21. ボーン・レガシー
《ネタバレ》 最後まで話の筋がうまくのみこめないまま最後のフィリピンでのアクションシーンに到達。アクションはそこそこ楽しめるがカメラワークが速くて疲れる。フィリピンの警察があんなに真剣に働くのか疑問。しかもアメリカの指令で。冒頭の狼と戦うおっさんが主人公だと思ってたら二度と現れず。 [DVD(字幕)] 6点(2013-05-04 18:26:26) |
22. ピラニア 3D
《ネタバレ》 エロ・グロ満載のモンスターパニックムービーで、お決まりの展開と途中からのはちゃめちゃぶりに思わず笑ってしまう。モンスターが出現するにいたった牽強付会なこじつけと、ダイナマイトで全滅してしまうあっけなさに唖然。 [DVD(字幕)] 6点(2012-03-09 19:05:54) |
23. 悪人
《ネタバレ》 俳優陣の演技が秀逸。とくに主演の妻夫木の演技が良い。内向的で、影があり、犯罪を犯しかねないとさえ周りに思われている不器用で孤独な若者を演じきった。深津の演ずる地味な田舎の女も良い。被害者・加害者家族の地味な生きざまも、平凡な漁港や田舎の雰囲気とあいまっていい味を出している。岡田のちゃら男ぶり、満島のむかつく女ぶりは、ちょっと誇張されすぎていて、ここまでひどいのは現実にはあんまりいないだろうと思わせるが。とくに満島、あの堅実な両親からなんでこんなばか女が育ったのか疑問。全編を貫く九州弁がいい雰囲気を醸し出している。灯台は、どこかの絶海の孤島のようで、そこに逃げ込む二人の孤独感を際立たせている。柄本明と宮崎美子の夫婦は年が離れすぎに見える。柄本明がほとんどじいさんなのに、宮崎美子は巨乳でまだまだ女の魅力を発揮している。新鮮ないかの姿造りがむしょうに食べたくなった。 [DVD(邦画)] 8点(2011-10-29 22:27:31) |
24. 軽蔑(2011)
《ネタバレ》 中上健二の珍しいメロドラマ作品の映画化。甘やかされて育った金持ちのボンボンのちょいワル青年とストリップダンサーの熱愛物語にやくざの話がからむ。くさいストーリー展開だがそこそこ楽しめ、映像・音楽も良い。鈴木杏の熱い演技が光っている。原作にない(と思った)「なんでお前だけそんなに愛される? お前と俺と対して変わらんだろ」というセリフが印象的だ。しかし、全体にせりふが聞き取りにくい。 [DVD(邦画)] 7点(2011-10-29 18:58:14) |
25. ノルウェイの森
間を読ませる手法、美しい映像と音楽で、文学的な香気の漂う良い作品に仕上がっている。原作は中身をほとんど覚えていないくらい昔に読んだが、映画のほうが表現として優れているように思える。青春映画であり、せつない恋愛映画でもある。緩慢な映像の移り変わりに、少し退屈する面もあるが、全体としてはかなり良い。 [DVD(邦画)] 8点(2011-06-25 22:21:33) |
26. ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ
謎解きの連続でよく練られたシナリオであるが、映画である必然性は少ない。最後の海岸の場面がよい。 [DVD(邦画)] 6点(2011-04-30 18:57:45) |
27. 告白(2010)
《ネタバレ》 原作を単純に映像化しても面白いものができるだろうと見たが、映画ならではの手法を駆使し、ストーリーを知っていても十分スリリングに楽しめる内容になっていた。カーブミラーや、水滴、スローモーションの多用など、映像としても美しく、見ごたえがある。しかし、最後の一言、「なーんてね。」はどうだろう。衝撃の結末が、この一言によって、真っ赤な嘘、作り話、ということになりはしないか。 [映画館(邦画)] 8点(2010-06-29 21:50:04) |
28. レリック
《ネタバレ》 終始画面が真っ暗で誰が何をしてるのかよくわからない。 セレモニーもあんな真っ暗な中でやるんだろうか? 怪物は、姿が安っぽすぎて興ざめ。 ヒロインはあんまり美人じゃないし、警部とびみょーにロマンスがめばえるのがしっくりこない。 [DVD(字幕)] 5点(2010-03-19 23:01:44) |
29. 蛇にピアス
《ネタバレ》 アマは見た目に似合わぬすごいいいやつに描かれていて、クールなシバとの対比がよい。ルイが刺青やピアスに惹かれていく心理的なバックボーンがよくわからないが、それはそれでいいか。アマの死後は物語がちょっとだれる。が、ラストシーンがよい。冒頭とおなじように、手ぶれ感のあるカメラが渋谷の街の様子をなめるように映し出す。たぶん早朝。ルイが横断歩道の真ん中でしゃがみ込むところで映像が停止し、Charaの曲が流れだす。ここが一番の見どころ。 [DVD(邦画)] 6点(2009-09-20 00:39:59) |
30. 輪廻(2005)
《ネタバレ》 優香、アイドル捨ててかなり頑張ってます。「ポゼッション」のイザベル・アジャーニほどではないけど、かなりいっちゃってます。 全体に話がわかりにくいけど、楽しめます。 最後のほうにでてくるひとけのない古い街の雰囲気はとてもいいです。 [地上波(邦画)] 7点(2009-08-31 16:34:54) |
31. L change the WorLd
バイオテロを題材にしているが、なかなか展開が見えず、最初は退屈させられた。が、途中からはまあまあ面白くなる。工藤夕貴、福田麻由子の熱演はプラス評価。 [DVD(邦画)] 6点(2008-08-24 22:59:18) |
32. 火宅の人
《ネタバレ》 原作の大ファンだけに、見るのには勇気がいったが、なかなかよくできたドラマにできあがっている。女優3人、とりわけ松坂慶子の演技がすばらしい。最後、ハッピーエンドっぽくそつなくまとまっているところはちょっと寂しい。 [DVD(邦画)] 7点(2008-07-15 20:20:49) |
33. 疑惑(1982)
《ネタバレ》 なかなか楽しめる法廷サスペンス。 桃井かおりは、考えうる最低の女を見事に演じている。 一瞬流す涙のシーン、これがあるかないかで全体の印象は結構違うだろう。 わき役もそれぞれいい味だしてる。 雑誌記者役の柄本明(若い!)。 鹿賀丈史は、根は悪い人じゃないキャラで好感度高い。 丹波哲郎の意味のない登場、エグゼクティブ・デシジョンのスティーブンセガールか?! [DVD(邦画)] 7点(2008-05-05 09:44:34) |
34. DEATH NOTE デスノート the Last name
前編に続き、いいテンポで話が進み、あきさせない。ラストはこうくるかと感心。最近ネタ切れのハリウッド映画をしのぐいい脚本ではないか。原作先行ものでは異例の成功作だろう。 [DVD(邦画)] 8点(2007-07-16 01:39:53) |
35. DEATH NOTE デスノート(2006)
《ネタバレ》 原作は屈指の傑作。そういう作品が映画化されるとこけることが必定だし、もともと現実離れしたストーリーが実写化されるとどうかと思ったので、あまり期待せずに見たが、なかなかどうして、いけてる! 原作の忠実な映像化にこだわらず必要な改変と独自の解釈を加えたのが成功の要因だろう。なかでも最後の美術館でのシーンには感心した。藤原竜也のおさえた演技もなかなかだ。ただ、Lの天才的な推理はほとんど現われてないし(この程度なら日本警察だけでなんとかなる)、仕方ないが原作にある熾烈な心理的かけひきが見られないのは残念。 [DVD(邦画)] 8点(2007-07-16 01:23:23) |
36. 奇談 キダン
原作は名作で、好きだったので、映画化されたと聞いて見なくては、と思いました。 しかし、原作の内容だけでは映画にするには短すぎるし、エピソードを膨らませるにしても、散漫になるばかりで、まあどうせ大したもんではないだろうと、全く期待をせずに見ました。 原作の記憶が中身を補ってくれましたが、たぶん映画を最初に見る人は、面白くもなんともないのではないでしょうか。 原作にない、いくつかのエピソードが加えられていますが、大して効果をあげているとは思えません。 [DVD(字幕)] 4点(2006-09-17 00:17:48) |
37. 着信アリ2
1は結構面白かったのに、2はまるっきりだめだ。脈絡のつかめないストーリー、必然性のわからない登場人物たちの行動、大きい音や突然の出現や叫び声で驚かすこけおどしの連続。ぜんぜん怖くないし。恋愛がからんでいるのも効果薄い。最初から最後までつまらない。FINALを見る気なくした。 [DVD(邦画)] 2点(2006-07-17 19:57:27) |
38. 感染
なかなか面白い。佐藤こーいちが渋い。演技が光ってる。高島まさのぶもいい演技してる。伏線と、オチがあって、あーこーゆーことかと落としておいて、また裏切る、という展開。 [DVD(字幕)] 7点(2006-02-12 01:58:23) |
39. 予言
いまいち面白くない。のりピーが意外と演技がんばってる。小野真弓はテロップ出るまで本人とわからなかった。最後の状況が転々とするの、気持ちがついていかない。全然こわくない。 [DVD(吹替)] 5点(2006-02-12 01:55:10) |
40. レディ・ジョーカー
原作はグリコ森永事件の真相に肉薄し、部落差別、在日韓国人差別、暴力団など、日本社会の抱える暗部を抉り出した最高傑作。グリコ森永事件はなぜ迷宮入りしたのか、真相を克明に描き出している「JFK」ばりの作品です。この濃密さを2時間足らずの映画にまとめるのは所詮無理、と最初から半分あきらめながら見ましたが、予想通りでした。たぶん原作を読んでない人は、いったい何を言いたい作品なのか何がなんだかさっぱりわからないでしょう。唯一、渡哲也の渋い演技は光ってた。 [DVD(字幕)] 4点(2005-11-02 12:33:32) |