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21.  時をかける少女(2006) 《ネタバレ》 
■甘酸っぱくほんわりした良作。誰もが憧れるタイムリープを使える少女を軸にした青春ラブストーリーな感じ。純情そうでいて十代も相当屈折してるものだよ、告白を取り消すあたりとか。経験はないけどわかる気はした。  ■タイムトラベルものとしては「バタフライエフェクト」に近い感じ。決して単純にハッピーとはいかず、回避した分だけ誰かが被害に会うというあたりとか。あと、タイムリープするたびに少女が体を痛めつけるところも、タイムリープを安易なものにしていなくていい。  ■中盤がややだれ気味なのとあんまりうまくまとまっていないのとがあるのだが、「お前タイムリープしてるだろ」からラストへの展開はおおと思わされた。でもあの絵にそこまで価値あったのかなぁ。。。  ■ラストの「未来で待ってる」は、普通に「時間がたてば若いチアキと年を重ねたマコトとで出会える」という意味じゃないのかな。だから正確には待つのはマコトだけだけど、代わりにチアキは年を重ねたマコトでもなお好きだ、そういうことじゃないのかな。
[地上波(邦画)] 9点(2010-06-27 00:46:50)(笑:1票)
22.  容疑者Xの献身 《ネタバレ》 
数学・物理好きで元山岳部なんだからこりゃ見るしかないでしょ、とドラマ未見・原作未読で鑑賞。  まあ多少変なシーン(おそらくドラマ由来)はあるが、総じて楽しめた。 もうちょっと「天才同士の対決」をフォーカスしてもよかった気がするが。  (あ、私は普通にネタとして楽しみましたが、あれを真に取られると困るので注記すると、数学者も物理学者もあんな風に「論理的でない」とか言いませんから。 物理の理論を見つけるのは普通に「直観」に依拠しますし、数学の解法もしかりです。むしろそういう学者は論理の適用範囲の限界を分かっているので)  山のシーンは無駄。むしろ心理的部分をもっと深めていい。  あと、「安易に人を殺すのに興ざめ」という否定的レビューが散見されたが、「殺した人間の咎」という側が今回のスポットだし、人を殺すことがそこまでよくないことである(殺される側がかわいそうである)からこそ、殺した側はますます重い十字架を背負うのであり、だから別に問題ないと思う。
[DVD(邦画)] 9点(2009-04-01 23:42:13)(良:1票)
23.  アフタースクール 《ネタバレ》 
さすだ内田監督、今回もやってくれました!  まさか最初のカットから騙されているとは・・・徹底的に練りこまれた脚本は、ミステリ界でも随一だと思います。  全体としてのまとめ上げ方は、個人的には皆さんの評価とは逆に『運命じゃない人』をしのぐとさえ思います。 前前作、前作が時間軸の前後という手段を取っているので、ある意味その方法を取ればある程度のものは出来てしまう(もちろんこの監督の作品はその程度では全くないが)。そしてこの方法のままだと2作が限界かと見ていたので、時間軸ではない普通の方法で来たのはうれしかった。 ただ、正攻法だと時間軸と違って、登場人物に最初から「だます意図」が存在してないとうまくいきにくいし、まさに観客のために騙すシーンが存在するという欠点がある。  次回作では、時間軸をそのままにして、かつ誰にも騙す意図はないのに(とコーエン兄弟になってしまうのかなぁ。あの形ではないほうがいいなぁ)というような奇跡のような作もこの監督になら期待していい気がする。
[DVD(邦画)] 9点(2008-12-31 22:31:17)
24.  ルパン三世 カリオストロの城 《ネタバレ》 
なんというのか、こんな凡庸な筋書きなのに、見ていて飽きない、引き込まれる。  多分普通のルパンじゃないんだろうけど、普通のルパンを知らないので。
[地上波(邦画)] 9点(2008-05-06 17:32:01)
25.  アヒルと鴨のコインロッカー 《ネタバレ》 
とりあえず、絶対予備情報ゼロで見るべき映画。 見ていないのだったら、いますぐこのページを閉じるべき。         原作は未読だが、よくこれを映画化する気になったなぁ、というトリック。 メメントで騙されて、今回またはまってしまった。 河崎のあの微妙なカッコがなぁ。でも日本語うますぎだよ。  最初はコメディかと思ってたけど、すすむにつれて切なくなってくる。 最後はどうなったか描かず終わりだが、変に描くよりはいいと思う。 でも、駅での別れでは振り返ってもくれませんでしたね。  キサラギ、サマータイムマシーンブルース、運命じゃない人、といい邦画の流れはわかってきた気もする。
[DVD(邦画)] 9点(2008-03-19 14:10:07)
26.  キサラギ 《ネタバレ》 
脚本が非常に巧妙に練られていて、細かい部分が伏線にとなっているのには唸らされる。(書くとネタバレになりそうだからやめておこう) 近年では希に見る傑作ではないだろうか。 邦画ならば、「運命じゃない人」「サマータイムマシーンブルース」あたりと比較したい感じの映画である。  ただ惜しむらくは、あそこまで引っ張っておきながら最後にキサラギミキの顔が出ていること。 私としては観客の想像に任せるべきだったと思う。 はっきり言って、時々出るキサラギミキの部屋やなんかさえいらないと思う。  もう一つ言うと、どうも役者の演技が下手。 明らかにオーバーだったり、臭かったりも。  また前半が変にコメディとサスペンス・ミステリが中途半端に混じっている感じだったので、あるところからは純粋にミステリ方向に絞ってほしかった。  批判めいたことが多く並んでしまったが、それらを補って余りある脚本力であるし、見るのは損ではないと思うことを慌てて付け加えておく。
[DVD(邦画)] 9点(2008-02-27 22:56:50)
27.  新幹線大爆破(1975) 《ネタバレ》 
当時の邦画の力を見せてくれるような作。  「スピード」の元ネタとされている映画だが、こちらの方が面白い。ご都合主義満載(警察はへぼいし、喫茶店の火事は笑うしかない。通りがかりの柔道部に頼むって何よ!)だが、不思議と最後まで緊迫感があってまったく飽きさせない。 犯人側の描写もしっかりしているのもいい点。 ミニチュアもよく出来ている。国鉄の協力がない中よくやったと思う。  ただ一つ、ピコピコいう感じの変な電子音の効果音はやめて欲しい。もう一つ、妊婦の扱いが中途半端。そこら辺も入れて1点減点して9点。
[DVD(邦画)] 9点(2007-10-03 23:20:32)
28.  天空の城ラピュタ 《ネタバレ》 
予想していたよりも、前半がかなりアクション系だったのには驚いた。 展開とかはかなりありきたりの流れと言ってしまえばそうだが、ツボをきちんと押さえていて、観ていて面白い。 後半は結構訴えるものがある気がした。崩壊シーンとかは体震えていたし。 最後にどうでもいいのだが、ときどき聞くセリフ「人がゴミのようだ」がここから来ているのも知りました。
[地上波(邦画)] 9点(2007-06-17 17:54:42)
29.  遊びの時間は終らない 《ネタバレ》 
これは見てて滑稽。個人的には「空気」のカメラさんが最高! ただのんびり見ていればいいけど、実際の事件でもマスコミや野次馬の力は大きいんだろうな、と思うとちょっぴり怖い。 それと、「遊び」と「本気(マジ)」の区別がつかなくなると、こうなってしまうか・・・といったまた別な怖さも。 もちろん見ている間は笑えるところが満載でよかったです。ラスト、ああするしかなかったのかもしれないけど、もうちょっとひねって欲しかった。そこだけ減点。
[DVD(邦画)] 9点(2006-12-20 16:19:34)
30.  WEEKEND BLUES ウィークエンド・ブルース 《ネタバレ》 
「運命じゃない人」が面白かったのでこちらも見てみましたが、同じく面白い。 山本くんのキャラがよく、しっかりと感情移入が出来、山本くんと一緒に驚いたり悩んだりしていました。個人的に一番面白かったのは、電話ボックスで校歌を歌うシーン。 謎の薬サムライ、卒業アルバム、写真の裏の住所、指輪、牛乳、アメリカに行った謎の女、ふところに大金、なくなった携帯など、しっかりと伏線を回収しているので、見ていてスカッとする。 それにしても女は怖い。
[DVD(邦画)] 9点(2006-12-19 14:18:23)
31.  妻は告白する 《ネタバレ》 
サスペンスとして見るとなんてことはないのだが、しかし某登場人物同様、結局女心が全く分かってないんだなぁという感覚は抱かされた。  ■怨念か緊急避難か、という軸で持っていきながら、土台をひっくり返す心理はなるほどと思うし共感できる。ラストはまさに某登場人物と一緒に呆然と立ち尽くしてしまった。  ■しかし、裁判中の二人の行動はあまりにも軽率だし、そういう話だったら保険金を使ってさっと高級アパートに引っ越すのはどうなのよと思ってしまう。そうすれば喜ぶと思っているとしたらそれはそれであまりに「分かってない」でしょうよと。そこらへんいろいろと引っかかる。
[DVD(邦画)] 8点(2013-11-14 23:24:21)
32.  風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 
宮崎監督の「飛ぶことへの愛」が惜しみなく発揮されている。もともとラピュタが飛び、ナウシカではメーヴェに乗り、トトロも飛び、カリオストロでさえルパンは飛行機で侵入し、豚さえも飛び、千と千尋もメインはハクが飛ぶところ。それだけ飛ぶのが大好きな監督が徹底して「夢」を追いかけて飛ぶシーンを作り上げた作品、といっていいだろう。  ■冒頭からエンディングまで繰り返し描かれる「夢」のシーン。そしてロマンスも、菜穂子は自らの命を削ってサナトリウムから降りてきて、二郎は結局日中のほとんどを飛行機に費やし夜のわずかの時間しか会えず、それでも最期の美しくない姿は見せまいと再びサナトリウムに戻る、通常ではありえないまでの献身性。出会いから死別まで、まさに「夢」のパッチワーク。展開がトトロ的で山場がないのも、全編のそうした雰囲気を楽しむタイプの作品なのだろう。  ■裏テーマは「生きねばならない」「悲惨の運命を受け入れること」等であろう。カストルプも登場し、トーマス・マンの『魔の山』の設定はいろいろとバックにある。しかしこの作品中では葛藤(飛行機への愛と戦争利用の間の葛藤、妻と飛行機の間の葛藤など)はほとんど描かれず、主人公は飄々としている。こうした難問に対して「純朴さでもって超越せよ」ということであろうか。  ■二郎に感情移入するか、菜穂子に感情移入するかで、見え方もだいぶ変わるように思う。二郎は飛行機への愛(オタクともいえよう)は素晴らしいが、全体にピュアというか単純な描かれ方であり、対する菜穂子は自己犠牲と献身性、死に向かう姿勢を提示している。映画館で女性客の一定数がラストで泣いていたのはどこに感情移入したかもあるだろう。
[映画館(邦画)] 8点(2013-08-09 01:42:35)
33.  マルサの女 《ネタバレ》 
あー、脱税ってこうやってやるんだぁ、というのと、それを暴こうとする者との知能戦を見せてくれる作品。といいつつも、地味に地味に動き続けてガサ入れ一発で終わりというのはまあ非常にリアリスティックだが同時にあっけなく終わってしまった感はあるかも。
[DVD(邦画)] 8点(2011-08-26 00:51:32)
34.  疾走 《ネタバレ》 
■ズシリと心に来る重い内容。SABU監督の、これまでの軽いイメージを覆す作だと思う。  ■最初からこれでもかとばかりに「不条理」と「人間の負の面」が描かれていく。序盤、校則より好き嫌いを優先し、シュウジの選任に「嫌だから」反対票を投じるエリは、まさに「社会で生きていくため」に我々が普段封殺している「負の心」だろう。その意味で、エリは一見ひねくれているようだが、それは道徳とか社会通念とか規則とかを突き抜けているからであって、実はきわめて自分の心に正直なのだ。  ■街における差別、犯罪者の親類への差別。それは学校や親から「してはいけないこと」として習い、いつの間にかそう刷り込まれていくものだが、しかし本来的な心情としては「なんか嫌だ」「お前も殺人犯の仲間だ」という思いは消せない。それを露骨に表すのが、被差別地域に放火し、神父を興味本位で見に行くシュウイチだ。  ■やがてシュウジの家庭はバラバラになる。神父の弟に「お前は俺と一緒だ」と言われ、逃げ出すようにしてアカネのもとへ向かう。この「一緒だ」というのは、己の負の感情に耐えきれずに、それを外側(他の人)に発露させてしまうということを表しているのだろう。  ■追いつめられていたシュウジは、性行為や飲酒など、半ば自暴自棄に自らが悪に転落することでその抜け道を探そうとするが、結局殺人へと至る。そして東京で人を刺し、地元で来た警察にナイフを持って走っていき、撃たれて死ぬ。  ■ここがエリとの差異で、エリは自分の負の感情を自分の中に最後まで閉じ込め続ける。彼女は周りに何かをするでもなく、ただ自分のうちに閉じこもり、それを終わらせようとする。「殺して下さい」が「殺す/殺される」の非対称な関係にあるのに対し、シュウジに「一緒に生きる」が相互対象な関係にあるのも、自分の負の面を自分に押しとどめるか外に出すかの差だ。そしてそれは神父もまたそう。彼も自らの負の面を自らの中にとどめている。「神父/弟」「エリ/シュウジ」というセットがあると解釈すると、ここは見通しがよくなる。
[DVD(邦画)] 8点(2010-07-24 02:02:17)
35.  孤高のメス 《ネタバレ》 
こういう、名声とか地位とかに囚われず、ただひたすら目の前の患者を救うことだけを考える医師というのは美しい。たとえ自分がつかまろうとも、いかなる非難が飛んでこようとも、自分がどうなるかなんてどうでもいい、ただこの人を救う、と考えられる人は果たしてどれくらいいるだろうか。  主人公の超人的能力があまりにすごくて、社会はとして投げかけている問題が若干かすんでしまっている気はしたが、見ている間は非常に楽しめた。  あと、前のレビュワーさんも書いているが、本来ならば血みどろで汚い(であろう)手術を、現実とは多分異なるのだろうがあれほどきれいなものに仕上げた美術班は素晴らしいと思った
[映画館(邦画)] 8点(2010-07-08 22:50:15)(良:1票)
36.  サマーウォーズ 《ネタバレ》 
そこまで期待してはなかったがかなりいい出来だと思う。  映画自体が完全にエンターテイメント+おいしいとこ取り、という構造なので、展開のご都合主義には目をつぶるべきでしょう。だからその意味では宮崎アニメとは比較云々ではなく次元を異にしている気がする。おいしい部分のくっつけ方としては、地球の危機、家族、みんなの協力、世界的つながり、等々をうまく振り分け、また多くの登場人物にきちんと役割を与えているあたりがうまくやっていると思う。  なお、一番興味深かったのは、アニメーションだからこそ可能な映像を存分に生かしている点だと思う。ウェブをインターフェイスによりあらわすことで、空想の領域を極限まで体現している。これは実写化は100%不可能だろうし、そういうものこそアニメの本領の気がした。  
[映画館(邦画)] 8点(2009-08-23 00:17:50)
37.  疑惑(1982) 《ネタバレ》 
■ここまで腹の立つ人間はそうはいないんじゃないか、っていうぐらい桃井は完璧な悪女を演じている。あんな手紙残さなきゃきちんと死刑にできたのに、っていうぐらい死刑にしてやりたい人間。 対する弁護士岩下は、これまた別の意味で腹立たしいというかなんというか。どっちかというと手練手管の女性たちにダメダメな男どもがやられる物語なんだな。  ■おそらく一番の悲劇は桃井が犯人ではなかった(断言はしてないけど、法廷もので完璧な回想シーンが入ることはあまりないから、あれが真実だと見ていいでしょ)ことだな。父さんはあんな証拠残しちゃダメだよ。  ■エゴイズムの塊の桃井と、全部法の理論で当てはめて通す岩下。だが最後の子供との別れのシーンで、岩下がわずかにも法の理論の限界を感じとって変わろうとしたのかなと思わされたのに対し、桃井は相変わらずだったというところが、物語の収束なのかな。  ■けどあんなに法廷でバカやってる人間が、男を手玉にとって世をうまくくぐり抜けているとはどうも思えないんだけどなぁ。悪女ならもっと賢そうなものだが(ウザくはあったが)  ■あと、他のレビュワーさんが書いているようには、僕は笑えませんでした。別にいたって普通な。
[DVD(邦画)] 8点(2009-04-25 01:05:02)
38.  世界大戦争 《ネタバレ》 
世界戦争になっていく状況を、一般市民の生活にスポットしながら描いた作品。 ただ、この映画のメッセージは勿論反戦なんだろうが、この映画では結局「日本政府は武力によらないでひたすら平和のためのメッセージを発し続けるが、それは意味がなかった」わけで、だとすると、軍事的背景のない口先で唱えているだけの平和にはなんの意味もないともいえよう。実際、状況を何も見ずに日本政府の発した「ともかく戦争をやめてください」みたいなメッセージは相当空虚に感じた。最後のテロップも、具体的方向性なくただ「平和を」では話にならない。戦争はみな「平和のため」と称して起こすのだから。 ただ、そうした点を除いても、描写それ自体のリアルさなどは迫ってくるものがあったので高い点をつける。  最後に。この映画がツタヤの「特撮」コーナーにおかれるのは、理解はするにせよ、やはり普通のドラマのところに置いてほしい
[DVD(邦画)] 8点(2009-04-12 18:44:15)
39.  十三人の刺客(1963) 《ネタバレ》 
前半がちと冗長だが、後半はがぜん盛り上がってくる。  宿場全体を罠として待ち、数で負ける敵を襲う。 上から槍でついたり、丸太落としたり、弓で打ったりと、ちっとも武士道っぽくないのも、逆に味がある。 それにしても、あの宿場全体の罠はスゴイの一言。そして30分にもなる殺陣もすごい。 武士道っぽいところと、口先だけの武士道とが同時に見られて、複雑な心境・・・  きわどい位置にある映画のためか、今のところ10点はなし。私も9点どまりか。 (追記:やっぱり9点は高すぎた気がした)
[DVD(邦画)] 8点(2008-04-12 23:11:28)
40.  風の谷のナウシカ 《ネタバレ》 
いい映画であることには間違いない。見てて何か吸い込まれるものがあるのはその通りだ。 ただ、なんと言うのか、主人公があまりにも「完璧なまでにいい人」であるのが見てて恥ずかしくなるような感じがして、ちょっと入り込みにくかった。ラピュタの主人公は、いい人ではあるが「人間味のあるいい人」だったのに対し、こちらは「人間のレベルをはるかに飛び越えたところにいる人」という差があるように思う。 そして、ならばこそ最後はみんなのために命をささげて死ぬ、という方がいい流れだと見てて予測したが、あっけなく奇跡が起きて生き返る。ラストのところも白々しさが残る。 確かに見ていて面白い作品ではあるのだが(だから8点つけている)、だからこそもう少し工夫できたのでは、と思う。
[地上波(邦画)] 8点(2007-07-04 23:22:31)
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