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ESPERANZAさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2254
性別 男性
年齢 77歳
自己紹介 団塊の世代 映画鑑賞歴50年以上 見た映画はおよそ3000本?

1960年~1985年頃はよく映画を見に行きました。その後2000年頃までは忙しくほとんど映画を見なかったのですが、DVD登場とともにまた見るようになりました。最近はメモと記憶を頼りに昔見た映画のDVDを探して懐かしんでいます。

ESPERANZAとはスペイン語で、「希望」の意味です。夢や希望、感動を与えてくれる映画は好きですが、むごたらしい映画や命を粗末にする映画は嫌いです。

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1.  奇跡のリンゴ
文句なしの良作、実話に基づいているだけに圧倒的な感動を覚える。不可能と信じられていた無農薬のリンゴを作り出したと言えば簡単だが、その苦労は大変なもの。その大変さがストレートに伝わってくる。だが、これは何かをやり遂げた偉人伝ではなく、家族愛に満ちた映画だろう。
[映画館(邦画)] 9点(2013-06-18 13:56:30)
2.  キネマの天地
「蒲田行進曲」に10点を付け、しかも山田洋次監督が大好きな私にとって、この映画の評価が悪くなるはずがない。とても好きな映画であり、ある面では、蒲田行進曲よりも思いが強く感じられる。当時バリバリの大女優だった松坂慶子や倍賞千恵子らを脇に置いて、さほど実績がない新人有森也実を主役にしたのは物語の中の田中小春と同様。だから主役の演技がどうこうとか、中井と有森のロマンスが云々と言っても始まらない。この映画の主役は松竹蒲田のキネマの世界だ。「男はつらいよ」の役者陣が勢揃いするだけでなく、「蒲田行進曲」にも出演したメンバー、それにクレイジーの面々やら豪華なキャストが、ちょっとしたワンシーンの中にも映画(活動写真)に対する思いを込める。森の石松、月形半平太など、おもしろいシーンもたくさんあって、なつかしくも感じられ、さすがは50周年記念作品と映画への情熱をひしひしと味わった。
[映画館(邦画)] 9点(2013-03-20 20:37:32)
3.  狐の呉れた赤ん坊(1945) 《ネタバレ》 
そうか「キッド」か。私はこの映画を見る前には「神様のくれた赤ん坊」が思い浮かんだが、それよりはずっと良い。感動の泣ける映画だった。映画の前に山本晋也監督が「津川さんがロケーションに出て阪妻が出てくると、見物人が数百人いてもシーンと水を打ったように静かになる」と言っていた言葉を思い出す。なるほどあの肩車シーンはシーン(洒落)となるはずだ。おそらく敗戦直後の日本に光を与えた映画だったろうと思う。
[地上波(邦画)] 9点(2013-03-20 10:14:57)
4.  喜劇 誘惑旅行 《ネタバレ》 
これはとってもおもしろい楽しい、スンバラシイ映画だった。夫がフィリピン旅行に行けなくなったり、行けるようになったりは、最初のクイズ番組の座席が上がったり下がったりするのとまったく同じで、まずここでニヤリっとする。そして夫婦一緒のような別々のようなフィリピンの旅にニヤリ、そして映画は駄洒落の連続で愉快きわまる。そしてまたまたフィリピン観光のみならず、歴史や風習の勉強にもなって大いに満足。そしてまた見所は、フランキー堺の一人二役、同時にスクリーンに登場するだけでなく二役の二人がお互い抱き合ったときは大変びっくり。当時の技術では考えられなかったことだった。
[映画館(邦画)] 9点(2012-12-24 10:06:32)
5.  鬼畜 《ネタバレ》 
横溝正史「八つ墓村」で怖い女を演じた小川真由美が、今度は松本清張「鬼畜」に・・・。子ども3人を押しつけ、さぞ怖い女かと思いきや、押しつけられた岩下志摩はそれ以上に怖い女。この二人の間に挟まれれば、緒方拳ならずともどんな男だって形なしである。よくぞこれほど怖い女を二人も相手にしたものだ。 しかし元はといえば、この印刷屋のおやじのふがいなさである。二人の女性は元はこういう怖い女ではなかったろう。それがこっなったのは「あんたがだらしがないからさ。この甲斐性なし」という二人の女性の声が聞こえてくるようだ。 それと反対に、何度も捨てられそうに必死についてくる男の子のいじらしさ・・・。しかし自分が崖から突き落とされ、九死に一生を得た後は、「この人は父ちゃんじゃない」と永遠の決別をする・・・。まさにいたたれない瞬間であった。 映画の好きずきは別として、良くできていると思うし松本清張映画では「砂の器」と並ぶ名作だと思う。緒方拳はともかくとして、岩下志麻と小川真由美の二人の女優は迫力のある核心の演技と言えるだろう。
[映画館(邦画)] 9点(2011-03-19 05:49:08)
6.  傷だらけの山河
山村聡といえば我々年代からすると、ホームドラマの理解ある良き父親というイメージが強い。だから、大勢の女を妾に持つ悪党役にはおよそ不向きと思っていた。ところがどうだろう、この映画ではぴったりなのだ。金の力にものをいわせ次から次へと事業を拡大しまくる手法があくどいを通り越してご立派。何もない安い土地を買い占め、電車を走らせる噂を流し地価を高騰させ、その土地の半分を売って線路を敷く資金を作る。駅もまた何もないところに作って新しい街作りをする。それは私利私欲のためではなく、多くの人々の暮らしが良くなるためだという持論は、ある意味すごく納得がいく。高度成長期の事業家は皆似た者だっただろう。その裏側にあるものを、主人公は考えることができなかったということだろう。
[DVD(邦画)] 8点(2018-04-24 11:39:02)
7.  きみはいい子
小学校の先生って大変だなと思う、いやそれ以上に子育てする母親の方がもっと大変なのかも。三つの別々の物語が一つのテーマにまとまって考えさせられる良い映画だった。
[映画館(邦画)] 8点(2017-05-22 16:43:15)
8.  嫌われ松子の一生
最初の方では「なんじゃこの映画、見ちゃおれん」と思ったけど、あまりの展開にぐいぐい引き込まれた何とも味の濃い映画だった。一見コメディ風、ファンタジー風、エロティック風、そしてサスペンスにも見え、ヤクザ映画にも見えた。不運というか不幸というか、それでも暗いところがない不思議な映画でもあった。そしてまた中谷美紀の演技力、監督からは怒られっぱなしだったそうだがここまでの映画を作る側も相当な者。好き嫌いは別に凄い映画だったと手放しに賞賛。
[DVD(邦画)] 8点(2015-02-21 22:46:21)
9.  清須会議
コメディ風に描きながら、誰にもわかる歴史教科書でもある。無骨な柴田勝家に対し、機転のきく策略家秀吉の対立が実におもしろい。見る前は秀吉がどうして大泉洋なのか疑問に思ったけど、大正解だったと思う。
[映画館(邦画)] 8点(2013-11-19 14:44:37)
10.  疑惑(1982)
ふがいない男や法廷シーンなど現実にはありえない部分が多々あるが、そういうことにこだわるとおもしろくなくなる。映画だからおもしろいのだ。その映画の中の女優二人、桃井かおりと岩下志麻が凄すぎ、インパクトの強い映画だ。
[DVD(邦画)] 8点(2013-10-09 19:31:01)
11.  飢餓海峡
ずいぶん昔に見た感動の映画。主役は三國連太郎だが、弓坂刑事の伴淳三郎、杉戸八重の左幸子の印象が強い。伴淳三郎はコメディアンとしか見ていなかったし、左幸子がこれほど情の深い役をするとは思っても見なかった。爪を大事にとって哀願するさまは目に焼きついて離れない。
[映画館(邦画)] 8点(2013-09-30 07:12:34)(良:1票)
12.  麒麟の翼~劇場版・新参者~
東野圭吾原作の映画は良いものが多いが、不思議に映画館で見たものがない。この映画も一応マークはしていたものの、結局見損じ「秘密」や「手紙」と同様DVDで鑑賞。そして同様に映画館で見ていたら、もっと感動は大きかっただろうと思う。事件の推理以上に、隠れた人間ドラマがすばらしい。わざとらしい面も少し感じるが、子を思う親の気持ちがまざまざと感じられる。
[DVD(邦画)] 8点(2013-01-14 11:56:58)
13.  喜劇 初詣列車
瀬川昌治監督の列車シリーズ喜劇の第3弾、渥美清と佐久間良子のコンビは相変わらずだが、渥美清の奥さん役は中村玉緒になる。うーん、寅さんに出てくれたらな、と思ったりして・・・。この映画は1作2作よりさらに好き、おもしろさ満載だけど若い二人を結びつけたりして、意外な人情味も見せてくれる。 そういえば、この映画の何年か前に新潟で大地震があったんだったっけ。
[映画館(邦画)] 8点(2012-12-31 15:13:31)
14.  喜劇 にっぽんのお婆あちゃん
タイトルに「喜劇」という名前が付いているが、決して単純なコメディではない。むしろ「喜劇」を付けることで、風刺のこもった社会派映画の要素を際だたせている。身寄りがなく老人ホームで暮らすのと身寄りがあって息子夫婦の家族と暮らすのとどちらがベターなのか。50年も昔、高度成長期のまっただ中にあってすでに少子高齢化を予測させる映画はまったく見事というほかない。なおこの映画にはたくさんのお婆ちゃんが出てくるが、年長は東山千栄子さんの71歳だが一番若いお婆ちゃんと言えば・・・。
[地上波(邦画)] 8点(2012-12-19 17:44:16)
15.  鬼龍院花子の生涯 《ネタバレ》 
ヤクザ映画は嫌いだし、この映画にも結構残酷なシーンもある。それなのになぜかこの映画に惹かれる。それはヤクザの争いも出てくるが、人間ドラマの要素が強いからかもしれない。鬼龍院政五郎や松恵など人間それぞれの生き方が強く描かれている。すごく味の濃い映画だ。またそれを演じるキャストがすばらしい。仲代達矢、岩下志麻、夏目雅子らの演技がそれぞれ役に大変はまっている。そして忘れてならないのが、少女時代の松恵を演じた仙道敦子、周囲の大人に一歩も引けを取らない。 ところで気になったのがタイトルの「鬼龍院花子の生涯」、花子はほとんど活躍しないし、演じているのもこれしか出ていないというような新人女優、これはどう考えたらいいだろうか。花子はやっとできた実子ということで甘やかされて育った。頭も弱いようだ。政五郎がこの子だと目を付けて連れてきた松恵と好対照である。この好対照さを浮き彫りにして、ヤクザの行く末の哀れさを出すためか。そういえば山本圭演じる田辺恭介という存在もあったし・・・、深読みはやめよう。
[映画館(邦画)] 8点(2012-05-19 05:46:15)
16.  魚影の群れ
すごい骨太な映画だ。観客に方言がわかろうがわかるまいが方言で貫き通す。正直言葉は半分もわからなかったが、それでも気持ちはびんびん伝わってくる。それにマグロを釣り上げるシーンを初め全編に及ぶ長回し、観客が見ようが見まいが俺は俺の映画を撮るんだという監督の思いも伝わってくる。演ずる役者は皆漁師や漁師の妻や娘などになりきってしまって、もはや演技を超えている。それほど芯の通った容赦のない映画である。 映画がどうこうでなく、震えてしまったという記憶しかなく、夏目雅子を見たいという軽い気持ちで見た私は圧倒されてしまった。まぐろの大きさも私が思ってた以上にでかかった。 初め見たときは忘れてしまっていたが、笑点の圓楽師匠が出ていたことをDVDで発見。
[映画館(邦画)] 8点(2011-12-01 23:24:24)
17.  祇園の姉妹(1936) 《ネタバレ》 
DVD特典で新藤兼人氏が監督溝口健二について語っていた。「祇園の芸妓を人間としてありのままを描いている。彼の作品の根底はこの映画で確立し、溝口流リアリズムとして高く評価された」と。 姉が生まれながらの昔風芸妓だったのに対し、妹は学校出のハイカラな芸妓、姉妹は性格も考え方も好対照だった。義理と人情を大切にするか、お金のためと割り切って上手に振る舞うかは、今日でも問題になるところだ。 妹は自分だけでなく姉のためと思っていろいろ画策したあげく、大けがをする羽目になってしまう。私の心の中には、自業自得だと攻められぬ悲しさが残った。 19歳の山田五十鈴は美しく、この頃から大器を予感させるものがあった。
[DVD(邦画)] 8点(2011-06-24 07:17:35)
18.  霧の旗(1965) 《ネタバレ》 
松本清張の推理小説は学生の頃よく読んだ。「点と線」「眼の壁」「ゼロの焦点」「霧の旗」「砂の器」など、それらの多くは映画化された。中でも「霧の旗」は私が最初に見た松本清張映画として、鮮烈に記憶に残っている。 松本清張の推理小説は、奇抜なトリックや犯人捜しをするいわゆるミステリーものとは違って、社会派推理小説と言われるもので心情面を特に重視している。犯人の動機に重点を置くことによって、現実社会の矛盾や非条理を追求している。 この「霧の旗」はそういう社会派推理小説の代表みたいなもので、殺人容疑の兄の無罪を信じて奔走する妹が主役となる。 両親を早く亡くし貧乏な生活の中で、どうやって兄を救うことができるのか、また、汚名を着せられたまま死んでいった兄の無念をどうやって晴らせばいいのかを、私たちに投げかけている。 この桐子を演じた倍賞智恵子は本当に素晴らしい女優である。
[映画館(邦画)] 8点(2011-02-11 12:25:59)
19.  巨人と玩具
巨人とは何か、玩具とは何か。パンチの効いた社会風刺映画の力作。着火が悪くて何度もカチカチとするライターの火花とキャラメル製造や写真のフラッシュとが重なる。時代の先を見通した発想が光る。宇宙服だってびっくり、この頃は初めて人工衛星が飛んだ頃だったはず。そういえば私の子どもの頃にも空から広告ビラをまいたりというようなこともあったな。
[DVD(邦画)] 7点(2015-07-26 07:25:26)
20.  霧の子午線
岩下志麻、吉永小百合という二大女優が共演するだけでも感動ものだし、二人の持ち味がすごく出ていたと思う。彼女たちが共通の男性を愛し苦しむ姿は美しく切ない。美しいと言えば、真っ赤に色づいた紅葉もまた美しかった。ニュースキャスターの筑紫さんが突然出てきたときには大変びっくりしたが・・・。
[DVD(邦画)] 7点(2013-10-01 11:20:36)
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