201. 映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生
《ネタバレ》 鑑賞した感想は、ただただ「懐かしい」の一言です。 旧作のやつを最後に見たのは、たぶん四半世紀ぐらい前じゃないかな。 なので、記憶の奥底にはなんとなくあっても、どんな話だったかは覚えてなかったのですが、 本作を見て「あ〜、こんなの出てきたな〜!」「あ〜、こういう展開だったな〜」って 思い出してきて、すんごい懐かしいんですよね。 いやほんと、ほとんど同じなんですよ、ストーリーとか小ネタとか全体的に。 今の子供たちに、今の声優で新しい綺麗な映像で作り直して見せてあげるって意味では リメイクの甲斐はあると思います。ストーリーを知らないで見れば、色々と新鮮だろうし。 ただ、いい機会だと思ってネットに落ちてた旧作を見返して見たんです。 そしたら、旧作の方が映像的にはいいんじゃないか?って思っちゃった。背景的にも手が込んでて映像も滑らか。 本作はヨリの画が多いけど、旧作は映画として壮大さが出てるんですよね。 これじゃあ、リメイクして映像が進化したとは言えない。ちょっと厳しめですが6点ということで。 [DVD(邦画)] 6点(2017-07-21 20:59:40) |
202. テラフォーマーズ
《ネタバレ》 冒頭からブレードランナー丸パクリの未来世界に棒読みのセリフ。これはもしや、、と思ったのですが、 そうです、三池作品なわけですから、これはそういうB級臭さとナンセンスコメディを受け入れて楽しめば良いのです。 小栗旬のすべり芸キャラ、序盤であっさりと殺される武井咲、そしてそれぞれの役者さんはそれぞれ特殊能力が備え付けられて、 それがまたいちいちバカバカしいという、こういう役者のキャラいじりみたいなのが三池作品の憎めないところなんです。 そんなわけで前半から中盤にかけては割と楽しめたんですが、後半はそういうコメディ要素もなくなって、 普通に映画として転結をはじめていく。そうするとなんだかもう息切れしちゃって、退屈だなぁ〜って。 進化したゴキブリがすげぇ強いのは仕方がないけれど、個人的にはスターシップトゥルーパースみたいに 爽快にぶっ殺してカタルシス味わえるような展開も欲しかったかな。 [ブルーレイ(邦画)] 5点(2017-07-20 20:41:13) |
203. 将軍家光の乱心 激突
《ネタバレ》 序盤から、ん?なんだか雰囲気がおかしいな、、、とは思ってたのですが、 ロック音楽がかかりだしてから思わずずっこけました。 ナンジャコリャ、と。全体的にいって、このヤンチャさが良くも悪くも80年代だなという感じがします。 アクションはまぁ悪くないけど、火だるまのところで思いっきり耐火の被り物してて萎えたなぁ。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2017-07-18 15:12:01) |
204. 嵐を呼ぶ男(1957)
《ネタバレ》 石原裕次郎の作品で、これが一番好きですね。 チャーリーとのドラム対決で、腕が動かなくなり危機一髪となった時「おいらはドラマ〜」と唄いだすシーン、ほんと最高です。 新たなスターが誕生した瞬間、それが映画の名シーンそのままな訳です。 本作はストーリーもすごく良くて、母に喜んで欲しいと思いながらもわかってくれないことを嘆き、弟のために自分を犠牲にしていく様があまりに切ない。 銀座の街を舞台にした、きらびやかな表の世界と人々の裏模様。数々のシーンが目にやきつく。傑作です。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-07-13 00:09:10) |
205. 男はつらいよ 寅次郎恋やつれ
《ネタバレ》 このころの吉永小百合は綺麗ですね〜。というか、綺麗と可愛らしいが共存してるみたいな感じ。 やってることはいつも同じで、とらさんは相変わらず可哀想。吉永小百合を見るための映画。 [試写会(邦画)] 5点(2017-07-03 17:01:19) |
206. 狂った果実(1956)
《ネタバレ》 前半は、若者たちのいかにも若者らしい振る舞い、行動という感じで、パーティやバケーション、乗り物に対する羨望的描写、 突然喧嘩をおっぱじめたり祭りの射的ですら格好つけちゃったりと、今の感覚だとなんかイタイ行動が多いんですが、 50年代ってのはこういうストレートな行動が、そのまんまストレートに格好良かったんだろうなと、 そういう意味ではとても幸せな時代だなと鑑賞しながら思ったものです。 そんなことを考えながら見てると、後半からは一人の女性、それも不倫を楽しむのものすごく奔放な女性と、 純粋な弟、そしてそれに嫉妬するにいちゃんの3人で話が進む。どんどん面白くなってくる。 果実たちがだんだんとこじれて危うくなってくる。でもラストは穏便に丸くおさまるのかな、なんて思っていたからびっくり! もうね、唖然としちゃった。本当狂っちゃった。まさかそんなことしでかしちゃうなんて。 弟のラストの目が忘れられない。もう復讐心しか映らない、悲しく冷たい目。 でもその展開に驚くと同時に、彼の気持ちもわからんでもなかったり。人の狂気性を認識させられる。さすがは名作。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-06-29 22:12:54) |
207. 銀座の恋の物語
《ネタバレ》 冒頭から銀座の朝方の風景が出てきますが、1962年の銀座って、こんな感じだったのかぁとすごく新鮮でした。 例の時計台はあるけど、他は普通の商店街みたいな感じですね。五輪前の貴重な風景が見れて興味深かったです。 名曲「銀座の恋の物語」のフレーズが、まるでジョン・ウイリアムズのモチーフのごとく随所に使われ、終盤の展開にも大きく関係してきます。 主人公が画家で、ピアノのフレーズで記憶が、、、、みたいな展開はよく見るシチュエーション。この映画が最初なんですかね? 多分、年配の人が見れば「懐かしい」という思いでその良さに浸れるのでしょう。 僕が見ると逆で、その古さが「目新しい」。世代が変わると、そういう楽しみ方ができるもんです。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-06-27 20:32:58) |
208. わが青春に悔なし
《ネタバレ》 言論弾圧からの解放、自由への希求、そういったテーマですけど、なんだかこの作品そのものがのびのびしてないんですよね。 やっぱり1946年だから、占領下にあった映画づくりというのはこういうテーマで作るようにとの要求下にあったのでしょう。 時折はっとさせるショットはあるものの、残念ながら堅苦しいだけで黒澤さんの良さは出ておりません。 ブルじゃあ時代のお嬢さん時の顔と、農民になった時の顔の変化などは素晴らしかったです。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-05-02 20:27:13) |
209. 山の音
《ネタバレ》 実はすごくセクシュアルなものを描いてるんだとか、いろんな暗喩があるとか色々言われるみたいですが、 私にはよくわかりませんでした、、。ものすごくおしとやかな恋愛映画だなぁという以外になく。 もうちょっと歳をとってからまた見返すことにしましょう。 [試写会(邦画)] 5点(2017-05-02 19:20:20) |
210. ジャージの二人
《ネタバレ》 なんの予備知識も持たずに、衛星放送でやってたのを鑑賞いたしました。 あまり親子には見えませんが、このコンビなかなかいいですね。特に父親役の鮎川誠さんのキャラが好き。 話も世界観も登場人物も全てがユルイんですけど、この父ちゃんが特にこのユルイ世界の構築に一役買ってる。 さすがはロッカーなだけあって、ジャージ姿でもなぜか格好良いんです。 そんな父と息子のコンビが避暑地の山荘に向かうわけですが、私はわけあって嬬恋村に土地を持っているので、 一目で「あ、ここは嬬恋村だな」とわかりました。あの一面のキャベツ畑が素晴らしいのです(何故か劇中ではレタス畑と言われてましたが)。 東京の気温と比べて度々ガッツポーズしていましたが、実際にここは夏でも本当に涼しく、夜になると肌寒いぐらいです。 映画としては、ぶっちゃけ中身はあってないようなもんなんですが、その何も起こらなさ加減がいい、という不思議な映画です。 色々な困難に対して力強くエネルギッシュに抗って乗り越えていこうという映画もたくさんありますが、 こんなふうに飄々として困難は困難のままにすっと受け入れて乗り越えていく、そんなスタンスもあるんだなと思いました。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-04-29 23:46:14) |
211. 男はつらいよ フーテンの寅
《ネタバレ》 嫁や子供がいる設定でテレビのインタビュー受けてる寅さんが切ねぇ、、、 [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-04-25 22:57:40) |
212. 赤ひげ
《ネタバレ》 よく出来てましたねぇ。当然ながら、ヴィジュアル的に完璧。見事なカメラワーク、動き。 赤ひげ先生は、医者として超一流だけど、単に体を治すだけじゃない。患者の心まで治す。 そして終いには村の治安まで治す(笑)。ロクでもない奴らには天誅食らわす。 それでいて「やりすぎちゃった。医者がこんなことをしてはいけない」だなんて言いながらロクでもない奴らを介抱する。 ええ人でんな。そんなわけでよく出来た人情物語なんですが、 前半の狂人女に殺されかけるシーンとか裸の女の手術シーンとか、なんか妙にエロチックなんですよね。 エロスありそれでいて怖さもあり。んで終盤は活劇あり。 なんとまぁ、見事なエンターテインメントに昇華されている。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-04-11 22:03:04) |
213. 椿三十郎(1962)
《ネタバレ》 いや〜すごく面白かったです。私は正直、黒澤映画はずっと敬遠しておりました。 なんというか、若い頃に見てその良さがいまいちわからなくて、それ以来疎遠になっていたんです。 今回、衛星放送でやっていたのを鑑賞したのですが、あぁ、クロサワの凄さをようやく理解できる年になったんだなと思いました。 何と言ってもシナリオがよくできてます。三人寄れば文殊の知恵ってことわざ通り、複数の人たちで作り上げるシナリオの良さが出てますね。 そしてヴィジュアル、カメラワーク、テンポ全てが素晴らしい。 今まで時代劇なんてたくさん見てきたはずなのに、今一度、お侍さんたちの格好よさといいますか、 衣装や日本家屋の魅力を再発見させられたような感じです。 椿を流すクライマックスなんて、なんだかその粋な面白さに感動さえしました。いつまでも残る不朽の名作でありましょう。 [CS・衛星(邦画)] 9点(2017-04-08 22:48:32) |
214. 青天の霹靂
《ネタバレ》 ん?劇団ひとりの初監督作品?ふぅん、期待せずにまぁ観てみるか。ってな感じで鑑賞して見たら、めっちゃいい映画でびっくりしました(笑)。 すごいですね。本当に初監督作?内容的にもヴィジュアル的にも、とても良く出来ていましたよ。 出生を恨み、人生にも絶望した男に突如雷が落ちタイムスリップ。 今まで知らなかった自分の両親についての真相を知ることになっていくわけですが、素直に感動いたしましたよ。 劇団ひとりが出るとどうしても漫才臭くなるんですが、その相方役として大泉洋が見事な演技をしているので 最後まで説得力を持って見せてくれましたね。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-04-03 22:08:39) |
215. イン・ザ・ヒーロー
《ネタバレ》 なんか全体的にダサい、イタイ、サムイ演出。笑いが滑ってるし、なんでそんなBGMつけるん?て思うし。 どういう狙いなのかいまいちよくわかりませんでしたね。CGなしワイヤーなしのアクションとか言うて、普通に使ってましたよね(笑) [CS・衛星(邦画)] 4点(2017-03-18 21:37:11) |
216. 切腹
《ネタバレ》 武士道を論じることはついては他の方に譲るとして、何よりもやはり映像美ですね。 ほんと抜かりがない。日本版フィルムノワールとでもいうような、全編にわたって並々ならぬ雰囲気が出ています。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-03-07 20:36:46) |
217. さらば あぶない刑事
《ネタバレ》 あぶない刑事は自分が子供の頃にドラマをよく見ておりました。 そん時はホードボイルドな刑事ドラマとして楽しんでた記憶がありますが大人になって本作を見てみると、 あぁ、結構コミック的な感じだったんだなと気づかされました。 特に浅野温子のキャラなんて、あんなのリアルに喫茶店で見かけたら完全にやばい人ですよね(笑)。 終盤のバイクに乗っての対決なんか、この人たち生きるか死ぬかなのになんの意味があって こういうことしてんだろうとか思っちゃったし(笑)。 それにしても「明日に向かって撃て」顔負けの無謀な飛び出しからどうやって生還したんすかね、あの二人。 [地上波(邦画)] 5点(2017-02-27 21:29:01) |
218. あん
《ネタバレ》 なかなか良い作品でした。 樹木希林のすごさを再認識。どの役者さんもみんなナチュラル演技で、河瀬直美さんの演技力が光ります。 徳江さんの少々小難しい語り台詞も、美しい木漏れ日や風に触れる葉の映像を重ねるとスゥーッと心にしみていきます。 [地上波(邦画)] 7点(2017-02-14 20:14:35) |
219. 貞子vs伽椰子
《ネタバレ》 タイトル見て、「なんじゃこのエイリアンVSプレデターみたいなノリの映画は」と思い鑑賞して見たのですが、 う〜んちょっと期待外れだったかなと。いやそういうノリを期待してたからかもしれないのですが、 肝心の貞子vs伽椰子は本当にラスト。しかもなんだかよくわかんないオチで消化不良。 もっとドラゴンボールぐらいの勢いで二人の戦いを30分くらい見たかったんですけど(笑)。 まぁそうなると完全にコメディか、、、。いやむしろそのスタンスでもいいのでは。 山本美月ちゃんは美人だけど残念ながら大根。 [ブルーレイ(邦画)] 5点(2017-02-13 22:48:09) |
220. 新選組(1958)
《ネタバレ》 色彩の豊かな時代劇。そして通行人が多く、映像的に賑やかな時代劇。 目に楽しませていただきました。終盤、しゃんしゃんと音楽が流れる中のチャンバラは見所。 [地上波(邦画)] 6点(2017-02-06 19:54:34) |