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映画の奴隷さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 176
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/tikusyou2001/
自己紹介 栄華なる映画の夢。

それを愛する俺という人間。
人生の節目で楔を打ってる…それが映画。
人が素通りするような映画でも、泣き笑い。
人生を振り返る刻「あの時はこうだったな」と。

喜怒哀楽を織り交ぜ、時に想い出し…
フットルースを観て、馬鹿な友達らとオールナイトで遊んだ。
何気なくTVで観てたマッドマックス2が一生の映画に。
深夜、遊び疲れて入った映画館…
寝るつもりだったのに、皆で観入ってしまった事も。
そこで観たブレードランナーは最高だったね。

何かの記念日になりそうな予感のする日に…
素晴らしい想いが出来た一日の終わりに映画を…
そして何気ない日にも映画を。

人生を素晴らしくする景色であり、想いなシネマの夢。
観る事で、体感する事で、感じる事で、自分を創ってゆく…
名作・良作・佳作・駄作、全部心から愛してみる。
アレが楽しい、コレも楽しい…それでイイ。

それは新しい映画だったり…
昔、感動した作品だったり…
映画と共に人生を歩んでいけたら幸せです…と思ったり。
皆さんにも良き映画人生を。

…ね?魔法のようでしょ?

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1.  パラダイス・アレイ 《ネタバレ》 
  ――TOO CLOSE TO PARADISE―― 何度も何度も観ていた映画だけど…最近、DVDで購入した逸品をもう一度。 タイトルは…男の夢と哀愁を誘うこの作品と、そう…あの曲。  ――パラダイス・アレイ(1978年)  まぁ、正直に言うとBlu-rayでは売ってなかったのでDVDで観直したんだが、気づいてなかった(もしくは忘れていた)事がある。 なんと……アレだ!DVDの日本語吹き替え版が存在していたって事だ!  ヒャッホー!やっぱ初めて観たのはTV版だったので、余計に胸に来るぞ! 思えば…独りぼっちで深夜の時間帯。 帰宅の母親を待ちつつ、俺はあの映画にハマっていた。 まだロッキーを完全に把握すらまだだったのに、スタローンだけじゃなく兄弟にまで魅せられた。  ああ、カルボニー兄弟と(日本語の)キャストたち…。 ロクデナシの兄、「シルヴェスター・スタローン(玄田哲章)」と……病気になりつつも仲間を護る「アーマンド・アサンテ(羽佐間道夫)」。 そして身体は最強でも優しい性格の「リー・カナリート(タイガーマスク)」が末弟で、あの”佐山サトル”の優しい声が、あの映画のシーンには……うん、燃えて来るじゃないか。 3人の人生の佇まい…まだうまく把握できないくらいの人生だが、俺は常に彼らを愛している。  思えば、次兄であるスタローンを演じたのは「玄田哲章」さん、そして長兄(アーマンド・アサンテ)が演じて、何故か羽佐間道夫さんの声で「ランボー」で演技してたのもあり少し笑えちゃう。 更には、末弟のリー・カナリートが「タイガーマスク」の吹き替えまで演じていたのが再度、素晴らしい。 正直、タイガーマスクにとって、この演技は上手なのか下手なのかってのは良く解らない……だが!あの優しい感じの雰囲気が、ただ異常に似合ってる。 闘ったレスラーのフランク・マクレー役は「ビッグ・グローリー(今西正男)」さんの黒人巨漢ファイターも人間味が厚いじゃないか。 昔、その後にアンブリンで「ニューヨーク東8番街の奇跡」を観たが…うん、温和だけど優しくて強い黒人が大好きだった人。  そして作曲 は素晴らしき音楽を奏でる「ビル・コンティ」だ……そう、シルベスター・スタローンが、あの"TOO CLOSE TO PARADISE"で強く胸を奏でた名曲だ。 あの敵役なのに”憎しみを感じさせない「フランキー(西尾徳)」”を演じた男……そう、屈強なテキサス・ブロンコ「テリー・ファンク」の永遠も…。  彼の復活、そしてあの演技を…ただ忘れない。 いや、忘れてはならない。       *       *  闘うだろう人は、ずっと永遠だ。 例え、魂の永遠が終わると知っていても。  ――生きて欲しい。 それは”勝利”や”敗北”ではなく…”闘い続ける”為に。  悔しくても明日を捨てずに…”生き続けて”欲しいのだ。 それは男が生き続けるために…今はずーっと。  生きて欲しい。 生きて欲しいのだ…!  辛くて困難でも…  ただ、人は生きて欲しいんだ。   .
[DVD(吹替)] 8点(2023-12-14 05:32:27)
2.  ジョン・ウィック:コンセクエンス 《ネタバレ》 
  いやー……まさに、あの映画の通り。 マジでネタバレが危険だからアレだけど…今回は。  ん―――で、タイトルはコレ。  ――ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年)  まず――そうだ。 アクションシーン”は”決して最上級だったと思う。 例えるなら「音響」は確実に最高峰(と、思う)作品だし…全部、観た後で今までのラインナップ作品を想起させる。 まぁ、どんな作品であろうと製作の時期ってのが有るので”決め切れない作品”だったと思うけど……うう~ん…「書きたい事が結構あり過ぎ」なんだけど…人によっては強ぉぉぉぉぉくお勧め出来ないかも知れんなぁ……いや、映画の「捉え方」って色々と無数にあるだろうけど……参った。  ま、まっままっ!あくまで俺好みのままだったけど!敢てね! 取り敢えず作品を「観て欲しい」と思いつつも「余りガッカリされたくないなぁ~」とも考えたり。 あー、感想を確認して欲しいかな…取り敢えず描こう…か。 けど、決め切れず、奥歯にモノが挟まった心境。       *       *       *  さて、気が付きゃ色んなスパイ映画を記してみる。  【スパイ映画のシリーズもの(一部)】  2006~:007(ダニエル・クレイグ版)  1996~:ミッション:インポッシブル  2002~:ボーン・アイデンティティー  2014~:キングスマン  2014~:イコライザー  2023~:ジョン・ウィック  原則的には”シリーズもの”に限定しているのがポイント。 でも、やっぱり「キャラクターの動きや考え」に違った佇まいを感じているのがポイントだったりする。 あの、スパイ映画って感情が高ぶって来るかあなぁ…今も、楽しくて仕方ない作品は当然として燃えるポイントだ。 そして、面白い作品も大事だが、是非「継続するシリーズ」も更に挑んて欲しい! いや、最高映画の継続のために。  さて、今回は――ジョン・ウィック:コンセクエンス。  俺が(本来的に)気づいていた事は「ジョン達の脳欲による誇張」だと思う。 要は「キャラ立ち」などを考えて、更に解り易く変化させたのが印象的と言える……例えば…ジョンの銃声が敵へと響こうが、確実に「響く銃声」を把握出来たり…など。 今回はビシッとしたスーツの上から、意欲が(響かず)半減する、などが「より解り易く解明させていて」キャラ立ちの必要もなくなった。 あれによって、今作では誰にスーツの上から防御できて、解り易く表現されている点も強く伺える。  なので(ある意味で)トコトン執着したっつーか、拘ったっつーか…あんな強いポイントを徹底的に”ジョンウィック”としてマーク出来た。 そこは(表現は別としても)評価はして置きたい。  あ、言える事が…もし有るとしたら…1作からの作品で「確りと作風を繋げて欲しい」と願うばかりだ。 雰囲気と言うより、あの世界から完全に習得って意味で。  でも、最近の映画と違って「妙な連結が少なかった」気がする。 うう~ん…もどかしくて色々と考えそうだわ……マジで。  後、タイトルにも数字を加えよう。  あ、「2」はあったけど。   .
[映画館(字幕)] 7点(2023-09-23 02:46:38)
3.  グランツーリスモ
  タイトルは―――グランツーリスモ。 想い出したのは、PSハードの1作目からだった。  一生懸命、ゲーム機で遊んで時期から。 あの頃は「FF7」と「モンスターハンター」にハマってしまった。 有給休暇(20日くらい?)も速攻で片付けてしまったり…ほぼ(4~5日くらい?)寝ないままだったりと、なかなかに状況だったのを想い出す。 まぁ、例えアレだ。 所謂「普通の生活」にズゥ―――――ッと続けれるモノでもないのと…何よりも「ゲームに戻りたい!他の事はし難い!」と… そこから先は「ゲーム以外」での、色んなエンターティンメント(映画&玩具がメイン?)に没頭しちゃったり…仕事をしながらも、その想い出を想い出してしまった。  さて…想えばレースゲームでの時代に「デイトナUSA(セガ)」、「Ridge Racer™(ナムコ)」が産まれた。 当時から「完全3D」で発達しながら、圧倒的なゲームデザインを得た。 それが、あの「グランツーリスモ(SONY)」の出現で、あの「デザイン面」以外にも「シミュレーター(風から次第に本格的な)」世界を垣間見せても合えた。 まず、何よりも「DEMO」シーンを観てるだけで、あの時代の入口に到着した気がする。       *       *       *  さて、好きなレース映画を羅列して観る。  【最高のレース映画たち。】  ●2013:ラッシュ/プライドと友情  ●2019:フォードvsフェラーリ  ●2023:グランツーリスモ  どの作品が「上」で、とか「下」って羅列ではない。 単純に「レースシーンに参加してる」感で、そう感じさせるのだろうな、と実感する。 物語性を感じるのなく過去の映画も大好きだが、レースに関して(航空機も含む)では最近のシーンに燃える気持ちになる。 人物的なテーマで言えば――かの「栄光のル・マン」や「バニシング・ポイント」など…後はバイオレンスな「マッドマックス」は省くって意味で羅列した。 まず、結論から言うと…前作は最高だが、人間的な「見せ場など」は別扱い。  文字通り…「ラッシュ/プライドと友情」は外すのが難しいくらいに最高の人間劇だし、そして「フォードvsフェラーリ」はレースのドラマとして最高作品だった。 今回の「グランツーリスモ」に関して…結論から言うと”最高に面白い作品”だったと思う。 全く観る気が無かった映画だったのに……うん。 いまや「ニール・ブロムカンプ監督」の流れとは全く違う作品で、「チャッピー」「エリジウム」「第9地区」と、2021年の最近前だった「デモニック」以外は感じさせて貰えたが…何よりも、映画的なゲームデザインについても強い共感の度合を感じた。 何よりも、素晴らしい映像で(若干、その物足りなさが有るかも知れないが!俺的には)最高のシーンによる組み合わせを強く感じさせて貰えたのだ。  んぅぅ~…言いたい事は山ほど有るんだが、ネタバレできないし…まず「共感」はして置きたい。 最早「ゲームデザインの新規制」に伴って、新しい(はずの)変化度合が有ると信じて。  いやいや、5年後…  違うな!10年後が楽しみだ!   .
[映画館(吹替)] 9点(2023-09-21 06:05:25)
4.  ブギーマン(2023) 《ネタバレ》 
  いや、ホラー映画ってのは、うん。 実家で、良く観るんだけど「映画館で観るぞ!」ってのは中々に無い経験。 やっぱり、途中で絶対に「再生を止めないようにしてる」なので、一切観てないのがポイントかな。 んーで、タイトルからしても「共通するアレ」な名称の作品も多いんだけど。  ――映画評:ブギーマン(2023)  さて、今回の「ブギーマン」は、1978年の「ハロウィン」に代表された作品とは……一切関係が無い!無残な程に。 そして、映画を長くに渡って観て来た事もあり、もしかしたらスティーブン・キングの風味と似てんのかな?とか、例えるなら「何かのインスパイア系」なのかな、なんて考えてしまう流れも有ったり。  そういや、ホラーって少し怖いなーと思うんだけど、アレだ。 沢山の(ホラーに限らず)良作に、例え出逢えたとしても「色んな映画を確認する」と、やっぱり同じテイストっつーか、なんつーか… いや、あまり「突っ込み所を晒せない」からネタバレ厳禁的にアレなんだけど…思うのは”不意に出会ってしまう映画”ってのが怖いなーと考えちゃう事。 ううぅ~ん……怖い怖い!マジで怖い! かの、イットの匂いがプンプンと!  本作は(映画の作品的に)「いい映画」の部類と思う。 ただ、単作じゃなく「色んな映画の複合として」考えると、出逢える似た映画が意外と多い事。 故に、映画の評価も「人によって疎らなんだろうな…」とも感じてしまう。  面白かったし、良いシーンもあった。 ただ何よりも、今までの「似たシーン」の共通の流れってのも、少し新しい発見に成るのかも知れない。  特にホラー映画ってのは、そんな認識が異常に強く感じる…想えば――アレだ。  あの原作者、スティーブン・キングも…今となっては随分と作品を積み重ねて来た。 なので、余計にリメイクなどの変化も多くなってくるような気がする。 それも悲しい箇所だろうけど…きっと。 故に、キングを超えた原作者の登壇も楽しみだ。  そう言えば…あのホラー作家。 最近じゃ「クライヴ・バーカー」の復活が楽しみなんだ。  やっぱ「ヘル・レイザー」が大好きなんだ。 でも、難しいんだろうな…色々と。  難しいけど…ただ挑め!  .
[映画館(字幕)] 6点(2023-09-14 13:56:38)
5.  ホーンテッドマンション(2023)
  体調があまり良くないながらも、だ。 でも、やっぱ「映画は楽しいんだぞ。」と、まだ「観ていない映画作品」が何本か貪ってみた。 数々の種類の映画も観たいが、何より貪りたい衝動に駆られる。  早く体調が、もっと良くなりゃ好いなーなんて。  んで――だっ! 過去、2003年に上映していただろうディズニー映画。 過去から大好きなエディ・マーフィー作だったんだが……ビバリーヒルズ・コップ3の連載から気持ちが引き、劇場映画的な関心もなく(作品の関心も失せて)観なくなっだ。  だが、エディの作品が故に「ホーンテッドマンション」を観なくなった訳じゃない。 実は…「ホーンデッドマンション」自体に強い関心燃てないままにしても「過去作品に観がないまま」って訳ではなく、今回のバージョンでは(もしかして)以前より面白くなってる可能性すらも感じた訳だ。  2003年のホーンテッドマンションは――「The Haunted Mansion」だけど…2023年版は「Haunted Mansion」と原作の変化がある模様。 そして、ジックリと観たが……ううーん、上手く抑えている作品で在るには在るんだが……言いたい事が(ほぼ)伝わって来なかったなあ。 作品の初期位置も「しっかりと導入の線引き」を感じなかったし、何より「ホラー映画」っぽくなって作りになってそうでも…初期の労入が難しいんだろうな…なんて感じた。 何よりも、作品の能力より……ディズニー作品がシンドイな、と思う。  ま、そんな言う訳で簡単な感じで。  まず想うのは、CGや特撮術の上手さ。 やっぱり観せ場は、それなりに纏まってるな、と思った。 ただ、残念なシーンは「当たり前な作風と力量」と思われる箇所なのかな、なんて考える。 それなりに作品のポテンシャルってのは……少し寂しく感じちゃうんだけどね、マジで。  ちょっと期間を置いて、アレだ。 2003年「ホーンテッドマンション」を観てみるかな。  これもまた、新しい映画の見方な気がする!…いや、マジで。  んじゃ、エディの復活に期待!(遅)    .
[映画館(字幕)] 6点(2023-09-12 23:07:41)
6.  MEG ザ・モンスターズ2 《ネタバレ》 
  最近、大量に映画を見ようかな、と。 日に映画を2本ばかり、時間があるので閲覧を。  だけど――アレだ!アレアレ!  この映画ながらも、気になる点が異っ常ぉぉぉぉぉに多い。 前回の1作から「MEG」の大型サイズがあり、今回はインパクトよりも「デカい鮫の感覚」が思った以上に窮屈感が無かった(気がする)んだ。 更には、大味な(ステイサム風味の)アクションなんだけど……楽しいとありつつ今作は中国のアレが、凄過ぎた(気がする)  まず、深海の描写について、だけど… 過去から「アビス」の映像なども含め、かなり編成が窮屈だし「深海で死なないだろうなー…」って安易な空気感が身体で着いて気がするんだよな…マジで。 世界中の映画でさ?色んなコンプラだんだけど…俺は若干「引いた目で考え、修正をして欲しい」気がする。  まぁ、今回は「ジェイソン・ステイサム」の降臨に尽きる!  ともあれ、色々な映画を創っているにしても、どんどんとコンプラの変化が垣間見えてくる。 好き嫌いはあるにしても「自分にとって認めるべき世界なのか?」を考えたり、迎合したり…そこも大事だろう。  ん~…好き放題なクリエイティブなシステムが合ったとしてさ? 大別される、色んな人種も好いんだけど…同じような世界があるってのも悪くない……なぁーんて思ったり、想わなかったり。 大暴れなままでも、そういう重要な世界。  ともあれ、今はステイサムだ。   .
[映画館(吹替)] 5点(2023-09-11 09:26:43)
7.  バービー(2023)
  今日は、初日なので観てきた。  ――バービー(2023年)吹き替え版  前情報は殆どない感じだったので…ある意味ベスト・コンディション。 だが、悲しい事に客があまり居らず、1/3程度しか入っていない…若干劇場ごとに誤差があるのかな? そして親子づれが居たんだが、小学4~5年生くらいの女の子が「大人ばっかりだね~」と、席に座ろうとする俺を見ながら言い放ってて、少し恥ずかしい気持ちになった次第。 オトナを虐めんな。笑  そして、例によってネタバレ厳禁。 まず、俺は「マテル社」のバービー人形は全然詳しくない。 それを念頭に置いて貰ってになるんだが…いや、確かにこの映画って攻めてると思う。 作り手の気持ちっつーか、テーマも含めて。  ただ、このテーマってのが若干”難解”だろうと思う。 難しいって意味じゃなく…いわゆる”テーマを心の何処に置くのか?が難解”だ。 人によっては、ザックザクとハートにぶっ刺さるだろうし、そうじゃない人間にとっては「はぁ?」って感じの肩透かしになるだろう。 何でもアメリカでは、かなぁぁぁぁぁり受けた内容らしいが日本ではどうだろうか? んぅ~…俺は色々と考え過ぎて、観ながらも思考がグラングランに揺れ捲った。  価値観って言うか…うぅぅ~~~ん。  過去と未来の価値観、男と女の価値観…もうフェミニズムの交差が壮絶でTwitterでの論争を観てる気分になって来る。 更にはジェンダー系の問題も(勝手に)俺の脳裏に出てきたりして、もう何か「触れたくない映画なんかな…コレ。」とか意気消沈もしてしまった。 正直、俺自身がこの辺の情報を、まだ自分に固定化が出来てないっつーか… フェミニズムの問題も、ジェンダーについても「これをされたら嫌だな…」くらいしか考えてないので、余計に考えがグラングランになってしまう。 そして、ここで答えは書けないけど「それぞれの希望する世界観」についても、どれが自分に合うだろう?なんて考えるから余計に脳が揺れる。  ――女性の自立か? ――男性が主軸となる世界か? ――更には新しい道か?  その距離感のベストなんかも考えたが…色々と迷う。 だって人其々の好みだし、その理想系って自分で決めるのは非常に困難だ…ある意味で教育の指導と似てるなーなんて思いつつ…人は、男・女のどっちであれ、所詮は「自分の事しか分からない事もある」だろうから。 いや、過去の仕事なんかも想い出して来たぞ……嫌な思い出もあるから忘れてたけど。  ただ――アレだ。  揺れなかったのは「マーゴット・ロビー」のキュートさ…だけ。 特にTwitterで騒がれていたキノコ雲の事は(本作の中では)描かれて無かったしね。 あ、バービーのボーイフレンドの「ケン」ってブレードランナー 2049のライアン・ゴズリングなんだね…うん、いい演技してたわ。  ともあれ、子供向けのコーティングをしてるが、バリバリのオトナ用の映画だった。 近くに居た子供が余りにも退屈なのか、ペットボトルを指で押さえてパッコンッパッコンッ!って音を立てて時間を凌いでたし(怒れ親よ!w) でも、まぁ…俺は観ながら、アレコレ考え過ぎて、今までに無いくらいの「自己喪失に陥りそう」だった(←若干大袈裟)  最終結果っつーか、俺的な評価は敢えて言わんでおく。 時期っつーか、何年か経った後なら、俺はこの映画に対する評価もかなり違ってくるだろうし…そこは俺個人として楽しみにしておこう。 けど、何も考えてない映画じゃないし「好き・嫌い」の好みは置いても…内容は詰まってる映画だったのは事実だ。  ただ、価値観ってものは…この世界にゴマンとある。  俺は人の価値観を聴き過ぎて「自分を変化させ過ぎた」と思ってるんで、アレだ。 これからは自分の在り方を…もぉぉぉ~~っと中心に置きたいと思う。 最終的に合わせる覚悟があれば別だが…結局は、合わせる事だけで終わるのは…悲惨な事になり兼ねんからね。  まずは己の確立…そこからだな。  人と合わせるのが必要な世界。 けど、そこも加味しつつ…まずは「自分の考え」だ。  己の確立…うん。  我儘に見えても、己の確立。 もう「俺は完成してるぜ!」と思っていても…常に。  世界の中で自分を確立させて征こう。  それでいいんだ。   .
[映画館(吹替)] 7点(2023-08-11 23:59:17)
8.  トランスフォーマー/ビースト覚醒
  昨日から公開だった…”男子大好き”な作品。 んー、見せ場重視の映画で、ネタバレは1か所だけ……あ、書かないけど。  ――監督は、あの「マイケル・ベイ」だった。  いつも”ちょっとなぁ…いつも惜しいよなぁ…”と思ってた御仁だったり。 まずは、トランスフォーマーの世界を把握、マシーンのフォーマットなどを学習するには、映画版って凄まじく解り易かった。  あ、それはそうと…「脳のチャンネル」があるんだけどさ? うう~んと、書き方が難しいけど…例えば「2001年宇宙の旅」とかを観る時に「仮面ライダーとかウルトラマンを見る視点」じゃなく、その番組のレベルに合わせた「脳のチャンネル」に設定(無意識でも)してると思う。 これがズレると、マジで波長が合わないって言うか悲惨になるんだけど…俺の場合、意識して「似た作品など」からチャンネル設定を試みている。  んで、ずーっと「脳のチャンネルを低くして楽しんできたシリーズ」だが…アレだ。 俺は2009年に上映した「トランスフォーマー/リベンジ」が”ここ一番の観せ方”や”人間側の兵器とオートボットのバランス”なども含めて一番好きな作品だったりする。 過去、これを(訳があって)小学生5人くらいと一緒に観たんだが…観終わった後で子供らに確認したら、欲しい玩具が「オートボットが欲しい!」だけではなく、現用戦闘機や戦車も好きだ!ってのが多くて、そこに驚嘆した覚えがある。 ほら?マジンガーやゲッターじゃ「現用兵器が欲しい!」なんて気持ちが絶対に沸かなかったんで…マジで驚嘆。  んーな感じでシリーズは、ずっと観ながらも、たまーに玩具を購入して世界観を確認していた。 そんな中、2018年の「バンブルビー」は(人によって好きor嫌いはあると思うが)かなり異色な作りでヒューマン的なドラマとして面白かった。  【トランスフォーマーのシリーズ】  ●2007:トランスフォーマー  ●2009:トランスフォーマー/リベンジ  ●2011:トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン  ●2014:トランスフォーマー/ロストエイジ  ●2017:トランスフォーマー/最後の騎士王  ●2018:バンブルビー   ★2023:トランスフォーマー/ビースト覚醒       *       *  いやー、今回はバンブルビーと同じく「人間ドラマ」として楽しめた。 オートボットなどのデザインも、次第にアニメ版に近づいてきてる気がするしね……最初のコンボイって今はもう観れない。  それと、今回は「吹き替え版」で観たんだけど… やっぱ好いねー!コンボイ司令官!(断じて吹替ではオプティマスとは呼ばん!) 演じた「玄田哲章」さんって、ある意味で「内海賢二」さんや「富山敬」さんと同等の”声優の日本文化が誇る声優”だと思うんだよなぁ…マジで。 それと(好き・嫌いはあるだろうけど)今回の声優陣も、かなぁぁぁぁぁぁぁぁり個人的に好きだ。  んで…日本語吹き替え版は、以下の感じ。 中島健人さん、仲里依紗さん、藤森慎吾さん、そして玄田哲章さんと素晴らしい面々だった。 とくに”君、キャワイイねぇ~”の藤森慎吾が俺的にはかなりツボった…ほら?もう彼の声で「どんなキャラか全部分かる」くらいだから、そういう意味も兼ねてさ。  ともかく、簡単だったけど…主軸のテーマも搾れていた。 少年ジャンプ的な解り易さと、マヤ文明のエリア設定も…すっごく大好きだったり。 過去、「トランスフォーマー/リベンジ」でもエジプトのエリア設定も、凄く好きだったんだよな…映画での未確認ロボットと過去の超文明の融合って最高でしょ、マジで。  最期に流れたSexy Zoneの曲に(個人的に)ビックラこいたけど…配給が「TOWA」となってて、何か納得。 ンでも、過去「エクスペンダブルズ」でも、長渕の曲が流れたのを想い出したけど……あれもTOWAだったっけか?  さて、ソンなコンなが詰め込まれた娯楽大作。 観てない人も是非、挑んで欲しい。  オートボット達よ!終結せよ! このメッセージを宇宙にいる生き延びたオートボットたちに送る。  我々は地球にいる! そして……待っている!(By玄田哲章)  .
[映画館(吹替)] 8点(2023-08-05 09:03:08)
9.  ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE
  いやいやいや、これは凄い!  ――ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE(2023年)  今日は観て来たばっかなので、ネタバレはしない。 けど、この映画に関してはネタバレを聞いたところで、余り意味がないと思うんだ。 そう!何故なら映像による見せ場の応酬! なので、言いたい事が有るとすりゃ、マジでそこなんだよね。  もう「大型スクリーンで観る為に創った映画」だな、と思ったんだよ…まず、カメラアングルやそのムーブも含めてね。 あくまで俺の体感だから、違うと思う人もいるかもしれないけど…  いや、例えば…3D映画の初期って「立体を感じやすいカメラの動き」をしてたでしょ?なんつーか、ワザとらしい程に3Dを感じさせるような? 上手く言えないけど、例えるならそう言う感じ。  ――あと、映画のボリューム感について。  前編と後編に分かれてるから「長尺」のは当たり前の話だけど、今までのシリーズを観てると気付くんだが…今回は「長い」ではなく、話のスケールが「大きい」ってイメージだった。 まぁ、最初から「前後に別れてる」ってのを心に含んでたからかも知れないけど…俺は相当に満足出来たのが(若干)自分でも意外。 まるで、最終回の直前のドラマを観てる感じで…それはカメラの動きやアングル、そして「長い」ではなく話のスケールの「大きさ」が好きだから余計に。  ああ、面白かったなぁ…マジで。 イメージを共有できる人が居たら、是非とも話をしたい。  想えば、映画も次々と新しい作品が出ている。 類似作品をざっと並べただけでも、以下の映画たちがある……あ、一応「時代が違うモノ」や「超能力モノ」などを抜いて置いたけど。  【スパイ銃撃モノ系】 ●「007」シリーズ ●「ミッション:インポッシブル」シリーズ ●「ボーン」シリーズ ●「ジョン・ウィック」シリーズ ●「キングスマン」シリーズ       *       *  もっと……あったかな? あと、「単品で終わった作品」も(キリがないので)省いた。 何にせよ、今も生み出されてる映画の中で”確りと生きてる作品”ってのが良作の証拠だろう。 俺的にはスタッフの能力っつーか創作パワーが効いてるから、今も継続してると思うけど…。  ただ、反面「キャラの能力がもっと特化してればいいのになー。」なんて考える。 例えば「ジョン・ウィック」ならば…周囲に敵が何人も居ようが、敵の撃った銃弾数は、確りと「誰からなのかもカウントしてる」みたいな?…まぁ、「ソルト」くらいにパンチが効き過ぎるのもアレかも知れないが。 ただ、今は役者のセレクトだけで進んでるのが勿体ないね…特化が少なすぎる。  さて、纏めるか。 今回の作品的ポイントは……主に3つ。  1:カメラの動きとアングルが大型スクリーン向き。 2:映画のスケールが大きく「連作の意味」がある。 3:トム・クルーズ元気過ぎ!  以上、人に語り継ぐ部分が難しいが好きな作品になった。  早く続きを観たくて仕方ないね…マジで! って、時期はいつなんだろ? 予告で「DUNE/デューン 砂の惑星」の続編は来年だったけど。  色々と待ち遠しいわい。   .
[映画館(字幕)] 8点(2023-07-23 14:49:48)(良:1票)
10.  Pearl パール 《ネタバレ》 
  3連休の日曜日に観たのは、これ。  ――Pearl/パール (2022)  いや、最初は(いま)読んでいる「パール判事の東京裁判本」から、その類の政治映画かな?と思ってたが、全く関係ないと理解し汗顔の至り……ンなワキャねーわな。 でも、機会があれば読んで欲しいけど……そこはそことして。  まず、映画のスタイルが凄く素晴らしい。 やっぱり、この手の映画を観ると、何故か脳裏に浮かぶのは「悪魔のいけにえ」だ。  その佇まい、語源化が難しい――”あの雰囲気” 全てが異様な、あの映画だが…どこまでこの映画にも独自のオーラを持っているか?…そこが気になる。  恐怖と、あまりにも救われない狂気。 そのさまに、つい俺自身に「笑い」まで出てくる始末。  独自の雰囲気は、ある! 彼女の「行為」はともかく、だ。  どこまで彼女を理解してあげられるか?が視聴する各自に問われるだろう。 いま「多様性が必須」と言われる時代だが、映画として見る事が出来ても……俺に、きっと彼女”パール”を理解など出来ないだろうな……マジで。  ――愛されたかった。  ――ただ愛されたく、理解されたかった。  ――だが、嘘を瞬時にして見抜く彼女の洞察力。  なので、最後のシーンはとても悲しく映る。 クリエイターとしては相当に感動する作品だけど… ただ、切ない…そして怖い。  行為はともかく、パールのような女性は実在する。 行為はともかく…だ。  そして、映画のフォーマット。 そこは設定やシナリオだけじゃなく、フォントと演出にまで徹底されていた。  働いてるゲーム業界では、昔から徹底してる会社はあったのだが、此処まで細かく指定されてるのは珍しい気がする。 いや、もっとさり気なく表現してた作品も多いかも知れないけど。  そして、前編の「X/エックス」があると分かったので、Amazonでポチッた。  まだまだパールを探求できそうだ。  超恐いけど…彼女は。  .
[映画館(字幕)] 8点(2023-07-20 05:46:52)
11.  ヴァチカンのエクソシスト 《ネタバレ》 
  土曜日に観に行ったのは…コレ。  ――ヴァチカンのエクソシスト(2023)  求めるのは旧作「エクソシスト」の荘厳さ、神懸かり的な雰囲気だったが…アレだ。 まぁアレに関しては…クラシックな作品だから出せてるってのも在るかも知れないけど、単に映画の音楽やCG化の強化などの近代化が、その邪魔をしてる気がする。 ただ、過去作のような作品にしたら「地味だな、おい!」と言われそうだな、とも思うので難しい。  ともあれシナリオも練られてるし、演出も立派な作品。 何より「ドキッとさせる不意打ちシーン」あざといシーンが余りなく、そこも好感が持てた。 そう言う訳で最近の映画ファンには、かなり受け入れやすい作品であるのは間違いない。 つか、俺の「エクソシスト大好き病」は「この作品を見るのに向いてなかったのかな…」と、映画を観ながらも、脳内で軌道修正をしていた。  シナリオ的にも「事件の事実を探求するシーン」も有ったり、何よりもヴァチカンを”それなり”に(あくまで”それなり”にだけど)表現していたのも好印象。 ゲームが浸透している現代だからこそ、物語の進め方もかなり「それっぽく創ってる」って印象だった。  この主人公である「ガブリエーレ・アモルト神父」は実在されていた方で、ラッセル・クロウが好演。 かなり冗談が好きな神父で、観ているだけで力を与えてくれそうだって強気佇まいは伝わってくる。  そして、ガブリエーレ・アモルト神父は最近(2016年)に亡くなられてたのも知った。  彼の素晴らしい姿勢は、悪魔が本当に乗り移ってるかだけではなく、性神学的な見地も含め「悪魔に乗り移られている佇まいを感じなくなるまで」を追っている事。 そこも、この映画では上手く表現しきっていたと思う。  ――ただ、ひとつだけ。  演出的に「悪魔の不意打ち」が無かったのが凄く残念だったんだ。 オーメンでも、大好きなエクソシストでも、そこを強く匂わせていたのもあるから、余計に。 倒したと思っても、去ったと思っても「まだ完全に分からない」って恐怖…そこが悪魔の悪魔たる所以と思うのだ。  結論から言うと……相当に面白かった。 安っぽい映画ではないので、機会があれば…是非観て欲しい。  そして、映画館を出る時に―― 知らない20~30代のコンビの会話に、私は戦慄した。   A氏「いやー、ラッセル・クロウ良かったねー…良い演技だった。」  B氏「いい演技に、ラッセル・クロウもクロウ(苦労)したんだろうね。」  B氏のドヤ顔が最悪でした。  ああ神父…親愛なるガブリエーレ神父よ。 彼は悪魔に憑りつかれてると思います、マジで。  .
[映画館(字幕)] 8点(2023-07-20 05:43:25)
12.  インディ・ジョーンズと運命のダイヤル
  今朝は6時に起きて、待ち合わせの映画館に。 観た映画はコレ!  ――インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年)  いやぁー、愉しみ過ぎて昨日の夜から寝られなかった。 俺にとって特別なキャラの一人である「インディ・ジョーンズ」のラスト作。 この映画に合わせて、全部のシリーズを観直して脳の準備も万全だ。  そして…そのまま「運命のダイヤル」を観る。 映画のネタバレは書かないし、もしかしたら…俺だけの感想かも知れない。 けど泣いた! 自分で眼に涙が溢れて、少し触れたら「うっわ!泣いてるぅぅぅぅぅっ!」と思うくらい泣いてしまった。 いや、もうマスクが涙でビッチョビチョになるくらい。  沢山の想い出と、観たばっかのシリーズ前編の想いが交差し、フラッシュバックしてる。 これは今でも…うん、そうなんだ。 ただ、インディは……やっぱ自分にとって特別なんだなーと自覚した。  そして…後日……つまり、今日(懲りずに)行ったのは、この作品。  ――インディ・ジョーンズと運命のダイヤル/吹き替え版(2023年)  昨日観たまま…脳裏に焼き付いてるうちに、訳の誤差を愉しもう。 そして、インディの声は「村井國夫」さん。 友人に聞いたが…Youtubeでの舞台挨拶とか観てると泣けてくるね。  興奮しながらも2回目ってのもあり、若干の余裕があるのか…過去の想い出が巡る。  想えば――何十年前。 10代の後半時、俺が映画に本格的にハマったのは「スレイダース/失われたアーク/聖櫃」と「ブレードランナー」からだ。 同じキャストってのも意識しないくらいだった俺と…あの時代があった。 SF的な煌めきもない…言わば西部劇っぽいスタイルのインディアナ・ジョーンズから始まった…俺の本格映画参入。 見た目やスタイルじゃなく…キャラの動きと勇気ある活動で、あの魅力を理解したんだよな……マジで。  いつも戦いに巻き込まれてしまうインディ…潜水艦に乗り移ったりした時、俺も嬉しかったなぁ…。 冒険中も、あの苦痛そうな表情と動きが助けてあげたい気持ちがあって、そんな中で彼を好きになってゆく。 苦痛を感じつつも、決して諦めない…そんなインディが本当に好きだった。  うーん書き方が難しいな…。  ただ、愛しくて愛しくて…インディーも、アンブリンもルーカスも。 過去の想い出もあるし、観てきた映画のリスペクトも含めて…ただ愛しくて。  想像したんだ…「もう終わりなんだな。」って。 映画を観始めた時を回想すると…仲間の中で、もう逝ってしまった人間も居る。 彼らとも、同じ時間を刻んできたのも俺は忘れない。  有難う、インディー…左様なら、インディー。 そして…また会おう、インディー。  大事な想い出と共にスクリーンで。   俺はインディが大好きだ。  .
[映画館(邦画)] 8点(2023-07-09 23:36:05)
13.  スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース 《ネタバレ》 
  ザ・フラッシュを観た後、どうしようかな?と思って、もう帰るか、それとも飯を食うかで考えていたんだが、次の映画のラインナップを見ていたら…Goodタイミン!いやGoodなのか? 更に、控えてるのが「吹き替え版」らしく残り時間が3分!いや、だったら…行くっしょ、コレ?!  ――スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023)  んもうねー…内容の密度が濃かった。 そして以前よりも話が纏まってるし、スケールもアップしてる……なので、そこに関しては本作品をプッシュしたい。  まぁ、色々と意見もあるだろうけど、全編を思い返せば「編集で縮めれるモノでもないなー」と思うので、長さは(きっと)適切なのだろう。 そして、またアニメーションとして「質の高い作品」を観せられたなーと…ただただ感心した。  ただ、俺も知らなかったが…やっぱ、これも途中で終わる前編・後編の作品なのな! ああ~…何か嫌だなーと思いつつも、此処まで内容が濃いと仕方ないかなーと思ってしまうし……まぁ、いいか。  ただ、ミッション:インポッシブルの新作なんか、最初から「PART ONE」と銘打ってる男らしさ! いや、頼むよ配給会社さん…ワイルド・スピード/ファイヤーブーストの時も書いたけどさー…マジで頼むわぃ!ワシゃあスッキリ出来んのですわぃ!(←仁義なき戦いの菅原文太の声で) 観てる最中にガッカリとかより良いと思うんだけどなぁ…… まぁ、これは俺の考え方だけどさ。  .
[映画館(吹替)] 8点(2023-06-17 09:37:05)
14.  ザ・フラッシュ 《ネタバレ》 
  昨日は、調子に乗って2本のヒーロー映画を続けて観たんだ。 いや、あまり良くない方向に脳と感性が働いてしまったね。 結論から言うと、2本とも面白かったと個人的に思う。  ――ザ・フラッシュ(2023年)  これに関しては「ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット」を観て、超感心したのを記憶している。 MARVELとはまた違った設定の中、フラッシュに関しては、もっともーっと活躍を見たいと思ってたので楽しみだった。  それよりも…アレだ!  何よりも、あのマイケル・キートン版バットマンの完全復活に身体が震える! いや、コレって…予告とかを全く知らなかったら「俺はどうなっちゃうんだろう?!」と考えるくらい痺れた! もう、僕チン…それだけで嬉しかったし、お腹いっぱい! さて、一番早く観れるのが吹き替え版だった。 まぁ、円盤は間違いなく買うだろうと予測で来てたし(多分)嫌って程見るだろうから今回は吹き替え版にしてみた。  大好きなスターにフォーカスされた作品でもない限り、俺は吹き替え版は好きだったりする。 あと、社会派ドラマに関しても、必要以上に文字を追いかけたり、微妙なニュアンスを訳せていモノも沢山見てきた。 いや、1991年のオリバー・ストーン「JFK」とかは何度も巻き戻したりと…思い出せば、なかなかにラヴクラフトの小説くらい脳で処理するのは難関だったなぁ。 ともあれ、海外のアニメ版となれば俺は日本語吹き替え版にしたいな、なんて最近は思う。  ただ、アレだ! ああー!マイケル・キートンの「アイム・バットマン!」の声は聞きたかったなー…と、そこだけが心残り。 さて、ネタバレなんか絶対に書けないフラッシュだが…映画に詳しかったりするとニヤニヤできるシーンも多かったんじゃないだろうか? もう書きたくて書きたくて仕方ないけど、(今は)語るまい。  *  *  【2度目】 今回は、あの「I’m Batman」を(マイケル・キートンの声で)聞きたくて…今回は吹き替えじゃなく観た。 いや、もうマイケル・キートンの声って、何度も何度も何度も何度もバットマンを観て来たが故に、確りと脳裏に焼き付いてる。 なので、初登場のシーンから「ああ、マイケル・キートンの声だなー…」と嬉しくなった。  そして、シナリオの意味も再吟味。 分かりやすく言うと「運命の理不尽さ」や、「諦める事への勇気」など…もう色々と作中の「多重世界での不安定な状況」の中、止むに止まれず悔いを残さざるを得ない展開があるんだが、その描写が…ただただ切なく、そして素晴らしかった。 うん、色んな意味で俺的には面白かった作品だ、と思う。  ただ、アレ! スーパーガールに今回は注目してたが、あの子は「日本人も好きなキャラ」だと思う…それも相当に!アニメ的な感覚なら100点だね。 まず、戦闘力は桁違いなのに…あの身長、あの髪形、あの佇まい、あのスタイル…マントの棚引き、飛行のポーズも含め、新しいスーパーマン眷属を観れたのが最高だった。 ゾッドと闘う際の…急速に沸き上がる怒りの沸点…カル・エルを知ってれば余計に共感できるしね。 うん、熱い女だったなぁ…。  いや、僕チンはダイアナの方が好きだけど。笑  ダイアナの登場音楽を響くと…もう堪らんっ! 可愛いのに綺麗!そしてカッコ良く強い!好き好き、ああ―――っ!もうヤだ―――ぁ!(←バカw) けどけど、シャザム!/神々の怒りの時からだけど……僕チン、ガル・ガドットが足りんぞ!DCさんよー!  .
[映画館(吹替)] 8点(2023-06-17 09:34:53)
15.  クリード 過去の逆襲 《ネタバレ》 
  いやー、やっぱ熱い!そして魂が燃えた! 更に完全にロッキーの作品から(いい意味で)離れる事が出来たんじゃないかな、と思う。 いや、スタローンが出てないからって、意味じゃなくてね? けど、そのお陰も有ってか…今後、全くロッキーシリーズを(作品の魂以外で)気にしなくて良い感じになったと思う。 でも、やっぱりロッキーシリーズも好きなのもあって、「ロッキーとクリード」を別角度で色々と対比してしまうね。  ロッキーと同じく成功したクリードの家族愛…その家族構成、そして愛情劇も描けている。 なんて言うか…お婆ちゃんも含めて、ロッキー家族とは全く違う彼らなりの家族愛が上手く描けていて良かったな…。  そして……戦うのは「“ダイヤモンド” デイミアン・アンダーソン」という男。 観る前には「どんなもんだろう?」と思ってたが…今度の敵の描き方は異常に怖かった。 復讐を想いながら、ずぅぅぅぅっと刑務所に居たんだから、ある意味「今までのロッキーなどと比べて想いの年季が違う」と思う。 いや、でも予告編で予測出来てたっつーか、観えてたのもあって事前に心の準備が出来ていたけど…そうじゃなかったら相当にショッキングだったかも知れない敵と、その心情。  その敵、デイム(ディミアン)の闘い方がストリート仕込みで、心底ビックリした! いや、俺が喧嘩する場合でもこの手の奴が一番怖い!ロッキー4のイワン・ドラゴと同等レベルで怖い! 戦法が全部「ストリート仕込み」っつーか「相手を滅ぼすレベル」で反則を辞さない戦い方だったし、驚愕するのはちゃんと体系化できてる箇所。  今回の戦いで、今までに近い感じを他メディアで探すと……コミックだけど「修羅の門」のボクシング編を想い出す。 いやー、信念を持って、塀の中で己を鍛えて敵を打倒してきた男の恐ろしさが存分に際立ってたね。  そして、映像技術も含め、戦闘シーンは今までで一番上手く感じた。 頑張って欲しいのは、主人公クリードを演じたアドニス・クリード:マイケル・B・ジョーダンだ。 これからも頑張って欲しいな、と思う。  そして特別書きたいのは…アレだ。 ロッキーとクリードを比較すると「嫁の(対応の)違い」が面白い対比だろう。 気弱であっても…何かを守り続けようとロッキーを愛したエイドリアン。 そして、自ら傷付いても…ビアンカは同じ表現者としてクリードの戦いを信じた。  あ、どっちが正しいって意味じゃなくね?…共に、闘う男に相応しい妻だったなーって意味で。  .
[映画館(字幕)] 7点(2023-06-06 04:33:39)
16.  ワイルド・スピード/ファイヤーブースト 《ネタバレ》 
  一昨日は、起きた瞬間から映画に向かった。 観に行った映画は(懲りずに)コレ…なんだけども。  ――ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023)  いや、もうね?…この作品に関してはアレ! 固定概念とか、全部捨てて楽しめるシリーズになったと思ってるんだ。 思えば、自分の創る物語やゲームなんかの作品でも「設定」を人一倍に気にしてしまう俺。 だけど、アレ!このシリーズに関しては別! 最初から「このシリーズ作」を観直したり、よくよく考え直すと…スタッフの脳裏に描くシリーズ的なビジョンってのは相当に困難だったんだろうな、と思う。 そんな中、「ファミリー」って概念を見出し、上手く絡めて此処までの長いシリーズ作にしたのが素晴らしい。  いやー「シリーズ物」ってのは…言わば(見せ場均一じゃない007は別として)ザーッとBlu-rayとかを並べてみると…大体、順番が合うようになるモノなんだけど、もうワイルド・スピードのシリーズになると最早、何が何やら分からんようになってる。 きっと、スタッフや制作陣らが意見をアーだコーだ言い合って協議し、その時々”完成系”を出し合って決めちゃってるせいもあるんだろうね。  ともあれ信用度は高いのは、このシリーズに対して結果的な評価。 なので、何のネタバレも頭に入れずに、今回も観た……んだが、その前に! 頼みがあるンスわぁ!配給会社各種さん! まず、2021作品の「DUNEデューン/砂の惑星」もだったんだけど…1と2とかに区切る場合は、ちゃんと「前後で続きますよ」と、ポスターなり告知なりで告げた方が良いじゃないか?と思うンスけどー!!これ、知らずに見てたら「ええーっ!ここで終わり?!」ってガッカリする人が多くないっすか?!もしかして知らなかったのは俺だけ?…ねぇ、ネタバレで情報を入れなかった俺だけなの?!ねぇってばっ!その区切りって作品の質に大きく影響する訳じゃないと思うし、単に(次を待ってる間の)心持ちの区切りとしてさー!  そういや、過去で言うなら…バック・トゥ・ザフューチャーの「パート2&3」とかの場合を想い出して欲しい。 アレって(時代の違いもあるだろうけど)前後作になるんだぞ!と、いい感じに広まって告知されてた記憶がある。 あの時って「続きの公開まで待とう!」って気分が高鳴った覚えがあるんだけど…皆的にはどうやろ?       *       *  あと、予告編でも楽しかったけど…これからは色ぉぉぉぉぉんな映画のラッシュが! いやいやいや!滅茶苦茶に楽しみなんだけど、マジで!  「ザ・フラッシュ(6月16日公開)」 「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(6月30日公開)」 「クリード(5月26日公開)」 「ミッション:インポッシブル/PART ONE」(7月21日公開)」これは”PART ONE”ってのが、最高に清々しいっす!大作感もあるし!  いや、理屈抜き!痛快無比!神話復活! そして、まさに夢は日常!  こんなにも楽しく…胸が高鳴って躍る! それが自分にあるってのは…  きっと人生の幸せだ。  で、だ。 君の映画の幸せは此処に有るか?  .
[映画館(字幕)] 8点(2023-05-23 09:15:48)
17.  AIR/エア
  もう終る寸前だったんだけど先週は1本の映画に行たんだ  ――AIR/エア(2023年)  昔の勤務とか、会社の会議を想い出したんだよなぁ…目の前に当時の光景も広がったくらい。 回想したのは…プロジェクトを立ち上げるための企画者だった時期…営業を勉強しつつ…そこからプロジェクトがスタートした時代があった。 それをメチャクチャ想い出した映画だったよ…鮮明に!…マジで。  この映画は…簡単に言うと「信じた企画を通す」映画だった。 そんな営業の作品って、映画では2016年の「ファウンダー/ハンバーガー帝国のヒミツ」とか、1988年の「タッカー」も含めて結構あるんだよね…。 けど、好きな題材になっただけで、随分と臨場感が違うなーと感じたねぇ…この題材…ナイキのシューズっては燃える。 これでプラモとかトイ系、つかバンダイのプロジェクトで、何かの大きな計画(ガンダムプラモの設立と歴史とか?)を映画にしたら、マジで燃えるんだろうなー…きっと俺らは。  しかし、マット・デイモンって体格が変ったねぇ~…ちょいビックリのサラリーマンの太った体形。 役者はそこまで詳しくないけど、上長であり理解者の男も、そして(当時は前例が無かった事もあり)ジョーダンの親族から「ロイヤリティ(売り上げのパーセンテージ)を求めらてた事で、もう企画が無理になった…と、落ち込む主人公に「構わん!行け!」と言葉を投げた経営者も最高だった!  俺は、仕事ってのは「波動」だと思ってる。 途轍もない熱量、途轍もない行動力!そこから滲み出てくる「個人の波動」が周囲を席捲して広がり、更に大きな流れになってくる…そうなって来るともう止められない。 いやー、想い出したなぁ、色々と。 当時は「この人は、くだらないなー(←超失敬!)」と思ってたけど…思えば、あの時に「あの人たち」は力を貸してくれてたんだなーって…もう、この辺のやり取りを観てるだけで、「仕事への想いと理想」を感じ取れて、すっごく共感できたってのがポイントだった。 あ、あと…クリス・タッカーも凄く役柄が似合っていたと思う。 やっぱり、住んでいた「地方の繋がり」も大事だけど、やっぱり「人種が一緒」ってのも相手の気持ちを楽にするのかも知れないな、なんて……なので、俺的には、ジャッキー・チェンとの「ラッシュアワー」よりも好きだったね。       *  思い出すのは――20年以上前、アメリカ旅行だ。  1984年のビバリーヒルズ・コップ や、1990年のプリティ・ウーマンで憧れた街…素晴らしき「ビバリーヒルズ」だった。 脳裏でビバリーヒルズ・コップのBGMやら、プリティウーマンの曲やらが、ずぅぅぅぅぅぅぅっとエンドレスで流れてたね…アほか、俺。  んで、優雅になった(勘違いとも言う)つもりで入ったナイキショップで(イキって)買ったスニーカーを想い出すんだが、日本に戻ってからも履く事は無かった…そう、ただコレクション魂を擽られ…「野茂マックス」から「エアマックス(96~97)」に範囲を広げつつも収集した。 まぁ、リーボックの「ポンプ・フューリー」なんかも、イエロータイプやトリコロールは勿論、香港モデルとか集めたけど…やっぱり行きついたメーカーははナイキに戻ってエアジョーダンのシリーズだった。 中でも「AJⅦ」のオリンピックモデルがカッコ良過ぎて(当時は価格が)30万円とか…馬鹿な金額だったけど、それ以上にファン達の方が馬鹿(俺、含む)だった時代ってのもあり、止せばいいのに購入した。 しかし、10年以上後に箱を開封して触ったら…本体とソールが分離しやがって、そのまま(まるでテープの巻き戻しのように)箱に戻した俺。 いや、コレって悪夢だろ、マジで…まぁ、靴って…本っ当ぉぉぉぉぉに素材が大事だと教えられた。 まぁ、ソンなコンなで「形ある物、いつかは崩れる」を体現して実感したけど、嬉しいなーと思うのは「エアジョーダンⅠ」が相当に強いモデルだったのも記して置きたい。 当時はエアーの素材を使ってないからかな?とも思ったけど、映画を観た後にはエバー・グリーンな商品を目指してるんだろうな、と理解出来た。  完全なる靴の保管は大事。 けど、もっと大事なモノを「この映画」で気付いた。  それは…過去からの「想い」だったり。  仕事でもそう…そしてモノに繋がるのは想い。 人間との繋がりも想い出せ。 そして、モノと当時の光景も一緒に、さ。  あんな事や、こんな事があった…。 そう考えながらも、自身も「ひとつの流れだった」を理解する。 そして、綴ってゆく…モノと想い、その時に「自分が居た事」も。  そう考えりゃ…人生は悪くない。
[映画館(字幕)] 7点(2023-05-16 08:24:31)
18.  ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 《ネタバレ》 
  今日は、ネタバレを聞きたくないの映画に行ってきた。  シリーズ通して「安定の出来」を誇ってて、俺自身もこの映画のシリーズは好きだったりする。  ――ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/VOLUME3(2023)  映画を観る前にDisney映画の予告編。 恐らくは「ピノキオ」と「ピーター・パン&ウェンディ」…共に実写映画、そして映画の予告でも「リトル・マーメイド(2023年)」でも、人種の入れ替えがあって…少しばかり「おや?」と思った。 普段なら若干の違和感を得る程度だっただろうが、立て続けに3つも観てしまうと、大きな輪になって脳裏に残ってしまった。 まぁ、今の「スパイダーマン:ホームカミング~以降(2017~2021)」でも、MJの人種が変化したが、演技力や本人の頑張りも有って…今では概ね受け入れられているのも頭に入れおく。 けど、それを前提で……何だろう?この胸で渦巻く違和感は?  気になる「問題(懸念)点」は――この2つ。  ■コンプライアンス(コンプラ)■ ■ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)■  まぁ、作家さん達の問題とか、役者さん達の在り方とか、ユーザーの位置なんかは、敢えて此処ではスルーする。 そこがネックになると、映画とはまた違ってきて、上のステージの根本的な問題となると思うからだ。 尚、ファンの論争については一切問題はないと俺個人は思う…言い方を変えれば、その論争も”ファン間の楽しみ”の一環だと考えるからだ。 まぁ、代案の無いままクリエイターを気取られたり、批判の足並みが揃って無くとも…それも一種の愉しみだろう。 取り敢えず、個々に判断の基準ではあるだろうけど、そこまで止めるのは無理だろうし、問題としては(今のところは)小さいと思う。  一体どうなるんだろうね?この違和感は…将来的に。 クリエイターでやってる人…特に情熱を込めていると相当に面倒だろうなーとは察しがつく。 ただ、アレだ。  それら困難はクリエイターでやってるなら、版元やメーカーから…ドンドン落下してきて、否が応でも受けねばならない状況はズーッとあった。 時に理不尽、時に面倒であったとしても「クリアしなきゃ出せない」のなら、やるしかないのが俺達の道だ。 色んな困難の中でも、クリエイターは「未来に繋ぐ道」を考えつつも、まずは「生き残るために頑張り続ける」だけなのだ。  と…以上の事を考えつつ、だ。 待望の「VOLUME3」の上映が始まった。 とは言え、上記の「コンプラ&ポリコレ」について、ずーっと考えてたんで、劇中の人種(つか、星人?)のミックス具合が果てしなく心地いい。  ああぁぁ―――――――っ!! ネタバレは書けない!書かない!書いて堪るものですか! これは是非是非、時間を作って観て欲しいと思う! 日本人が好きなモノ、色々と集まってて超賢い(ズルイとも言う)要素ばっかり!  結論から言うと、アレだ。 やっぱりジェームズ・ガンは好きな監督だなぁー…マジで。 作風は、「人間の友愛」に触れつつも「人間の不快感なモノ」も確りと分かってる作家だな、と思う……その上で、その両方を毎回毎回、丁寧に見せてくれるのが流石だ。 作品的には脚本をしていた「ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年)」とか「スーパー!(2010年)」辺りから超注目してたんだが…毎回「胸糞悪いシーン」とかで痛烈なインパクトを残して、俺の心に刷り込まれてきた。  ともあれ、人によって好き嫌いはあるかも知れないが…俺は凄く心が躍った作品だった。 前回の「ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結(2021)」も、色んな穴はあるにせよ…「人の観せ方の上手さ」とか、ジェームズ・ガンらしい作品として…言わば「好きな映画」として加えて置きたい逸品だった。  作品の今後についても敢えて書くのを辞めよう。 ただ、胸に刻まれた度合いが…今回は、マジで半端ない。  いや、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」は勿論、シリーズ通して素晴らしい。 ただ、それよりも…ジェームズ・ガンの監督っぷりが最高だったね…本当に。 いや、MARVELもDCも最高だ!  今後も…うん。 その弾けっぷりを刮目して観る!       *       *       *  それと… 30年以上も待ってたキャラ。 色々想い出して泣きそうになったわ。  .
[映画館(字幕)] 9点(2023-05-05 01:34:39)(良:1票)
19.  ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
  今日はマリオの映画に。  ――ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023)  いや、想い出すのは1993年の「スーパーマリオ/魔界帝国の女神」だ。 あの映画のクッパ大王を演じた「デニス・ホッパー」が、痛烈で切なくも悲しさを誘ったけど、今回のマリオを観てる最中も「もう、これからは…どんな造形でも出来る時代になってるだろうし、魔界帝国の女神みたいな映画は難しくなるんだろうな…」なんて考えてしまった…きっと、この予感は当たるだろうと思う。 勿論、俺は懐古主義じゃない(だろう)し、新しいモノでも、とんでもなく素晴らしい作品は沢山あるし、きっと発生してゆく。 けど、若干だが「ファンブル(失敗?)から生まれる美しい物」ってのも存在する訳で…そういうのも全く無くなってしまうのかな、と若干寂しくなってしまった。  さて、そこで本作の感想を…  納得できた”冒険浪漫”だった。 いい意味で”マリオによる、あの兄弟らしいドラマ”と思う……うん。 きっとマリオが好きならば、シーンの各所に想い出が刻まれていると思うので、観た人間ならば文句はないんじゃないかなーと。  ただ、実は……俺はマリオはあまりプレイしていない人間。 勿論、小学生の時からドンキーコングとかマリオ・ブラザーズでは遊んできた…一種「マシーンのツール的に触ってた」感じで。 そして「マサオとコージ」のパクリゲームでも駄菓子屋で遊んだ。 けど(パクリは別として)スーパーマリオで遊ぶ事はあっても「心を割くほどにハマった事は今まで一度もない」人間なんだよね、俺は。 なので、もう映画のシーンを観ながらも「懐かしいなぁ~…」と思うに留まったくらい。  けど、本当に良作とは思うよ?  そして、そこまで映画に嵌り切っていない理由は……俺はファミコンで遊んでが居たが、メインで遊戯したのはPCのゲームばかりだったからだろう。 なので、ファミコンで「ドラゴンクエスト」も、「ファイナルファンタジー」もシリーズ通して、何本かは遊んだけど…ほぼほぼハマった覚えがないってのが俺の状況。 でもでもでも、何本かはクリアはしてるし、どっちも最高レベルで面白いのは(自分なりに)知っているし把握もしてる。  例えるなら「リアル」が凄く好きだったから、「ファミコンよりもPCゲーム」に傾倒し「プラモよりもガレージキット」に嵌ってた…そんな自分だったな、なんて思い出してしまった。  そこまでファミコンで遊んでなかった俺でも「マリオ・ブラザーズ」というコンテンツは「ゲーム」は勿論、「映画」でも頑張って、成長し続けて欲しいタイトルだなぁ…マジで。  出てくるキャラの活かし方…キノピオもドンキーコング、そしてピーチ姫も魅力的だった。 何よりもマリオとルイージの描き方が素晴らしい。 ちょっとアホ兄弟っぷりを発揮しながらも「仲の好い兄弟」が最高だな、と思った。  ともあれ、マリオの未来は、きっと明るい。   そう信じたくなる”冒険浪漫”でした。   .
[映画館(字幕)] 7点(2023-05-03 02:30:25)
20.  聖闘士星矢 The Beginning
  観る1時間前は、行くとは思わんかったんだが…つい行ってしまった。 いや、飯食ってたら「以前の仕事の資料」を、(急に)先方から求められたのが、多分切っ掛けだった。 んーで、資料を探してりゃ…あるわあるわ、過去に書いた指示書が。 想い出と当時に、創ってた時の気持ちが炸裂しちゃって、もう行くしかないな!って気持ちになった。 いや、単純だなぁー…チョロいぜ、俺は。  ――聖闘士星矢/The Beginning(2013)  しかし懸念点が全く無い訳じゃない…つか、ぶっちゃけ懸念点だらけ。 いや、1994と2009年に作られた「ストリートファイター(&春麗)」や、2009年の「DRAGONBALL/EVOLUTION」とか…もう芳醇に香し過ぎて、時代に永遠にソッポを向かれていると言っても過言ではない…そんな逸品達との出会いが最高に恐ろしいんでヤンスよ!アニキぃ!  んで、ついに上映になる。 ヤッベぇ!あまり…いや、全然ワクワクしねぇ!なんだこの予感!  まぁ、東映のロゴが出た時に頭に過ったのは、2013年にCGで作らてた「キャプテンハーロック/SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK」だけど……実は、あの作品は嫌いではない。 ただ、ハーロックの場合に足りなかったのは「松本零士先生」の作家性の欠如かな?  結論から言うと、星矢もモロにそこだった。  作家性が全然足りないし、キャラの掘り下げだダメ過ぎた。 俺的には観てる時…過去から星矢に仕事で関わって脳裏に焼き付いた「星矢への想い」などを映画を観ながら掘り出してる感じだった…。 マジで車田正美っぽくも、荒木伸吾(&姫野美智)っぽくもない…まさに、鳥山明に似せてないドラゴンボール状態だな、こりゃ!  ただ、アレ。 結論から言うと「ダメな映画映画」ではなかったけど、人にはお勧めしないし…人によっては駄目だコリャ~!(Byいかりや長介)と、なるかも知れん。 ある意味、上記のCG「キャプテンハーロック/SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK」と同程度のクオリティーだと思う。  漫画も勿論、車田正美先生の作品を、ずーっと網羅してきた俺にとっては大好き以外ナニモノでもないが、(当時は観てなかったけど)アニメ版はある意味で「革命的な作品だった」と思ってる。 俺の好きだった星矢は…まさに少年の「友情、葛藤、闘い」だったし、絵にもそれが現れていた。 アニメ版のOPやEDなんかも偶に観る。 その勢いを存分に感じつて、いま観ても伝わると思うんだけど…製作者はちゃんと観たんかな?「新田真剣佑」は確かに(るろうに剣心でも)カッコ良かったけど、もう身体が完全に大人へと出来上がり過ぎてて華奢さゼロ! ただ、アクションも上手だったし、映画としては現代風にアレンジしてるのも確りと伝わったけどね。  ただ、そのアレンジのせいで上で描いた「作家性が全く消えちゃってる」のが悲しかった…いや「聖闘士星矢」感は一体どーこーへー。 詰まるところ…「何の映画?」と観終わった後で考えてしまった。 けど、(大事な)星矢感は(置いちゃダメだけど)さて置くとして…映画としては「頑張ろう!」って意気込みは確りと伝わったし、冒頭の地下格闘シーンとかは(ヴァンダムやラングレンが好きだから)個人的には好きだね。  思えば…うん。 キャラコンテンツに関しては、もはや時代を問わずに過去作から人々に愛されてるターン。 好いも悪いも含め、SNSやら記録メディアやらで、過去作を観れる時代となりつつあると(個人的に)実感している。  故に、ユーザーも製作会社も、そして版権所持のメーカーも忘れてはならないと思う。  ――何故、そのタイトルが受けていたのか? ――何故、そのタイトルの何処が支持を得ていたか?  あのキャラ、あのシーン、あのキャラ劇。 全てが歓喜と共にユーザーから愛され… 沢山の心をトキメカせたはずのコンテンツ。  なら、その笑顔を決して曇らせてはならない。  だったら作り手も、好きになるしかない。 ただ愛して、創り続けるしかない。  ――コンテンツを曇らせるな!  俺は本気で、そう思うんだ… 過去からの自分の歴史を愛するように。  .
[映画館(吹替)] 6点(2023-04-29 16:20:19)(良:1票)
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