421. 地獄甲子園
チキショー、さすが天才・漫☆画太郎先生だ。いちいち腹が立つけど好きでごあす。おいどんはこんなバカ映画大嫌いでごあす。でも巨匠・漫☆画太郎作品なので採点が迷うなあ。一旦は0点と思ったけどこれ位で許して。 7点(2004-03-02 10:01:47) |
422. ドラゴンヘッド
ある意味期待通りの作品。瓦礫や廃墟がウソ臭くってねえ、神戸の人起こるよ。SAYAKAちゃんはどうしましょう。蛙の子はKAERU、早くも涙の出ない泣き方をマスターしてました。 0点(2004-03-02 02:00:03)(笑:3票) |
423. ヴァイブレータ
顔が大きく、決して美人じゃなく、年もイッてるし、革パンも似合わず、男にも捨てられ、そんな寺島しのぶでしか有り得ない映画かも。寺島も良いとは思うが大森南朋がよかったなあ。年取っても一人でいるとイヤな自分の声ばかり聞こえてくる事ってあるんだよねえ。ヘタしたら一日自分の声としか会話してない事あるもん。ヤベッ旅にでも出てみるかぁ、誰かに食われてえェ。 6点(2004-03-02 01:34:58)(良:1票) |
424. 殺しの烙印
【すぺるま】さん、ありがとうそんな経緯のある曰く付きの作品だったんですねえ。ピストルオペラの元ネタかあ、位の気持ちで見ていたんですが、もう一度本作と清順監督、木村威夫の組んでいる「ピストルオペラ」と見比べて見たくなりました。パロマはあからさまで絶対タイアップだと思いました。 7点(2004-03-01 13:01:17) |
425. ひまわり(2000)
自分の葬式に自分の愛した男たちが勢ぞろいして、思い出を語り、ケンカまでして、夜を明かして、海へ自分を探しに出て行く、なんて幸せな女性なんでしょう。有りえないよなあ、葬式は行っても、忙しいとか仕事あるとか言って帰ちゃうもん。自分の葬式に愛した女性が勢ぞろい、ウーン来なくていいよ、私のときは。 3点(2004-03-01 12:52:37)(笑:1票) |
426. 書を捨てよ町へ出よう
真っ暗な画面、真っ白な画面、オープニングとエンディングの主人公の語り、真新しさや変わったことをしようというのが空回りしすぎでイタイ。奇をてらったりするアイディアは必要であろうが私の遊びに付いていらっしゃい的な雰囲気が嫌いです。陰鬱で、東北、早稲田、この当時の時代背景、こういった臭気が好きになれない。同じような臭いをウディアレンなんかにも感じる。 0点(2004-02-29 19:48:35) |
427. ターン/TURN
突っ込もうと思えばツッコミ所はいくらかあるんですが、デート以降は考えなくなりました。恥ずかしながら2人のディナーで感動してしまって泣いてもうた。姿は見えずとも通じ合う、以心伝心いいじゃないですか。ラストも生涯最高の傑作を携えて「ただいま」でまた泣いてもうた。チョッと韓国ラブストーリーのような臭いを感じたが良しとしよう。 8点(2004-02-29 17:50:26) |
428. ニンゲン合格
失われた時間、失われた家族を取り戻そうと躍起になる主人公。浦島太郎になって過去に囚われている彼を現実の世界へ引き戻し未来に目を向けさせてくれるのは、彼によって未来の無くなった亀である加害者でした。 7点(2004-02-28 13:08:28) |
429. たどんとちくわ
私だけか判らないが、この主人公達のようにどうでも良い些細な事にどうにも我慢できない瞬間ってあります。人からするとなんでもないんだけど自らのプライドやアイデンティティに関わるぐらい重大だったりすると思い込んでしまう。そんな時ってホント人でも殺しかねないかもって思います。一晩明けるとなんでもないんだけどねえ。 6点(2004-02-27 00:07:50) |
430. お早よう
小津監督もこんなアホな映画を撮るとは・・・笑ってもうた。お父さんも甘いよ、テレビ買っちゃダメでしょ。まあ、笑いの中にも現代人への警鐘のように挨拶から始まる人間関係が良く描かれている。 7点(2004-02-26 22:21:07) |
431. 彼岸花
頑固親父、父娘の関係をとりなそうとする優しい母、自分の結婚観を押し通す子供、戦後の新しい時代にはどこの家庭でも繰り広げられる光景なんでしょう。コミカルさとシリアスさがどちらも実にリアルであり、ズシズシと心に響きます。両親の気持ちが痛いほど解かるんですよ、解かるけどウーン、痛い。父親が広島へ行くと聞いた後の母親の表情といったら、もうマジ泣けたッス。 10点(2004-02-25 15:33:59)(良:1票) |
432. 他人の顔
いきなりのレントゲン、喋る頭蓋骨で引きずり込まれました。顔があるから私であるのか、他人になっても私は私であるのか、自分という存在は何であるか、など次々に自己に対する疑問を投げつけられ、またまるで異次元にあるかのような診察室がより一層摩訶不思議な雰囲気を醸し出している。しかし昨今ネットやメールの中で目に見える「顔」が必要なくとも社会が成立つようになっている現実の方が不条理で恐ろしい。 10点(2004-02-23 22:43:13) |
433. 砂の女
蟻地獄のなかで生きるために掘るのか、掘るために生きるのか、無間地獄のなかで無常を悟るような不思議な感覚。そんな蟻地獄の中で生甲斐を見つけ、新しい命まで生まれる。本当に自分を必要としている場所は社会ではなく蟻地獄の中であるという、なんとも不条理極まりなく最高な映画でした。 10点(2004-02-23 22:29:07) |
434. BE FREE!
確かにコレを「BE FREE」と思ってみるとガッカリ感が大きそうですが、コレはコレと思って見たからか案外嫌いでなかったりします。 5点(2004-02-23 22:05:41) |
435. 理髪店主のかなしみ
【ジャン】さんスンマセン。登録しといて何なんですが、私もレビュー書く気になれなくって・・・まあ期待としては髪結いの女房にフェチズムを足したような映画を想像してたんですが、見事に期待を裏切られた映画でした。 1点(2004-02-23 21:57:24) |
436. 夜を賭けて
梁石日原作で在日や韓国人の方が製作に多数関わっているからでしょうか、割と正しく在日が描かれていると思いました。といっても当時を知っている訳では無いが、私の住んでいる町にはかつて兵器工廠があり、朝鮮人部落と呼ばれた地区があり、屑鉄屋を営む在日の方がいるし、以前建築会社に勤務していた時出会った下請の在日の土建屋社長や職人さん達を思い浮かべながら見ることが出来ました。少々鼻に付くところやキレイ過ぎる気もしますが「GO」より面白いと思います。 7点(2004-02-23 21:50:00) |
437. デルス・ウザーラ
大自然のルールを誰よりも知り尽くしたデルスが非常に魅力的で誰でもが引き込まれてしまう。そんな彼が街に出てからの姿が、田舎の祖母を私の家へ引き取った数ヶ月間のことを思い出させた涙が出そうになった。彼等には彼等のルールやリズムがあり、今更違った生活など出来る訳も無く、自然の掟に従って生きるのが一番なんでしょう。 7点(2004-02-23 21:28:09) |
438. 一番美しく
黒澤映画で見るべきなのか迷った作品。プロパガンダでありながら黒澤監督のせめてもの抵抗も感じられる。この映画なくして黒澤の反戦思想や社会や体制などへの痛烈なる風刺も無いのかな。 5点(2004-02-23 21:16:11) |
439. お茶漬の味
疲れて帰った日はお茶漬けがうまいんだよねえ、毎日お茶漬けでもいいくらい好きだからなあ、ブッカケ飯もうまいんだよなあ、禁止されたら困っちゃうよ、ホント。前半はコミカルで小津作品の中でも一番面白かった。一転、結婚何十年目にして始めてお互いをぶつけ合い本当の夫婦になる二人。見合いとか恋愛とか関係なく、ぶつかりながらも人間として相手をいかに尊重しパートナーとして生きてゆけるか、年をとっても愛のある夫婦ってのは理想ですね。ただこの夫婦、子供いないし、裕福だから説得力が無いかも。 9点(2004-02-18 02:54:57) |
440. わが青春に悔なし
見所は原節子のヨゴレ役ですね、白痴でも悪女に仕立て上げる黒澤監督、原節子って眼力あるしハキハキ喋るから意思の強い女性が似合います。思想の左右ってのは時代によって判断分かれますから、どちらが正しいというのは一概には言えないでしょう。ただ一点の悔いも残すことなく信念を貫くというのはなかなか出来る事ではない。そして戦争よりなにより一番恐ろしいのは思想もなにもない普通に生活している市民です。 7点(2004-02-14 01:21:51) |