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あろえりーなさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 4750
性別 男性
年齢 41歳

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561.  極道めし 《ネタバレ》 
見終わって、自宅で思わずインスタントラーメンを 作って食べたのは、自分だけじゃないはず(笑)。 コメディ映画だと言う風に認識してみたので、 まさかラストで感動してしまうとは思ってもみませんでした。 終始、食べ物が出てきます。 囚人たちが、それぞれ一番おいしかった料理の話をするわけですが、 黄金めしも旨そうだったし、カルボナーラ入りオムライスも めちゃ旨そうだったし、なによりあのすき焼き。 はぁ~、生唾ゴックン。おじちゃん、文句無しのチャンピオンですわ。 食べ物自体のおいしさもそうですが、なによりエピソード一つ一つが良いですね。 プロレスラーだったデブちんの彼は、個人的には無罪でもいいんじゃないかと思うけど(笑) そして健太の話、これがやっぱり一番じんとくる。 健太はほんとどうしようもない奴だし、あんなにも可愛いしおりを あんな風に扱かって、可哀想過ぎるやろ!て思うんだけど、 いかんせん、自分もダメ男なので、あの健太の気持ちがよく理解出来てしまう。 彼は、母に捨てられたときのように、また捨てられる事を恐れてるんだね。 だから、捨てられたくなくて、あんなふうに接しちゃう。 終盤、出所してしおりのラーメン屋に行って、彼女の所帯を見て 食べたラーメンの味はどんなものだったんだろう。 そしてエンディングは「上を向いて歩こう」。いや~、とてもいい映画でした。
[DVD(邦画)] 7点(2012-07-29 09:41:35)
562.  ALWAYS 三丁目の夕日‘64 《ネタバレ》 
いいですね~。とても良かったと思います。淳之介が、「おじちゃんの気持ち全部解ってるから!ありがとうございました」みたいに言うところで不覚にも泣いてしまいました。相変わらず、シナリオがよく出来ている。これで3作目だけど、シリーズ通して秀逸なシナリオレベルを保っているということがほんとに凄い。そしてヴィジュアルの面でも、シリーズで一番の出来だったと思います。最初の、おもちゃの飛行機から街並み、そして東京タワーへと続いていくフルCGは、作った人たちを誉め称えたいと思う。1964年ということで、今回は東京オリンピックが舞台なのだが、予想していたのと違い、オリンピックというファクターは前面には出てこない。それはオリンピックを見るためにテレビが我が家にやってきた状況であったり、妻の出産シーンの時のバレーアタックのように、あくまでも家族を描くための構成要素にすぎない。それがまたいい。このシリーズの感心するところは、これ見よがしにVFXや小道具が出てくるのではなく、あくまでも物語を進めたりユーモアを加えたりする為の構成要素にとどめている点。そしてメインはストーリー。群像劇で、それぞれの登場人物にドラマがあるわけだが、そのエピソードが全て秀逸。六子と鈴木家の絆、孝太郎の医師としてのバックストーリー、茶川の父親とのエピソード、淳之介との関係、それらのエピソード一つ一つが感動的。本当に見事な完成度だが、逆に難点と言えば、六子と孝太郎の結婚への展開が早すぎるのと、小道具が全体的に綺麗過ぎて生活感に欠けるところか。それ以外は文句無しです。
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2012-07-27 19:35:50)(良:1票)
563.  サマーウォーズ 《ネタバレ》 
う~ん、どうなんだろう。少なくとも、一般向けではないアニメだと思います。要するに、アニメ好きの人のための映画。だって、そんなヴァーチャルな世界での闘いを世界中の人が固唾をのんで見守ってる光景なんて、完全にオタクですやん。オズの世界のヴィジュアルは良かったと思うし、そういう最先端な世界と古き良き?日本の風景の対比というのも面白いと言えば面白いんだけど、だからといって心揺さぶられるものがあったかと、、、。あのおばあちゃんは、言ってみればアナログの代表格みたいなものでしょう。そして、生身のコミュニケーションが一番大事なんやでって言ってると思う。そういう人が亡くなり、みんながヴァーチャルにのめり込んでいるのが、なんとも言えない気持ちになる。
[地上波(邦画)] 5点(2012-07-24 23:19:42)(良:1票)
564.  モテキ 《ネタバレ》 
ダメ男だかなんだかしりませんが、長澤まさみと濃厚キスをし、麻生久美子とまぐわっている時点で究極の勝ち組ではありませんか(笑)。あんな一途な女性を振って、不倫女性を選ぶだなんて。まぁそれが彼にとっての本当の愛なら仕方ありませんが、、。つまらなくはなかったけど、終始不快な気持ちにもなりました。 主人公がウザキャラのせいか、言葉遣いが汚いからなのか、サブカルとやらを前面に出してくるのが合わないのか、あるいはその全部か。
[ブルーレイ(邦画)] 5点(2012-07-24 16:11:56)(良:1票)
565.  鉄男II BODY HAMMER 《ネタバレ》 
相変わらず台詞が聞き取りにくいですね~(笑)。塚本作品は、金属音こそがメインで台詞は二の次にとでも思っているんじゃないかと思うぐらい。まぁ、ほとんどあってないようなストーリーなので、別に聞き取れなくてもそれほど支障はありませんでしたが、正直出来映えとしては物足りない。いや、前作よりも、特殊メイクとかは進化していると思うんですよ。カラーなので、それほどごまかしもきかないだろうし。でも、前作のあのパワフル感は、本作ではだいぶ影を潜めてしまってる。都心でカーアクションをやる心意気に免じて5点献上。
[DVD(邦画)] 5点(2012-07-17 18:41:52)
566.  旅の重さ 《ネタバレ》 
確かに「重い旅」でしたね~。この一度の旅で、人生10年分ぐらいの教訓を彼女は味わったんじゃないでしょうか?旅は出会い。色々な人たちが登場し、少女と交錯していく。取り立ててストーリーが面白いわけではないのだが、鑑賞していて「時代」を強く感じさせられ、それがとても新鮮であった。その時代というのは、勿論画面からにじみ出てくる70年代の雰囲気もあるわけだが、今だったら、こういう映画は作れないんじゃないか、ということ。冷静に見ると、いたいけな少女が裸を曝け出し、知らないおっさんの家にあがりこんでは交わったりするわけで、内容的に今だとNGが出ちゃうんじゃないか。40年経って、芸術はむしろ自由を失ってるんじゃないか、そんな風に思った次第である。
[DVD(邦画)] 6点(2012-07-16 16:42:29)(良:2票)
567.  八日目の蝉 《ネタバレ》 
最初のうちは、雰囲気の重々しさや全体的な演技臭さ故あまり入り込めなかったのですが、後半に、希和子に笑顔が出てきて、薫との生活を楽しむシーンから一気に入り込めました。大きくなった薫が小豆島での記憶を思い出し、当時の自分にかけてくる声がこだまするシーンもなかなかいいけど、やっぱりクライマックスですよね。薫と別れるシーンは凄く切ない。もちろん誘拐は犯罪だけど、希和子のこれまでの境遇を思えば、やるせない気持ちになります。特に女性にお勧めの作品です。
[地上波(邦画)] 6点(2012-07-13 19:55:37)
568.  クヒオ大佐 《ネタバレ》 
なんというか、どたばた喜劇みたいなものを勝手に予想していたのですが、実際観てみると2.3回クスッと笑える程度で、それもブラック・ユーモアの類いなんですよね。そして喜劇ではなく、むしろ切ないお話です。クヒオ大佐自身も、自分が育った悲しい境遇がああいう人格になったんだと言う事が描かれてるし、そのクヒオ大佐にひっかかてしまうしのぶや春とった女性も観ていてかわいそうな気持ちにすらなってくる。ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐ってキャラが完全に芸人だし、妙なインチキ風日本語も含めクヒオ大佐自身は完全にコメディです。でも彼を取り巻く世界はとてもブラック。そういう喜劇と悲劇の狭間にいる奇妙な人たちと言う感じで、良くも悪くも独特な世界観の作品でした。そしてクヒオ大佐のエピソードだけでは話が膨らまないと思ったのか、日本がアメリカに莫大な金を貢がされた湾岸戦争のエピソードが絡んできます。これによって、数人だけの狭い世界と国家間の広い世界をリンクさせようと考えたのかもしれませんが、それが成功しているかどうか、僕にはよくわかりません。いずれにせよ確かなのは、この主人公キャラを演じるのは意外と難しいと思うのですが、堺雅人はとても巧く演じていたな、ということ。演技派の俳優さんだなと実感させられます。
[DVD(邦画)] 5点(2012-07-11 20:06:36)
569.  蔵の中 《ネタバレ》 
う~ん、、、難しいですねぇ。ちょっと僕には高等過ぎました。抑圧された愛情の比喩?なんでしょうか。全体的に、そういう文学的な比喩で構成されている感じで、なかなかついていけない世界観ですね。それよりも、あのオネエ言葉で喋る弟がいちいち面白くて笑ってしまう。「もっとおぶち」とか、あんな言い回し反則でしょう(笑)。驚いたのは、見終わってネットを見たら小雪役の人が実はニューハーフだと書かれてあったこと。どう見ても女ですやん。弟がオネエだと思ってたら、姉が男だったとは、、、。
[DVD(邦画)] 5点(2012-07-08 23:05:56)
570.  映画 怪物くん 《ネタバレ》 
アニメもドラマも見た事がないので、怪物くんとやらは初めての視聴だったわけですが、まぁ子供向けなのでわかりやすい話ではあるにしても、途中のデモキンとデモリーナというキャラはいまいちよくわからない。バックグラウンドなどは、ドラマなど見て多少知っておくべきだったのかも。それにしても、CGとか特殊メイクがかなりしょっぱいレベル。CGの出来の悪さをごまかすために実写をぼかしたり色合いを落ちしたりなんかしてる。劇場では3Dでの上映だったみたいで、あの手がにょろ~んて伸びるところとかはそれを意識して作ってる感じ。やたらと楽しげな主題歌に4点を差し上げます。
[DVD(邦画)] 4点(2012-07-04 15:11:12)
571.  恋の罪 《ネタバレ》 
一言で言えば、「どいつもこいつもどうしようもねぇな~!」って感じです(笑)。相変わらず、観る者を挑発するような内容で、特にあのヘンテコ一家の狂いっぷりはそれ自体が見ていてエンターテイメントだなと感じさせられる。ただ、強引さも目立つ。美津子のシュールっぷりとそれについてくいずみのイカレ具合にはどうにもついていけず。そこについていけないもんだから、全編に渡って失笑してしまう。前作「冷たい熱帯魚 」は主人公に共感出来たのだが、いずみちゃんには感情移入出来ず。女性が見たらまた違う印象になるのかもしれないが。まぁでもいっぱいヌードも出てきたし、佳作の部類かなとは思う。
[DVD(邦画)] 6点(2012-07-02 20:32:00)
572.  釣りバカ日誌13 ハマちゃん危機一髪!
途中出てきた無口の長男。あいつをもっと深く掘り下げるべきだよ!出番があれだけなのはもったいない。
[地上波(邦画)] 5点(2012-07-01 00:15:35)
573.  コクリコ坂から 《ネタバレ》 
前作「ゲド戦記」よりは格段に良かったですよ。といっても、演出的には相変わらず淡白でどのキャラもやたらとお固い感じがするんだけど、ゲド戦記みたいにファンタジー映画じゃないから、宮崎吾朗監督の淡白さがいい具合にマッチしてたと思う。勿論、駿さんが脚本書いてるから人物達の行動様式はまさにジブリですよ。そのジブリらしい非現実的な振る舞いの子供達と、淡白な演出の掛け合わせがなんともいえない不思議な感じ。カルチェラタンのファンタジックな風貌はいかにもジブリ的でいいなと思う。恋愛物語よりも、個人的には親子の関係のほうが共感出来る。死んだ父さんを寝床で思い出して涙する海とか、実の父親のことについて話す育ての父さんと俊の会話とか、ささいなところに共感出来る。そんでもって終わり方も、例の手嶌葵の主題歌が流れてほろっとさせられる。でもまぁ、だいぶ音楽に助けられてる映画でもあるね。それに、特に思うのはこれを子供が観て楽しめるのかな、ていうこと。主人公の海がある男の子とお付き合い始めて、でもお父さんが同じ?いやそうじゃなかったよ、ていう、一言で話し終わるようなストーリーでこれで成長してるんだろうか、て思ってしまうし。何が言いたかったんやろうっていう気持ちが残る。控えめで慎ましやかで、決して嫌いではないしそれなりにいい余韻が残る映画だけど、ジブリってもっとオールマイティに楽しめるアニメじゃなかったんかなと、少し不安も残る。
[DVD(邦画)] 6点(2012-06-30 01:04:29)
574.  カイジ2 人生奪回ゲーム 《ネタバレ》 
個人的な印象ですが、藤原君って泣き叫ぶ役ばかりやっているような気がします。藤原竜也と聞いただけで、なにか理不尽なものに対して全力で泣きわめく姿を思い出してしまう(笑)。今回もまたそんな役を全力でやってますが、前作よりも周りの役者さんがいい味出してますね。伊勢谷友介、吉高由里子、生瀬勝久、香川照之。ストーリー的には前作のほうが上だけど、役者の見せ場はこっちのが上かな、と。あとお約束だけど、「玉が入る~!これで賞金ゲット~!と思ったら入らない~!一条の勝ち!と思ったら仲間がきた~!カイジの勝ち!と思ったら~!」の流れがいちいちオーバーで楽しい。この映画の面白味は、「天国と地獄」っぷりとそのどんでんの愉快さのみにあるといってもいいぐらい。しかしあのラストはちょっと残念だったなぁ。カイジ君、あんだけ頭が働くのになんで見抜けないんだよ~。ていうか、大金手にしたのに賭けとかするなよ~ってツッコミ入れちゃった。 まぁ、カイジ君はそういうキャラでしか生きられない奴なのかもしれないけど、、、。
[DVD(邦画)] 6点(2012-06-27 20:35:50)
575.  エスパイ 《ネタバレ》 
世界を舞台にした壮大な迷作です。観る前は超能力者同士の超能力対決を期待していたのですが、そういう予想は見事に裏切られました。大半が銃撃戦に終始していて、超能力は時折地味に登場する程度。目がキラ~ンと青く光るとか、終盤の建物崩壊シーンとか、時代を感じさせる特撮を披露してくれます。この時代の俳優さんは、みんな顔が濃いですね~。藤岡弘、加山雄三、草刈正雄、敵役のおっさん、皆さん実にダンディーなオーラほとばしってます。そして超能力それ自体より印象的なのは、やっぱり由美かおるのおっぱいシーンですね(笑)。ムーディーな音楽に乗って、悩ましい服装でなやましい踊りを披露したかと思うと、変な黒人が出てきて突然おっぱいポロンですよ。なんじゃこりゃ!と。たぶん制作者は、本当は超能力よりもこれが撮りたくて映画作ったんじゃないのって。僕の超能力、第六感がピ~ンと来ました。
[DVD(邦画)] 5点(2012-06-20 21:53:38)(良:1票)
576.  悪夢探偵2 《ネタバレ》 
塚本監督がホラーを撮るとこうなりましたというような内容。 前作よりは良かったと思いますが、本作はより観念的であり、 京一のトラウマと雪絵の悪夢体験が絡み合い、異様な映像世界になっている。 相変わらず、みんなボソボソ喋るので台詞がよく聞き取れなかったりもしたのだが、 相当にシュールな世界が続くので途中からはもうどうでもよくなった。 京一は、やはり塚本監督自身で、彼の幼少期の体験がベースとしてあるのだろうか。 個人的には、雪絵がぱかっと拾い、中から京一がにゅるっと出てきて 脱皮するみたいなシーンが最高でした(笑)。
[DVD(邦画)] 5点(2012-06-16 23:59:07)
577.  まぼろしの邪馬台国 《ネタバレ》 
歴史ロマン的なものを期待して観たのですが、予想とは少々違いましたね。邪馬台国がどこにあるかというより、その邪馬台国を追い求め奮闘した夫婦の生き様が主軸となってます。恥ずかしながら、宮崎康平さんという方をこの作品で初めて知りましたが、本当にこの作品のような怒りまくる性格の人だったんだとなると、周囲の人はなにかと大変だったんじゃないかしら。でも劇中観る限りでは、多くの人に親しまれ、そして和子夫人も楽しみながらお世話をしていたように見受けられます。しかしまぁ、和子役の吉永小百合は確かにお綺麗な女優さんではありますが、実年齢の半分くらいの年の人を演じるのは、さすがに違和感があります。また、役者でない様々な分野の有名人がカメオ出演してますが、この何とも言えないコント風味がどうにも上滑りしているような印象も。夫婦二人三脚で、九州を駆け回り邪馬台国を見つけ出そうとするシーンはなかなか良かったですが、作品の出来映えとしては佳作かなぁと。
[DVD(邦画)] 5点(2012-06-11 17:54:49)
578.  サイレントヒル 《ネタバレ》 
大ヒットした同名ゲームの映画化。ゲームのほうは正直一度もプレイしたことありませんが、それでもこの作品の並々ならぬ映像へのこだわりは切に感じとる事が出来ました。ローズが、サイレントヒルに初めて足を踏み入れたときの、灰が降る神秘的な街の雰囲気や地下のおどろおどろしい雰囲気、気色悪く不気味なクリーチャーの数々、火刑のショッキングなシーン、そしてラストの自宅へ戻ったときの温かい日の光、色々と印象深いショットが多く、ある意味お化け屋敷的な面白さがあります。ただ、そういう素晴らしい映像とは裏腹に、ストーリーが圧倒的につまらない。このサイレントヒルとは一体なんなのか、というミスリアスな雰囲気が序盤はあったんですが、狂信的な集団による狂信的な行いというのが終盤になって台詞で語られ、そのアホな組織と対峙して終幕。なんというか、この世界設定をそのまま紹介しただけというようなお話で、ドラマ性に欠けるし、特に父親の存在がほとんど無意味でしたね。そんなわけで、映像最高!ストーリー最低!の両極端な映画というのが感想です。それにしても、婦警さんはなにも悪いことしてないのに、あまりにも不憫過ぎますね、、、、。
[DVD(字幕)] 6点(2012-06-07 22:28:45)
579.  一命 《ネタバレ》 
三池監督はいつも彼なりのジョークを必ずといっていいほど入れるものですが、本作はそういうシーンもほとんどなく、相当な真面目路線で硬派に作った印象。これは最初から賞を狙っていたんでしょうねぇ。ライティングもすごく暗いので、人によっては見にくいという批判もあるかもしれませんが、個人的にはこの作品のテーマにこの黒を基調とした重々しい画が合っていたと思います。市川海老蔵の初主演時代劇ということですが、彼の歌舞伎的な言い回しのある演技もなかなか様になっていて格好よかったです。時代劇ではあるけれども、このテーマは現代にもそのまま通用するお話で、武士の面目と人の情けのぶつかり合いはなにかと考えさせられます。個人的には、そういう面目とやらの上っ面や空虚さを、もっと痛烈に描いても良かったかなと。一番印象深いシーンは、なんといっても序盤の千々岩求女の切腹ですね。見てるこっちもお腹痛くなるほどのリアリティ。直接かっ割いてるところを見せてる訳ではないんだけど、音がなかなかリアルで、観る者に「想像」させる巧さが光ります。そんなわけで、リアルな江戸時代を堪能出来たわけですが、それ故に終盤の竹刀を持っての100人切りみたいなリアリティのない展開はちょっと違和感を持っちゃう。この点は三池監督らしい展開なんだけど、前述したように彼の色を抑えながらやってるもんだから、それが中途半端に感じてしまう面も否めなかった。貧乏を描くトーンも、やや上品すぎるきらいがあったと思うし。しかしながら、良作である事は事実です。皆の演技も全体的に素晴らしかった。7点を献上。
[DVD(邦画)] 7点(2012-06-03 19:32:49)
580.  ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON 《ネタバレ》 
三谷幸喜監督は割と好きな監督さんです。前作「ザ・マジック・アワー」はめちゃめちゃ笑かしてもらったので、本作も期待していたのですが、、、、まぁこれはこれでそれなりに笑えたのですが、前作よりは少し劣るかなと。ちょっと間延びしてるところがあるので、20分くらいカットしても良かったかなと思います。でも、ストーリーの構成はさすがです。一つ一つのネタが素晴らしいし、積み上げ方も見事です。阿部ちゃんの唐突なタップダンス。中井貴一のワンコとのじゃれあい。市村正親の謎キャラ。目に焼き付くほど愛らしいユーモアの数々。ただ、終盤のお涙頂戴な展開はいらんかったです。お父さんが草彅君だというのが良くない。草彅君はお父さんに見えないですものね。
[DVD(邦画)] 6点(2012-05-31 21:05:56)(良:1票)
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