Menu
 > レビュワー
 > Olias さんの口コミ一覧。21ページ目
Oliasさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 4681
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657
>> カレンダー表示
>> 通常表示
401.  植村直己物語 《ネタバレ》 
全般的にやたら流れが慌ただしくて、優秀な再現フィルムを見た気にはなっても、映画を見た気にはあまりならない。特に、家族部分とか国内部分の描写は、かなり凡庸な出来といわざるをえないのではないか(あれだけ豪華キャストを投入しておいて・・・)。一方で、冒険部分の撮影には膨大な手間がかかっているであろうことが容易に推測でき、その部分で作品が誠実性を確保している。犬橇って、広大な平原を一直線に走って行って・・・というものかと思っていたのですが、例えば氷塊ごろごろエリアなんかも頻繁にあったりして、その場合でもとにかく意地でもそれを乗り越えていくしかないんですね。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2022-02-20 02:12:36)
402.  銭形平次(1967) 《ネタバレ》 
67年の作品だから、まだTV版も始まったばかりの頃だったんだな。一応、平次のエピソード・ゼロみたいな感じで、元はただの遊び人の親不孝者だった平次が、一念発起して岡っ引きになるところから始まりますが、その前置きはものの10分強で終わります。つまり、中身はいつもの平次と変わらず、やや登場人物が重層的でちょっと尺が長めなところが違うくらいです。しかしいくら尺を延ばしたとはいえ、この敵方、何度も集団で平次を囲みながら、そのたびに撃退されているのは、実は弱いんじゃないかと思ってしまいますが・・・。なお、登場シーンは少ないながら、妖刀美剣士といった趣の舟木一夫のインパクトはなかなかでした。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2022-01-19 00:21:25)
403.  緋牡丹博徒 二代目襲名 《ネタバレ》 
今回のテーマは「鉄道の敷設」。よって、せっかく九州に帰ってきていながら、舞台は工事の現場事務所とその周辺が大半。今回は、賭場や博打勝負の場面もありません。●したがって作品の視点も、いかに工事を完成させるか、で一本化されているのですが、そうすると今度は高倉健が絡ませにくくなっている。逆に、もうちょっと出番を削って、ここぞという部分に集中した方がよかったんじゃないのかな・・・。●それと、タイトルがこれであれば、襲名の儀式の場面も、もっと時間をとってじっくりねっとり見たいところでした。●なおこの作品の大きなオプションは、鉄道会社の課長役で颯爽と登場するキリヤマ隊長!しかも割と出番多いぞ!
[DVD(邦画)] 5点(2022-01-04 02:21:09)
404.  総長の首 《ネタバレ》 
ヤクザ映画っぽく作ってはいますが、キーパーソンが清水健太郎・ジョニー大倉・三浦洋一であるというのがミソ。つまり、格好良い活躍などまったくありません。むしろ、最初から敗北感というか挫折感が漂っています。まるで裏青春映画のようです。このキャスティングの一貫性は逆に見事です。ところがそこに無理して、まともなヤクザ映画っぽくするために鶴田さんとか梅宮さんとか成田さんとかをぶち込んでいるため、収拾がつかなくなっています。そもそも、西村晃はまだしも、丹波御大をクレジットしていてあの使い方って、ほとんど詐欺なのでは・・・。女優陣の絡み方はまあそれなりですが、ヒモにいいように使われるマキノ佐代子(これが映画デビュー作!)の存在感はいい感じです。
[DVD(邦画)] 5点(2021-12-29 01:02:02)
405.  天使のはらわた 赤い教室 《ネタバレ》 
何かね、肝心の名美があんまり「堕ちてる」感じがしないんですよ。最初の村木との出会いのところで、すでに蓮っ葉というかぶっきらぼうというか、とにかく一般人的な雰囲気があまりないので、行きずりの男との肉食系セックスも、最後の乱交も、ああそうですか、にしか感じられない。ところどころ見られる長回しも、必然性や演出があって撮ったというよりも、ただ撮っただけに見えてしまう。
[DVD(邦画)] 5点(2021-12-10 02:05:31)
406.  清須会議 《ネタバレ》 
この人が監督である時点で、時代劇ではなくコスプレ現代劇になることは分かっているので、そこはまあいい。●で、前半にじっくりと登場人物の相関関係を醸成しておいて、後半はひたすら会議!会議!になるかと思っていたら、肝心の会議はごくあっさりの切り上げでがっかり。わざわざ「会議中、滝川一益が必死でこっちに向かっている」という設定&描写までしているんだから、「話がまとまりそうになったところに一益が到着して、そこで当然のようにちゃぶ台返し+議論のやり直し」くらいは誰でも期待します。また、いろいろ含みを持たせている丹羽長秀とか池田恒興なんかも、進行に従ってあれこれ態度を変えるとか、逆に変に妙なところにこだわるとか、もっとアヤのつけようはあったと思うけど。●それと、会議の冒頭で、2つ目の議題として「領地配分」の件が挙がっていたと思いますが(そして、前半のシーンでも伏線的に言及されていますが)、これはどこへ行ったの?当然、跡目の件が片付いたところで、今度はこっちの件で紛糾、みたいな展開を期待したのに・・・。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2021-11-21 02:27:11)(良:1票)
407.  昭和おんな博徒 《ネタバレ》 
江波杏子が理不尽に夫を殺され、その復讐を行っていく。と、実にシンプルこの上ないストーリーなので、あとは流れに身を任せていればよいわけなのです。●しかしこういう復讐ものって、いかにその一瞬にそれまでの背景の重みと情念を込めるかが勝負なのですが、最初の雨中の一刃が死ぬほど格好良い(その後の汽車での手洗いも込み)のに比べ、その後がどうも・・・。渡辺文雄の場面なんて、そこまで回りくどくしないといけないか?逆に、場数と経験を積んだことによって、冒頭よりも冷静かつ迅速に本懐を遂げられるはずでは?と思ったり、最後の大田原については、みんなの前で説明的な説明をしてしまうのがかえって無粋に感じたり(これから大田原の晴れ舞台というところで、舞台裏かどこかで容赦なく一閃、とかの方がよかったと思う)。●それとこのタイトルの割に、博打のシーンがほとんどなかった気が・・・。
[DVD(邦画)] 5点(2021-11-15 00:30:07)
408.  緋牡丹博徒 仁義通します 《ネタバレ》 
第1作の後半の舞台にして、堂万一家の本拠地である大阪に回帰しての最終作。中盤までは派手な衝突はそれほどないし、シリーズ見所の博打の場面もちょっとだけ。代わって、おたかさんの跡目を誰が継ぐのか問題が中心となっているし、お竜さんの動きも「説得による調整」ばかりになっているのが特徴的。それはいいとしても、登場人物の動きはかなりチグハグで、松方と長門さんの死ぬ順番はどう考えても逆だろと思うし、文太さんの動かし方も、ほかの人とバランスをとろうとしてかえって不自然になっている。熊虎親分が念願叶って(?)遂に殴り込み参戦!というのも、ある種のご褒美なのかもしれないが、やっぱり似合ってない(笑)。ラストもシリーズ大団円としては何とも中途半端で、実はまだ続編作るつもりだったのでは?と勘ぐってしまう。まあ、中盤の重要な場面で一瞬で場を引き締める千恵蔵さんの迫力は、さすがでしたけどね。
[DVD(邦画)] 5点(2021-11-13 01:18:53)
409.  斬る(1962) 《ネタバレ》 
何とも不思議な作品。いろんなエピソードが継ぎ接ぎされているんだけど、継ぎ接ぎどころか、そもそもこのパートは完結しているのか?というレベルでさっさと先に行ってしまう。それでいてバラバラ感はなく、一応は一つのトーンでまとまっている(ように見える)。タイトルに反して爽快なチャンバラは見られない、じとっと濃い内容。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2021-11-07 18:23:52)
410.  新選組(1969) 《ネタバレ》 
すでに散々指摘されているとおり、キャスティングの時点で大問題でしょ。新選組というのは、良くも悪くも一本気で青臭かったところに存在の意義があったわけで、それをこんな落ち着いた重厚な人たちが演じてはいけません。まあ、最後に錦ちゃんが出てきての(美味しいところを持っていきながらの)勇さんとの対決、そして勇さんの「ああ疲れた・・・」感を滲ませた最期は、味わいがありましたけど。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2021-11-01 01:54:06)
411.  女囚さそり けもの部屋 《ネタバレ》 
いや、まあ、さすがにこれは破綻しすぎでしょ。前半は、誰がなぜそこにいるのかがさっぱり分からない。成田三樹夫扮する刑事も、いきなり腕を切られるだけで、背景がまったく存在しないので、さそりとの対決も盛り上がらない。意外にも、下水道に立てこもる後半の方がそこそこスリルがある。で、最後はなぜか刑務所に自ら潜入して復讐、なんだけど、これはやっぱりどうしても、さそりは刑務所内にいないと光らない、という考えあってのことだったんですかね。いずれにしても、せっかくの前2作の財産を全然使いこなせていませんでした。
[DVD(邦画)] 5点(2021-10-28 23:38:05)
412.  女囚さそり 第41雑居房 《ネタバレ》 
前作では独特の実験性がほどよいスパイスになっていたのですが、さすがにここまで来ると演出過剰といわざるをえないのでは・・・。白石加代子の暴走気味の芝居も影響して、むしろ肝心のさそりが傍観者みたいになってしまっています。最初の、スプーンをくわえてひたすら削っていく口元のアップとか、そういうのをもっと見たかった。●ところで、囚人の過去(の犯罪)が一人ずつ歌に乗せて紹介されるくだりがありますが、まさか「シカゴ」の"Cell Block Tango"って、これが元ネタだったんじゃないだろうな・・・。
[DVD(邦画)] 5点(2021-10-25 01:32:48)
413.  男はつらいよ 寅次郎の青春 《ネタバレ》 
御前様の(画面上)ラスト作品、というのがもう最初から気になっていて・・・もちろんここ数作を踏襲して、最後の方の縁側の1シーンだけなんですけど、お召しのお着物が白色だったり、場面設定が頭を剃っている状況なのが「最後の身支度」みたいに見えてしまったりと、何とも言えなくなってしまう。●最後、珍しく寅の旅立ちを「とらや(くるまや)全員でしっかり見送る」というのも、もしかするとこれが最終作になるかもしれない、という制作側の想いがあったんじゃないのかな・・・。●マドンナは風吹ジュン様!いやーよくぞ選んでいただきました!と期待は高まったのですが、何と予想外に今ひとつでした。寂れた理髪店の店主という地味な設定がこの人には合わなかったのかな、もう少し崩れた役の方が・・・とも思ったり、慣れない九州弁(というか半分東北弁のように聞こえるが)に苦労したのかなとも思ったり。寅が帰宅を告げてからの一連の流れのみ、本領発揮でしたが。●泉と満男に関しては、作品を重ねるごとに低空飛行になってしまいました。あえて泉を社会人にしたんだったら、その中で社会の厳しさを着実に知っていく泉と、良くも悪くも純な学生のままの満男のギャップ、とかもう少し拡げられなかったのかな?4作も投入しているわけですから。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2021-02-18 01:05:08)
414.  男はつらいよ 寅次郎の告白 《ネタバレ》 
前半は何とも凡庸な出来で、これは前々作と前作からの勢いだけで作ってしまったかな?と思っていたのですが、流れを一気に変えるのは、やはりこのお方、杉山とく子小母さんでした。画面の中に、部屋の中にいるだけで、そのスペースを全部寅さんワールドに染め上げるこの力。いきなりゴクミに買いに行かせるのが「豆腐」なのは、もしかしてあの第5作へのセルフ・オマージュでしょうか?●吉田日出子のマドンナもなかなかでしたが、もっとじっくり見たかったな-。未亡人マドンナといえば、第19作(真野響子)や第29作(いしだあゆみ)など、すでに先行名作があるので、やはりハンデはあります。●ラストの夏木マリ姐さんも、ごく短時間ながら隙のない凝縮された芝居でした。というか、ここで気づいてしまったのですが、夏木マリは共演場面でゴクミの芝居を相当助けてますね。吉岡君の力では助けにならないことはもちろんで、したがって吉岡君とゴクミが2人だけのシーンというのは、どれをとっても低テンションゾーンに落ちてしまっています。喫茶店のシーンが何とか保たれているのも、達人・山口良一あってのこと。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2021-02-13 01:05:57)
415.  男はつらいよ 寅次郎の休日 《ネタバレ》 
山田監督という人は、中年以上とか老人とかを描かせると天才である反面、若者に関してはまるで陳腐な描写しかできないのだが、そのことがよく分かってしまう作品。吉岡君の演技力の低さも足を引っ張っているが、さくらと博も、「夫婦」とか「姪(妹)とその夫」とかだと何をやっても面白いのに、「満男の両親」の立場になった瞬間に、つまらなくなる。●中盤で夏木マリが登場してやっとまともな作品の雰囲気になってきますし、サブが寺尾聰に宮崎美子(ほかの作品でマドンナでも全然おかしくない)なんてのも、実に贅沢です。というか、宮崎さんは上手すぎる割に登場時間が少ないので、かえって浮いているくらいです。●夏木マリのマドンナは水商売という設定で、とすると芸者マドンナだった太地喜和子や松坂慶子の洋風版みたいなのも期待してしまいますが、寝台列車と旅館で両方とも半泥酔状態というのは、ちょっと工夫がありませんでした。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2021-02-04 00:59:11)
416.  男はつらいよ 寅次郎心の旅路 《ネタバレ》 
竹下景子が3作ぶり3回目のマドンナというのはあまりにも安直だろとか、それに伴って淡路恵子姐さんをまた引っ張り出すというのもさらに安直だろとか、寅さんをウィーンに連れてったって、何もできずに引きこもるのは目に見えているし、異文化交流的な面白さも出てこないだろ、ほらやっぱりとか、前半はほとんど面白みがありませんでした。●柄本明の関係も、あそこまでベクトルを向けたのだったら、むしろ「そのままダンス相手の姉ちゃんとうまいこといって現地に居着いちゃいました」くらいはしてほしかったと思いますが。●ただしこの作品はラスト5分に大きく救われており、いざ柴又の喧噪の中にいると「あれは夢だったのかなあ」と自分でも振り返ってしまう儚さの描写。オランダからの葉書と、それと対比される寅のいつもの街中の啖呵バイ。今までだったら、寅とマドンナが別離に終わっても、「いつかどこかの空の下で再会するかも」みたいな余韻もあったのですが、この絶望的な距離は、このマドンナとは寅は二度と会うことがないということを強烈に暗示し、切なさを増幅しています。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2021-01-22 00:44:33)
417.  男はつらいよ 柴又より愛をこめて 《ネタバレ》 
確かこれ当時は、「恋愛指南や相談相手役が続いていた寅さんが、久々に自ら恋患い!」みたいな売り出し方をされていたと思いますが、改めて見てみても、何か消化不良感が残るのですね。それは、栗原小巻が落ち着きすぎていてどうも寅さんとかみ合っておらず(これは第4作もそうでしたが)、したがって寅さんがボルテージを上げるきっかけに乏しいということ以上に、そもそも作品世界の設定が単純に二十四の瞳に寄りかかりすぎというのが大きいと思う。それを揺さぶろうとしてあけみのフューチャー度を高めたのでしょうが、どうもこのあけみというキャラ、出番が増えれば増えるほど、わがままでがさつな部分ばかりが目についてしまう。田中隆三との別れのシーンなどは、最小限の言葉でいろいろな想いを表現していて、良かったんだけど。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2020-12-17 02:07:13)
418.  男はつらいよ 寅次郎かもめ歌 《ネタバレ》 
蘭ちゃんはキャンディーズでもしっかり者のお姉様リーダーだったわけなので、こういう純朴娘役にはやっぱり合わんよなあ。加えて、人と喋るのも苦手っぽい感じながら、初対面の警官にもいきなり食ってかかるなど、制作側の人格設定もどうしたかったのか分からない。さらに、元恋人との関係も脚本上上手く処理されておらず(朝帰りしてしまうってのも唐突だな~)、寅の旅立ちのあたりはグシャグシャな展開になっています。と、内容的には良いところが見当たらないのですが、これは蘭ちゃんの女優スタート時期の作品であり、その後の女優・伊藤蘭の誕生の礎となった功績は大きい。●再見して気づいたのですが、この作品って、いつもの「女性に惚れてフラれる寅さん」ではなく、「娘が彼氏とくっついたときにフラれたような気分になる父親」がやりたかったんですね。ただ、監督が手応えを感じなかったのか、以後の作品ではこの路線は影を潜めることになります。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2020-10-05 03:03:19)(良:1票)
419.  沈黙 ーサイレンスー(2016) 《ネタバレ》 
中盤過ぎくらいまではキリシタン弾圧場面がやたら執拗で、これはやっぱりキリスト教万歳映画だったんかいな、スコセッシは何がやりたかったんだ、と思ってきた頃に、待ってました、ニーソンとガーフィールドの対決。「日本人は毎朝登る太陽に神を見ている」というニーソンの一言は強烈で、この辺の議論をもっと聞きたかったのですが。また、「日本の信者は神のために死んだのではない、君のために死んだのだ」という一言も、本質を突いています。このシーンがあっただけで作品が大幅に救われました。あと、美術や衣装や役者の立ち居振る舞いは、最近の作品には珍しく、時代劇として及第点です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-09-30 01:34:23)
420.  男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく 《ネタバレ》 
導入部ですでに、おいちゃんの病気(それもそこそこの重さっぽい)がネタになっており、そのため何か暗い雰囲気で幕を開けてしまう。で、SKDを作品世界に取り込んでしまうという野心については評価したいのだが、やはり料理しきれなかったというか、その部分だけ別世界になっている。そのため、あちこちで、ほかの作品では見ないような突っ込みすぎの台詞が目立ってしまっている。最後に寅さんが舞台を見てしまうのも無粋。あと、武田鉄矢が結局触媒役として機能していない(むしろ、僅かな出番の杉山とく子小母さんの方がよほど重みがある。ちなみに杉山さん、熊本弁も上手い。)。●ただし、キャスティングとしては、レビューショーの主役女優としての木の実ナナは的確であり、ステージ上でも照明負け・衣装負けしていない。その結果、シリーズ唯一といってもよいスポーティ筋肉質系マドンナを創出したという点においては意味があると思う。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2020-09-03 01:15:07)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS