダンスを続け、しまいには参加者全員をプールに飛び込ませてしまう、周りの人間をハッピーにさせるオーラというのは誰でも持ってるものではありません。普通の人間なら激怒してダンスをやめ、その場の空気をしらけさせてしまうでしょうから。ボロボロの家を自力で徐々に改装して、きれいな家に作り変えるという行為も、どうしようもない苦境も自分の力で切り開いていくことができるというわかりやすい表現でいい。ただ最後はハッピーエンドですが、いい人すぎるとずるい人に利用され続け、自分の意思で人生を選択することができないということも忘れてはいけません。 [DVD(字幕)] 10点(2005-04-09 19:45:23) |
4. スクール・オブ・ロック
《ネタバレ》 非常に面白かった。子どもの能力や個性は違うのは当たり前。個人の個性を見抜き、適材適所で自己の重要性、責任感を認識させ、達成感を味あわせる。誰もが演者に成れるわけではないが、裏方にも自分のできる仕事はあり、それはとても大切なこと。内気で前に出られなかった少女が実はものすごい才能を持っていて、このことがきっかけで前に出られるようになる。伝統校ゆえに校長も規律に縛られ、自由に考えることができない。反抗期の象徴であるロックを通じて、自分自身を表現することを覚える姿には素直に感動できます。まぶしすぎる子ども達の輝きの前に、主人公も最後には自分の才能のなさを自覚し、ミュージシャンで成功することをあきらめる。これも大きな成長なのだと思います。ステージで自らやりたいことをして輝く息子を見てうれしくなってしまう両親。教育って本当に難しい。 [DVD(字幕)] 9点(2005-04-09 12:06:25)(良:2票) |
5. スタンド・バイ・ミー
《ネタバレ》 オッサンになりつつある私には素晴らしすぎる名作だった。アメフトのスターの兄にコンプレックスを感じながら、自分は何もとりえのない人間だと思い込んでいる主人公。できるのは物語を空想するくらいで、小説家にでもなりたいと夢見ている。兄がやさしく抱きしめているシーンや食卓で弟が作った物語をほめているシーンには涙が出そうになりました。弟にも素晴らしい才能があるんだよ、と。「お前には才能がある」と励ますリバーフェニックスもいい。皆さんはゲロの話を下品といいますが、12歳くらいの少年が考えられる話なんてあれくらいのものでしょう。その話をするように薦めているのもリバーなんですよね。リバーも頭は悪くないのに、悲惨な家庭環境、教師にも裏切られ、将来が描けない。進学クラスに入りたいが無理とあきらめている。この旅で主人公が励ますことがなければ進学せず、登場する町のチンピラになるのが妥当だったのでは。最後に「この町から出られるのかな?」と言っていますが、環境に負けず未来を切り開き、弁護士になれたのは、旅にでて小さな町がより小さく見え、励まされ、チンピラにも屈しなかったからでしょう。人生は永遠に続き、まさか自分が死ぬなんて思ってもいない。しかし同年代の少年、兄は現実に死んでいるわけで、人生を考えるきっかけになる。大人が二度と戻らない少年時代を想起させ、ノスタルジーに浸るというだけではなく、現在の少年もぜひ観て欲しいです。あと、作家になった主人公になんか見覚えがあるな、と思っていたらアメリカングラフィティで優等生を演じていた俳優でした。最後の飛行機のシーンで「作家になった」という字幕がでていたのを思い出し、それも少し関係あるのかな?と思いました。きっとそこまで考えてないな(笑) 10点(2005-03-28 01:37:49)(良:1票) |
6. 25時(2002)
一度きりの人生。日々は積み上げられていくものだし、後悔しても決して戻るものではない。麻薬のディーラーになったのは環境のせいかもしれないが、もっと悲惨が境遇のなか懸命に生きている人はたくさんいるわけで、安易に金を稼ぐことに甘えてしまった自分自身が悪い。かつては奨学生でバスケットの花形であったとしても自分で堕ちていったのが悪い。「もしあの時こうしておけば」と人間は都合よく夢見がち。ズッシリと胸に来る映画でした。 7点(2005-03-26 11:40:19) |
7. ペイ・フォワード/可能の王国
いいー映画。オープニングのほうで自転車で中産階級の家、トレーラーハウス、ホームレスという順序で駆け抜けていくシーンが印象的で、うまいと思った。しっかりペイフォワードしてもそう簡単に更正しないのも現実的でいい。人の習慣はすぐには変えることはできませんから。しかし、いい人生を送るためには変わらなくてはいけない。ただ、ちょっと押し付けがましさも感じました。 6点(2005-03-24 22:51:58) |
8. ソウ
いやあ、すごい。低予算でもアイデアが優れていれば面白い作品ができるという好例。ヘタレな私は血の多い部分ではドキドキしっぱなしでした。 8点(2005-03-24 20:33:49) |
9. 踊るマハラジャ★NYへ行く
グリースへの熱いオマージュ。踊りとインドは太いパイプがありますね。 5点(2005-03-22 00:10:17) |
10. カッコーの巣の上で
愚痴を言いながらも自ら精神病院に入院してしまう「正常な」人間。管理される側とする側。青年は自分の意思で恋愛をし、精神的に自立しかけたのだが、母親の友人である婦長に結局言い負かされてしまい、自己を主張することができずに、また機会を逃してしまうことにより激しい自己嫌悪に陥り自殺してしまう。自由という難しさ。色々考えさせられました。自分の意思を持たないロボトミーにされるくらいなら死んでしまったほうがマシ。殺してしまうことも残酷なやさしさなのかもしれません。 10点(2005-03-19 12:45:33) |
11. N.Y.式ハッピー・セラピー
トラウマを解放するための壮大なドッキリ。これくらいやんないと幼少期の心の傷って治せないのかな?「キス」をキーワードになかなかハッピー映画だと思います。それにしても松井ってあのヤンキースで野球をしてるんだから本当にすごいんだと改めて実感させられます。 7点(2005-03-18 18:37:48) |
12. 17歳のカルテ
ビバ思春期。テレビで歌うアイドルに本気で恋するお年頃。ここでうまく成長できないと大人になれませんね。 6点(2005-03-18 18:09:11) |
13. 私は「うつ依存症」の女
アメパイの主役がスマートになってましたね。自分がかなえられなかった期待を押し付けられた娘はとにかく悲惨。自分の意思で選択しているようで選ばされている。難しいですな。 6点(2005-03-18 17:18:47) |
14. プリティ・ウーマン
男性の自分が観てもいい映画だと思います。男女ともにいい感じで影響し合い、成長していくのはほほえましい。投資銀行業務といっても実体のない虚業のようなものですから。最終日に買収先の社長が孫と戯れている姿を見て微笑んでいるリチャードギアにいい。高校中退、フッカーというのはアメリカではお約束転落コースのようですね。「グリース」でも歌われてました。ハリウッドに家出、プリティーウーマンではお姫様、「8mm」ではスナッフビデオに出演。まさに天国と地獄。 8点(2005-02-25 18:26:30) |
15. アウトサイダー(1983)
なんじゃこりゃ。。。ソフィアコッポラがビーバーみたい。トムクルーズの歯並びが悪い。気になったのはその2点。 3点(2005-01-29 00:53:47) |
16. シーズ・オール・ザット
レイチェルがかわいい。生徒会長に最後に噛み付くチームメート、クイーンの対抗馬としてレイチェルがでてきた瞬間に、レイチェルを応援するその他大勢。目立つものに対する嫉妬心が噴出していて非常にうまく描いているなあと思った。女優も作品と年齢的な旬が合致したときに最高に輝くんでしょうね。 6点(2005-01-27 23:13:46) |
17. フェリスはある朝突然に
malvinasさんのレビューを読んでとても共感できた。くやしいが誰からも愛される才能というのは努力してなろうとするものではなく、選ばれたものしかもてないのだと。兄に対して嫉妬に狂っていた妹さえも結局いつも味方にさせてしまう。金持ち、自由に遊ぶというのは三田佳子の次男のような平民には手の届かない世界。嫉妬とともにやるせない気持ちにさせますね。 5点(2005-01-27 21:15:18) |
18. ウェルカム・ドールハウス
ワルガキの主人公に対する少年独特の恋愛感情の表現が痛々しくもほほえましい。少女の持つポエミーな感じなんかもでてて、いじめられっこの映画なのになんかほほえましさがでているのは監督の力量なんでしょうね。 7点(2005-01-26 22:05:01) |
19. サイダーハウス・ルール
《ネタバレ》 人間の成長を描いたいいー映画。親離れと子離れ。生命の誕生と死亡。孤児に夢を抱かせる先生が温かくも痛々しい。トビーマグワイヤの上半身がスパイダーマンと比べるとひ弱。筋肉トレーニング大変だったんだろうなと思わせます。最後に軍人の夫が下半身不随になり子どもが作れなくなってしまうのも皮肉ですねえ。 8点(2005-01-08 16:08:05) |
20. スパイダーマン2
面白かった!単純なアメリカンヒーローモノじゃなくて、妙に貧乏だったり悩んだりする主人公を「永遠の童貞」トビーマグワイヤがうまく演じてました。エレベーターのシーンや洗濯機でスパイダーマンのタイツが色落ちしているところなんて従来のヒーローモノでは考えられない爆笑シーンだと思いますよ。すげえ監督だわ。 8点(2005-01-02 20:48:53) |