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Oliasさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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741.  それでもボクはやってない 《ネタバレ》 
作品がもたらす問題意識、そのテーマの今日性と普遍性、制作におけるメッセージの強さと揺るぎなさという点においては、間違いなく10点。2時間20分を緩まず見せ切るテクニックも文句なし。しかし、理不尽な評価で本当に申し訳ないのだが、描写があまりにもリアルで生々しくて、この社会に対する絶望がひたひたと押し寄せてきてしまうところから、この点数とさせていただきたい(それでも、最後の主人公の静かな強い意志には、幾分か救われるのだが)。なお、捜査や公判の描写の仕方もいちいち丁寧なのだが、さらに鳥肌が立ったのは、小日向文世演ずる裁判官の、弁護側証人や被告人に対する、口調は丁寧で表情も穏やかながらも、言っていることは物凄い揚げ足取りな尋問の仕方。そして、判決理由においては、「被害者」が若年女性だからというだけでその供述を無条件に全肯定するダブル・スタンダードっぷり。これ、誇張でも何でもなく、「現実に」そうなんです。
[DVD(邦画)] 7点(2014-01-30 01:29:32)
742.  落葉樹 《ネタバレ》 
母親との想い出はいろいろあるのだろうが、ここでの場面選択根拠は、おそらく「主人公が想い出した順」。したがって、各場面に関して、何があったからこうなったとか、どこを受けてこれがあるとかいう関係が希薄であり、全体がほぼ並列である。なので、映画というよりも、再現フィルムを見ているような感じ。
[DVD(邦画)] 5点(2014-01-19 00:28:39)
743.  東京オリンピック 《ネタバレ》 
マイナーな競技もきちんとカバーしているのが良い。選手のみならず、ボランティアスタッフの動きもきちんと捉えているのが良い。当時の日本人の服装、髪型、表情、ときには街中の風景も収められているのも興味深い。ああそれと、一番良かったのは、淡々と冷静に話しながらも、必要な情報は伝えており、無表情というわけでもなく感情もこもっている、アナウンサーの実況中継。ただ叫んだり大騒ぎしたりすることを盛り上げと勘違いしている人たちは、この作品を見て勉強し直すべきだ。あと、映像はいろいろ興味深いのだが、ドキュメンタリーである以上は、今映っている競技の開催日や場所なんかの基本的データもきちんと記しておいてほしかった。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-01-12 23:37:26)
744.  男はつらいよ 《ネタバレ》 
骨組みはまったくもってどうということもないはずなのに、その後のシリーズ化を支えるほどの基盤性までができてしまっている。そのポイントは、やはり、陳腐な大団円を迎えさせることなく、最後に寅次郎をすっと家から放り出していること。つまり、制作側がキャラクターのあるべき姿を正しく把握していたということ。
[映画館(邦画)] 6点(2014-01-10 22:21:29)(良:1票)
745.  長い散歩 《ネタバレ》 
無駄な台詞を極力削った静謐な雰囲気が心地よい。短時間の回想が持つ切れ味や、そこから導き出される主人公の逃避行への決意の固まりの描写も見事。子役の演技もかなりのレベル(虐待のシーンなんて、演技が前提であっても、あの年の子には普通は精神的に辛いのでは)。主題歌の「傘がない」のカバーも出色の出来。と、見ているときは良い点ばかりが目につくのですが、それでも食い足りない印象が残るのは、「旅に出るまで」の描写の丁寧さに比べ、そこから後がテンションが下がっているからでしょうね。刑事が街中で追いかけてくるシーンなんて、「止めてくれ~」と叫びそうになりました。
[DVD(邦画)] 7点(2014-01-10 01:44:54)
746.  将軍家光の乱心 激突 《ネタバレ》 
中身のほとんどはひたすら追っ手をかわして逃げ続けるだけという、あっけにとられるほど単純なつくりなのですが、これだけ意地とサービス満載で間断も緩みもなく贅を尽くしたアクションの数々を見せつけられると、文句を言う気もなくなるのです。無意味な沢登り、無意味な野猿、無意味な竹藪アクション、無意味な橋爆破など、とにかくこれがやりたいという凄まじい執念が迸っていて、嬉しくなります。また、加納みゆきが頑張っているのも個人的には嬉しい。
[DVD(邦画)] 7点(2014-01-09 00:20:34)
747.  最後の忠臣蔵 《ネタバレ》 
何と予想外に面白かった。誰もが知っている忠臣蔵は背景にずどんと設置し、そこでは注目されない脱退藩士や寺坂にスポットを当てる。そして、登場人物が「その先」へ向けてきちんと機能しています。途中、全員が全員の正体や状況を知っている状態になって、その先どうするのか?と思っていたら、そのまま堂々と嫁入り一本で押し通す自信満々ぶりにも驚きました。俳優陣では、安田成美の芝居が随所で場を引き締めており、ここまで存在感のある人とは思っていませんでした。脚本全体では、ところどころおかしな日本語や言葉遣いはありますが、目をつぶります。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-01-08 01:07:51)
748.  深呼吸の必要
5人の若者がみんな同じ顔をしている時点で、創作としては失敗。各人が過去を語らないということは、各人に過去や背景がないということを意味しない。明示的に表現しないのであればなおさら、人格について丁寧な作り込みを行わないと、登場人物としての必然性がなくなってしまうのだが、この作品はそこまで考えていない。結果、サトウキビ畑の風景や作業そのものに寄りかかってしまっただけ。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2014-01-07 00:55:05)
749.  卍(1964)
2人のヒステリー女に見る側が延々とつき合わされている、という印象しか持ちませんでした。描写に背徳性もなければ耽美性もなく、台詞で説明しているとおりのことをただ実行しているだけです。
[DVD(邦画)] 3点(2014-01-02 01:14:57)
750.  忠臣蔵(1958)
この超王道ストーリーでこの豪華キャストならば、つまらなくなるわけがなく、素直に見て楽しんでいれば良いわけです。ただし、浪士側の個々の面々が、せっかくの俳優陣を揃えていながら、鶴田浩二の岡野を除いてはさしたる目立った場面がなく、まとめてすまされている感があるのが残念。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-01-02 01:09:29)
751.  子宮の記憶 ここにあなたがいる 《ネタバレ》 
出だしのところがあまりにも安直で、主人公の元の生活の描写も目的地を見つけ出すまでの過程も全部すっ飛ばして進んでいるので、説得力が全然ありません。その後の脚本も全体的にグダグダで、何かありそうな脇役も使いこなされていなくて、あっさり墜落してしまいそうだったのですが、それを救っているのが松雪泰子の演技です。生活に疲れて希望もなくなりながら、どことなく妙な色気のある感じを、巧いバランスで表現しています。熱を出した松雪に主人公が添い寝をするシーンは、何ともいえない心理の綾があり、こういうところをもっと見たかったのですが。
[DVD(邦画)] 4点(2014-01-01 05:17:54)
752.  零戦燃ゆ
主演若者3人の演技力がすでにどうしようもないんだが、実はその責任の7割くらいは、説明台詞と説明ナレーションしか書けない脚本家にあるのではないか。零戦という対象に対する敬意もなければ知識もない、上っ面だけのやりとりを延々と聞かせられた挙げ句、空中戦シーンはどのシーンも似たような角度から似たような絵しか撮っていない。これでは、見るべきところがありません。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2013-12-31 02:56:12)
753.  この子を残して
本来、点数などはつけられない作品。原爆被災下の人々の生活を丹念に描くだけでなく、そこからの復興によって示される人間の限りない可能性と、どんな状況下でも決して前を向いて進むことを止めない永井隆博士の強い意志の力をきっちりと映像化しているのが素晴らしい。だからこそ、最後に提示される永井博士の一言は、重い迫力をもって普遍的に我々全員に突きつけられるのである。この作品は、悲惨な被害状況を再現しただけのものでは断じてありません。その後で我々がどのように考えるべきなのか、何をすべきなのか、ということをきちんと考えさせてくれる、受け手を信頼した作品なのです。
[DVD(邦画)] 8点(2013-12-24 02:14:18)
754.  もどり川 《ネタバレ》 
この原作は、設定とトリックの性質上、映像化はとてもしにくい作品のはずなのですが・・・はたして、原作が持っていた気品もなければミステリーもない、というかほとんど別作品みたいな結果になってしまいました。大体、この話は、苑田岳葉の放蕩生活の裏に隠された背景やそのプロセスがテーマになっているはずなのに、ここでの岳葉は、ただ単に放蕩を繰り返しているだけ。また、一番大事な、「二度の心中未遂に至る理由」や「二度目の心中未遂からの3日間」の描写もまったくありません。要するに、問題編だけ(しかも間違った解釈で)出しておいて、解答編を出していないのと同じなのです(!)。ミステリー史上に残るこの原作に対する冒涜もいいところです。あと、キャスティングでこれだけ美女軍団を揃えていながら、全然使いこなせていないのも問題。というわけで内容的には0点なのですが、女優陣の皆様の脱ぎっぷりの潔さに3点。といっても、カメラもまた全般的に最悪で、濡れ場の数々もちっとも美しく撮られていないのですが。
[DVD(邦画)] 3点(2013-12-19 01:36:08)
755.  風花(1959) 《ネタバレ》 
単純メロドラマと見せかけておいて、時系列操作、同一シーンの角度を変えての繰り返し、同一アングルによる時制飛ばしなど、結構実験的なこともやっているのですね。一番インパクトがあったのは、当たり前のように家の人間とは別に台所の一隅のようなところで食事をしている母子の姿、そして、粗末な納屋のような別棟で淡々と生活を送る母子の姿。この辺を強調せずに自然に出しているからこそ、その背後にある、背筋が寒くなるような理不尽さが際立っている。そして、縁談が決まって祖母が内心を吐露するシーンでは、頑強に家を守ろうとしていた権化であるかのような祖母が、一気に家全体を放逐するかのような逆転が起こり、ラストの嫁入りを単なる愁嘆の場ではなく、必然性と重みを持った場とすることに貢献している。写生のやりとりも後で回収するなど、脚本も丁寧。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-12-15 01:29:39)
756.  戦場のメリークリスマス
やはりこのキャスティングですね。デヴィッド・ボウイに坂本龍一にビートたけし(決して「北野武」ではない)なんて、誰が考えついたんでしょう。全員演技は素人レベルで、それによってまわりの人たちまで巻き込まれてしまっているんですが、しかしその謎のようなぶつかり合いの中で、制作者の、とにかくこういう映像でこういうシーンは撮りたいという情念は伝わってきます。この日常からの逸脱こそが映画ですし、だからこそこの作品は、客観的な出来とは別に、時代を超えて今でも語り継がれるインパクトを有しています。
[映画館(字幕)] 6点(2013-12-08 22:34:15)
757.  地下鉄(メトロ)に乗って
美術や照明関係の安っぽさだけで、制作者の志の低さが見て取れるのであるが、脚本もものすごく荒っぽい継ぎ接ぎだし、役者の演技も全然ついていない。原作の有名さに、関わった人全員が油断しまくったとしか思えません。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2013-12-04 02:09:34)
758.  阪急電車 片道15分の奇跡 《ネタバレ》 
脚本も演出も、説明的で事務的で機械的でどうしようもないんだけど、電車内に世界が限定されているとか、いろんな登場人物の多重交錯という設定とかは好みなので、それなりに見入ってしまったのも事実。とはいえ、結局は設定に寄りかかっただけということにはなってしまうのですが。表現として目を引いたのは、前半の電車内で白ドレスというシュールな光景と、ラスト近くの中谷美紀と少女のやりとりくらい。この少女は、「私、実はいじめられてるんです」とかいうことをいちいち言わないからこそ、すべての登場人物の中で存在が最も光っているわけで、何でほかの人たちにも同じ扱いをしてあげなかったのか、不思議でならない。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2013-11-26 02:19:54)
759.  細雪(1983)
この四姉妹の目眩くような豪華なぶつかり合いを見ているだけで十分楽しめる一方、逆にそのキャスティングによりかかって人物描写の中身は不足していないかという気もするのだが、まあいいか。吉永小百合の出番をきちんと切り詰めているのが、かえって作品のバランスに安定感をもたらしている。その意味でも、岸恵子と佐久間良子の存在のこの作品における意義は大きい。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2013-11-25 02:56:55)
760.  ねらわれた学園(1981)
もう、突っ込まないでいられるところを探す方が難しいほど破綻しまくった内容なのだが、主人公よりはるかに可愛い高見沢みちること長谷川真砂美に2点。この人、どこに行ってしまったんだろう・・・。三浦浩一って当時からやたらうるさかったんだね。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2013-11-12 01:35:24)
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