1. 黄泉がえり
《ネタバレ》 RUIの歌と竹内結子の切ない演技が今でも心に残る作品です。大スクリーンでまたRUIのライブシーンが見たくなりました。切ないけど非常に心温まるストーリーもとても良かったです。 [映画館(邦画)] 9点(2006-04-27 21:57:24) |
2. 酔いがさめたら、うちに帰ろう。
《ネタバレ》 良い映画でした。酒を嗜む人間として、アルコール依存症の問題についていろいろと考えさせられました。アルコール依存症は、「だらしない人間が酒をやめられないだけ」ではなくれっきとした心の病気(しかも誰にも同情されることがない)であることを教えていただきました。 ユーモラスな雰囲気の中で物語は進んでいきますが、その奥底にはドス黒い心の闇が隠れていることに気づかされます。でも、そんな中で「どんなに悲惨な人生であっても、生きていたほうがいい」というセリフは印象的でしたね。 しかし、「風花」の時にも感じたのですが、浅野忠信の酔っ払いの演技は本当に上手いですね。本当に、酔っ払いの姿、心理、言動を的確に演じています。 [映画館(邦画)] 8点(2010-10-31 00:55:33) |
3. 宵待草
《ネタバレ》 神代辰巳と長谷川和彦の黄金タッグによるジャパニーズ・ニュー・シネマです。正直粗は目立ちますけど、その粗の部分のしょうもなさも含めて、この作品に流れるユーモラスだけれども刹那的でやるせない雰囲気がとても好きです。画面的には暗い場所での場面が多かったので、ラストの夕陽がとても印象的でした(それとでんぐり返しも)。 細野晴臣の音楽も良かったです。 [ビデオ(邦画)] 8点(2009-12-08 00:17:19) |
4. ヨコハマメリー
《ネタバレ》 メリーさんのような町の名物的な人物の歴史を知る機会はあまりないので、非常に興味深かったです。非常にディープな戦後の横浜が関係者の証言で描かれています。非常に「濃い」ドキュメンタリーですが、救われたのはメリーさんには帰る故郷があったことですね・・・・・。 最後に映った素顔のメリーさんはとても上品そうで素敵なおばあちゃんでした。 永登元次郎さんの歌も非常に素晴らしかったです [映画館(邦画)] 8点(2006-11-28 17:25:24) |
5. 蘇える金狼(1979)
やはり、優作は凄い俳優だなと思いましたね。強さとクールさに加えユーモアも持ち合わせる独特のスタイルがたまらなく格好いいです。 ストーリーも非常に痛快でしたね。(まあ、薬、女、バイオレンスと完全に男の世界ですが・・・・) 会社員の身としては、朝倉哲也のような存在は憧れてしまいますね(あのカツラはちょっとアレですけど・・・・・)。しかし、社長の別荘で自分を嵌めようとした役員連中に啖呵を切るシーンは非常にスカッとしましたね。 しかし、成田三樹夫や岸田森等存在感のある役者さんが多数出てて、まさに、角川映画全盛期という感じですね。 ジュブレ・シャンベルタンの2001年ものを飲みたくなりました。(今なら手に入りますからね) [DVD(邦画)] 8点(2006-09-20 11:38:33) |
6. 夜を賭けて
この作品の原作や開高健の「日本三文オペラ」を既に読んでいたので、ある程度のあらすじは分かっていたんですが、映像をみるとあらためて衝撃を受けましたね。 これが、戦後の日本で起こった話であるというのが本当に信じられませんでした。山本太郎が本当にはまり役でしたね。 [映画館(邦画)] 8点(2006-09-18 21:47:48) |
7. 甦える大地
《ネタバレ》 鹿島臨海工業地帯の開発を、プロジェクトXのような成功物語ではなく、良い面もそうでない面も含めてしっかりと描いていることに、石原裕次郎という人の映画に対する思いの深さを感じました。 [DVD(邦画)] 7点(2014-09-23 11:03:06) |
8. 442 日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍
《ネタバレ》 非常に衝撃的なドキュメントでした。そして日本人(日系人)のメンタルの強靭さを改めて実感しました。 そしてその日系人部隊が敵国人として人種差別にあいながらも欧州戦線で大活躍し、ユダヤ人収容所の解放にまで関わっていたという事実を初めて知りました。また、彼らとは逆にアメリカへの忠誠を拒否し刑務所に入れられた方々にも触れていて興味深かったです。 ただし、日系人が決して自分たちは日本人ではなくアメリカ人なのだという明確な意思も示されていてやや複雑な気分にはなりました。 [映画館(字幕)] 7点(2010-11-26 00:45:35) |
9. 夜明けの国
《ネタバレ》 中国に於ける文化大革命の勃興を捉えた貴重な映像記録です。ただ、政治的な流れを描いたシーンはそれ程無くて、殆どの時間を旧満州を舞台に当時の農業・工業政策の紹介が延々と続き、まるで企業のPR映画を観ているような印象でした。 わずかな文革の映像からは、毛沢東への個人崇拝の凄さ、群集が作り出すエネルギーの熱さを感じ取る事が出来ました。ただ、そのエネルギーが暴走してしまうんですよね・・・・・。 もし、中国で文化大革命が起こらず、徐々に市場主義を取り入れていったとしたら今の世界はどうなってたんでしょうかね? [DVD(邦画)] 6点(2009-03-02 19:28:55) |
10. 夜のいそぎんちゃく
《ネタバレ》 渥美マリの立ち位置が今ひとつよくわからなかったです・・・・。妹の身代わりになったエピソードもそんなに重要ではないような感じでしたし。まあ、難しい理屈とかをごちゃごちゃ考えて自分を縛り付けたりしないで、己の欲望は欲望として受け入れ人生楽しもうぜ!ということなんでしょうかね。 [地上波(字幕)] 4点(2008-04-17 19:46:26) |