61. 帝一の國
《ネタバレ》 誰にも邪魔されずにピアノを弾くため。総理大臣になりたい理由からしてふざけてるけど、序盤から皮肉とデフォルメのきいたくだらなさに引き込まれます。マイムマイムあたりから居心地の悪いシュール感が漂ってきますが、ラストのマリオネット演奏後の主人公のセリフ、「君たちの事だよ」。ナイスな締めでした。 [地上波(邦画)] 7点(2018-04-22 14:22:08) |
62. 火垂るの墓(1988)
希望ってものが全然ないのであまり見たくない映画ですが、未評価だったので高畑氏を偲んで改めて鑑賞しました。生理的欲求や安全の欲求が満たされない中で、自尊心と思いやりを失わない幼い二人、社会的欲求くらいは満たされていると思っている身にもグサリと突き刺さります。やっぱり涙を見せたくないので見たくありません、しばらくは。 [地上波(邦画)] 9点(2018-04-21 18:13:15)(良:1票) |
63. 必殺仕掛人 梅安蟻地獄
裸のサービスシーンはいいとしても時代劇でコロンボはちょっと・・・ [CS・衛星(邦画)] 4点(2018-04-19 21:50:03) |
64. ニンゲン合格
過ぎ去った泡のような時代の後遺症ですか?シナリオや演出にバブルからなかなか抜け切れないちゃらんぽらんさを感じてしまいます。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2018-04-17 20:36:17) |
65. 幕末太陽傳
古臭くて慌ただしい時代劇コメディですが、面の皮の分厚い主人公、マルチで超ポジティブなフランキー堺が超楽しい。イケメンではないのに思わず見とれてしまいます。共演者も「時代背景や製作者の意図を考慮してそのまま放映された不適切な表現」を吹き飛ばすくらい活き活きしており、嫌みのない中味もユーモアたっぷりです。「主人公が墓場のセットのスタジオを突き抜けて現代の街並みをどこまでも走り去っていく」とかいう幻のラストシーンの方を見てみたかったのですが・・・ [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-04-10 23:57:12) |
66. この首一万石
《ネタバレ》 リベート、裏金、買収、隠蔽、詰腹、何でもアリの今様ドラマにぱっとしない都々逸(?)や踊り。終盤まではミュージカル風コメディかと思いきや、結末は予想に反してのアンハッピーエンド。揃いも揃って武士の風上にも置けない弱くて情けない宮仕えの面々でしたが、ずっと昔から変わらない人間性の一面を見せつけられるような時代劇でした。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-04-05 23:07:48) |
67. 二十四時間の情事
回りくどい演技に面倒臭い会話。悲惨な出来事に向き合っているようにも見えますが、もうちょっと寄り添う気持ちがあってもいいんじゃないですか? [CS・衛星(字幕)] 3点(2018-04-04 22:10:16) |
68. ちはやふる 下の句
キラキラヒロインを含めて登場人物キャラのデフォルメが効き過ぎて心の機微が嘘っぽい。中味も「競技かるたをなめとんのか」みたいなお話。 [地上波(邦画)] 4点(2018-03-21 20:07:55) |
69. ちはやふる 上の句
カーリングじゃないけど、ルールが分かるともう少し楽しめるかも。 [地上波(邦画)] 6点(2018-03-11 22:47:38) |
70. 炎の城
日本版ハムレットにしても、もう少し時代劇らしく脚色すればよかったのでは?海賊版を見ているようで、「やっちまおーかやめよーか?どうしよー?」みたいな優柔不断さだけは伝わってきます。斬り合いシーンがどうみても子供のチャンバラにしか見えないと思ったら、途中から早送りにして見ていたのを忘れてました。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2018-02-12 00:08:34) |
71. 太秦ライムライト
主演の方はきっと素晴らしい人物なんでしょうね、縁の下の力持ちへのリスペクトがひしひしと伝わってきます。ただ本人へのこだわりキャスティングでかえって作り物っぽく見えてしまうのが残念でした。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-02-10 18:21:55) |
72. 蠢動ーしゅんどうー(2013)
《ネタバレ》 平穏な今が誰かの犠牲の上に成り立っているっていうのはよくある話だけど、身内の嵌め方や幕府の隠密の殺し方があまりにも行き当たりばったりで、バレることを考えれば藩の存続を最優先とする決断とは到底思えない。作品自体は説明的なセリフや思わせぶりな表情、予想を裏切らないストーリー、さとう珠緒の今っぽい顔と演技、赤く染まらない雪原の斬り合いシーン等々、アマチュアっぽい新鮮な違和感はありますが・・・ [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-02-09 22:04:16) |
73. 野菊の墓(1981)
このヒロイン役からこれだけ引き出せればそれだけでもう十分です。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-02-03 17:57:17) |
74. 生きる
黒沢映画10数本目の鑑賞ですが一番心に残ります。死期迫る主人公に寄り添う気持ちが私に乏しいせいか、じれったくてイライラしてしまいますが、とても胸が熱くなる作品です。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-02-02 20:41:00) |
75. ラスト サムライ
侍をデフォルメしたいのは分かるけど・・・デフォルメと思ってなかったりして。ヨーロッパが舞台の古代、中世映画もこんなもんかな。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2018-01-24 22:16:22) |
76. 羅生門(1950)
説話的物語の落とし所に明治・大正の香りが漂う。人間の本質を描くのに野獣のようなメスの争奪がベースではあまりにもシンプルで寂し過ぎる。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-11-12 20:53:03) |
77. 大冒険
延々と続くドタバタに少々ウンザリしてくる。脚本がもっとしっかりしていればかなりイケる映画だと思いますが。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-10-09 21:38:22) |
78. 日本一のホラ吹き男
ゴルフする時くらいネクタイ外してよ。歌は古臭いけどリメイクで見てみたいようなチャランポランサクセスストーリー。主人公、脇役みんないい味出してとても可笑しいです。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-09-21 23:12:36) |
79. 怪談(1964)
豪華な顔ぶれのスタッフ、キャスト陣が醸し出す日本昔話みたいな怖くない怪談。お金をかけているだけあってスローテンポな映像からは妙なリアル感が伝わってくる。人間の本質に古今東西の違いはないと思っているけど、グローバルな原作者の割にはこの4つの物語は殆ど響かない。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-08-26 09:03:56) |
80. サマーウォーズ
こういう作品を見るといつもAIと意識の問題を追及したくなる。家族や恋愛を含めた人間関係の描写に深みが感じられないのがちょっと残念。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-08-20 17:38:17) |