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ヒナタカさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 252
性別 男性
ホームページ http://kagehinata64.blog71.fc2.com/
年齢 38歳
自己紹介 ブログを開設しました(2010年10月30日作成)。
映画と漫画のレビューブログです。
映画のレビューは一部抜粋して「みんなのシネマレビュー」にも載せています。


B級映画が大好きな20代前半、ヒナタカと申します。

かれこれ6~7年はみんなのシネマレビューを見ていたので、今回登録できて感激しています。(2010年7月11日登録)

好きな監督は
岩井俊二
クエンティン・タランティーノ
デヴィッド・リンチ
ティム・バートン
ロバート・ロドリゲス
などなど


↓自分の書いたレビューで特に気に入っているのは
・トイストーリー3
・クレヨンしんちゃん オトナ帝国
・死霊の盆踊り
・ジブリ作品の大体
です。

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41.  テルマエ・ロマエ
あれだけ面白い原作を丁寧に実写映画化・・・のはずなのに面白くない。 やっぱりこの作品は ①ローマの設計士が風呂のアイディアに悩む ②タイムスリップしてアイディアに感動 ③アイディアを持ち帰ってハッピーエンド という展開がこそが肝。それ以外は野暮に感じるというのも致し方がない。 しかし、映画という媒体である以上、一貫したストーリーも欲しいと感じてしまいます。 そのオリジナル要素も、田舎者を演じる上戸彩は可愛いし、(強引ながらも)映画独自のメッセージもあるし、ローマの時代背景をもとにした展開もあるのでそれなりに検討しているとは思います。 しかし全くカタルシスがない、なさすぎる。 結末へ至る展開が面白いとは思えませんでした。 原作のエピソードを多分に詰め込んでいるせいか、けっこう多めな配役を使い切れていなかったりするし、登場人物の行動に納得しがたい部分もあるのが、残念でしかたがなかったです。 ◆主演(ローマ人)に阿部寛という配役が完璧。 この濃い顔はただでさえ日本人離れしているし、彫りも深いので日本人の顔を「平たい!」と言うのに説得力があります。 ◆風呂を愛する気持ちはローマ、日本ともに共通。 思えばどちらも火山国ですし、その風習は両者が似た環境にあることによるのでしょう。 だから主人公のリアクションに笑いながらも、同時に納得してしまうのです。 笑いどころが老若男女を問わないところも、この映画の長所でしょう。 本国イタリアでも大評判というのも嬉しいですね。
[映画館(邦画)] 5点(2012-05-08 17:36:11)(良:1票)
42.  わが母の記
正直気になったことが多かったです。 そのひとつがとにかく説明台詞が多すぎること。 映画の設定を事細かに、物語そのものを俳優の台詞で表現しているシーンがたくさんあります。 原作を読んでいないのではっきりとしたことは言えませんが、これは井上靖の文をそのまま表現したがための弊害だと思います。 主人公の独白なら良いのですが、日常的には言うことがないようなことばで登場人物がやりとりすることに、どうしても違和感があったのです。 もう少し映画ならではの表現で、物語を伝えて欲しかったです。 もうひとつが主人公の境遇です。 映画の設定にとやかく言うのもナンセンスですが、ブルジョアすぎる環境に全く共感を得れませんでした。 作家として大成功をおさめている。 介護をするために金銭的に悩んだり、自分の仕事を省みたりする場面は一切ない。 家族に主人公の娘3人、その妻、妹2人と、母の面倒をみてくれる人物がとても多い。 しかもこれらの描写は原作にはないそうです。 もちろんこの設定が効果的に働いている部分も大いにあります。 この環境だからでこそ、「親と子」の話が際立っていますす。 しかし「いくらなんでも」な恵まれ方は、観る人を選んでしまうと思うのです。  役者の皆さんの演技は素晴らしかった。 特に樹木希林は認知症をわずらい、さらにそれが日に日に悪化していくという難しい役どころ。 もう彼女のこの演技だけでも観る価値があります。 何をやっても面白くて、どうしてもクスクス笑ってしまいます。 それだけでなく、終盤には「症状の悪化」ということまで見事に表現しきってしまう。 見事ということばは足りない、素晴らしい名演でした。 また、香典帳を例に、「日本人は『貸借管理』の精神が根付いている」という洪作のことばが印象的でした。親孝行も、ひとつの「貸し借り」なのでしょうね。
[映画館(字幕)] 6点(2012-05-05 20:14:01)
43.  ヒミズ
これはものすごく好みが分かれる映画だと思います。 園子温監督の作風を知らない方にはかなりキツいんじゃないでしょうか。 登場人物に「普通」の人はほとんどいません。 泥沼にはまり、ことあるごとにむせび、叫びまくる主人公の少年が最もまともと感じるほどです。 その中でもヒロインの女子中学生がかなりエキセントリックで、人によってはどん引きレベルだと思います。 展開もリアリティを追求しておらず、現実的に考えればありえないシーンに辟易してしまう人もいるかもしれません。 そして暴力、暴力、暴力。 この映画には人が殴られるシーンがとにかく多い。 これだけでこの映画が受け入れられない人もいるでしょう。 でもこの映画が自分は大好きです。 何より、この映画のメッセージはかなりストレートで、「どん詰まり」の人生を応援してくれるのです。 主人公の中学生が絶望したとき、彼を追い回すヒロインはなんと言ったのか。 その一言一言が胸に刺さります。 自分が流した涙に驚きました。 この映画で溢れたのは、「悲しい」とも、「嬉しい」とも違う、ひとことでは表現できない感情でした。 結末にも賛否はあると思いますが、自分はこの結末で、本当によかったと思います。
[映画館(邦画)] 8点(2012-02-27 01:39:44)
44.  ピラニア 3D
これは大傑作じゃないか! なんにも考えずに観られるアホ映画としては、史上最も楽しめる勢いですよ! ①美女のヌードシーンが満載だよ! ②グロテスクなシーンばっかりだよ! もう本当以上です。 さらに娯楽&モンスターパニック映画のツボを突きまくっていて楽しくって仕方がありません。 出演者どころか吹き替え版も超豪華キャストなので、それ目当てでも楽しめます。 ツンデレボイスでおなじみの釘宮理恵さん演じる女の子は超カワイイです。 出川哲朗の起用もこのくらいなら全然アリでしょう。 とにかくエログロに特化した、倫理的に最低な作品です。 R15+じゃ足りないんじゃないかって勢いなので、この系統の映画が好きなら大満足なんじゃないでしょうか。 映画で何かを学びたい、人生のヒントを得たいと思う方には死ぬほど向いていません(当たり前だ)。頭の悪い大人にオススメです! ただ、一人だけ映画からいつの間にか消え失せているのだけが残念ですね(予算が足りなくてカットされたそうです)
[DVD(吹替)] 9点(2011-12-25 18:27:39)(良:1票)
45.  一命
ほぼ「切腹」のリメイクと言ってよい内容です。切腹は大好きな映画ですが、これはちょっと消化不良でした。2Dで観たのですが、特に3Dで観たいと思わせる画はなかったので2Dで十分でしょう。 時代劇初の3Dとのことですが、最初で最後になるような気がします。 映画ファンには周知のことですが、三池監督は下品&暴力描写に定評のある方です。 「13人の刺客」では、話のケレン味と暴力描写がマッチしていたと感じたのですが、この映画の静謐な空気の中にそれがあると、どうしても違和感を覚えてしまいます。 要するに中途半端に三池さんっぽさが出ていて、勢いのあるアクションでもなく、落ち着いた時代劇でもない、どっちつかずな雰囲気になっているのです。 また今作にはG(全年齢指定)ではちょっと甘いんじゃないかという残酷な描写が出てきます。これも監督らしいのだけど・・・むしろ作品全体に不快感を与えてしまうのではないかと心配になってしまいます。 大筋展開が切腹とほぼ同じであったので新鮮味は感じらませんでしたが、ラストが全く異なっています。 原作の「説明しすぎない」雰囲気が削がれてしまったと嘆く方もいるかもしれませんが、自分はこの結末は気に入りました。「切腹」を観た方も、このラストのためだけに観る価値は十分でしょう。 あと香ばしい事件を起こした市川海老蔵主演ということで身構えてしまいましたが、目力と、一喝をした時の声量、演技力は確かなもので役どころとしては良かったです。尋問シーンでは懐かしい記者会見の様子が脳内再生されそうになって大変だったり、目力が入りすぎて若干怖かったり、満島ひかりの父親役は年齢的に無理があるとか、いろいろ言いたいことはあるんですが、主演に相応しい仕事っぷりを見せてくれました。
[映画館(邦画)] 5点(2011-10-16 14:16:04)
46.  大鹿村騒動記
上映時間93分の中でコンパクトに話はまとまってはいるのですが、いまひとつラストへと物語が繋がるような脚本の妙は感じられませんでした。 登場人物たちの騒動と、歌舞伎のお話が乖離してしまっているように感じて、どうにも入り込めなかったのです。 また、個人的には歌舞伎には興味があんまりないので(すみません)その描写が少々退屈なのも否めませんでした。 瑛太演じる郵便局員が、舞台裏で歌舞伎のストーリーを少し語ってくれるのはよかったのですが、話の全体像を掴めるまでには至りません。 なんだか「歌舞伎を好きな人が、内輪の中で作った」というような不親切さでした。 歌舞伎について詳しい方なら問題はないでしょうが、知らない方にもきちんと魅力を伝えれるような構成だと嬉しかったですね。 しかし、この映画の公開日をジブリとポケモンとハリポタがひしめき合う時期にしちゃったのは明らかに失敗だったんじゃないかと。 監督は「座頭市 THE LAST」「行きずりの街」につづいて、また興行収入が大コケしてしまいそうなので、応援したくなります。 頑張れ、本当頑張れ。 そして・・この映画は原田さんの遺作になってしまいました。 最近の映画では「奇跡」にも出演しており、ますますのご活躍が期待されていただけに、急逝は悲しくてしかたがありません。 心よりご冥福をお祈りいたします。
[映画館(邦画)] 5点(2011-07-24 20:25:56)
47.  コクリコ坂から
いやすごい、本当面白かった。何より「ゲド戦記」の悪いところがなくなっているのが素晴らしいです。 心底憎たらしい悪役は出てきません。愛おしい登場人物ばかりです。 テーマをベラベラしゃべらしたりしません。心理描写を大切にしています。 声優は棒読みじゃありません。みんな素晴らしい演技をしています。 脚本は駿お父さんが関わっているので素直に褒めれないのが残念ですが、ゴローちゃんはこれで十分に評価を得るのではないでしょうか。 映画は、東京オリンピックが行われようとしている時代の「何でもない」日常を淡々と描いています。 胸躍る冒険もしません。 悪役もいません。 物語の起伏もそんなにありません。 それなのに、感動的な映画に仕上がっています。 「たいした事件がおこっていない」のに感動するのは、人物描写の上手さによるものにほかなりません。 ゲド戦記で描いた「父殺し」とはまったく異なる「親子」の描き方に感動する人は多いと思います。 そんなわけで、今作はかなり大人向けです。 小学生以下のお子様は退屈必死。 高校生以上推奨くらいです。 前述のとおり、当時の風土を知っておくとより楽しめるでしょう。 お子様にポケモンを観せているすきに、大人だけで観るといいんじゃないかと思います。 本気でおすすめです。
[映画館(邦画)] 8点(2011-07-16 21:13:42)(良:1票)
48.  奇跡(2011) 《ネタバレ》 
監督の魅力が爆発した素晴らしいジュブナイル映画です。 「まえだまえだ」にどうしても注目が集まるところですが、他の子役も負けてはいません。 監督の子役の演技のさせ方は本当に素晴らしいです。ていうか演技していないです。 例えばじゃんけん遊びの一種「ブルドッグ」をやって、つねられたほうの子は「ばりくそ痛い~」とか言うんです。 普通に台本作っていたのでは「ばりくそ(笑)」なんてワードは出てこないでしょう。 すべておいて、子どもは普段の行動をそのままスクリーンで見せてるかのよう、もうこれだけで見る価値は十分です。 ストーリーもいい。前半は子どもと大人たちの生活をばっちり見せて感情移入をさせ、後半は「スタンドバイミー」のような描写で楽しませてくれます。 自分も子どものころこんな冒険をしたことがあるので、懐かしくってそれだけで涙が出そうになりました。同時に「いまの子どもたちって、あんまりこういう子どもだけの『秘密の冒険』がないんじゃないかな、是非してほしいなあ」と願ってしまいます。 自分が受け取ったテーマは、「誰かがそばにいたからこそ、成り立つものがある」ということ。 航一が「奇跡」の噂を聞かなかったら? 保健室の先生がずる休みを手伝ってくれなかったら? 龍之介が友達を連れてこなかったら? 老夫婦にところに上がりこめなかったら? 「奇跡」の瞬間は見ることができなかったでしょう。 いままで思っていた願いを捨て、奇跡の瞬間で新しく願ったこと─ 彼はそれを楽しみにして、今後毎日を生きていくことができるでしょう。 毎日変わらない日常。 その中でも楽しいことや、かけがえのないものがたくさん散らばっています。 航一のような経験をしていなくても、それは誰もが持っているものです。 それこそが、普段気づかない「奇跡」です。
[映画館(字幕)] 9点(2011-06-21 22:09:47)(良:2票)
49.  マイ・バック・ページ 《ネタバレ》 
当時をまったく知らない自分ですが、この映画はものすごく面白かった。 「梅山」ははっきり言って、大うそつきのエゴイストでした。ダメな人間でもあります。 梅山は、結局何者だったかは(さんざん沢田が聞いたにもかかわらず)語られません。 でもこの映画はこれでいいのでしょう。 「きちんと泣ける男が好き」 映画のラストシーンで、忽那汐里演じる女子学生が言ったことばも、彼は思い出していたのかもしれません。 国家に反逆し、自分の信念を押し通している─そう思っていた梅山は、大ボラ吹きで、結局人を殺しただけだった。 そんな彼をかばい上司に激昂し、証拠は燃やして(真偽はわかりませんが)、それでも刑務所に入れられてしまった沢田は、哀れと言うほかありません。 この「期待の裏切り」が、とても意地悪で、とても面白いのです。
[映画館(邦画)] 8点(2011-06-05 18:16:24)
50.  軽蔑(2011)
つ、つまらない! この映画はひたすらに高良健吾のダメ男っぷりを見せ続ける内容です。 ストーリーにも不満が多いし(特に後半)、上映時間が長いわりに、登場人物のバックボーンなどもほとんど描かれません。 結局誰にも感情移入できないまま、話が進み、2人の主人公が共感できない逃避行を続けるような内容にしか思えないのです。 描写が「薄っぺらい」と感じる方も多いでしょう。 長回しで撮影した主演2人の演技は素晴らしいですし、途中から登場する大森南朋さんの存在感も格別です。 だからといって、自分はこれを役者のファンの方に観てほしいとは思えません。 不快な描写の多い2時間20分近い内容を観て、返り討ちに会う可能性大です。 とにかく「イケメン高良くんのダメ男っぷりを観続けたい」という女性の方にしかオススメできないですし、映画の観どころが「鈴木杏さんの濡れ場」だけと言われても仕方がないかもしれないと思えた残念な映画でした。
[映画館(邦画)] 2点(2011-06-05 18:09:09)
51.  少女たちの羅針盤
自分は好きだなあ、この映画。 確かにサスペンスとしては2点くらいの内容なんですが、出てくる女の子がすこぶる可愛いです。 成海璃子はウザいくらいに猪突猛進なキャラにはまっていますし、 森田彩華のボーイッシュさには惚れそうになれましたし(特に中盤のアレは反則)、 草刈麻有も「内に秘めた」演技がうまい、 忽那汐里は死ぬほど萌えます。 書いてて自分が気持ち悪く思えてきたのでそろそろ止めますが、彼女たちをほとんど知らない自分がこんなに魅力的に思えたのです。 これ以上なくアイドルを自然体で、かつ魅力的に表現しています。 観てて恥ずかしいくらいのザ・青春なシーンもいい。劇中劇の内容も面白い。 台詞は女子高生らしい「くだけかた」ですし、体当たりで演技をしてくれるので楽しいのです。 それはミステリー部分の安っぽさ(失礼)を補ってもあまるほどでした。 なのでファンは女房を質に入れてでも観るように。
[映画館(邦画)] 8点(2011-05-20 20:47:01)
52.  GANTZ:PERFECT ANSWER 《ネタバレ》 
吉高由里子さんが3回日本刀で切られても死なないほどの生命力を見せる→二宮くん「もう・・・帰ろう」と敵の目の前でラブシーン開始→自分「帰れ」
[映画館(邦画)] 5点(2011-05-17 00:10:07)
53.  八日目の蝉 《ネタバレ》 
この映画で秀逸なのは映画の冒頭シーンで、本当の夫妻に感謝の意を述べるも、まったく謝らなかった誘拐犯の姿を見せたことです。 「謝罪の言葉もありません」とまで言います。 無表情さが本当に恐ろしく、なんて身勝手な人間なんだ、と思えます。 しかし終盤、誘拐犯と「カオル」との香川県の小豆島の暮らしを映画は入念に描くのです。 ここで冒頭のこのシーンに思っていたこととはまったく違う、誘拐犯に同情してしまうような気持ちになるのです。 映画は時間軸が前後しまくっている構成ですが、このために必要なものだったと思えます。 この映画を時間軸通りに描くと、冒頭の本当の母親の気持ちに同調しにくくなってしまうと思います。 そして、タイトルの「八日目の蝉」とは誘拐犯・希和子のことでしょう。 他人のこどもを連れ出し、一緒の時間をすごした時こそが「八日目」だったのでしょう。 彼女のやったことは勝手かつ許されない犯罪ですが、それでも希和子が幸せな時間をすごせたことを見れてよかったです。 
[映画館(邦画)] 8点(2011-05-12 21:34:00)
54.  アンノウン(2011) 《ネタバレ》 
どんでんがえし部分がわりと出来が良かったの対し、それ以外に突っ込みどころ盛りだくさんでした。主人公を狙う殺し屋たちが適当すぎます。 看護婦(無関係)の首をコキッとやる。主人公は後回し。 タクシー会社の同僚(無関係)はサクッと殺しといて、ジーナ(タクシーの女性、無関係)はなかなか殺さない。 窓の外に逃げた主人公は逃がすし、逆に注射打たれる。 派手にカーチェイス。目立ちすぎ。 写真展でニアミスするけど結局見つからない。 そしてやばいのは駐車場のシーン。 車をパクって飛んできた女の子にあっさり殺される暗殺チームってどうなんですか。 無抵抗に轢かれまくる下っ端と、無表情で車とともに落ちていくボスキャラに苦笑しか出ませんでした。 妻(じゃなかったけど)は主人公と写真展で堂々とキスするし!緊張感ねえなあ。 妻は暗号を残していましたが、これも「爆弾のパスワードでした」という面白くもなんともない結末に。 ていうかそんな誰でも解ける暗号にするなよ。 んで、その妻は「やべ、爆弾の解除間に合わなかった」で死んじゃうし。コントか。 記憶を取り戻した主人公と再会させたら盛り上がったと思うのに。 ラストも納得いかない。 タクシーの女性ジーナと楽しい旅にって・・・主人公の持っていた葛藤ってそんなもの? いままで人を殺した罪を悔やむんなら、ちゃんと償ってほしかったし、警察にも思いっきり正体ばらしたのにスルーですか・・。 大味な展開の映画は大好きなのですが、さすがにこれはいただけませんでした。
[映画館(字幕)] 3点(2011-05-12 21:20:50)
55.  これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫
こりゃあキツイ!ぜんぜんよくないよ!今年のワースト1はこれで。 何がひどいってコメディ映画なのにお客さんが一切笑わなかったんですよ。 いや本っ当に面白くないしドン引きレベル。 これは「赤塚不二夫の漫画のギャグを実写でもやってみよう」というそもそものコンセプトから地雷だったんです。 それでもTPOをわきまえれば面白くなったと思うんです。 でも、この映画は観客が始終口をあんぐり開けてしまうような支離滅裂かつ「それはないだろう」と思わせるシーンが多すぎます。 当時の時代背景や赤塚さんの漫画家としてのエピソードを入念に描けばいいのに結局はコントに始終している浅ましさ。 浅野忠信さんの演じる赤塚先生のはまりっぷりだけが救いでした。 「少林少女」あたりの駄作にビビッときている方だけご覧ください。
[映画館(邦画)] 1点(2011-05-01 11:41:51)
56.  漫才ギャング 《ネタバレ》 
批判意見もものすごく納得&自分も芸人の品川さんは大っ嫌いですが、この映画は面白く観れました。 下品なギャグや暴力的なシーンもありますし、狙いすぎ(テレビテレビしすぎ)な演出も好き嫌いが分かれるとは思います。 おふざけがすぎる内容でもあるので、若者にはストライクでも大人には少々きついというのもわかります。その上ギャグがしつこく、上映時間も無駄に長いです。 でも西代洋(ミサイルマン)の演じるデブタクのはまり具合は素晴らしいですし、 佐藤隆太も上地雄輔も本業芸人でもいけるんじゃないかと思うくらいの好演だと思います。 ストーリーとしては元相方は解散したことを気にしている、 飛男は自分から分かれると言った彼女とよりを戻そうとする、 という2つの事柄は全く同じように描かれているのが面白いです。 芸人のコンビというものは、恋人と同じくらい縁の切りにくいものなんでしょう。 少なくとも監督の漫才に対する思いは伝わりますし、劇中では四方からゲラゲラと笑い声が始終聞こえました。 「こんな映画もたまには悪くない」というスタンスで観ると悪くない作品だと思います。
[映画館(邦画)] 7点(2011-04-08 20:09:35)(良:1票)
57.  愛のむきだし 《ネタバレ》 
愛ってなんだろう。それは純粋に相手を思う気持ちだったり、偏狭的に物事を見たりすること。 主人公は紛れもない変態だったけど、父親の愛を求め、「女神」とあがめる彼女のために必死に行動した。そのことに共感をしてしまうのです。あふれでるオリジナリティ、役者の演技、エンターテイメントとしての面白さがギュッと詰まった4時間は、まさに至高のものでした。 長すぎる?残酷描写などで見る人を極端に選ぶ?あまりに荒唐無稽?そんなの関係ない。これだけのメッセージをぶつける映画を、自分は俄然支持します。 単純な男女の恋愛や、薄っぺらなケータイ小説なんかよりも、愛するものを深く描けている映画だと思います。
[DVD(邦画)] 9点(2011-03-14 17:59:56)
58.  映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 はばたけ 天使たち 《ネタバレ》 
オリジナル版を観ていた大人にも、はじめて観るお子様も満足できる作品に仕上がっています。 オリジナル版から大きく変わっているのは、「青い球体」が可愛いサブキャラクターになっていること。 予告編では不安で仕方がなかったけど、これが映画を観てみるとなんとも愛おしい。 見た目は可愛いけど毒舌というキャラで、いまどきありえないくらいのベタベタのツンデレ具合です。 その新キャラクターの「ピッポ」がどういった役目を果たしているのか。 単純親しみやすく、可愛く、ギャグの要因としても機能しています。しかし、それだけではありません。 オリジナル版では孤独だったリルルが、心を許しあえていた友達がいたこと、しずかちゃんに会う前から「身を犠牲にしてでも好きな人を守る」性格であることがわかるのです。 さらにオリジナルでは、鉄人兵団とともに消えてしまうリリルの気持ちは、しずかちゃんのみに言われたものでした。 このリメイク作品では、ピッポという存在がいるおかげで、その気持ちが、のび太にも伝わるのです。 彼の存在は映画の主題を脱線させることなく、心理描写において役目を果たしていました。それだけでも賞賛すべきことです。 決して不満が無いわけではありません。しかし追加のエピソードのほとんどを、サブキャラクターの描写のみにおさめて、堅実にオリジナルの物語を再現してくれたことに、自分は感動しました。 ラストも、ピッポがいたことで、ほんのちょっぴりだけ違います。これももものすごくいい! 本作は「鉄人兵団」を好きなスタッフが作った、この先も末長く評価されるべき素晴らしい作品です。
[映画館(邦画)] 9点(2011-03-05 22:38:07)(良:2票)
59.  川の底からこんにちは
これは映画館で観たかった!素晴らしい! どういう映画かを説明するなら ダメ人間ばっかりが出てくる映画 と簡単に説明できます。 「所詮大した女じゃないんだからね」という主人公は本当にダメダメ。 付き合っている男も本当にダメダメ。 周りの人間には不満が鬱積していて、ぬるま湯のような生活をしています。 それが、どういう風に変わっていくのか・・・それが見どころになっています。 そして映画の劇中歌がね、めちゃくちゃ滑稽なんですよ。バカみたいなんですよ。 でも自分は泣きそうになりました。 変な歌を聞いて感動してしてしまったんですよ! そこだけでなくこの映画で4回くらい涙腺が崩壊した自分はなんなんでしょうか。 さらに心に痛いセリフばっかりだ! 「しょーもない人生送ってるわ、自分」なんて人は必見です!(大きなお世話ですみません)
[DVD(邦画)] 9点(2011-02-27 02:00:41)
60.  太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-
この映画を観て、思っていた内容と違う!と思う人は多いのではないでしょうか。 なぜかと言えば、日本軍側と、アメリカ軍側の描写を同時並行して描いているからです。 争いについての心情が全く正反対の彼らですので「どちらに感情移入すればいいの?」と戸惑う人も多いと思います。 げんに自分は頑固に意思を貫く日本軍側よりも、アメリカ軍側のクリス大尉や仲裁をする「元木さん(阿部サダヲ)」に感情移入してしまい、主人公であるはずの大場大尉にはなかなか共感を得れませんでした。 戦争における人間をヒロイックに描くのではなく、エゴイスティックな者のドラマなのだと思います。 「誇り高き日本人」の姿を観たかった人には、ちょっと肩すかしかもしれません。
[映画館(邦画)] 6点(2011-02-21 20:01:52)
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