1. 羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来
事前に情報を収集していなかったから知らなかったけど、Flashアニメなんだ、という感じ。ラレコ監督とか湯浅政明監督を思い出したけど、動きはよいし、シャオヘイとムゲンのやりとりとか笑わせるポイントもよくできてる。とくに終盤は、ハリウッドの実写さながらの規模感があるキレのあるアクションシーンが続く。とはいえ、ストーリーの骨子は比較的凡庸。「シャオヘイが可愛い!!」という人にはいいかもしれないが(個人的にはあまり趣味ではない)、そんなに奥深い話ではない(と思う)。 [映画館(吹替)] 6点(2020-11-25 23:16:28) |
2. ファースト・マン
《ネタバレ》 佳作。いい映画だけど、派手さがなくて地味な感じ。【ネタバレ注意】「アポロ13」が(ほんとうは物静からしい)ジム・ラベルをひょうきんな人物に変えたり、現実の出来事を脚色して盛り上げていたのに対し、こちらはかなり現実よりのドキュメンタリーとして作られている印象。嘘くさくないという意味では、落ち着いて鑑賞できるけれど、全体的にはやはり地味。 [インターネット(字幕)] 7点(2019-10-20 21:37:47) |
3. MEG ザ・モンスター
《ネタバレ》 凡作。全然面白くない。【ネタバレ注意】ご都合主義を全否定するわけでもないけれど、設定そのものがよくない。「ジョーズ」のときにも言われていたが、あんなにエサが効果的なら、エサに爆弾付けてしまえば簡単なんじゃないだろうか、というあたりの疑問から始まり、シリアスな場面でもストーリーの底が浅いし、アクション部分でも、なんか適当な設定で海に落ちてる感じとか、終盤など、あそこまで人が多い海岸に近づいてるなら血の海くらいになるんじゃないだろうかとか、そもそもメガロドンが“下”を進めるほど深いところに人が大勢いないだろうとか、ツッコミどころが満載だった。全体的に「ドタバタアクション」という感じである。あと、別にいいんだけど中国マネーへの配慮がすごく目についた。 [インターネット(字幕)] 5点(2019-10-20 20:13:40) |
4. パシフィック・リム:アップライジング
話題作の続編、しかも監督交代という状況で、まったく期待していなかったせいか、素直に楽しめる作品だった。意外に厳しい評価が多いので、心情的にややオマケしてるけれど、個人的には前作を「傑作!!」とまでは思っていなかったので、アクション映画の基本としてはこんなものじゃないかと思う。 [インターネット(字幕)] 7点(2019-03-19 17:19:29) |
5. 詩季織々
《ネタバレ》 普通の作品。25分×3話のオムニバス。それぞれに“いい話”ではあるし、駄作とは思わないが、やはり小品感は否めず「ぜひ、見て!」という感じの作品ではない。身内だから、ということはもちろんあるだろうが新海監督の“誉め言葉”は信用しないでおこうと思った。なお、画はそこそこ綺麗だし、HAOLINERSのテレビシリーズに比べればだいぶマシ。【ネタバレ注意】「陽だまりの朝食」ビックリするほどのビーフン推しというか、それがストーリーの骨格になっていた。繁盛してるビーフン屋から釣具屋への転業というのもビックリ。どこの竜田川かと。そしてその設定が何も活かされていない。「小さなファッションショー」盛りを過ぎたモデルという設定で、ありがちなストーリーなのはいいんだが、姉妹愛という割には割とあっさりした描写。「上海恋」いやぁ、そこまで口に出すなら告白してしまえ、というのはともかく、最後、なんで3人で出かけるの。どうみても一人オジャマだよね。 [映画館(邦画)] 6点(2018-08-22 00:23:32) |
6. ジェイソン・ボーン
《ネタバレ》 すっかりアクション映画。過去作は、もう少し心理戦みたいなものがあったと思うが、手持ちカメラでバトルやらカーチェイスやらが連続していく。つまらない映画ではないが、シリアスに進むのにツッコミどころもあってなかなか微妙。【ネタバレ注意】序盤、ニッキーがボクシング会場までいってメモを残し、そこで指示された待ち合わせ場所に尾行が集まる。だったら、なんでメモを残しに行くときに尾行してなかったんだよ。なんだか感情移入するどころではなくなり、醒めた感覚で観ることになってしまった。こっそりポケットにガジェットを忍ばせるとか、過去作と似たようなパターンが使われているなど、ちょっと新味に欠けた印象もある。アクション映画としては、それなりに見どころが続くのだが、ラスベガスでのカーチェイスは突っ込むために並べたみたいなクルマとか、ちょっと笑ってしまった。「ボーン・レガシー」ほどガッカリしたわけじゃないが、三部作で綺麗に終わっておけばよかったのに、という気持ちは否めない。 [映画館(字幕)] 6点(2016-10-12 00:53:49) |
7. ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝
《ネタバレ》 なんじゃこりゃ。前ふりの説明が長い上に、ご都合主義が目に余る展開。ご都合主義が悪いわけではないが、もう少し前後を考えて脚本を書いてほしい。雪男が登場したり、怪物になったりするのが、まるで意味がない。たんに色々出してみたかった、というだけではないのか。唯一、息子の役どころの設定はよかったと思う。一方、レイチェル・ワイズから代わったマリア・ベロがまるで魅力なし。というか、「ハムナプトラ」というタイトルやめようよ。 [DVD(字幕)] 3点(2009-03-04 01:24:07) |
8. 最後の恋、初めての恋
《ネタバレ》 最後の恋、初めての恋 いい映画だと思う。前半の渡部篤郎は演じすぎという印象もあったが、シュー・ジンレイをはじめ、みなすばらしかった。こういう悪人のいない話は、かえって展開が難しいと思うのだが、奇をてらわず、落ち着いて話を進めたところがよい。日本を舞台にしていたらテレビドラマレベルかもしれないけれど、別にテレビドラマが悪いわけじゃない。石橋凌が、あまりにいい人でちょっと拍子抜けだった。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-27 00:22:02) |
9. レッドクリフ Part I
《ネタバレ》 三国志は未読。“話題先行”作特有の不安にかられながら見たが、期待していなかったのが幸いしたか、なかなか見ごたえのある映画だった。投じられた製作費が伊達じゃないということはもちろんだが、登場人物が描き分けられているし(善悪がはっきりしすぎている気もするが)、役者がよい。ただ、周瑜と妻の絡みや、その他、やや気になるほどに長めのカットがあった。戦闘シーンなどをうまく絞り込めば“1本の凄い映画”にできたのではないかという気はする。 [映画館(字幕)] 7点(2008-11-11 01:11:02)(良:1票) |