1. ゼロ・グラビティ
《ネタバレ》 2Dであれだけ浮遊感を出せるのがスゴイ。2Dでこれだけ怖いんだから、本当に宇宙遊泳で危機に陥ったら どれだけ怖いのか想像も出来ない。 スピードで名を馳せたサンドラ・ブロック。やっぱりこういうパニックに陥る場面には映えるよねー。 最近ロシアが衛星爆破したけど、もちろんこの映画の存在を知ってて 危険も承知の上で、なおやったんだろうなあ。戦争になったとき、相手の観測衛星壊すのは確かに優位に立てるんだろうけど、平時にやるかね・・・ [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-12-01 08:25:42) |
2. 哀愁
《ネタバレ》 今となっては結構ベタなストーリーだなと感じてしまう。ビビアン・リーの美貌を愛でるのが主眼になっちゃうなあ。 最後、事情を察したロイが それでも必死に探そうとはせずに、もう行ってしまった とすぐに諦めちゃうのが、ベタベタ過ぎずにリアリティがあるように感じた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-12-01 08:13:34) |
3. グリーンブック
最初に based onではなく inspired byとあったので、製作者は「演出も加えていますよ」という意味を込めているのだと思う。制作年から50年以上前の話なので、当時を知る人も減り、記憶も鮮明では無くなっているということもある。それを「真実に基づく」と訳してしまうと誤解が生じると思う。「事実を元にしたフィクションである」ぐらいにしておいた方が、良いのではないか。 とはいえ、内容的にはとても良かった。直近でも Black lives matterが大きな社会現象になるぐらい、未だに人種差別問題が歴然と残るアメリカでは特に意義深い作品なのだろう。ドンが「暴力では何も勝ち取れない。威厳を持ち続けることだけが勝つための方法だ。」と言うが、それが用心棒兼ドライバーに向けられたものというのが、問題の複雑さを示している。最初は距離のあった二人がお互いから学んでいく姿は、見ていて微笑ましいものだし、見習いたいと思う。 実話モノ、人種を超えた友情モノとして「最強のふたり」を思い出した。あちらもいい映画。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-12-01 08:01:17)(良:1票) |
4. ターミネーター3
《ネタバレ》 機械が弱すぎて萎える。人間がガトリング・ガンさえ持てば普通に倒せちゃうって・・・。 ドローン兵器が現実化した今、機械vs人間にはならなくとも、AI兵器を手にしたテロリストvs人間ってのは 相当な脅威に思えて来ている。その時、AI兵器がこれぐらいショボく あってくれと願う以外に感想はないなあ。 アクションも前2作品の焼き直しと言われても仕方のない内容で、審判の日は「先延ばし」にされたに過ぎないってのが、「うん確かに既視感ある」って感想につながっちゃう。 T2の続編じゃなければ まあ勝手にやってと思うけど、これだとシリーズの冒涜に近い。 [地上波(吹替)] 5点(2021-11-20 21:35:09) |
5. レッド・ドラゴン(2002)
ほぼ全ての配役がうまくいっていると思う。最後まで、興味深く観られた。 ただしストーリーはちょっと王道すぎて、トマス・ハリスにしては期待外れかなと思う。(原作は未読だけれど) [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-11-20 21:25:40) |
6. ゼイリブ
一部でカルト的な人気。とかいうキャッチコピーで観てみたけど、チープ過ぎて萎えた。つっこむ気も起こらないほど、ショボい脚本。 最初から、そのショボさを楽しむって気で鑑賞すれば、良かったかも。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-11-06 08:38:15) |
7. リバティ・バランスを射った男
最初に後日談を持ってくると、ああこの人 生き残るんだって分かっちゃうから、この見せ方はどうなんだろうって思う。普通に、本編→後日談 って流れで良かったような。時系列をいじること そのものが面白いと勘違いしちゃって、逆効果になってるパターンのように思う。 「圧倒的な暴力の前に、法や政治は意味を成すのか」ってテーマは、特にアメリカでは大事だろうから この映画の評価が高いのも うなづける。 ヴェラ・マイルズって女優さんの美貌にはクラっときたけど、「サイコ」にも出てたんですね。他にそこまで出演作が多くないのが不思議なぐらいの美人。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-10-29 14:40:52) |
8. 逃亡者(1993)
《ネタバレ》 「逃亡者」って邦題の映画が4つもある。まあ知名度的に、これ以外を知ってる人のほうが少なそうだけど。 冤罪を晴らすために 頭のキレる医者がもがくって話なんだけど、逃げる前に法廷で もっとその良い頭を使って無罪を主張しそうなものなのに、割とすんなり判決を受けちゃうのが ちょっと疑問。 あと 頭がキレることを押すなら、プロレスはやっちゃダメ。ハリソン・フォードだからアクションがなきゃ ってことなら、キャストミス。危機はあくまで、頭で切り抜けなきゃね。 とはいえ、ちゃんと最後まで楽しんでは観られましたので、この点数。 [地上波(吹替)] 7点(2021-10-29 14:21:44) |
9. 悪い種子
《ネタバレ》 子役のパティ・マコーマックに使うのは若干ためらわれるが、「怪演」という言葉が当てはまるほどの演技。舞台で同じ役を演じた後での映画化なので、完成の域に入っていたのかも知れない。視聴者にさえ悪感情を抱かせるような演技なので、真に受けた人から危害でも加えられていないかと心配になるぐらい。でも、ちゃんと大人になっても女優を続けたようなので、安心。 この「平気で殺人をするようなサイコパスは遺伝するのか、それとも後天的な環境に因るものか」ってのは普遍的なテーマのようで、最近のドラマなんかでも観たりする。個人的には、複合的なものかなあと思うが。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-10-21 09:03:48) |
10. ブレードランナー/ファイナル・カット
《ネタバレ》 (バージョンの違いについては分かってません、たまたまTV放送を観ただけ) ストーリーは今や新しさを感じないものの「AI/アンドロイドの自我/意識」という普遍的な問いを扱っている。個人的にAIをいじっているせいで、この問いは「世界五分前仮説」にからめて たまに考えることがある。AIがどんどん性能を上げていった時に、人間との根源的な違いはどのようなものなのか。それが分かってくると、人間というものへの理解も更に深まるように思う。 とはいえ この映画の魅力はなんといっても、映像と世界観だろう。同じテーマで作っても、並の監督なら凡作になる可能性も高いと思う。人間が出演しているのに、人間臭さが無いというか 無機質さを感じさせるのはスゴイとしかいいようがない。 あとヴァンゲリスの音楽がまた映画の質を高めている。大好きなミュージシャンであり、仕事のBGMとしてよく聴いている。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-10-04 09:04:15) |
11. セント・オブ・ウーマン/夢の香り
パチーノの迫力を存分に活かした脚本だと思った。チャーリーも気の弱い優等生を演じられる上手い配役だと思う。 退役軍人の特殊な話かと言うと そういう訳でもなく、会社で第一線で働いてきた人が 引退後にどれだけ虚しくなるかという、結構普遍的な内容とも考えられる。 ただ題名がラブ・ロマンスっぽくて合っていないのではないかと思う。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-09-14 09:52:20) |
12. 暗くなるまで待って
非常に良くできた脚本。場面の変更が少なく、予算がかさんだのは役者のギャラぐらいではないだろうか。 制作当時に観ていたら10点満点だと思うけど、もっと手に汗握る映画を観てしまっているせいで、今観ると8点ぐらいにおさまるかな。それでも複数回の視聴に耐える名画に入ると思う。 タイトルはラブロマンス風にも聞こえるので、サスペンスだと予測しにくい面もあるかも。それを狙ったってことはないだろうが。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-09-03 17:19:51) |
13. ヴェノム
《ネタバレ》 ここの点数も低いし 期待度が低かったのが 良かったのか、普通に楽しめた。 ただ主人公はレポーターじゃなくて、もっと恵まれない人間の方が良かったんじゃないの? ヴェノムが母星での悪境から逃げ出すために地球を選んだんだから、似た境遇同士のほうがマッチすると思う。 敵を南アジア系にしているけど、今後は中国系の敵キャラが増えるんだろうなあ・・・ [地上波(吹替)] 7点(2021-08-08 10:03:52) |
14. 西部の男
《ネタバレ》 基本的に勧善懲悪モノは苦手なんですが、この悪役は私の嫌なツボにハマり過ぎて、くたばってありがとうと思ってしまった。 というぐらい本と役者が上手くやっているってことなんでしょう。 火事のシーンは当時撮るの大変だったでしょうが、今見ても迫力が伝わる映像になっていたと思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-07-28 19:50:16) |
15. ネバーエンディング・ストーリー
とても有名な作品とは知っていたけど、初めて観た。恥ずかしながら原作も未読。 で、早く観ておけば良かったとは感じられなかった。子供が観たら面白いのかなあ? [CS・衛星(吹替)] 6点(2021-07-24 22:04:13) |
16. アクアマン
CGは素晴らしい。CGだけは素晴らしい。ストーリー?そんなんテキトーなテンプレでいい って制作陣なんだろうなあという印象。 [地上波(吹替)] 6点(2021-07-13 13:51:47) |
17. ミッドウェイ(1976)
名優揃えて何でこんなにつまらなく出来るんだって程つまらない。おまけに吹き替えで観ちゃったから、違和感爆上げ。 ↓のレビューで知りましたが、ツギハギ映画なんですね。それじゃチグハグになるのも分かるわ。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2021-06-24 15:25:30) |
18. 見知らぬ乗客
あらが目立って、笑っちゃうような内容だった。もちろん古いって点はあるけど、それだけが理由とは言えないあらも。 後半の展開は当時の観客を楽しませるには良かったかも知れないが、もっと高スピードに慣れた今となっては普通。 ヒッチコック映画は他にいくらでも良いものがあるので、わざわざこれを観ることはおすすめしない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-06-23 07:23:38) |
19. わが谷は緑なりき
聖職者と夫のいる妻の不倫がメインテーマ。植民地から簒奪して悠々自適かと思いきや、炭鉱で命をかけて小銭を稼ぐ労働者もいる。 最後は不倫の聖職者が逆ギレ。英国なんて飯は不味いし、憧れなんてのとは程遠いと再認識させられる映画。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-06-20 20:01:52) |
20. バンディッツ(2001)
これほど長髪に違和感を覚える役者がかつていただろうか。 内容が結構 雑なのを、演技でカバーしてる感じで最後まで楽しく観られました。 [地上波(吹替)] 7点(2021-06-03 18:44:04) |