41. アポロ13
《ネタバレ》 これ実話なんだよね。ホント、絶対生還できると分かってても、すごく手に汗握ったことを覚えている。 宇宙に人間が放り出されたら、それこそじわじわと死ぬしかない、そんな地獄が頭に浮かんで、小さいころに怖がってた記憶がある。でも最近見た2001では大丈夫だったからもうOKだろうけど。 地上と宇宙で一生懸命やってる、そういうのが好き。十何秒エンジンかけるとことかスキだな。 [DVD(字幕)] 8点(2007-01-09 20:41:05) |
42. となりのトトロ
《ネタバレ》 別に何か特に大事件が起こるわけではなく、ひたすらほのぼのとしているだけの映画。だけどなんかいい映画。見てて何か心が穏やかになる。 [地上波(邦画)] 8点(2006-12-30 20:44:15) |
43. 運命じゃない人
《ネタバレ》 人が死ぬような事件が起きるわけでもなく、ごく日常的な中にこういった事件を盛り込むのは思わずにやっとさせてくれる。同じ時間を何回も繰り返し映すというありふれた手法ながら、非日常ではなく日常の中というのは独特だろう。 エンドロールのウソは、ここをみて初めて気づきました。このサイトに感謝です。 [DVD(邦画)] 8点(2006-12-19 09:03:14) |
44. シンプル・プラン
《ネタバレ》 あまりにもあっけなく堕ちていく。金の魔力ですね。金が出てくると、それまでの過去とかの相手の汚点を徹底的に洗い出して、敵対心をむき出しにしてしまう。怖い。 でもあの奥さんがすべての元凶の気もするが。 [DVD(吹替)] 8点(2006-12-18 23:49:57) |
45. 冷たい熱帯魚
《ネタバレ》 圧倒的に不愉快な作品(褒めている)。精神に余裕のないときには見ない方がいい。相当に疲れ果てるし、人間の見たくない面をよく描いている。暴力描写も多いが、バイオレンス的な描き方ではないのでなおさら辛い。ただ精神衛生上あまりによくないのでこの点数 ■社本が散々うじうじしているのは、間違いなく観客に「しっかりしろよ」「やられっぱなしでなく少しはやり返せよ」と思わせるためであろう。そしてあの展開。見事なまでに観客の心を弄ぶ。 [DVD(邦画)] 7点(2012-10-30 00:29:06) |
46. 誰も知らない(2004)
《ネタバレ》 実際の事件(参考:http://ifinder.jugem.cc/?eid=190)とは大分違うが、この事件をそのまま描いたらすさまじく陰惨な映画にしかならないことは想像に難くないので、この程度の描写が限界だっただろう。そうであっても、この映画が描き出している事柄は重い。 ■この映画での長男は、並大抵の大学生よりはきっと「大人」だろう。誰かにやさしくしてもらいたいくらいの年頃で、誰にも頼ることもできず、一人で3人の弟・妹の面倒を見続けてきた。(頼ってくる人はいても)頼れる相手がいないという意味では「孤独」だったのだろう。一方の弟・妹も、(恐らく)生まれてから一回も外に出たことがないような生活を強いられるというのは想像を絶する。 ■子供を産むということは、それだけ責任を伴うということだ。それまでは自分の好き勝手に生きることを許されていただろうが、親になってしまえば自分を頼ってくる子供がいるのであり、それに答えられる人間に親はならなければいけない。この映画の母親は、そのステップを踏みそびれてしまい、「のんきに遊んでいられる一若者」の精神で子供を次々作ってしまったのだろう。 ■ただ、映画の展開としていくつか気になるところもあった。例えば、途中からかなり尽力してくれる紗希が中学で激しいいじめを受けているという設定があまり生かされていないように感じた。彼女は数少ない外側の世界との接点なのだから、そこはもっと踏み込んでもよかったと思う。 [DVD(邦画)] 7点(2011-08-27 01:34:12)(良:2票) |
47. 黒い十人の女
《ネタバレ》 横で少し見てた母親の「こんな男が10人もの女と関係を持つようには到底見えない」が一撃必殺すぎた。 [DVD(邦画)] 7点(2011-06-26 11:45:25) |
48. 羅生門(1950)
《ネタバレ》 黒澤を「世界のクロサワ」に押し上げた記念碑的作品。尺も90分以下というコンパクトさ。印象としては、音の聞き取りにくさはあるものの、画は現在でも十分に勝負できるものだと思った。 ■カメラワーク、構図の取り方がうまい。そして実は細かな工夫をいろいろしている。例えば雨が見えるようにするために、あの雨には実は色が付けてある(墨を溶かしたと聞いた)とか。 ■ストーリーは、各人のエゴによって真実が「藪の中」にされていく過程が描き出される。各人が何を守りたく、そのためにどういう物語を語るかというのは、きちんと考えてみるとなかなか面白い。各人の話の中では、皆語り手が「(仕方なく)殺した」と、殺人の役は引き受けているところがまた興味深い。 ■個人的には、最後に真実らしいものを志村が語ってしまうところと、最後に希望を見出してしまうところとが若干残念。こういう流れなら最後の最後まで真相は「藪の中」にするような構図にしてほしかったし、志村が短刀を盗んだとはいえ善人、というポジションはなんか息詰まる展開をラストで抜いてしまっている。志村を最後で超悪人のようにしてしまってもいいし、そうでないなら三人の言い争いをもっと引っ張ってもいいと思った。 [DVD(邦画)] 7点(2011-03-05 00:24:40)(良:1票) |
49. ある殺し屋
《ネタバレ》 風貌は殺し屋のようではないが、仕事は完璧にこなしていく殺し屋、塩沢。最後にきちんと分け前を与えるところが律儀でこれもまたカッコいい。 ■しかし、前半を時間軸をあえて崩した意図がイマイチわからない。ただ混乱させるだけなのかこれは???そこら辺がスタイリッシュではあるがあんまり好かないので減点。しかし全体にいい雰囲気でコンパクトに最後まで持っていっていて、いい映画だと思う [DVD(邦画)] 7点(2010-08-10 00:30:39) |
50. 蜘蛛巣城
《ネタバレ》 ■これから見る人は字幕を付けた方がいいかと思います。それくらい聞き取りにくい。実際どういう陰謀が起きてて、誰が誰と対立してるのかも一回見てもよくわからなかった。 ■最初は人柄のいい人だった鷲津が段々転落していく。しかし肝はあの奥さんでしょう。奥さんがそそのかして悪い方へと転がっていく。手を汚す身と、それにくっついていればいい身とでは判断も変わるのだろうか。こういう展開は他の映画にも多い。しかしああいう女は本当に怖い。。。 ■ラストの矢が降り注ぐシーンは圧巻。冷静にみるとあんなに近くにまとめて射ていながら全部そろって少し右とかではずれるというのはもはやコメディだが。 [DVD(邦画)] 7点(2010-07-22 01:57:48) |
51. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
《ネタバレ》 高評価で話題の作なので、アニメにしては珍しく借りてみてみた。泣けはしなかったけど、戦いの決意をするシーンと撃たれるシーンで鳥肌はたった。 時代考証もよくできているようだし、身分差のある恋という使われたネタながら「子供」というフィルターを通してみることによって、それをあまりにも無垢な視点から切り取ることが出来るんだなぁと思った。 ただ、ラストで撃たれるのがあまりに唐突過ぎて、この演出をするためにとってつけたような感があった。勝ち戦の帰り道にとかさすがにあれな展開だしね。それと、オトナ帝国と比較した場合、「ずるいぞ」だけですべてを表した前作に比べて今作の「逃げるな」以降は説明しすぎなのと、主体をしんちゃんシリーズでない人にしてしまっているためかもしれないが、前作のヒロシのエレベーターシーンとしんちゃんの階段駆け上がりに見れる執念の要素が、今作では今一つ見えてこなかった。 なお、前作と今作を比較してのメッセージ性については、191番のはちーご=さんのレビューが秀逸だと思うので参照していただきたい。 [DVD(邦画)] 7点(2010-07-05 01:49:43) |
52. 名探偵コナン 漆黒の追跡者
《ネタバレ》 これ、ぶっちゃけ謎解きする要素ないでしょ。というか解けないし。 黒の組織との対決を前面に押し出したのは、サスペンスという点でよかったと思う。というか最後の東京タワーにジンから銃弾の嵐ってすごい展開だな。誰が予想するんだあれ。むしろあんだけ打ち込まれて逃げれるコナンがあり得ない(笑) でもぶっちゃけコナンが工藤新一であることがばれるのは時間の問題のような・・・ [DVD(邦画)] 7点(2010-04-25 20:34:11) |
53. スモーク(1995)
《ネタバレ》 なんてことない話、起伏があるわけでもなく、淡々といろいろなエピソードが続いていく。しかし見ていてあっという間に時間だけはたってしまう魔術。 見終わって心がきれいになったような気がした。なんでだろう。そんな感じの映画。 [DVD(字幕)] 7点(2010-03-03 01:38:42) |
54. 大誘拐 RAINBOW KIDS
《ネタバレ》 う~ん、期待してたけどそれほどじゃなかった・・・ なんか全体としては、「コメディとサスペンスの絶妙の融合」を外してしまって、不自然な感じになってしまっているのは残念。 展開がコメディとはいえ不自然すぎて全然入り込めない。 [DVD(邦画)] 7点(2008-03-07 19:30:50) |
55. 用心棒
《ネタバレ》 つまらないわけではないんだけど、「椿三十郎」を先に見てしまうと、テンポの良さも笑いもアクションもラストもあちらの方が上だなぁ、という印象ばかりする。 とりあえず、冒頭であんなに一生懸命切れた手首を出す必要はないと思う。グロに走る必要はない。 知的な攻撃も悪くないんだけど、途中まで知的な攻撃「だけ」ってのはいただけない。伏線の張り方とかは椿よりこちらの方が上だと思うのだが、どうも知的な面が空振っているように思える。 ラストの決闘もなんか・・・1対1にしたほうがよかった気がする。 [DVD(邦画)] 7点(2007-11-07 15:55:24) |
56. 砂の器
《ネタバレ》 日本人であれば見ておくべき作品です。 前半のサスペンスもなかなか面白く仕上がっており、それだけでも一本の映画に出来そうなのにあの後半はすごい。ほとんどサイレントの回想シーン。僕は泣きはしなかったが心に来るものは確実にあった。 ただ、もうちょっと後半を長めにしたほうが良かったんじゃないかな。そっちがメッセージの主体だし。まあこれ以上ストレートに描くと発禁だったんだろうけど、当時は。 ってか、パッケージの隅に書いてある「一部不適切な表現が~」って、この映画見て不適切と思う人はいるのかねぇ。こういうのを表面だけの言葉狩りというのだろうな。 [DVD(邦画)] 7点(2007-01-29 23:34:20) |
57. ゆきゆきて、神軍
《ネタバレ》 反戦平和を訴える左翼があまり語ろうとしない日本兵の被害。なんというのか、戦争の本質というか不条理というか・・・。過去との決別をしたい、いや逃げは許さない、どちらも正しいんだろう。あそこまで信念を燃やせる人はそうはいない。 [DVD(邦画)] 7点(2007-01-24 23:19:26) |
58. 皇帝のいない八月
《ネタバレ》 当時は改憲なんて到底不可能で、自衛隊がクーデターまでして防衛庁の省への格上げと憲法改正を狙い、アメリカによって汚されきった日本に再び伝統と美を取り戻そうと命をかけた。 それが今や、改憲も極めて現実的、いつの間にか防衛省に格上げされてるし。美しい国とか言ってるけど、アメリカと仲良しさんの首相じゃ到底無理だ。 [DVD(邦画)] 7点(2007-01-22 23:08:38) |
59. ポストマン・ブルース
《ネタバレ》 コメディとシリアスが極めて微妙なバランスで成立している映画。(「ノッキンオンヘブンズドア」でもこんなこと書いた気がする) 律儀に左折時に手を挙げる殺し屋ジョー、本名常雄。面白い。 警察が馬鹿みたいに疑っていって、無茶ばっかりしているのに、筋としてはきちんと成り立っている。不思議な映画。 ラストはあれでいいのか。まあ旅立っちゃったってことで。 [DVD(邦画)] 7点(2007-01-08 22:06:04) |
60. 帰ってきたドラえもん
《ネタバレ》 帰ってくるところよりも、一生懸命ジャイアンとケンカするシーンの方が好きです。 [映画館(邦画)] 7点(2007-01-05 23:22:18) |