61. 新幹線大爆破
《ネタバレ》 つい最近までこの作品の存在を知らなかったことに自分でビックリ! 日本にこんな映画があったんだ。75年の作品であり、スピード感が今ひとつなのはいたしかたないとしても、スケールといい、ストーリーといい日本映画でこれに匹敵するものはないのではないだろうか? ・・・なのに異常と思える程の評価の低さ! 自分が知らなかったくらいだから(一応、映画好きを自負しているのに)、公開当時はともかくその後の映画マスコミで話題になることもなく、各種の映画賞にもほとんど縁がなかったらしい。もちろん興行収益的にも赤字ギリギリ。 89年刊行された文藝春秋編の『日本映画ベスト150』でも多くの切り口で多くの選者が多くの作品名を挙げているが,誰一人としてこの作品には触れていない。後の公共交通機関・大量旅客機関ジャックものの映画のすべてがこの作品のパクリではないか? と思わせる程、多くのエッセンスを含んでおり、しかも当時の東映(東映以外も)のオールスターキャスト、更に高倉健の悪役という大作なのに・・・。あまりに不思議です。再評価が必要なのでは? [DVD(邦画)] 6点(2011-10-20 19:01:42) |
62. カメレオン
予備知識がなく藤原竜也の映画なので『カイジ』や『インシテミル』みたいな作品かと思いきや全く違った。見はじめると昭和の香りがプンプンとしてくる。検索してみたら30年前に松田優作を想定して書かれたシナリオだそうな。なるほど。松田優作でこの作品なら納得できる。どうも藤原では芝居じみて今ひとつなんだよなあ。うーん・・・松田龍平ならよかったかも・・。 でも、こういう雰囲気の作品は嫌いじゃない。水川あさみもよかったし。ま、ストーリーには突っ込まずにおきます。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-10-20 12:50:25) |
63. ハートブルー
『ホットファズ』を見て知った作品。グダグダになるギリギリのラインだね。構図としては『ワイルドスピード』と同じ。この作品を意識して作ったのかもね。 確かに銃を撃つシーンには迫力がある。ま、悪くないです。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-25 12:15:49) |
64. タイヨウのうた
《ネタバレ》 思っていたよりずっと良かった。大筋はわかって見ている訳だけれども、ベタベタせず媚びてこない演出が心地いい。YUIもいいね。左手が動きずらくなってから死にいたるまでが早すぎて、少し腑にオチない感じがしたが、そこをしつこく描かれるより良かったかも・・・。見て良かった。 [DVD(邦画)] 5点(2011-08-04 18:58:49)(良:1票) |
65. インシテミル 7日間のデス・ゲーム
《ネタバレ》 今となっては陳腐なストーリー。ハラハラ感もなければ深みもない。 まあ、こんなもんか・・・。 良かったと思えたのは、死体を見つけた 石原さとみ の悲鳴。実際、突然、死体を見つけて、黄色い悲鳴を上げる女性なんかいるとは思えない、と常々思っていたので、石原さとみの低音の叫び声はリアルでよかった。 あと、やっぱり、最後に、獲得した金を捨てるという設定は、納得いかないなあ。ありえない。 [DVD(邦画)] 4点(2011-07-29 06:43:53) |
66. レディ・ジョーカー
前後篇に分けてもう一本必要だったんじゃないかなあ? 事件物としてのハラハラ感もなければ、人間ドラマとしての感動もない。登場する面々の人物像も背景も繋がりもよくわからないので誰にも共感できず、なんだか面白そうな雰囲気を漂わせているだけの中身のない大作になってしまっている。残念。きっと原作は面白いんだろうなあ。 この監督さん、『学校の怪談』シリーズは良かったんだけどねえ・・・。 [DVD(邦画)] 4点(2011-07-29 06:27:07) |
67. 時をかける少女(2010)
思ってたよりずっと良かった。初めて仲里依紗がかわいいと思えた。ストーリーはまあこんなものだろうけど、キャスティングが良かったね。不満と言えば、昭和の描き方かな。『バブルへGO』のように過去の時代を見せることがメインではないから、しょうがないのかもしれないけど、だいぶおざなりな見せ方だなあ。 [DVD(邦画)] 5点(2011-07-21 19:28:26) |
68. 問題のない私たち
もっと重い作品なのかと思いきや意外と楽に見られる作品で良かった。「いじめ」方があまりに古典的だけど、まあ、わかりやすく映像化すると、あんなふうになっちゃうのかなあ・・・。黒川芽以に関しては可もなく不可もなくって感じ。テレビで『怪談新耳袋』をよく見ていたので、ついそれを連想してしまう。あと、なんと言ってもエリカ様。これが映画デビュー作になるのかな? 『パッチギ』よりも前の作品なんだね。やっぱりこういう悪い感じをさせたくなる女優なんだな。 あと、前半と後半の間のPVのような水着ショットは必要なのかなあ? ま、この映画で一番良かったのは、タイトルだね。 [DVD(邦画)] 5点(2011-07-18 06:42:36) |
69. 魍魎の匣
原作未読。まったく予備知識なく見ました。不満なのは、上海を使ったというロケ。全く日本に見えない。まんま中国です。あと、ストーリーのわかりずらさ。最後の謎解きを聴いてなんとか全体像が理解できた感じ。でも、見終わってから、またこんな映画が見たい、という気持ちにさせられました。ある意味ファンタジックなつくりもの感が心地いいんだな。その中で田中麗奈だけが、普通の人として登場し作品にテンポを与えてくれている。この監督さんはあまり好きではないけれど、本作は及第点です。 [DVD(邦画)] 5点(2011-06-28 14:49:10) |
70. 姑獲鳥の夏
《ネタバレ》 原作未読。なんの予備知識もなく『魍魎の匣』を見たら、意外と心に残ったので、本作も鑑賞。どうしても『魍魎』と比べてしまう訳だが、『魍魎』ほど全体的に禍々しくもなく、登場人物のキャラも立っていないので、淡々と見終わってしまう感じ。でも悪くはない。ストーリーに関しては原作の問題かもしれないけれど、一応探偵物というか事件物の形をとっているのに、想像妊娠、多重人格、見たくない物は見えない、などという設定では、なんでもアリになってしまい、謎解きを聴いても事件解決の醍醐味が味わえない、と思った。 [DVD(邦画)] 5点(2011-06-28 14:31:12) |
71. ふくろう
こんな映画があるんだね。驚いた。ワンシチュエーションもので舞台劇のような作品。デフォルメされた演出がしつこいくらいに重ねられる。そんなにいい映画だとは思えないけど、大竹しのぶ の演技にはあらためて感心させられた。あと、伊藤歩の潔さにもね。 [DVD(邦画)] 4点(2011-06-20 05:50:56) |
72. 神様のパズル
まあ三池監督だから こんなもんかな。 谷村美月 目当てで見た作品だから 特に不満もないです。 青春映画だしね。谷村の寄せて上げた胸がひたすら強調される映画。 ・・・。 [DVD(邦画)] 5点(2011-06-06 19:24:55) |
73. のんちゃんのり弁
《ネタバレ》 良かったよ。小西真奈美さん、実質的な映画初主演。これだけ、酔っ払って、キスして、けんかして、泣いて、感情爆発する役どころを演じられるのは、役者さんにとっても本望でしょう。主演女優賞をとったのも納得できますね。ただ「絶対食べたくなる」的な宣伝で持たされてしまった料理映画のイメージとは違う内容ですね。料理以外にとりえのないヤングミセスの自立物語だものね。 [DVD(邦画)] 5点(2011-05-12 12:35:59) |
74. 南極料理人
他の映画サイトで度々高評価なのを見ていたので、ハードルを上げてしまっていたのか、正直、途中であきちゃた。悪い作品ではないんだろうけど、もう少し面白く作れたんじゃないかなあ? それとキャストがあまりによく見る顔ぶれなので、皆好きな役者さんではあるんだけど、なおつまらなかったのかも・・・。とはいえ、嫌いな作品ではないので、いつかもう一度見てみたいと思います。 あと、伊勢エビのフライは食べてみたくなりました、おにぎりもね。 [DVD(邦画)] 5点(2011-05-12 12:19:13)(良:1票) |
75. ラブファイト
悪くはなかったよ。確かに主役は 大沢たかお なんだろうけど・・。 あと、北乃きいのパンツは、いただけないなあ、なんであんななんだろう? [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-05-09 19:17:51) |
76. 東南角部屋二階の女
まあ大体思った通りの雰囲気で、はずれではない作品でした。でも、この作品、タイトルはこれで良かったのかなあ? [DVD(邦画)] 5点(2011-05-09 14:11:25) |
77. のだめカンタービレ最終楽章 後編
《ネタバレ》 前篇に比べ、おちゃらけ具合とシリアス部分・音楽シーンのバランスが良かったと思う。わりと楽しめた。ただ、ラストにはやっぱり、のだめと千秋が晴ればれとした顔でしかも聴衆の称賛を浴びながら演奏している場面が見たかったなあ。 [地上波(邦画)] 5点(2011-05-09 13:49:25) |
78. 交渉人 THE MOVIE タイムリミット高度10,000mの頭脳戦
なかなか面白かった。刑事・警察ものテレビドラマの映画版では度々つらい思いをしてきたけれど、これなら許せる。ハリウッドのハイジャック映画でもこれよりつまらないものもあるよね。 とはいえ、突っ込みどころが多々あることは否めません。 [地上波(邦画)] 5点(2011-05-09 13:36:21) |
79. ゼロの焦点(2009)
《ネタバレ》 そもそも松本清張作品は当時としては画期的で面白かったのだろうが、その面白さゆえにその後、あまりに良くも悪くも使い古されてしまって、今となっては陳腐としか言いようないストーリーになってしまっている。その映画化だから、作品のネームバリューと同じぐらいのハンデもまた背負ってしまっていると、少し気の毒な思いもある。 それでもあそこまで仕上げたのだから監督の力量なんだろうなあ。キャスティングとして見れば、完全に主演中谷美紀、助演木村多江 だね。中谷の演技には圧倒されました。一応、ミステリーである以上、ネタばれはまずいので中谷主演とは謳えないだろうけど、プレミアや賞番組で中谷と木村の真ん中に広末がいて、私が主役です的に大きな顔をしているのには毎回イラついた。 [地上波(邦画)] 5点(2011-04-07 14:27:39) |
80. 重力ピエロ
《ネタバレ》 悪くなかったし、嫌いじゃない。でも・・・ 『アヒルと・・』の時も思ったけど、この原作者の作品、設定が酷過ぎるよね。残酷すぎ。そして、登場人物の誰一人にも根本的には共感できない。結末についても、連続放火と放火殺人をしておいて、のどかにほんわか終わられてはかなわない。つまり、これは原作の問題で、この原作の映画化としては最大限な良作といえるのかもしれない。 [地上波(邦画)] 5点(2011-04-07 13:56:43)(良:1票) |