1. ヒューゴの不思議な発明
《ネタバレ》 純粋に良かった。動機付けが薄すぎるとか、脚本がやや雑とかイマイチなところを言い出したらきりがないけど、そんな部分に目をつぶれる程、ヒューゴが死にもの狂いでラストチャンスにかけるシーンに個人的にぐっときてしまったのと、サーシャバロンコーエンの、近年5本の指に入る程の名脇役、迷演技で相殺されてしまった。父がヒューゴに残したのはメッセージではなく、彼の幸せな未来だったという、スコセッシらしからぬ結末と、スコセッシの映画に対する思い入れがちょっと伝わってきてちょっとじんときた。観賞後、パラパラ拍手してる人もいた。決してパーフェクトな映画ではないけど、自分にとっては、ドアノブだけすごいおいしいお菓子の家みたいな映画だった。邦題酷すぎる。 [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2012-03-16 11:47:35) |
2. 存在の耐えられない軽さ
長さの耐えられない映画 [DVD(字幕)] 4点(2009-11-14 22:49:15) |
3. エレジー(2008)
《ネタバレ》 せめて映像美、音楽美があれば、北野映画的、ミュージックビデオ的に見れたかも知れない。最後まで主人公2人の魅力が分からず終わって行った。他のレビュアーさん方がご指摘のように、ガンジーと美人生徒のベッドシーンにハマれる人はなかなかいないだろうと思う。 [DVD(字幕)] 4点(2009-11-10 01:10:57) |
4. ラースと、その彼女
《ネタバレ》 期待以上だった。シチュエーション勝負の映画かと思いきや、人物の描写が結構しっかりしていて、引き込まれた。キャスティングがパーフェクトだった。「17歳の合衆国」とか、ライアンゴズリングはこういう感じの役がすごくハマる。物語として、登場人物全員が綺麗すぎかも知れないけど、出演していないシーンでも常にラースを感じられたことと、映画全体がラースを壊さないようにしているかのような雰囲気が良かった。邦題はイマイチ。Real Girlをもうちょっといい感じに訳せなかったんだろうか。原題がそこまでいいとも思わないけど、もうちょっといい邦題だと魅力が倍増するような映画だったと思う。 あと、ゴズリングの歌が上手いのに驚いた。 [DVD(字幕)] 7点(2009-11-09 20:04:26) |
5. ビタースウィート(2002)
《ネタバレ》 脚本は良かった。展開もおもしろかったし、最後まで飽きずに見れた。しかし、編集、演出が抜群に下手。設定はまあいいとして、何故ここで突然うるさいだけの音楽?ここでスローモーション入れたらネタバレに等しいだろ、今何かはしょらなかった?時系列(前のカットから何分、何時間、何日経ったんだろう?)が分かりにくい等等、不親切極まりない編集が台無しにしている。それこそ、この主人公くらいの年齢の少女が編集したかのような安易さと青臭さが終始漂っている。しかし、無名の作品にしてはおもしろい脚本だとは思うから、誰かリメイク…はしてくれないだろうな。 [DVD(字幕)] 6点(2009-08-23 05:07:47) |
6. KEN PARK ケン パーク
飽きずに最後まで見れるけどまとめ方がイマイチ。キャラクター設定、編集、演出と全体的に優秀だけど、秀逸かと言われればそうでもない。もう一押しできる脚本家と組んでいたら良かったかも。 [DVD(字幕)] 6点(2009-08-23 01:15:34) |
7. ショートバス
うーん…人には勧められないけど、悪くなかった。普通にモザイクが邪魔だった。モザイクって余計な気が散るし、この大量のモザイク処理によって、ジョンキャメロンが表現したかったであろう性の純粋性が半減していると思う。もったいない。 サントラが素晴らしかった。 [DVD(字幕)] 7点(2008-03-30 00:05:15) |
8. ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習
《ネタバレ》 この映画全体から、サシャバロンコーエン自身の「ユダヤ人らしさ」がにじみでていた。普通のコメディーとしても非常におもしろい。アメリカに対してのアンチテーゼというより、人間に対するアンチテーゼ的コメディー。カザフ紙で絶賛されたのも納得。でも正直、お叱りに値する映画だと思う。なぜなら人間誰しも、もちろん自分も、その叱られる下品な要素を持っているはずだから。でもごめんなさい、やっぱりおもしろかった。ボラットの面白さが日本語字幕だと半減してしまうのがちょっと残念。これに8点をつけてしまった自分に0点献上。 [DVD(字幕)] 8点(2008-03-09 14:30:15) |
9. キンキーブーツ
ストーリーがあまりにも王道すぎる。けど、結構楽しめた。ローラが香取慎吾にすごく似ていたのがどうしても気になってしまって、あまり集中できず残念。 [DVD(字幕)] 6点(2008-03-02 21:04:15) |
10. エイプリルの七面鳥
《ネタバレ》 それぞれの人物が皆人間っぽくて良かった。個人的にはボビーが好きだった。見終わった後、少し幸せな気分になれた。母親の心が動くきっかけの描写がもう少しあれば傑作になっていたかもしれない。良作。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-14 00:39:15) |
11. ホワイト・オランダー
女優陣の演技がみんな素晴らしい。もちろんアリソンローマンとミシェルファイファーは秀逸。この女優陣あっての映画。なだけにパトリックフュジットは少々ミスキャストだったのでは?映画全体としてそんなに欠点があるってワケではないけど、見終わった後、そんなにピンとはこない映画だった。 [DVD(字幕)] 6点(2007-08-08 20:39:31) |
12. モーターサイクル・ダイアリーズ
ちょっと脚本が雑というか不安定。 [DVD(字幕)] 5点(2007-08-08 15:54:03) |
13. ファイト・クラブ
《ネタバレ》 全く先入観なしに見たので、実はサスペンス要素が強い映画だということに最後まで見て初めて気づいたのが自分としては衝撃的だった。小道具や小ネタなど、ネタバレを人から聞いて初めて気づくことが結構あって、しかもそのシーンが記憶に残っているというのがすごい。ちょっとした矛盾なんて全然気にならない程、映像、脚本への執拗なまでのこだわりが見えて良かった。ノートンが素晴らしかった。 [DVD(字幕)] 9点(2007-08-05 18:41:49) |
14. あの頃ペニー・レインと
キャメロンクロウの、「自分の青春映画」という感じで、主人公やペニーレインに対する思い入れがすごく伝わってきた。息子のいない卒業式で一生懸命拍手する母親にぐっときた。邦題がすごく良い。 [DVD(字幕)] 8点(2007-08-05 08:57:20) |
15. トランスアメリカ
絶対彼女を知らなければ男に見える!(知っててもちゃんと見える) 映画自体は、途中までかなり良かったんだけど、終わり方がイマイチ。ハフマンに+1点。 [DVD(字幕)] 6点(2007-08-01 03:56:23) |
16. サラ、いつわりの祈り
雰囲気と設定で押し切られた感が否めない。心に残らない。事実は小説より奇なり、を超えられていないのでは? [DVD(字幕)] 5点(2007-07-29 10:53:31) |
17. ショーシャンクの空に
《ネタバレ》 前評判に負けました。「無冠の名作」と「有冠の名作」同じ出来でも前者の方が重宝されてしまうのか。内容に言及すると、結局はきれいごと?「世の中甘くない」んだけど、結局は甘い。映画全体としては、完成されていて、迷う隙がない。しかし、真のヒューマニズムは、本来そういう隙間に存在しているものなのでは?それが個人的に、特別な映画にならない理由かなぁ。これでもかこれでもかというくらいの、制作者のこの映画に対する執念と熱意が伝わってくる感じは良かった。 [DVD(字幕)] 7点(2007-07-29 01:30:27) |
18. デート・ウィズ・ドリュー
《ネタバレ》 ピュアで無害なブライアン。それに尽きる。こんな一般人の私が、しかも日本で、この映画を見ていることを思うと、なんだか感慨深い。やはりクイズの「ドリューバリモア」という解答は、彼にとって運命だったのか。 [DVD(字幕)] 8点(2007-07-26 11:32:46) |
19. ユージュアル・サスペクツ
《ネタバレ》 すみません、途中でオチ分かってしまいました。 複線というか、ヒントの画のはさみ方も上手くない。こういうのが見たかったら、「サスペンス劇場」で十分ではないでしょうか。最後まで見て、「あ、これサスペンスだったのか!そういえば…」みたいな話じゃないと、自分で途中で推理しだして、当たってしまった日にはもう…… [DVD(字幕)] 4点(2007-07-22 17:48:22) |