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もとやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2028
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/m_motoya
年齢 52歳
自己紹介 1回しか見たことないんだけど、3Dはちょっと苦手
あと、ホラーはかなり苦手
それ以外ならなんでも見ますよ

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21.  麦子さんと
コメディと思って油断してたら、無茶苦茶泣かされた。 堀北真希は可愛いけど、女優としての存在感は圧倒的に余貴美子。 演技がどうこうじゃなく、余貴美子から滲み出る居心地の悪い雰囲気がリアル。 それでも、堀北真希が完全に食われてしまってるというわけでもなく、一人二役をきっちり演じ分けて見せたのは偉い。 ラストは堀北真希に泣かされてるのか、余貴美子に泣かされてるのか、よくわからなくなってしまった。 あと、うちの妹の名前がマキ、母親の名前がキミなので、このキャスティングには妙な親近感を覚える。 僕も親不孝してしまってるので、心に突き刺さるものがありました。 涙が治まったら、母親に電話してみようと思う。
[DVD(邦画)] 9点(2015-11-03 16:02:31)
22.  ラストコンサート 《ネタバレ》 
これは無職のおっさんに夢を与える素晴らしいファンタジーですね。 おっさんのおっさんによるおっさんのためだけの作品なので、ステラの魅力が物語の最大の牽引力になってるのだけど、TV放映時の横沢啓子版と新録の上野樹里版では評価が大きく変わりそう。 横沢啓子版のステラはとても可愛いのに上野樹里版のステラは糞ビッチになってるのが面白い。 演出の意図で糞ビッチの演技を求められたのだとしたら上野樹里は天才女優かも知れない。 というわけで、上野樹里版の糞ステラはどうでもいいんだけど、横沢啓子版の天使のようなステラが病魔に侵されて死んでしまうというのは、それだけで悲しくて涙が溢れてしまう。 しかも、横沢啓子の声で可憐しい台詞を吐くんもんだから、おっさんの涙腺は崩壊してしまいました。 あと、初めて見たはずなのにこの音楽には何故だか聞き覚えがあって、とても癒されました。 僕も人生に行き詰って絶望したときにはモン・サン=ミシェルを訪れてみたいと思います。 まあ、ピアノは弾けないんだけどね。 
[DVD(吹替)] 9点(2013-10-28 13:34:23)
23.  桐島、部活やめるってよ
こういった凝った構成の作品は好きですよ。 学校内のパワーバランスがコミカルに描かれていて笑えました。 普段あまりホラー映画を見ないので、ホラーネタではいまいち乗れなかったけど、それ以外の人間模様はいちいちツボに嵌りました。 特に大後寿々花の行動がお気に入りで、終盤の何プレイだかよくわからない展開は萌えました。 それにしても、この淡々とした展開であそこまで盛り上げられるシナリオ構成には感心するばかり。 ホラー映画に興味のない僕ですら、生徒会・オブ・ザ・デッドはちょっと見てみたいと思いましたもん。 そして、ドラフトの件やラストの野球部の練習風景でちょっと泣きそうになるという名作の余韻もあり、僕の中ではほぼ満点に近い評価です。 ホラーネタを理解できずスルーした分だけ謙虚に点数付けておきますね。
[DVD(邦画)] 9点(2013-05-17 17:41:12)
24.  幸福の黄色いハンカチ 《ネタバレ》 
あまりにも有名な作品故に初見のはずなのにラストを知ってるという逆境にもめげず見事に泣けました。 無駄に引っ張るわけでもなく、派手に盛り上げることもなく、なんなら先にチラッと見せちゃうくらいあっさりしてるんだけど、やっぱり泣ける。 それにしても、序盤の出会いから一緒に旅を始めて真相が明らかになるまでの展開が見事ですね。 その過程自体が既に面白いもんだから、自然と話に引き込まれます。 最初はパッとしなかった桃井かおりだけど、話が進むに連れてどんどんいい女になってくのが印象的で、クライマックスの満面の笑みに涙腺が決壊しました。 まるで自分のことのように喜ぶ彼女の笑顔はとても素敵でした。
[DVD(邦画)] 9点(2013-02-16 18:48:55)
25.  グミ・チョコレート・パイン
こんなバカ映画に危うく泣かされるとこでしたよ。 序盤はいまいち山口美甘子の良さが理解できず、死んだとか言われてもピンと来なかったんだけど、逢瀬を重ねていくうちにじわじわ来る。 もし後で死んだことがわかる構成だったら、こんなにもじわじわ来なかったかも知れないけど、じわじわ心の準備が出来たのでなんとか泣かずに済みました。 尾崎豊は盗んだバイクで走り出すけど、僕はどちらかと言うと盗んだブルマでお尻出す大槻ケンヂの甘酸っぱい青春に共感する。 それが彼の伝えたかった苺大福の苺の甘さなのかも知れない。 制服の山口美甘子は微妙だったけど、私服の山口美甘子はなんとも言えないエロさを醸し出しつつ親近感を芽生えさせ、やがて聖子ちゃんカットで遠い存在になってしまうという唐突で我侭な変化に僕は翻弄され、完全に魅了されてしまいました。 あと、ブルマの山口美甘子はどう考えてもただのエロ動画のはずなんだけど、何故だか溢れてくる涙を堪えるのに必死でした。 いい大人がブルマで泣いたら駄目だと思ったので頑張りましたよ。 見終わった後、無性におしるこが飲みたくなるいい映画ですね。
[DVD(邦画)] 9点(2013-02-03 17:57:29)
26.  陽はまた昇る(2002) 《ネタバレ》 
これは世界のソニー軍を相手に戦いを挑むビクター軍の勇姿を描いた歴史大河ドラマですね。 松下幸之助とか歴史上の人物が登場する辺りからリアリティが一気に増してわくわくさせられる。 続々と加勢する日立軍や三菱軍、そして松下軍はどう動くのか? とてもドラマチックで感動的な物語に仕上がってるんじゃないでしょうか。 松下幸之助との謁見が叶ったシーンでは思わず涙が溢れてしまいましたよ。 日本の物作りの底力を実感できるとても勇気の与えられる名作だと思います。 結論としては、ビクターホームシステム万歳!
[DVD(邦画)] 9点(2012-10-21 15:53:14)
27.  壬生義士伝 新選組でいちばん強かった男〈TVM〉
テレビ放送を見ていたときは次回の放送が待ち遠しくて堪らなかったのだけど、改めてDVDで見直してみると長いですね。 終盤は正直もういいよって感じで食傷気味だったけど、作品トータルの評価は揺るがないですよ。 家族愛と友情を描いた第一章は涙の止め方がわからなくなる展開。 ここだけ切り取って1本の映画にしてもいいくらいの感動物語です。 第二章以降は歴史上の人物が多数登場する大河ドラマの様相。 フィクションとはわかっているけど、なんだか説得力があり過ぎて史実のように思えてくるのが素晴らしい。 特に龍馬暗殺の真相は僕の中ではこの作品の解釈が史実として認識されてます。 別の作品で龍馬が違う殺され方する度にちょっと違うような気がするという弊害を齎しています。 困ったもんです。
[地上波(邦画)] 9点(2012-09-25 09:38:28)
28.  半分の月がのぼる空
これは完全にやられた。 僕としてはこの青臭い恋愛物語だけでも大好物なんで、完全に服従してたんですが、まさかそう来るとは思いも寄らなかったので、真相が明らかになった瞬間、涙が一気に溢れ出た。 悲しみの涙とか、感動の涙とか、いろんな想いが混ざり合って、なんだかよくわからない感情が吹き出た感じです。 冷静になって考えてみれば、これはやっぱりいい話で、幸せな時間を過ごしたであろうことは容易に想像できる。 それでも、やっぱり泣ける。 だからこそ泣ける。 見終わった後に改めて最初からもう1回見たくなるいい映画ですね。
[DVD(邦画)] 9点(2012-08-08 17:50:53)(良:2票)
29.  涼宮ハルヒの消失 《ネタバレ》 
TVシリーズからの伏線が活かされたシナリオはとても面白かったです。 単純な続編ではなく、過去のエピソードにリンクする構成なのが良かった。 オープニングが冒険でしょでしょ?だったのも嬉しかった。 実際の尺ほど長くは感じなくて、かなり集中して鑑賞できました。 TVシリーズも6話くらいで1つのエピソードだったので、同じような時間感覚で良かったのかな。 それにしても、これは切ないラブストーリーですね。 これまでの長い長い蓄積があるだけに終盤はちょっと泣きそうになりましたよ。 エンドレスエイトも無駄じゃなかったのかもと思わせてくれます。 TVシリーズでは当たり前の光景だったことを改めて考えさせられる作品でした。 それぞれの再登場シーンで、ゾクゾクさせられたり、安心感があったり、ワクワクしたり、心を揺さ振られました。 さて、僕はTVシリーズから本作までを見て1つの疑問がありました。 本当にこの世界を創造したのはハルヒなのだろうか? 本作では長門が世界を再構築して、長門にとって都合の良いように変えてしまいます。 ハルヒ、みくる、古泉が居なくなり、2人きりの部室を実現して、場合によっては2人きりの文芸部の可能性もあった。 サポート役として助けてくれる朝倉も復活し、都合の良さに説得力があった。 では、元の世界はハルヒにとって都合良くなっていたのだろうか? 恋のライバルのみくると長門が居て、機嫌を悪くすることも多々あった。 宇宙人や未来人や超能力者の居る世界を望んでいたのにその存在を認識することすら出来なかった。 それが存在していても、それを認識することが出来なければ、それは存在していないのと同じ。 ハルヒの立場から元の世界を見ると宇宙人や未来人や超能力者は存在していないことになる。 宇宙人や未来人や超能力者の存在を認識することが出来て、それによって巻き起こる様々な出来事を楽しむことが出来る人物。 もしかしたら元の世界はその人物によって創造されたのではないか? ハルヒやみくるや長門から想いを寄せられ、永遠に続くモテ期。 羨ましいですね。
[DVD(邦画)] 9点(2012-05-16 17:41:17)
30.  八日目の蝉
序盤は救いようのない残酷な物語だと思っていたけど、終盤に向けて印象が変わって行った。 法的に誰が悪くて、倫理的には誰が悪いとか色々考えさせられたけど、終盤はもうそんなことはどうでもよくなりました。 何も悪くない恵理菜が如何に立ち直って、如何にして本当の母親になっていくのかを見守る物語だったんでしょうね。 そのサポート役となった千草の存在が良い味付けになっていて、物語を成立させていたと思う。 恵理菜、希和子、恵津子のどの視点から見ても割り切れない不幸さが付き纏うし、男どもの視点からじゃ申し訳なさ過ぎて罪悪感に耐えられない。 そんな中で千草の存在が唯一の希望になってたと思う。 直接的な関係者ではないので第三者の立場から見ることができるし、全くの部外者というわけでもないので、この深刻な問題に関与する資格もありそう。 そういう絶妙な立ち位置を成立させた設定と小池栄子の演技力に拍手を送りたい。 どう転んでもバッドエンドにしかならないと思えたこの物語をハッピーエンドに導いた功績は大きい。 そして、千草が恵理菜を救ったことによって、千草自身も救われたなら嬉しい。 そういう後日談的な描写はなかったけど、そう信じさせてくれるだけの説得力はあった。 あと、八日目の蝉は可哀想という話があったけど、あれはやっぱり恵理菜自身のことを言ってるんでしょうね。 自分だけが生きてる寂しさや死んでしまった薫への罪悪感が入り混じった言葉のように感じられました。 その考えも終盤には肯定的に変化したようで、薫の分まで生きて幸せになろうという前向きな姿勢に感動しました。 
[DVD(邦画)] 9点(2011-12-20 16:35:06)(良:1票)
31.  愛のむきだし
こんなふざけたバカ映画で人を感動させようというのはどうかと思うけど、ラストは感涙してしまったので仕方ない。 正直、序盤3時間くらいは0点付けようかと思ってたほどだけど、拉致以降1時間で一気に巻き返した。 ラスト10分はまさに感動のラストスパート。 勃起で感動という時点で、ちょっと僕も洗脳されてしまってるのかも知れないけど、ふたりのむきだしの愛にやられてしまったようだ。 
[DVD(邦画)] 9点(2011-10-21 14:23:18)
32.  おにいちゃんのハナビ
これは泣けた。 最初は悲しいから泣いてたと思うんだけど、そのうち感動の嬉し涙も混ざってきて、最後には何がなんだかよくわからないけどただ泣いてた。 特筆すべきはシナリオ構成の丁寧さで、この家族の抱えた問題の提起に始まって、家族の関係性の描写、そして問題の解決に向けた変化を描く。 気が付いたら家族の一員みたいに感情移入してしまってた。 伏線の張り方もベタではあるけど、それぞれがきちんと昇華していたと思う。 役者も粒揃いで、メインから脇役まで味のあるいいキャストで構成されている。 谷村美月が出てるからというやや不純な動機で観賞したわけだけど、心が洗われました。 まあ、谷村美月みたいな可愛い妹が居たら、僕でも社会復帰できちゃいそうな気がしますけどね。 あと、どうでもいいことだけど、アンコール♪アンコール♪にしか聞こえなかった。
[DVD(邦画)] 9点(2011-04-09 15:35:35)
33.  川の底からこんにちは
作品のクオリティとしては中の下ではあるけど、それが逆に微妙な空気を作り出していて滑稽で笑える。 特に佐和子のキャラは秀逸で、それが監督の演出による賜物なのか、満島ひかりの演技力によって生み出されたものなのかよくわからないけど、それぞれの今後の作品は要チェックである。 あと、虐待ネタで笑いを取ろうなんて不謹慎のラインを超えてしまってるような気もするけど、悲しいかなそれが今の世の中の実情なんだな。 子どもだって殺されないか心配になるよね。 こんなふざけた内容で泣かせようという魂胆は気に食わないけど、まんまと嵌って泣いてしまった自分も情けない。 しょうがないので9点付けておきますね。 所詮、僕なんてその程度のレビュワーですから。
[DVD(邦画)] 9点(2011-04-04 15:34:34)(笑:3票) (良:1票)
34.  さんかく
この監督にエロを描かせると天下一品。 あまりにもエロ過ぎてキスだけで踏み止まったことに対するリアリティが失われてしまうほど。 このJCトラップから逃れる術はないと思うし、その後の対応も許せる範囲だと思うので、血みどろの展開に陥ったことに関しては同情するしかない。 高岡蒼甫はこの軽薄でどこか憎めない男を上手く演じていたと思う。 田畑智子のコメディなのかホラーなのかよくわからない怪演も良かったし、小野恵令奈のエロさには鼻血が出そうだった。 あと、矢沢心の胡散臭さもはまり役としか言い様がない。 作品としては三角関係を描いたラブコメといった感じで、前半はとにかく笑える。 後半は笑えないような展開になるけど、哀愁のようなものが感じられて良かったと思う。 なんとも言えない感じのラストシーンも好きです。 それから、どうでもいいことだけど、この監督は作中で血を流さないと気が済まないのだろうか?
[DVD(邦画)] 9点(2011-03-30 15:25:44)
35.  日本のいちばん長い日(1967)
もっと堅苦しい作品かと思ってたら、意外にもエンターテインメント作品になっていて、興味を惹かれました。 悲惨な戦争の事実を描いてるわけで、面白いなんて言ったら不謹慎なのかも知れないけど、当時の将校たちの心意気が感じられて、ワクワクさせられます。 もしフィクションだったとしたら、最後の一兵卒まで玉砕覚悟で戦い抜くというプライドに一票を投じたい。 もちろん戦争はよくないと思うけど、今の政治家にもこれくらいの心意気が欲しいですね。 少なくとも、現代の日本を取り巻く状況もこの頃と大差ないように感じます。 このまま無条件降伏してしまうのが本当に正しいのか、ひとりひとりの国民が冷静になって考えてみるべきなのかも知れません。 作風としては反戦ではなく、淡々と事実を描くドキュメンタリータッチで、どこまで真実に近いのかということは抜きにしても、太平洋戦争の1つの側面として、日本人なら知っておいて然るべきことなのかも知れません。 そして、やっぱりラストの玉音放送は昭和生まれの日本人としては、心を揺さ振られるものがありました。 この作品に出会うまでの僕にとって、玉音放送というのは戦争の終結を意味する平和の象徴だったんですけど、今では少し複雑な心境で受け止めるように変化したように感じられます。
[DVD(邦画)] 9点(2010-10-27 06:10:51)
36.  南極料理人 《ネタバレ》 
下の歯なのに、ラーメン>オーロラ、KDDの清水さん。 ゆる~く挟み込んでくる笑いが最高です。 配役もパーフェクトとしか言い様がないし、単なるバカ話だけじゃなくて、意外といい話とかもあって感動しましたよ。 オチへの伏線として本編中では徹底して料理を褒めるセリフはありませんが、その美味しさは充分すぎるほど伝わってきました。 料理を褒めちぎるしか能のないグルメリポーターに見せてやりたいものです。
[DVD(邦画)] 9点(2010-05-20 12:31:22)(良:1票)
37.  子猫の涙
喜劇なのか悲劇なのかよくわからなかったけど、セリフがいちいち面白いので笑いっ放しでした。 とりあえずこれが実話というのが驚きで、多少の脚色はあるとは思うものの、正に波乱万丈の人生ですね。 冷静になって考えてみるとかなり深刻な話で、オリンピックの銅メダルとか、晩年の成功とか、幸せな部分はほんのちょっとだけで、9割が不幸自慢です。 それでも、登場人物のキャラクターのお陰で、そんな不幸ですら笑い飛ばしてしまうという勢いが凄い。 飛び降り自殺のエピソードですら笑えて仕方がなかったです。 まあ、その辺りは山崎邦正の魅力とでも言いましょうか、配役がぴったりだったのかも知れませんけどね。 成長した治子役に今時の人気女優じゃなくて宝生舞を起用するというのもなんだか奥ゆかしいと言うか、そんなに美人じゃないだろうという反感を買う一歩手前の微妙なラインを押さえていますね。 まあ、本人がどんな人なのか見たことはありませんが・・・。 主人公・森岡栄治の人物像に関しても、必要以上に美化せず駄目な部分を正直に描いているのが逆に好感を与えていたように思います。 駄目な父親だけど、やっぱり嫌いになれないという娘心がよく描かれていて感動的ですらありました。 そんな感動エピソードにこっちはもう泣く準備ができているのに、それでも笑いを挟み込んでくるというのは大阪人の宿命なんでしょうかね。 泣いて、笑って、また泣いて、僕の涙腺も結構大変でした。 それにしても、株券を偽造されたのにスポンサーになってくれた涼セラさんの懐の深さには感服しました。
[DVD(邦画)] 9点(2009-10-03 16:53:02)
38.  Wの悲劇
これはいい話なのか? よく考えてみたら、かなり下世話な話なんだけど、終盤を迎えて僕の瞳はうるうるしてましたよ。 薬師丸ひろ子の迫力に押し切られるようにして、なんだか意味不明に感動してしまいました。 それにも増して凄かったのが三田佳子で、この人がつまんないスキャンダルで活躍の場を奪われているとしたら、日本映画界の重大な損失だと思いました。 劇中劇という2重構造だけじゃなくて、舞台と現実がリンクするという2重構造にもなってたりして、かなりWの要素を意識した作品なので、2大女優の激突というWを成立させる為に3番手女優として高木美保をキャスティングするという周到さにも感心しました。 高木美保が上手かったらTの悲劇になってしまいますもんね。 主人公の名字が三田というのも、もちろんWを狙った小細工なんでしょうけど、三田佳子が本当に記者会見の場で涙を流すことになるなんて、そんなとこまで徹底してWの悲劇にしてしまう女優魂に感服します。 観客に道徳を教える為に女優をやってたわけじゃないんですよね。 私生活と女優業にどんな関係があるんでしょう。 私生活が綺麗じゃなきゃ女優をやる資格は無いって言うことなんでしょうかね。 Wの悲劇ですね。
[DVD(邦画)] 9点(2009-06-24 13:19:53)
39.  おくりびと
納棺の様式美に感動しました。 序盤からもう泣きそうになってしまって、涙を堪えるのに必死でした。 納棺の儀を見守る家族の表情がなんとも言えない感じで、ただ悲しいだけじゃないような何か家族の繋がりを強く感じさせる景色になっていて、ぐっと込み上げてくるものがありました。 偏見に対して回りくどい説明や臭い台詞で理解してもらうのではなくて、その立ち振る舞いで納得させてしまう説得力にも感心しました。 偏見は良くないということじゃなくて、偏見の存在自体を払拭してしまう力強さがありますね。 本当にいい映画だったと思います。 こういった実直で素晴らしい作品がもっと増えると嬉しいですね。 あと、どうでもいいことですけど、広末涼子の下着がやたらエロかったです。 
[DVD(邦画)] 9点(2009-06-22 14:46:50)
40.  アフタースクール
嫁が常盤貴子で、愛人が田畑智子とかキャスティングが逆だろうとか思いながら見てました。 毎日フルコースばかり食べてると、たまにはお茶漬けも食べたくなるということなのかと理解してたけど、完全に騙されました。 やっぱりお茶漬けよりフルコースの方がいいですよね。 こういった点と点が繋がって線になっていく作品は好きです。 よく出来たシナリオによい配役でかなり楽しめました。 但し、この作品のテーマに関しては、あまり共感はしませんでした。 クライマックスの決め台詞として、学校が云々というものがありましたが、学校がつまらない原因を生徒の自己責任として片付けるのは、教育者としては失格なんだろうと思う。 本当の教師なら、そんなことは言わないというか、本当の教師がそんなことを言ってるから、学校が嫌になって行かなくなってしまったり、学級崩壊なんてことが起こるのかも知れないと思いました。 まあ、教師にならずタレントになったのは正解だったのかも知れません。
[DVD(吹替)] 9点(2008-12-14 15:01:42)(良:1票)
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