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コメント数 1963
性別 男性

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21.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 《ネタバレ》 
「モーレツ!オトナ帝国の逆襲」と並ぶしんちゃん映画の中でも名作中の名作である。ここでもまたしんちゃんは相変わらずのギャグで笑わせ、そして、大いに泣かさせてくれる。野原一家の家族の団結力の素晴らしさと一方でしんちゃんが出逢う二人の大人の恋物語、それもやたらめったら好きだとは声に出さない大人の恋の物語としての泣かせ方の上手さ、青空侍、おまたのおじさんと簾ちゃんとの恋の刹那さ、色んなものがこの映画を単なるギャグアニメの枠に収まらない素晴らしい作品に仕上げている。しんちゃん映画の醍醐味、笑い、感動、全てがこの映画の中に見える。これもまた素晴らしい名作である。しんちゃんを馬鹿にして見ようともしない人達、特に大人に見て欲しい。そして、家族の素晴らしさを知って欲しい。しんちゃんだからってけして、馬鹿にして欲しくない。正しく見終わった後に「アッパレ!」と叫びたくなるぐらいの名作です。
[DVD(字幕)] 10点(2021-07-31 21:06:46)(良:1票)
22.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 《ネタバレ》 
まず最初に言っておきたいことがある。これだけはどうしても言わずにはいられない。世の中の大人達、PTAをはじめとする大人達に子供に一番見せたくないアニメに選ばれたこのアニメ、その映画の中でも最高の作品であるこの映画を見もせずにこれは駄目だと言うのは間違っている。この映画を見ればその考えは変わるはずである。たかがアニメ、クレヨンしんちゃんだからって侮るなかれ!この映画は野原しんのすけという一人の少年、しかも、五歳児の眼を通して仲間との友情、家族との絆の大切さ、未来へ向けてのメッセージ、その全てを笑いと涙で完璧に描き切っている所が凄いところである。前半の過去の思い出に帰ってしまっている大人達を何とかしたいと春日部防衛隊の仲間達、メンバー全員で力を合わせる姿、例のバスの運転シーンにおけるスピード感たっぷりのアクション、しんちゃんたちの頑張りに子供達は大喜びし、大人達も「頑張れ」と応援したくなる。後半の特にあの東京タワーの階段を歯を食い縛って駆け上るしんちゃん、最後にしんちゃんが「早く大人になって、お姉さんみたいな人といっぱいお付きあいしたいから」だから大人になりたいと願うその姿に涙なくして見れない。これは子供と大人のお互いの未来に向けての素晴らしいメッセージを持った感動作品である。文句なしの満点!この映画こそしんちゃんを毛嫌いしている大人達に見て欲しい。これを見れば何故、クレヨンしんちゃんがここまで愛されているのか解るはずです。
[DVD(字幕)] 10点(2021-07-31 21:05:31)(良:2票)
23.  クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園 《ネタバレ》 
待ちに待ったしんちゃん映画の新作、今作のテーマはずばり青春!青春て何だろう?人によって違う。年齢、年代で変わってくるその青春をしんちゃんを始めとする春日部防衛隊の仲間達から色んな形で表現することで色々考えさせられる作品になっている。しんちゃんとは全く違うタイプの子供である風間君が仲間達と皆で一緒にエリートになろうとする中で見せる葛藤、単なる子供向けアニメでない大人が見ても楽しめる馬鹿な笑い、相変わらずしんちゃんのケツがもたらす笑いやらを絡めて笑わせてくれるし、またいつものしんちゃん映画らしい感動も有りと、またそんな中でミステリー風な中盤から後半に掛ける物語の運び方、描き方も上手い。そして、今回は今までのしんちゃん映画の中でも怖さという意味では一番かもしれないぐらい怖い。裏を使ってエリートになれるって騙された挙句に大馬鹿になる風間君の姿や、他にも吸血鬼ならぬ吸ケツ鬼が誰なのか?まさかしんちゃん映画でミステリーとは予想してませんでした。コロナの影響により公開が遅れてしまった今作だが、こんな世の中だからこそ思い切り笑おう!ていう制作者達のしんちゃん映画に対する想いを今作でも感じることが出来て良かったです。春日部防衛隊がそれぞれ活躍するのも良い。一方で映画になるといつも以上に格好よくなるひろし、そしてみさえの活躍がさほど無かったのは不満では有るが、しんちゃんの風間君に対する想い、優しさ、それに応えて見せた風間君、その他の仲間達、しんちゃん映画ならでわの友情を今作も見せてくれた事に感謝します。
[映画館(邦画)] 8点(2021-07-31 21:01:43)
24.  クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦 《ネタバレ》 
これ、好き過ぎて何度も見てしまう。何故ならしんちゃん映画の中で一番大好きなぶりぶりざえもんがある意味、主役であるしんちゃんを食ってしまうぐらいの輝きを放っているからである。しんちゃんの為に、またしんちゃんの仲間達の為に自ら姿を消してしまう場面はもう涙無くして見れません。この映画に好きな理由、理屈なんかないのだ。ただただぶりぶりざえもんが大好きなだけ。愛しのぶりぶりざえもん!フォーエバー!こんな素晴らしい愛すべきキャラクターを考え出して生み出してくれたしんちゃんと全ての関係者にただただありがとうございます!という気持ちでいっぱいです。
[DVD(字幕)] 10点(2021-04-05 19:13:01)
25.  学校 《ネタバレ》 
山田洋次監督による学校シリーズの記念すべき最初の映画。田中邦衛のいのさんが他の生徒、仲間達の前でオグリキャップの引退レースとなった話をする度に、オグリキャップ!オグリキャップ!と連呼する度に2着メジロライアンと3着ホワイトストーンの馬券を買っていた私は違う意味でちょっと切なくなり、あぁぁ~大川慶次郎さんの気持ちがよく解った。そういう意味においてもこれは私にとっての切なくてほろ苦い思い出の映画として忘れることが出来ない。
[映画館(字幕)] 8点(2021-04-05 19:05:52)
26.  海の若大将 《ネタバレ》 
若大将シリーズって監督が誰かによって違う印象を受ける。今作の監督は植木等の大ヒットシリーズやその他社長シリーズを幾つも撮ってる古澤憲吾監督だけあって、ひたすら明るい。主演の加山雄三は勿論だけど、ライバル的存在の田中邦衛が良い。サングラス姿で何とエレキギターまで弾いているのだが、それが凄く楽しそうで、見ていて楽しんでる様子が伝わってきます。田中邦衛と言えばあの北の国からが有名だけど五郎さんとは違う弾けた感じがこのシリーズの中でよい味を出している。映画の中での田中邦衛と言うと他の映画でも色々な顔を見せてくれており、脇役に徹しながら主人公と対照的な役で印象を残してくれている。亡くなったと聞いて何だかとても淋しい。そんな田中邦衛のご冥福を祈ると共に加山雄三には田中邦衛の分まで長生きして欲しい。加山雄三と田中邦衛が並び立つ場面における2人のやり取り、試験だと言いながらさっと居なくなる田中邦衛、試験中に友達に答えを教えてもらおうとしてる場面の可笑しさ、先生にカンニングがバレて怒られる田中邦衛とカンニングに協力して叱られる友人、加山雄三は何も罪が無いのにちょっと可哀想。所々で突っ込み所満載で、決して褒められる様な内容では無いが、これこそこのシリーズの一番の魅力かもしれない。加山雄三は勿論だけど、とにかく田中邦衛が良い。エレキギターを弾いてる姿が加山雄三をも食ってしまう程、かっこよかったです。北の国からの田中邦衛しか知らない方達に田中邦衛の面白さをこのシリーズを見て知ってもらいたいです。本当に亡くなった事が残念です。天国で星由里子とお幸せに!
[DVD(邦画)] 7点(2021-04-05 19:04:20)(良:1票)
27.  瞳の中の訪問者
大林宣彦監督作品のルーツ、後の大林映画でも見られる雨、鳴り響くピアノ、そして、突如現れては消えていく幻の様な幽霊、峯岸徹の使われ方がはちゃめちゃで、何が何だかよく分からない。また、大林映画の特徴であるヒロインが2人、片平なぎさに志穂美悦子の描き方の美しさなど、どこを見ても大林映画である。デビュー作HOUSEに比べると狂気が足りないし、面白味にも欠ける。漫画を実写化することの難しさなど、ハッキリ言うと駄作である。がしかし、敢えて難しいブラックジャックを映画化する勇気を評価すると共に片平なぎさの可愛さ、志穂美悦子の美しさを堪能する為だけの作品である。だから2人のファン以外、また大林映画ファンでもない方に薦める映画なんかではない。劇中で暫し流れる美しいピアノのメロディと2人のヒロインに対する大林宣彦監督の強い愛を感じる作品である。
[DVD(邦画)] 6点(2021-03-23 19:28:49)
28.  関の彌太ッぺ(1963) 《ネタバレ》 
参った!参った!わたくし、この手の作品には本当に弱いです!これも原作は同じ中村錦之助主演の「瞼の母」の長谷川伸で、監督こそ違うものの、もう始まって10分もしない辺りから涙が出てきて、泣けて、泣けて困った。父親を殺されたのも知らずに父の帰りを待つ娘、お小夜の後姿だけで泣けてくる。そして、そんなお小夜の事を預かって欲しいとばかりに頼みに上がる中村錦之助の何とも言えない表情、本当にこういう役と演技をやらせると中村錦之助は上手いし、中村錦之助を観ているだけでも感情移入せずにはいられなかった。勿論、単なるお涙頂戴ものでない、きちんとした決闘場面も用意し、これまた素晴らしい作品でもある訳で、この際、リメイクだろうがそんなことはどうでも良い。とにかくこれは中村錦之助をはじめとする役者達の素晴らしい演技とそれを見事に引き出した山下耕作監督の手腕にも拍手!最後にもう一つだけ言わせて欲しい!お願いだから東映さんよう!中村錦之助主演の時代劇、全部とは言わないまでも少なくともこの作品と「瞼の母」、そして、マキノ雅弘監督の次郎長ものに「弥太郎傘」に「一心太助」シリーズぐらいはDVD化してくれーーーー!
[ビデオ(邦画)] 9点(2021-02-24 20:08:35)
29.   《ネタバレ》 
日本映画、それも自分が生まれるよりも遥か昔の古い日本映画が大好きな私にとって、日本の良き父である笠智衆と同じく日本の母を感じる田中絹代の共演、ありそうでなかなかない二人が同じ画面にいて、しかもお互いがよく喋る。これだけでも見ていて気持ち良い。気持ち良いと言えば夏の温泉を感じる場面、男達が温泉に漬かりながら話をしている。頭が良くて気難しいけど愛嬌もあって面白い斎藤達雄の髭をはやかした先生に足の悪い笠智衆が足を引き摺りながら歩いてるのを田中絹代と二人の子供が「頑張れ!頑張れ!」と応援したり、川を渡る所を応援したり、老人二人のいびき合戦を応援してる所や、歩けなくなってしまった笠智衆を田中絹代が背負って川を渡る所など、男が女を背負って歩くのが当たり前のような昨今、逆に女が男を背負って歩くという面白さ、眼の悪い老人二人を応援する子供と田中絹代と笠智衆、実に見事なまでに川を使った描き方など本当に上手い。他愛のない話の中にこそ人間が本来持つべき姿を夏の風情溢れる温泉や川を使って見せてくれるこの清水宏監督の作品を見てるだけで日本人に生まれてきて良かった。日本人であることの幸せを感じます。一人でも多くの方に清水宏監督という素晴らしい監督を知って欲しいと思います。これまたとにかく素晴らしい映画!
[DVD(邦画)] 9点(2021-02-21 20:21:49)
30.  君も出世ができる 《ネタバレ》 
やっと見ること出来た。以前、CSで放送して録画してると言う親戚から借りて見たけど、フランキー堺が最初に筋トレしながら歌いながら出てくる所からノリノリで、そんなフランキー堺の魅力で通す映画て気がする。出世できる〜できる〜と歌うフランキー堺、フランキー堺に釣られる様に社長の見送り、お迎え、社長が戻ってからのミュージカルシーンで一斉に踊り出す会社の人達、良きハリウッド映画のミュージカル映画を見てるような気持ちになります。アメリカでは〜アメリカでは〜て、アメリカ人が見たらどう思うのか気になります。アメリカ人は本当にコカコーラで顔洗うのか?高島忠夫の歌も初めて聞いた気がする。アメリカ人を沢山乗せた観光バスでのやりとり、高島忠夫がアメリカの観光客2人に英語でサービスは無料と説明するも、社長の娘からは良い気にはされなかったり、何度も名前を間違えて言われたりとちょっと気の毒だけど、シャワー浴びてる最中に電話で呼び出されたり、しかも、そのままで良いからて言われた後のやり取りの楽しさや作品全体に漂うどうにでもなるみたいな雰囲気もこの映画の魅力です。最後までアメリカでは〜て頭から離れなくなってしまいます。日本ミュージカルながらハリウッド映画でも見てるんじゃないかて錯覚になるぐらい陽気です。フランキー堺の風邪引いた時の様な声の出し方がお相撲さんみたいで笑える。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2021-02-18 19:01:44)
31.  喜劇 とんかつ一代
タイトルにもあるようにいきなり豚の映像を大きく見せて強烈なほどの印象を植え付ける。川島雄三監督らしい始まり方に自然と画面の中へと引きずり込まれていく。とんかつをネタとして、一本の映画を撮ってしまうなんて流石です。森繁久彌、フランキー堺に加東大介、そして、三木のり平とまるで「社長シリーズ」に「駅前シリーズ」のような面々が繰り広げるギャグの数々、特に三木のり平のクロレラの研究者の凄さ、やはり三木のり平、もしかしたら日本映画史上で最も笑える人物ではないかと思うぐらい凄い。他にも川島雄三監督作品の常連と言って良いメンバー達のとんかつととんかつ屋の経営を巡る駆け引き、川島雄三監督らしいテンポの良さで飽きることなく観れる。それにしてもこの作品の団令子の色気は一体?これまた川島雄三監督らしい人間の描き方、また一つ川島雄三監督作品で面白い映画を観た気がする。 頼むからこの作品も「人も歩けば」「とんかつ大将」同様、DVD化してくれ~!森繁久彌のあの歌、CDあるのかな?あったら欲しい。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2021-02-15 18:48:07)(良:1票)
32.  しとやかな獣 《ネタバレ》 
川島雄三監督、凄い!こんなにもぶっとんだ家族はまずはいないだろう!人間の持っている醜い部分をここまで徹底的に描くその凄さに何度観ても感心させられる。人間とはお金がかかるとここまで醜くなるものなのか?芸能プロダクションに勤める息子が会社のお金を騙し取るような詐欺行為をする中で、そんな息子に対し、しかるどころか更にお金を稼がせようとする父と母の何とも言えない金に埋もれる悪人ぶりの凄さとまたそんな家庭に対しやってくる人達の何とも個性溢れる人達、それをたった二つの狭っ苦しい部屋、公共団地のあの部屋を覗き込むようにして人間の醜い部分を笑っているかの如く思える監督の演出ぶりの凄さ、これだけ徹底的に笑わしておいて、最後には氷付くような結末に、そして、まるで歌舞伎の世界を思わせる音楽も効果抜群!それにしてもこれだけのメンバーの中でも若尾文子の悪女ぶりと小沢昭一のピノサクの何とも怪しい人物には完全にやられた。
[DVD(邦画)] 10点(2021-02-15 18:47:09)
33.  人も歩けば 《ネタバレ》 
いやあ、これは凄い!凄いというより凄すぎる。これを観たらこの作品が川島雄三監督の最高傑作じゃないのか!この「人も歩けば」こそ川島雄三監督の全作品のベストワンかもしれないと思えてしまうぐらいの作品を観たような気がする。あの「幕末太陽傅」「洲崎パラダイス赤信号」「しとやかな獣」と同じくとにかく凄い。この四本を比べるなんてことは私には無理だ!どれも同じぐらい好きで好きでたまらんし、川島雄三信者として順位なんて付ける方が無理な話だ!そんなことはまあ、良いとして、本当に凄い映画だ!まず何が凄いかって、タイトルの「人も歩けば」て出るまでの流れからして、凄いのだが、更にタイトルが出てから消えるまでの間もストーリーが語らせるという何たる構成・編集、全てにおいて、こんなスタート、今まで観たことないぞ!と思わせるぐらいの始まり!そして、物語が始まってからは、この先、一体?どうなるんだ?と全く先の読めない見事な脚本!父の遺産を巡ってのストーリーの中で繰り広げられる人間模様、次から次へと繰り広げられる人間模様、待ってましたあ!とばかりに喜劇なのにちょいとそこらの二流、三流の下手なサスペンスものを観るよりも引き込まれるストーリー、出てくる人物が皆、変な奴だらけ、主役のフランキー堺は勿論、友人役の加東大介に探偵役の藤木悠、そして、一番笑える愛すべきキャラクター、それは何と言っても森川信の風呂屋の番頭さん!手相占い、足占いと、もう本当に面白過ぎる。そういや「幕末太陽傅」の中でもあんなにも可愛い芦川いづみの足の相を見ようとする場面が描かれていたなあ!とにかく最初から最後まで全く飽きることなく、そして、この映画はラストも凄いと言うか、凄すぎる。こんなびっくりさせられる終り方、日本映画では見たことないかもしれないぐらいの驚きです。なにわともあれ、川島雄三監督らしい、見事としか言いようのない素晴らしい傑作!いや、大傑作!それにしても、こんな面白い作品がDVDにもビデオにもなってないなんて、勿体無い。映画会社は何をしてるんだ?絶対に、DVDとして発売させるべきだ!そのぐらい素晴らしい作品です。 お願いだから川島雄三監督作品、全部、DVD化してくれーーー!
[CS・衛星(邦画)] 10点(2021-02-15 18:46:19)(良:1票)
34.  忠臣蔵 花の巻・雪の巻(1962)
いやあー、長かったです。2日に分けて見ました。東宝時代劇ってあまりイメージにわかない。東宝って言うとどちらかと言えば現代劇の方がイメージ的に有ります。そんな中で見た今作、出演者の顔触れだけ見れば期待するなというのが無理です。今の映画では不可能なメンバー、顔触れだけ見ると森繁久彌、小林桂樹、加藤大介、三木のり平、フランキー堺って、社長シリーズか?またまた私の大好きな川島雄三監督の顔がちらついてきます。女優陣に眼を向けてみると、浜美枝、団令子、星由里子、淡路恵子、やっぱり社長シリーズ、川島雄三映画だよとなるわけです。他にも三橋達也に山茶花究と顔触れだけ見れば川島雄三作品にしか思えません。他の顔触れも挙げたらキリがないぐらい豪華です。岡本喜八?黒澤明?おっと、加山雄三の時代劇って赤ひげぐらいしか思い付かないぐらい時代劇には不向きな気がする。監督はあの大傑作、無法松の一生の稲垣浩だけに、期待したほどの出来にはない。とにかく俳優人があまりにも多すぎて、豪華すぎて、上手く演出できてない気がする。つまらなくはない。俳優人の顔触れ見てるだけで楽しめはするがテンポがイマイチの為、ただでさえ長い時間が更に長く感じてしまいました。駄作だとは思わないし、それなりに楽しめはしたから6点付けるとして、これやっぱりこの出演者の顔触れなら川島雄三監督で見たいです。
[DVD(邦画)] 6点(2021-02-15 18:36:23)(良:2票)
35.  淀川長治物語神戸篇 サイナラ
昨年、亡くなった私が最も好きな日本の映画監督大林宣彦監督が生前、親しくしていた映画評論家、淀川長治さんの少年時代を中心に描いた作品で、淀川長治さんの映画に対する愛情の深さと同時に母に対する愛情の深さ、更に大林宣彦監督の淀川長治さんに対する思いがきちんと描かれており、この作品を見て改めて淀川長治さんの素晴らしい映画解説と大林宣彦監督の素晴らしい映画愛が伝わってきて、この2人の姿をもう、見る事が出来ないのかと思うと切なくなってきて、堪らない。淀川長治さんが大好きなチャップリン映画、私も大好きです。チャップリンと誕生日が4日しか違わない淀川長治さん、貴方の事は一生足りとも忘れた事はありません。それは大林宣彦監督の事も同じです。2人よりも大分先に亡くなったチャップリン、そして、淀川長治さん、日本が誇る世界の黒澤明監督を追うように亡くなった淀川長治さん、この作品で淀川長治さんの事を愛情を持って描いて見せてくれた大林宣彦監督、天国でいつまでも映画について語ってる姿を想像しつつ、この作品についてのコメントを終わりにしたいと思います。
[DVD(邦画)] 8点(2021-01-30 19:07:18)(良:2票)
36.  写楽
フランキー堺が叶えたかった夢の映画化である。アイデアはなかなか面白く、フランキー堺は流石の名演技。しかし、監督が真面目過ぎるのかそれなりに楽しめるけど物足りない。やはり川島雄三監督が生きてる時に見たかった。川島雄三監督が撮ってたらどんな映画になってだろう?と考えるとなんで今更?遅過ぎる。一番撮りたかった時期に何故撮らせてあげないのか?撮りたい映画を撮りたい時に叶えてあげられないのが日本映画の悪い所で川島雄三監督とフランキー堺の名コンビで見たかった。と思うのは私だけではないはず。
[ビデオ(邦画)] 6点(2021-01-24 20:29:52)
37.  マジンガーZ対暗黒大将軍 《ネタバレ》 
ロボットアニメと言って真っ先に思い出すのは、マジンガーZです。そんなマジンガーZが傷付きながらも、諦めずに戦う姿のカッコ良さ、亡き父の写真を手に出動を誓うシーンが特に良い。そんなマジンガーZを助ける為に来たグレードマジンガーの姿も見せてくれると言う贅沢ぶりに感謝したい。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2021-01-24 18:36:08)
38.  ダイナマイトどんどん 《ネタバレ》 
野球と任侠、この何とも男の中の男臭さの漂う作り、どいつもこいつもアホでマヌケだけど、憎めない。岡本喜八監督の映画に出てくる男達はアホな奴ばかりであるが、そのアホの中にこそ人間の持っている何かがあるような気がして観ていても嫌な気持ちになどけしてならない。菅原文太のあのマヌケぶりなんてまるで「トラック野郎」の桃さんみたいです。全体的に間延びしている感じではあるが、何とも漫画的な笑い、田中邦衛とのやりとりはアホだけど、可笑しくて笑ってしまう。相手の投手に酒を飲ませ、ベロンベロンに酔わせるという暴挙ぶり、しかし、この映画、野球映画ではあるけど、野球の面白さといものはさほど伝わらない。どちらかというと完全に喜劇の形であり、またまたやくざ映画であり、何しろ出演者の顔ぶれの恐ろしさ、凄さなんて明らかに喜劇的でもあり、任侠映画である。金子信雄がユニフォームを着ているなんて想像出来ないぐらい普通じゃないところが何とも可笑しい。とにかく何から何まで滅茶苦茶であるが、作品全体にパワーと映画に対する愛情が感じられる。だからそんなに出来としては良くなくても低い点数などつけられない。みんな大暴れのどさくさに紛れていっぺんでいいからお願いと宮下順子に対して迫る菅原文太、これなどどう見てもトラック野郎の桃次郎そのままでる。キャラが被りすぎてるという意味で本来ならマイナスもそうはならない何か上手く言えない馬鹿馬鹿しさが私は好きです。
[ビデオ(邦画)] 7点(2021-01-23 22:54:32)(良:1票)
39.  男はつらいよ 寅次郎忘れな草
寅さんファンならご存知のリリー初登場によるシリーズ第11作「忘れな草」何だか意外と点数低いけど、私はかなり好きです。北海道は小樽の景色、風景、そこに生れるひとつのドラマ、色んな要素が重なって観れば観るほど好きになっていく作品です。寅さんにとって最も相性の良いマドンナはやっぱりリリーだと思う。リリー登場の作品はどれも素晴らしい!それはリリーが寅さんと似たような人物だからだと私は思います。
[DVD(字幕)] 9点(2021-01-19 23:26:07)(良:1票)
40.  男はつらいよ 寅次郎と殿様 《ネタバレ》 
寅さんが満男の為に買ってきた鯉登を巡る攻防の面白さや犬のトラに関する笑いや嵐寛寿郎登場の後の面白さに加えてまるで幇間もちのような三木のり平の面白さもあって笑える作品になっている。相変わらず、魔の悪い時に来ては、魔の悪い事しか言わないタコ社長、満男の鯛焼き〜には笑わせていただきました。それゃあ、寅さんも怒るよ。喧嘩のシーンの面白さ、見る度にこの作品好きになる。嵐かん、三木のり平、特に三木のり平はやっぱり面白い。それだけでは無い良いシーンが満載です。マドンナの真野響子と歩く嵐かんの背中、二人が歩く後ろ姿が素晴らしい。
[映画館(邦画)] 9点(2021-01-19 23:03:20)
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