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Yuki2Invyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1630
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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41.  Arc アーク 《ネタバレ》 
うーん、そこまで滅茶苦茶につまんない…て感じでもないんだケド、何とも「味が薄い」つーか「物足りない」つーか……  まずは、SFとしては完全に絶対に物足りないのですね。画的にも、ほぼ現代のフツーの日本社会から地続きとゆーか、SFぽい画ヅラとか異世界感・非日常感ってのはほぼ皆無なのです(恐らく意図的に)。んで内容も、確かに・端的には「不老不死は是か非か?」みたいなごくエッセンシャルな「ヒトの在り方の問題」にフォーカスしてる作品だ、とは言え、他方でSF的な・グッドイマジネーションな面白みとゆーのが全く足りない気がするのですね。コッチが観たいのは、全人類が不老不死となる様な強烈な技術革新が世界を(良きにせよ悪しきにせよ)どう変えるのか、とか、あとは単純に「見た目30歳」だケド「中身90歳」て未知の人間を芳根京子が如何なる演技で表現するのか、てコトに決まってるじゃあねーですか。ちょっと流石に、私もソコには苦言を呈さずには居られない…という感じですよね。  んで結局そーいう状況だから、今作はモ~やっぱドラマの方に興味を寄せて=あくまでSFの状況下における人間ドラマ…だとして観てゆくしかねーのですが、ソッチは(最初に述べたとおり)決して観れなくもない…とは思えど、やっぱソレでも「薄味だな~」とゆーのが最初に来る最大の感情なのがまた×2否めないのですね。今作のオーラスのこの結論って、個人的には決して全然突拍子も無いコトなんかじゃない…と思われてまして(むしろ当たり前ジャン!と)、またソコに辿り着く経緯だって、シンプル故の説得力とユニーク故の意外性を天秤に掛けて⇒で(ごくお手軽に)前者を選択した…という様にしか見えないのですよね。とどの詰り、ドラマだからチャンと実力の有るベテラン俳優に頼ればソレだけでソレなりにサマに成る…という様にも(また)見えてしまってます。  芳根京子ちゃんは、先ほど書いた「私が本当に観たかったモノ」は観れたかとゆーとそーでもない…みたいな感じではあるのですが、全体として淡くて奥ゆかしい演技のクオリティはまずまずだったかとは思うのですね。評点自体もワリと迷ったりもするトコロなのですが、でもやっぱこの内容で2時間は長いかな…って感覚がかなり強かったのを思い出したのでココは低めに寄せて置きます。90分で仕上げて呉れてたら…と思いますね。。
[インターネット(邦画)] 5点(2023-10-24 10:17:41)
42.  妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク 《ネタバレ》 
いや、全然好く出来てるじゃあないですか~思いっ切り続編を意識してるよーな終わり方でしたが、是非お願いしたい……  とは言え、まずは監督が特撮畑の方だってコトで+自分が監督で入ってた『ウルトラマンZ』と『仮面ライダーゴースト』からそれぞれ主役を連れて来てるってコトで⇒全体としては完全にその手の特撮もの…と言うべき質感に纏まっては居ますかね。また、結局ニンジャ=アクション俳優のアクションがメインの見せ場になってる作品でもあり、他方でサメは(ラストでラスボスとしてチャンと機能はしてると思いますが)分量的には8:2でニンジャ、といった感じでもありますかね(タイトリングには反して)。そして、本質的な個々の見せ場の(映像的)クオリティや、或いは全体的な展開運びのクオリティ等も含め、映画で言ったら正にB級!と言うべきレベルの作品だった…とゆーのもまた確かだとは思うのですよね。  でも、今作もまたB級としてはかなり丁寧にしっかりつくってる=B級の中ならA級以上、と言うべき作品だと(かなり強力に)思われたのです。重ねて、特にニンジャ的なストーリーの内容自体なんかだって相当に在り来りな方のヤツだった…とも思うのですが、でもソコでその見せ場各々に関して「どれを・どの順番で・誰にやらせて」見せてゆくのかがかなり緻密に検討されて居た…という様に思ったのですね。とにかく総じて、個々のソレをどれも一定以上のレベルでしっかり実行し切るコトが可能なキャスト・スタッフを集められていた…と言いましょーか。モチロン、ソレってB級はB級として=一般映画とは異なる質感・雰囲気のモノとして許容できるってコトは前提だと思いますが、ソレに慣れている人なのであれば寧ろ「そのワリに」なんかミョ~に完成度が高いな…と喜んで観れるって作品なのではねーかな、と(コレも)。  結論、評点としては、いつもなら完全に5点を付けるだろう(とゆーか完全に5点ド真ん中っていう)作品だと思われるのですが、どーしても嬉しくって1点加点したいので、悩みましたがその様にしておきます。重ね重ね、何らか続編も期待してます。
[DVD(邦画)] 6点(2023-10-22 18:05:25)
43.  禁じられた遊び(2023) 《ネタバレ》 
「エロイムエッサイム」って、実はナンのコトやら(ドレのヤツだか)全然分からないままで観に行ってしまったのですよ。後から調べると根本的には、私が微妙に世代じゃなかった…てコトなのでしょーかね。でもそれはつまり、本作を全部観てもこの言葉がどーいう意味のナンなのか?てのが(驚くべきコトに)作中では説明されてないってコトだとも思うのですよね。  要は、今作ってそもそも最初のトコロでまず2つあるのでして(⇒ソレ自体が実はちょっとイミフ)何かってソレは①件のこの呪文+②嫁さんの妖力の出ドコロ、なのですよ(少なくとも、私には絶対にそう見えるのですよ)。で、その2つがホントに随分と終盤までマジでナニも説明されないまま話はズンズン進んでゆくのですが、結局嫁さんの件はラス前に(ゲボ出ちゃうレベルで)超ありきたりなコトだったと判明して⇒加えてこの呪文の方は実は別に何でも好かった=言葉に意味は無かった(=唱えたヤツ自体が実はヤバかった)てコトらしいのですよね。まずは何より、個人的には「そんなんアリ?」と思ってはしまいましたケドね。  ※だってそもそも、この言葉って日本人はまだともかく、説明抜きだと例えば海外とかでは全く通用しない=ピンと来るハズの無いヤツじゃあねーのでしょーか?(グリモワールに載ってる呪文…とゆーて、でもフツーの人は多分知らんでしょ)⇒ソレが、実は意味なんて無かったんだから説明もしないで終わりますよ!って…⇒あ、そもそも今作なんぞは輸出する気自体が微塵も無い?⇒まあ、輸出したトコロで誰もナンにも幸せにはならねーだろーから別に好いか⇒納得。。。    本題に戻りますと、いちおうホラー的なコンセプトとしては我が国古来の「生霊」を主題とした作品、で監督の前作(なんちゃら森?とかゆーてたヤツ)と同様にやや若年層がメインターゲットかな?てな感じの質感を擁しておる作品ではありますね。しかし、正直そんなんはどーでも好くて、今作ってとにかく、いわゆる映画におけるプロットと言うべき種々の「因果関係」の整理が実にこの上無く好い加減な作品…というコトに見えてますね(⇒端的に「何故・何が・どーなる」というトコロの辻褄が終始ごくテキトー極まりないままで進行し続ける)。先に結論を言っちゃうと率直に、映画として評価するべきレベルに全く達してないと思いますよコレ。この中田某という方と、もう一人清水某なる御仁とゆーのは、最近は(モノの見事に)須らく全部が全部こーですね(⇒ココまで来るとやっぱシンプルに「ナメてる」&「ナメられてる」と思ってしまいますよね)。  その、終始まるで腑に落ちない状況がひたすら続くという意味ではフツーに最初から最後までごくヒドい状況だったと思いますが、ま~た案の定ラスト付近が超コッ酷い有様でしたすね(⇒正直「なんかオレ途中で無意識のうちに気絶してたのか?」とすら)。一番はやっぱ結局、あの雷ってナンだったんですかね?と。あとね~クライマックスに関してはもう一つダケ、この手のお化けのラスボスで、攻撃タイプが物理!(得物が手斧!)てのはやっぱし、一体全体ナニがどーしたらそーなっちゃうの?×1億としか思えませんよ…(だって、序盤から中盤から延々と散々に遠隔でサイキックで攻撃して来てたジャン!と…)  結論、一応、点数はこの位にしておきますが、別に0点でも何の問題もありませんです。マジで、そろそろ流石に卒業しちゃおうかな、、とも……
[映画館(邦画)] 3点(2023-09-26 19:36:43)(良:1票)
44.  アウトレイジ 最終章 《ネタバレ》 
うーん…最終作なのですが、今作に関してはちょっと脚本の出来が前作・前々作には明確に大幅に劣るとしか言い様が無いですね。。前作までのキャラを基本みんな使ってやりたい…というモチベーションがあるのでしょーが(その所為で)非常にゴチャゴチャしたやや詰め込み過ぎな話になってしまっているのも痛いですし、んで登場人物⇒特に殺されてしまった面々とゆーのが、総じて余りにも「不用心」過ぎます(「全員悪人」じゃなくて「全員迂闊」)。とにかくは、大して信用するに値しない上に完全に掌握していない・手綱を握り切れていない人間に、もし失敗したら=殺り損ねたら自分の身が危うくなる様な暗殺の仕事を何故いとも簡単に任せるのか、というコトですよね(殺るか殺られるか、という緊迫感がまるで無い)。あともう一点、コレも言い尽くされたコトだとは思いますが、今作の西田敏行・塩見三省ご両名はちょっとコンディションが悪すぎです=成立してません。特に、あの状態の塩見三省に西田敏行を殺させようなどと考える人間は居ないと思います⇒重ね重ね、前作のお二人は素晴らしかったので、今作がその二人のお話になっているコト自体には、大いに納得・共感も出来るのですが…その辺も含めて、この出来ならつくらなくても好かったかな…とは思ってしまいますよね(実に残念)。。  ただ一点だけ、展開運びは終始かなり?だらけだったと思うモノの、オーラスのたけしさんのケジメの付け方には大いに納得出来たのですよね。最初っから、取るべきは第一に木村の仇だと思ってましたし、かつ映画冒頭で殺された若い者は結局張の手下なのだから本来は大友が手を出すべき話でもない筈⇒でソレに託けてコンだけ大暴れしたのだから、寧ろ最後に張に対してケジメを付ける必要がある⇒またコンだけやり過ぎたらモ~流石にハラ切るしかない、と。3作も観てきたトコロで(+今作では途中かなり唸らされたモノの)オーラスに関してはワリと爽やかに観終わるコトが出来たので、結論的には1点足しておこうと思います。
[DVD(邦画)] 4点(2023-09-25 23:20:09)
45.  アウトレイジ ビヨンド 《ネタバレ》 
2作目もゆーて、1作目と基本的に中身は同じ(⇒本質的にも)という感じだとは思うのですね。ただ、気になるコトが2つあって、1つはビートたけしさんがやや「丸く」なってしまっているコト、2つ目は終盤の片岡の動き(=企て)がちょっと雑すぎるコトですね。山王会が衰退したケド、逆に花菱会が力を持ち過ぎた…とゆーて、木村の葬式に大友を(拳銃持たせて)突撃させたトコロでナニがどーなるとゆーのでしょーか(そんなモンに大友が乗ると思ってるコトも踏まえて、アホかと)。でも、1作目のレビューでも書きましたが今作は西田敏行・塩見三省のご両名がやっぱスゴく恰好好かったので、結論としては差し引きしてこの点数としておきます⇒別に、暇潰しには十二分かと。
[DVD(邦画)] 5点(2023-09-25 23:16:06)
46.  アウトレイジ(2010) 《ネタバレ》 
実は3作目を観ていなくて、で今回観ようと思ったのでついでに1・2作目も観直してみたのです⇒そしたらやっぱ結局、1作目が一番面白かった…という始末なのですケド。。  でもまあ、気楽に(テーマとか気にせずに)観る分にはシンプルにかなり面白いですよね(⇒その意味でも1作目が一番だとは思いますが、暇潰しになら3作全部使えるか…とは)。1作目がまた結局、お話としてもシンプルで分り易いのも大きいと思いますし、役者の演技のキレも(2作目の西田敏行・塩見三省を除けば)やっぱ1作目が一番バランス好かったかな…と。ただね~重ねて、別にヤクザ映画としてもそこそこ面白いとは思うのですが、かつての東映の任侠映画とかヤクザものとかを多少観てきてしまうと、特に「全員悪人」とか言われると……例えば鶴田浩二さんとかはちょっと別格としても、高倉健さんとかだって(若い頃は)観てるコッチがちょっと怖くなる位に「マジでヤバい」雰囲気ってのが確実に感じ取れるのですよね。でも、昔のヤツは基本みんな(ある面では)そーいう感じでもあって、でソコにちょっと(また部分的に)雰囲気の柔らかい菅原文太さんが入って来る…とかはやっぱバランスとして悪くないと思うのです。けども、逆に今作は基本みんな「ヤクザの演技をしてる善良な市民」にしかなってなくて、ソコでソレこそビートたけしさんだけ(昔みたいに)マジヤバ、という風に見えてしまうのですよね。そんな意味でもやはり、ちょっと「全員悪人」は誇大広告だと思ってしまいましたかね⇒コレもやっぱ、部分的にはコメディに見えてしまうのですよね(ソレはソレとして素直にそーいう風に仕上げれば・見せかければ好いのに…と)。
[DVD(邦画)] 6点(2023-09-25 23:14:21)
47.  さんかく窓の外側は夜 《ネタバレ》 
第一に、ひと目見た印象としては恐らくホラーな(=ホラーに仕上げるのが一番手っ取り早いという)お話なのですけど、全くそうはなってないとゆーか、怖がらせよう・ビビらせようっていう描写のキレとかはほぼほぼ皆無なのですよね。全体的にも(多少気持ち悪い部分はあれども)非常に地味です。まずココが、全体に濃厚に漂う退屈さの元凶になっている…という感じっすね。  もう一つ、主要登場人物の3人はいずれも暗い過去と禍々しい能力を兼ね備える特殊な方々で、三角はともかく他の2人は途中までは人格的にも相当に異常者である風をも醸して居るのですが、最後まで観ると3人ともが実は実に平凡な…とゆーか寧ろごく真っ当な(ヌルっちい)キャラ揃いなのですよね。こちらもある種キレが無いとゆーか、なんかこの手の「特殊能力者だけど温厚・善人」つーのは寧ろ少女マンガとかでよく見るよーな気もするなあ、とも言いますか。  そして終盤は、ソコら辺に輪を掛けて更に更に異常に生温い展開で終わってゆくのですが、そこまで観てモ・シ・ヤと思い、グーグル先生に訊いてみたトコロそれこそ一撃必殺!「さんかく窓の外側は夜」て入力したらサジェストに「BL」てイの一番に出るじゃねーですか(つーか原作者も女性だし、掲載誌もド直球なソッチ系のヤツじゃねーですか)。結論、私は完全にこの映画の客ではありませんでした。でも劇中、そんなにそーいう描写が目立ってた訳でもなくって、だからソッチ系の人にもフツーに期待外れだったんちゃうかな、とも思ったりなんかもして…
[DVD(邦画)] 3点(2023-09-24 20:41:48)
48.  MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない 《ネタバレ》 
最初は正直、軽めのコメディかと思ったのですが、後半はかなりマジメに深く共感できるというお話でしたね。ちょっと『100万回生きたねこ』とかも思い起こされてしまいました(感動しましたです)。  前述どおり、間違い無くコメディ with タイムループというオーソドックスなヤツだとは思うのですが、同時にかなり高度で真剣なお仕事映画だとも思うのですよね。私だって確かに、ちょっと前までは月曜が来るのが死ぬホド憂鬱な時期がありましたし、或いはも~「現時点から一週間(一か月)キング・クリムゾンで吹っ飛ばないかな…(⇒その私自身の未熟さ故の結果は甘んじて享受するが、その過程には金輪際関わりたくない!)」なんてコトもよ~在ったな~とも思うのです。時間操作系のヤツって、実は仕事系のお話とは根本的に相性好いんだろ~な…なんて思ったりも。  んで、そんな今作はまず、前半はしっかりそのコメディ部分がかなり好く出来ていたと思いますし、かつ後半はお話の方がまたしっかりしてる=テーマとゆーか信念とゆーか(その「仕事」や「人生」における)価値観がハッキリと語られる、という意味で二回チャンと美味しい映画だったのが非常に好きなタイプ+意外性から生じるお得感もあってとても好かったと思いました。テーマの部分もまた、押し付けがましくないとゆーか(流行りの)ダイバーシティ的なとゆーか、ソレこそ仕事における価値観・流儀になんて絶対的・単一的な答えなんて無い!とは私もつくづく思ってるトコロではありますし(「(最後に)頼りになるのは自分だけ」も「大きな仕事こそ仲間と協力して成し遂げるモノ」もどっちも真理だと思うのですよね)。小品ですが、誰にでも臆するコトなくオススメできる良作である様に思います。短尺でサックリ観れますし、是非。
[DVD(邦画)] 8点(2023-09-24 01:49:43)(良:1票)
49.  グランツーリスモ 《ネタバレ》 
どだいクルマにほぼほぼ興味が無い人種なので(⇒免許は持ってるケド教習車しか運転したコト無い)、当然モータースポーツにも疎いですし+原作のゲームもやったコト無いですし、だからそもそも今作が(思ったよりワリと結構な範囲で)実話だ…とゆーのが全然理解できてないままで観に行ってしまったのですね。しかしソレでも、カーゲーマーとゆーのは(あくまでシミュレーションではありつつも)概してその運転時間=プレイ時間がトンデモないから、その経験値を武器に現実のレースに挑んでゆくコトだって出来るかも…という根本的な映画のコンセプトについては難なく理解できましたし、その部分でチャンと「一捻り」があるから(こんなシンプルなレース系スポコン映画で+映像技術の進歩を唯々見せつけるのが目的だ!みたいなヤツでも)いちおう娯楽作品としては十分に成立していたかな…とも思いました。とは言え、共感もし易くて観易い…とゆーて相っ当にベタベタな話ではありますね。特に、各種「フラグ」が随所で立ちまくってく様子なんかは、まるで効果音でも付いてるかの如く…といった感じでしたですよね(次に何が起こるか手に取る様に分かってまう…)  重ねて、ベタなストーリーですが映像の出来も全然悪くないので、車好き向けの娯楽コンテンツとしては全然上々なヤツだと思います⇒公開のタイミングも好かったですかね(もし競合があったらこのシンプルさだとそりゃ厳しくなる+ちょっと雰囲気『トップガン マーヴェリック』にも似てるのでまだその余韻がある今時分がタイミングとして最適だったかもと)。ただし、ニ点ほど指摘したいコトがありますね。一つは、コレは単に私が(前述どおり)モータースポーツに疎いからだとは思うのですが、主人公がアカデミー卒業後に参戦したレースってのは一体どーいう位置づけ(ランクづけ)のモノなのでしょーか?+ソコからいきなりル・マンに出るコトになるのですがル・マンとゆーのは出ようと思えば出れる…というヤツなのですかね?(スミマセン全くココら辺の知識が無く…)⇒ソコがもうチョイ分かり易いと好かったな~という単なる個人的な希望ですね。  もう一点、乗り物映画は4Dだ!というコトで池袋で鑑賞しましたが、今回の4Dは特に序盤~中盤の「椅子の動き」がちょっと雑だった様な気がしました。あんな舗装の綺麗なサーキットで走ってて⇒でこんなに横にグラングラン揺れる?というコトでして、イマイチ主人公の車の動きともリンクしてないので臨場感が乏しかったです。まあ、高い追加料金取ったうえであんまり椅子が動かないのもソレはソレで微妙…かとも思うのですが、少なくとももうちょっとメリハリがあると好いな…と(=本当に車が揺れた時だけ大きく椅子が動く様に)。でもしかし、流石にラストでル・マンのレースに入ってからは(荒っぽい展開にもあまりならなかったので)気持ち好く走行してるドライブ感の方が大いに感じられて+風も気持ち好くて十分に楽しかったですケドね⇒池袋だとScreenXの三面マルチプロジェクションでもあるので、その点での臨場感は(終始)好かったと思います。
[映画館(字幕)] 7点(2023-09-18 14:57:41)
50.  オカムロさん 《ネタバレ》 
その名前を検索したらトリガー発動する…とゆーのなら、検索エンジン側で何らか即座に対応すればその時点で8割がたはカタが付く…としか思えませんケドね(まあ、ナニをもって「検索」とするか?ってゆう細かい条件設定の話になるダケかとも思いますケド)。  つーか正直、中盤でモ~9割がた観る気無くなってたとゆーか、前半は(コロナパロディごっこと)ひたすらに同じ描写を繰り返してるダケだったとゆーか、まず犠牲者を映しといて⇒ザシュッ!⇒血ミドロの首なり胴体なりが転がってる…って3カットを延々やり続けてるダケなのですよね。3コママンガか!とゆーか、コレでホラーになるんだったら誰も苦労しねーよ!とゆーか、でもホントにコレで好いと思ってるんだったらマジで先はねーよ…としか思えませんでしたよね。。  しかし、後半に入って伊澤彩織さんが唐突に出て来た頃には気付かされましたが、この監督って例の阪元裕吾さんのお友達かなんかなのですね。だから、根本的に今作も(その手の)ちょっとシュール入ってるスプラッタ・コメディ・バイオレンスと見做すべきだった…と思い直してラストのアクションまで観てみたのです。でもね~コッチもちょっと…とゆーか、ココでもやっぱ肝心なシーンを「見せ方で誤魔化す」方のヤツだった…とゆーか(低予算作品だからむしろ好く工夫できてた…って言うコトも可能なのでしょーが)ソレでも少しアクションにも「力感」が足りない様なシーンが散見されて…と言いますかね(⇒総じて「インパクト」の瞬間にキレが無いとゆーか、例えばソレを「迎えに行く」様な受け方とかがちょっと目立つ)。結論、もろもろ、いま一歩出来るコトは手を抜かずにチャンとやりましょう、としか言い様がねーですね。
[DVD(邦画)] 3点(2023-09-15 15:36:59)
51.  よだかの片想い 《ネタバレ》 
人間ドラマ的に内容のありそーな題材なのですが、中盤はワリと長いコト結構オーソドックスにキラキラ恋愛映画やってるのですよね。ただ最後まで観るとその恋愛映画としては、正直あまり面白くないのです。男の方がどーにも魅力的に見えて来ないのと(外見は恰好好いですが)結局こーいう結末になってしまったのも2人にとってこの恋の「意味が違いすぎる」というそもそもの話でしかない様に見えるのでして。  ちょっとしっくり来なかったのが、いちばんのキモである松井玲奈さんの「痣」とゆーのが、その大半を占める恋愛映画の「邪魔にならない」という程度の属性にも見えてしまったコト、ですかね。ゆーて、元が松井玲奈さんレベルのルックスなら…とゆーコトにも見えますし、そもそも結局本人もソコまで気にしてなかった…とゆーコトにも(特に終盤は)見えてゆく様にも思われるのでして。んで、ラスト付近でパタパタパタっと人間ドラマの方が動き出してキレイにカタが付いてゆくのですが、全体を通しての印象は何にせよ「ライト」だな…という感じでしたかね(=好く言えば観易い、多少思い切って言ってしまえばも~少し「歯応え」が有っても好いかも…と)。  ただ、松井玲奈さんは超・魅力的でしたし、雰囲気も役柄にごく合ってましたし、演技もやっぱり中々どーして達者ですよね(最近は観るたびに何かビックリしてしまいます)。また、私は中島歩さんもやはり巧かったと思いましたし(別に全然キライな雰囲気じゃねーのです)終盤の藤井美菜さんも素晴らしく素敵だったと思いますね。観終わった感覚はかなり晴れやか・爽やかで素直に観て好かったと思いました(全然良作な方かと)。
[インターネット(邦画)] 7点(2023-09-02 16:23:18)(良:1票)
52.  狂武蔵(2020) 《ネタバレ》 
宮本武蔵と吉岡一門の決闘を描いた70分一本勝負のワンカット殺陣シーンがウリ!という作品とのこと。しかし、その70分のシーンは九年前に撮られたケドも、何やらほったらかしになっていた…とは如何なる意味かってコトですね。結論から言うと、到底映画レベルとは言えない代物だった…というポンコツでしかありませんでした。。  ①ボクシングは1ラウンド3分ですが、それホド俊敏に動き回るワケではないとは言え、しっかり刀を構えて鋭く斬ったり受けたりを繰り出してゆくのを3分続けたら相当に消耗するものです(普通なら、精々5分程度が限界でしょう)。今作、激しく疲弊の色を見せつつもそれでも最初のシーンで15分強は頑張りましたかね(終盤は演技ではなく疲労困憊してましたが)。それ以降は、大体5分戦って一息入れるというのが続いていくのです。要は、70分ワンカットと言っても70分間戦い続けるワケでも何でもないですし(それは流石に無茶ですケドも)休憩のたびに水すら飲んでますし(運好く近くに水筒が隠してあるという武蔵の用意周到さ)。そもそも、ずっと武蔵を映し続けるワケですらなくて、モブキャラの小芝居のあいだ武蔵はどっかに消えてるということすらあります。正直、何のためのワンカットなのか意味が分かりません。  ②一対多の場合の多勢の戦術は「前後からの挟み撃ち」が基本でしょう。案の定、武蔵が常に壁を背にするとかそーいう工夫も施されないのに、前後から同時に攻撃(というか背後から攻撃)するシーンというのは皆無ですし、何なら武蔵・とその背後1Mから武蔵を撮るカメラとの「間」を敵が横切るシーンすら散見されます。彼らは一体何がしたいのでしょうか(⇒一足一刀の間合の概念というのは無いのでしょうか)。そもそも、吉岡一門は何故に数十人ずつに部隊を分けてそこら辺をうろついているのでしょうか(決闘なんだから一ヶ所にまとまってれば好いじゃないですか)。こーもずーっと同じコトを繰り返されると(コレも正直)段々ウンザリしてきます。  ③もう一つ、肝心の殺陣の出来が非常に微妙です。「斬る」というよりは刀でパシッと「殴る」に近いものが非常に多いですし、他に多いのが敵の体を刀に乗せて一拍置いて「引く」という動作で、キレイに「斬ってる」シーンというのは数えるホドしかありませんです。あと、今作の殺陣は細かい段取りをチャンと決めてやってるというものではなく即興なので、明らかに「間違えた」シーンというのも散見されます(どー考えても受けられないタイミングで複数同時に攻撃してしまったとか、んで受け切れずに武蔵が斬られたのが明白なシーンとか)。ワンカットと言ってもそーいうのを最初からやり直すホドのやる気は無かった…て程度の気合の入れ方・覚悟なのかな、と。  最初に書いたとおり、通常の映画レベルの殺陣アクションが70分続く…という作品では毛頭ありません。個人的にはこれは最早、坂口拓主演による「山の石松百人斬り」という感じかと思います。明らかに「斬られ」に走り込んでくる敵を続けざまに斬り倒してご満悦なシーンなんて、正にそんな感じでしたですね。。  ※冒頭、実家の近所の二岡神社がロケ地だったので1点足しておきます。別にあそこがロケ地の映画は他に幾らもありますケド。
[DVD(邦画)] 3点(2023-09-02 16:17:01)(良:1票)
53.  不良姐御伝 猪の鹿お蝶 《ネタバレ》 
このちょっと以前からの東映任侠ものの系譜を継ぐ作品…なのは間違いないのですが、主演・池玲子さんというコトもあって、もう一つこの頃の「東映ポルノ(その他)」の要素をも高度に孕むエロティック・アクション(任侠もの)といった感じですかね。その意味では、最大の見どころは完全に冒頭のアクション=玲子さんが風呂場で襲われるシーンに尽きますね。腰巻きくらいは付けてくるのかと思ったら、マジで全裸で猿の如くに暴れ回りますからね!んでもって正に血は湧くわ(諸々の)肉は踊り跳ねるわ、腕は落っこちるわ雪は降ってるわ⇒その雪の白のみならず玲子さんの白い肌にも血飛沫が紅い花を咲かせるわ、ココにはモ~度胆を抜かれてしまいましたです。タランティーノの脳裏にも焼き付いて離れなかった…としても、然も在りなん…としか言えません。  上記のシーンが在る時点で、正直高評価からは既に外し難いのですが、それでもちょっとそっから先がだいぶんアバウトな映画であるのも確かなのですよね(やや悩ましい)。池玲子さん=猪の鹿お蝶は父の仇として名和宏・河津清三郎(+ほかシークレット一名)を狙っていて、で愛国青年ヤクザみたいなイケメンが同じ様なコトを考えてて、んでクリスチーナ・リンドバーグが(イギリスのスパイだけど)その愛国青年と恋仲で…みたいにそもそもワリと入り組んだ話だと思いますし、んでまたクリスチーナちゃん自体がドエラい大根だったりもして…(まあ、日本語にせよ英語にせよその方の演技に単に馴れてないってコトかも知れませんが…)あとはシンプルに、全体としてもかなりポルノの方面に注力してる作品なので、尚更にそのややこしい筋を描く方に力が回らなかった…というコトにも思えますかね。  ただ、いちばん根っこのトコロではまたシンプルな話でもあるので、ラスト付近はサッパリと分り易く観れますし+そのオーラスのカチコミ場面とて中々リキが入っていて好かったと思いました。あと、エロ&アクションな娯楽作にも関わらず音楽や画づくり(画のモチーフに何を使うか)の方面に関してはだいぶ凝ってるな…とゆーかなんかアート系ぽい雰囲気すらも在って個人的にはソコもかなり面白かったすね。もう一点、エロスという意味では、池玲子さんとて若くてピチピチのグラマラス+クリスチーナちゃんは超美人(+コッチもごくグラマー)なのですがもう一人、絵に描いた様な豊満熟女!という三原葉子さんが、演技的な意味での「色っぽさ」の表現の面で若い二人より一枚上手だったかな(いいアクセントだったかな)とも思われました⇒これは、多分に私自身の「趣味」というコトかも知れませんケドも。
[インターネット(邦画)] 7点(2023-08-15 11:35:15)
54.  キングダム 運命の炎 《ネタバレ》 
確か2と同時撮りだったのですかね?なので、質感自体はかなり前作と近かったと思いますし、内容もまま似てるとゆーか前半が嬴政の過去エピソード+後半は2と同じよーな大合戦、という感じですかね。どちらかとゆーと個人的には2よりもバランスは好かったかな…と(⇒前半がまあまあ面白く観れたので)。でも、後半の合戦部分は逆に2の方が好かったかな~とも(⇒100人の飛信隊がメインなので途中がチョイ地味かな…)。あと、いよいよ更に更に人間離れしたヤツが出始めるので、全体的にもより一層「漫画チック」な質感の方に近付いて来た様にも思われましたね(⇒そのコト自体は、コレも個人的には「やり過ぎると冷めちゃう」という感じではありますね)。ちょっと悩みに悩みつつ、前作の評価との整合性を鑑みるとこの点数くらいかな、と。もう一つダケ気になってるのは、このシリーズって何作までつくる積りなのでしょーかね?(⇒別にあと5,6作品くらいはフツーに付き合う気で居ますケドも…)
[映画館(邦画)] 6点(2023-08-15 01:49:48)
55.  0課の女 赤い手錠 《ネタバレ》 
こちらも多分に東映ポルノ(その他)の流れを受け継いだエロティック・アクション作品と言えますかね。ただ、エロ方面はやや控えめ…とゆーか、基本レイプシーンオンリーなので(少なくとも)万人向けという感じではありません。とゆーか、アクションの方とて単なるクライム系と言うよりは確実にスプラッタ系の方になっちゃってまして、時代を考えてもコッチのレベルの方がごく高度だったかも…と思います。更にそもそも、アメリカン・ニューシネマだのマカロニ・ウエスタンだの…てこの頃の諸作品と比べても、お話+キャラの中身自体がシンプルに相当にドギツい…という作品でもありましたかね⇒マジでド腐れ外道しか(ほぼ)出て来ない…  まァでも、時代的にも役者さん達が本質的にそーいうメンタリティを(実際に多少なり)持ち合わせてるんだろーな…とゆーか、見るからにヤバそうな雰囲気が立派に醸し出されててまずソコは大成功してたな~とは思いますよね(杉本美樹さんをはじめ郷鍈治・遠藤征慈、あと室田日出男と丹波哲郎も含めて)。中盤ややダルめなコト+コレも中盤は主役の杉本さんがイマイチ存在感が無い…辺りは多少減点要素になるとも思うのですが、丹波哲郎が吹っ切れた後からの破滅的な大騒ぎ⇒悪党が全員滅んで終わるラスト…まではかなりテンポ好く・面白く・カタルシスまで感じつつ観終われましたので、コレも高めに寄せてこの評価と致します。重ねて、ちょっとエグい作品ではありますが、今なお暇潰しには持って来いかと。
[インターネット(邦画)] 7点(2023-08-14 23:28:35)
56.  百花 《ネタバレ》 
原作未読ですが、ソレでもたぶんかなり「削ぎ落されてる」という感じを受けてまして、内容自体はかなりシンプルな作品だ…という感想になっているトコロですね。結果的に、そのごくシンプルな「親子観」と、その作中での帰結、といった辺りに(コレもシンプルに)納得・共感が出来たという個人的な事情からのこの評価となっては居るのですが、ソレでも、その内容そのモノ以外の部分…とゆーのも、まずまずのクオリティで揃っていたのではねーかなと思ってますね。コレも個人的なコトかも知れませんが、特に原田美枝子さんの過去のパートの諸々=80~90年代の日本の街や一般家庭の情景、だとか、或いは現代のパートでも古びた・でも小綺麗にしている団地の一室の空間とか、あとはごく田舎の花火大会の様子だとか、そーいう色々のノスタルジィに『トロイメライ』が混り合ってくるこの感じには、正直ワタシちょっと「弱い」のかと。  そしてもう一つは何と言っても原田美枝子さんの演技の仕事ですね。重ねて、ごく繊細・曖昧な内容(ともすれば「薄い」と言えるかも知れない)を擁する作品ですが、だからこそ逆に、彼女のこの奥行きのある演技はむしろ効果的だったのではねーかと思いました。個人的に、この人の映画は今後も観る、と決めている方ではありますが、今回もそーして正解だったと思いますね。
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2023-08-12 09:11:16)
57.  ミンナのウタ 《ネタバレ》 
毎度のコト、全く事前情報を入れて行かなかったのですが、要はアイドル女優さんでホラー撮ったろう!の男性グループ版!なのですよね。個人的にはまず、男女を問わずそーいうのは一定の需要が有る=喜ぶ人が居るからやってるコトだと思うので、少なくとも「意味」はチャンと在るのだろーからその時点では何も思うコトはありません(あくまでその意味が私には伝わり切らないかも知れない…というダケで)。  で、肝心の内容はとゆーとコレがクラシック・Jホラー・ダイジェストとでもゆーか、誰でもちょっと観ればスグに分かる様な『リング』『呪怨』『着信アリ』なんかのごった煮…的なヤツなのですね(当然、賞味期限的にはかなり微妙…)しかし、中盤~ラス前にかけてはその培ったノウハウを全開にしてるとゆーか、確かに観たコトある描写ではあれどショックシーンがそこそこ怖くなくもない…みたいな感じでまあまあ盛り上がったりもするのです。布団の中とかシャワー中とか、あと少し走ってきて死角に入って⇒でお化けと入れ替わる、とか、古典的ではありますが(だから)いつやっても怖いモンは怖いので。加えて、肝心の男のコ達ってのも(全く経験が無いとかってナメたコトでもないよーで)それなりに演技が観れなくもないかな…とも思いましたですね。個人的な結論としては、この手のとしては寧ろごく出来の好い方かも…と思いましたかね。  ただし、痛恨なる一点が…ラストとゆーかホラー的なクライマックスであるあの家でのシーンは、ココだけはちょっとあまりにも支離滅裂・訳ワカメでしたすね。。基本、全編通してオマージュという名の丸パクリではあるのですが、だとしてもせめてラストぐらいはもう少しアイデアを出せなかったのかね?と流石に少しガッカリしてしまいました。最終結論、かなり悩みに悩んだ末に、低めに寄せたこの評価としておきます。無念…
[映画館(邦画)] 4点(2023-08-11 18:06:35)
58.  DANCING MARY ダンシング・マリー 《ネタバレ》 
まァ~~実に支離滅裂な映画だなァ……と思って観終わったのですが、よ~く考えたら監督の前作『砕け散るところを見せてあげる』だって(ある意味)相当に奇抜で奇妙な作品だった…とスグに思い直しました⇒しかし、アッチは見事に成功してますが、コッチは…とゆーのが結局シンプルな私の結論でもありますね(ソレに気付いた以上は他に言うコトは無いってレベル)。こーいうのは完全に「メソッド」とかじゃない⇒「考えるな、感じろ」の世界!だと思うので、まァしゃーないかな…と。。(+二匹目の泥鰌なのかも知れませんが、やっぱ狙ってやるモンではねーかな…と。。)ソレでも、私は監督の次回作にはまだ大いに期待してます⇒こーいうヤツをまた撮るってなら、必ず観させて頂きますね。
[DVD(字幕)] 4点(2023-07-31 00:15:29)
59.  ヒミズ 《ネタバレ》 
偽物とゆーか、嘘とゆーか、端的には世の「欺瞞」をまずは暴き切りたかった映画…という風に見受けられました。美しいモノ・ポジティブな言葉だとか、そーいったモノはとにかく大仰で「嘘臭く」見える様に撮られている、と(特に前半の二階堂ふみの諸々などが)。だから一方で当然、その対極に在る人の世のネガティブなモノとゆーのは、コッチはごく真なる感情の籠もった「殺気を帯びた」所作・言葉として観る我々に突き刺さる…ハズなのですケドも、個人的にはど~も、前半は少なからずそーいう感覚も有ったのですケド、後半は正直そーでもなかったかな…とゆーのが正直なトコロで、コレも端的にはこんな映画なのにあまり「観ていて辛くなかった」のですよね。。。演出のアイデアとしては率直に(前述のソレは)かなり優れたモノにも感じられたのですが(未読なのですが、コレは原作準拠なのでしょーか?)偉そーな言い方を許して頂けるのであれば今一歩、完全なる成功には至らなかったのかな、と=真なるモノに為るハズのソレも、また虚構になってしまっている、と。  しかしまた一方で、とある個々の場面における俳優陣の演技のクオリティとゆーのは、中々に凄まじいモノだったと思いますね。主演2人の(しかも10代の)仕事も実に素晴らしかったと思いますが、また脇役の「悪い」人達のソレがモ~凄まじかったな…と。個人的には、中でもでんでん氏ですよね(マジで、人間離れした寒々しさを感じ取ったのですね)。その意味でも、一見の価値は確実に在る映画だな…とは思うトコロです⇒ココはやはり、一点足しておきます。
[インターネット(邦画)] 7点(2023-07-27 00:25:50)
60.  この子は邪悪 《ネタバレ》 
ホラーと言うには(全編通しても)そーいう描写が少なすぎるコトも含めて、ソッチのジャンルだとしてもかなりミステリ寄りのホラーorスリラーかと当初から見えてはいるのですが⇒催眠術という実際的なキーワードを考慮するとどっちかと言えばスリラーかな…とも、最後まで観ると結果的にはその辺を通り越してモ~「魔法使い」系と言って好い様なダーク・ファンタジーみたいなお話なのですよね。しかしその意味では、なんか最初の方から随分と陰鬱・かつ随所で「ゴシック」な風を大いに醸してる雰囲気づくり(⇒メリー・ゴー・ラウンドというモチーフをはじめ、音楽とかセット・小物の感じとかも)とは、その辺が実は好く整合してたのだな…とも少し感心しましたし、ミステリの側面の「トリック・仕掛け」の純粋な質もそんなに悪くはなかったかな…とも。オーラスのタイトル回収も、個人的には特に嫌いではないのです(そのトリックのキレ味のみに限れば)。  ただ……そーは言ってもクライマックスのその「ドンデン返し」の部分の展開には、率直に違和感や納得いかない感の方が相当に強く感じられた、とも言わざるを得ないのですよね。正直なハナシこの部分はツッコミどころの乱れ打ち!てな惨状だったかと思いますが、一つだけ、個人的にどーにも納得がいかなかったのがラスボスの玉木宏のキャラ設定とか諸々なのですよ。あんな人間離れした「術」を擁して、かつ目的の為・家族の為なら一切の躊躇無くソレを使って何十人という人間を手に掛けて来た…てのは、重ねてもはや「人成らざる」と言って好いレベルの悪魔的存在だと思うのです。結局、ごく善なる主人公がそんな恐るべき怪物と実の親子であるコト自体に加え、彼を最後に倒すのもまた実の娘だ、といった辺りに係る主人公側の葛藤が何一つ描かれないのは流石にちょっと違和感が在り過ぎると思ったのがまず一つ。もう一つとしても、またそんな恐るべき玉木宏とて、本作では(児童虐待のお話を脇に置けば)ひたすら家族の為にその能力を行使している…とゆーのも、ココまで「振り切った悪」の行動としては少し違和感が強いと思いました(ココにもやはり躊躇や葛藤が少しも絡んで来ない…が故に)。  結論、アイデアやコンセプトは比較的しっかりしている作品にも思えましたが、肝心なトコロが全体的にちょっと「雑」ですかね(ある種、ちょっと「チープ」だとも言えます)。先ほどゴシックな雰囲気が好みだった…とも言いましたが、結局ラストがこんな安っぽい感じなんだったら最初からもっとフツーにドンドロドロドロなホラーにしちゃえば好かったかもな…とすら思います。やや残念な感じの方が強い作品ですかね。
[映画館(邦画)] 5点(2023-07-25 11:29:26)(良:1票)
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