1. セッション
どんな話かざっくり聞いていても予想外な展開があり、終始ドキドキしながらの鑑賞でした。いわゆる体育会系な指導に、悔しい!という気持ちで喰らいついていく主人公。大人になりこの頃めっきり減った「初めてのことにぶつかって心臓が汗をかく」状態を疑似体験させていただきました。今でこそこんな指導ダメ絶対の世の中ですが、鬼コーチの言うことも一理ある、突出する才能を発掘するためには一定のラインを超える必要は確かにあるんじゃないか、意味は絶対あるよな〜と、個人的に"文化系コンプレックス"をくすぐられる映画でした。 [インターネット(吹替)] 7点(2023-09-27 10:16:42) |
2. シャッター アイランド
《ネタバレ》 自分に見えていることが全てじゃない、というシチュエーションが好きなので大変好みの映画でした。納得というには綺麗事すぎるのだけど、共感せざるを得ないラストです。話としては辛すぎる。救いがないです。 主人公の喜怒哀楽が激しく振り回される感じはあるのですが、だからこそ余韻のある終わり方になっているのかなと思います。 [インターネット(字幕)] 9点(2023-09-27 10:10:12) |
3. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
《ネタバレ》 主人公の大胆不敵で思い切りのよい性格がどこからくるのか説明がなく、ただ客観的にスゲーーーッ!と感嘆するだけで良いのがある意味気持ちよかったです。自分が小児科や弁護士に関する仕事をしていないからかもしれませんけれど……。でもそのあたりフラストレーションを感じさせないようにするテンポの良さがあったと思います。 また、クリスマスの電話に代表されるFBI担当者との不思議な関係・感覚、あれが最後あんなふうに消化されるとは……。これも気持ちよかった。自然に感情移入できたのはFBIの人の演技か演出か判断つきませんが、とにかく終わり方がとても好きでした。 [インターネット(吹替)] 7点(2023-09-26 17:21:20) |
4. ノウイング
「突拍子のない(適切表現か自信ないですが)ストーリー」だからこそ主人公の心情がそうなる、という意味はあって面白いんですけど、どうしても冷静になってしまう自分もいて、没入感が途切れてしまったのが映画体験として少し残念でした。 健気で賢い子供と、トラウマ級の迫力映像が見どころです。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-09-26 17:08:02) |
5. ミッドサマー
話題になっていることだけ知っていましたが ほぼ何の事前情報もなく鑑賞して度肝を抜かれました。 従来のサスペンスやホラーのイメージである黒っぽい色彩と真逆なのに こんなにも気味が悪くて気持ち悪くて、発狂しそうで、 こんな表現があったとは、と感動しました。 それほど読解力のない自分でも展開自体は読めるのですが、 なぜその展開になるのか?はすぐに理解が追いつかない部分もあり、 鑑賞後に他の方の感想や考察を観ることでより楽しめる作品かなと思いました。 [インターネット(字幕)] 10点(2023-02-03 23:35:19) |