1081. 仁義なき戦い 広島死闘篇
一作目では出てこなかった成田三樹夫が出ている時点で、前作を上回っている。 梶芽衣子の美しさも特筆もの。 [DVD(邦画)] 6点(2009-04-04 00:45:08) |
1082. 仁義なき戦い
まさに男の映画。 この良さは男にしか分からない! シリーズの幕開けを飾る第一作ということもあってか、第一作自体にそれほどのものは感じないが、これからを予感させる作りに仕上がっている。 [DVD(邦画)] 6点(2009-04-03 20:56:42) |
1083. 鬼
わからん・・・ それにしても、この監督の人形はとにかく気色が悪い! ただそれだけで、最悪だ。 [DVD(邦画)] 0点(2009-03-31 21:22:48) |
1084. 雁の寺
はっきり言って、一度観ただけではその魅力を理解することなんか到底できなかった。 そんだけワケが分からない。 ただ一つ言えることは、「閉鎖的な寺」「スケベじじぃ坊主」「若き女性」というキーワードが重なっただけで、まことに淫靡な世界が出来上がるということだ。 この設定だけで、はっきり言って十分面白い。 ラストの意味ありげなショット、恥ずかしながらよく理解できず。 つまりは、この作品の意味、凄さ、魅力も理解できなかったということだ。 これは惨敗だ。 この映画に私自身が負けたという感じ。 大映映画の重厚でいて荘厳な雰囲気がバリバリ発散され、そこに川島風味が重なり、ただごとではない雰囲気が出てるのに、その魅力がいまひとつ理解できない。 これは久しぶりに悔しい作品を観たものだ。 何度も観るにたえる作品と言えるだろう。 [DVD(邦画)] 6点(2009-03-28 23:02:35) |
1085. ヘアスタイル
こりゃ、しょーもないオムニバスだ。 一話目の「おさげ~」だけは普通に観られたが、他はてんでダメ。 期待ハズレの邦画オニムバスだった。 [DVD(邦画)] 3点(2009-03-26 21:22:21) |
1086. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
《ネタバレ》 話としては良くできているし、子供も大人も楽しめる絶妙のバランスは素晴らしい。 だけど、私にはちと苦しかった。 家族の絆、家族の幸せ、これは人生の全てと言っていいほど大切なもの。 しかし、人生って色んな価値観があって然るべきもの。 それを家族の幸せ第一と決め付けた作品的背景、一元的価値観の決め付けが何とも評価しがたい。 ラストシーンで、彼ら二人には飛び降りて欲しかった。 [DVD(邦画)] 5点(2009-03-23 23:42:36)(笑:1票) |
1087. スピード(1980)
6、7分くらいのショート・アニメーション。 小さい頃、何気なくテレビとかで観ていたような気のする、線で描いた様なアニメ。 確か、そういう感じのCMもあった気がするが。 とにかく、何となく観ているうちに、そのまま終わってしまった感あり。 作品というより、何かの夢を観ている様だった。 [DVD(邦画)] 3点(2009-03-23 21:46:49) |
1088. 虹にむかって
《ネタバレ》 橋の無い川を隔てて、二つの村があり、それぞれにお互いを想い焦がれる男女がいる。 二人は川の向こうにいる愛しい人に合う為、川岸をずっと歩いて船着場まで行って、やっと会うことができた。 そこで二人の男女は約束を誓う。 「二人で力を合わせて橋を作り、結婚をしよう」 と。 かくして、二人は土木作業にあけくれた。 やがて橋はめだたく完成し、二人はめだたく結婚・・・ と、まあ、20分足らずで、これだけの内容を盛り込んでいるので、ただストーリーを追っただけの内容になってしまっていた。 明るくて前向きな話だし、愛する男女同士が力を合わせて一つのことに取り組む、といった美談なので、好きな部類の話なのだが、単調すぎる感は否めなかった。 [DVD(邦画)] 6点(2009-03-23 21:45:45) |
1089. 忠魂義烈 実録忠臣蔵
ご存知、忠臣蔵。 リメイクされまくりで、今更ストーリーうんぬんを言っても仕方ないが、大して面白くはない。 [ビデオ(邦画)] 4点(2009-03-23 21:44:30) |
1090. 逆噴射家族
《ネタバレ》 ふぅ~、疲れた。 まずそれが第一。 少しずつ家族が崩壊していく静かな前半は楽しめたものの、崩壊しきった後半は飽き飽きモード。 少しやりすぎ。 工藤夕貴がキャーキャーうざい。 『家族ゲーム』と比較すると、“動”と“静”という感じ。 もちろん本作が“動”だが。 [DVD(邦画)] 7点(2009-03-22 21:08:26)(良:1票) |
1091. 警察日記
神保町シアターにて鑑賞。 久松静児監督特集にて。 正直、眠かった。 何故かっていうと、退廃的なものがなく、出ている人々はただ心の温かい人達ばかりで、まっすぐすぎるからだ。 警察官という職業に対する、ただ真面目なだけという個人的なマイナスイメージも手伝った気がする。 世の不条理さを嘆いたものや、一筋縄ではいかない男女の汚れた恋愛など、毒気を好む私には合わなかったのだろう・・・ [映画館(邦画)] 5点(2009-03-22 18:42:01) |
1092. A2
上祐史浩を見られただけでも観た甲斐があったってもんだ! [DVD(邦画)] 7点(2009-03-22 04:09:24) |
1093. ひまわり(2000)
うーん・・・ まあまあ、という言葉がピッタリきてしまう映画。 これといって、何もない。 だけど、特につまらないわけでもない。 出演陣も、誰か光っていたわけでもないし。 麻生久美子も、本作ではそれほど輝いてはいなかった。 なんだろう、適当に作ったんかな? いや、そんなわけないだろうけど・・・ [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-03-17 22:31:46) |
1094. 三等重役
後の「社長シリーズ」の原型となった作品。 ラピュタ阿佐ヶ谷にて鑑賞。 森繁久彌が「比較的」まともな人事課長を巧く自然に演じており、トボけた役柄だけでなく、何でもこなせる偉大な俳優であると思い知らされた。 脇役である森繁久彌が圧倒的な存在感を見せている作品である。 最初から終りまで、実に卒がなく、まとめ方もうまい。 しかしながら、作りがうますぎて、逆に器用貧乏な仕上がりになっている気がしたのも事実。 ただ、無難かつハイレベルな仕上がりという意味では、日本映画史に名を残すだけのものはあった。 [映画館(邦画)] 7点(2009-03-14 22:55:14) |
1095. 1000年刻みの日時計 牧野村物語
監督、小川紳介が山形県は牧野村(マギノ・ムラ)に移住し、執念で取り上げた土着ドキュメンタリーの金字塔。 その尺、実に222分! しかし、しかし、それ以上にヤバイのが、そのつまらなさ。 これほどまでに「映画」というものを苦痛に感じた経験は過去にない。 退屈を超え、もはや辛抱の領域に達していた。 内容としては、「1.稲の収穫の様子をオタクっぽい青年達が熱く語る」「2.村に伝わる伝承や神話を、じいちゃん、ばあちゃんが方言で熱く語る」「3.俳優を起用した意味の分からない時代劇」の3部構成である。 この3つが入れ替わり立ち代りで、222分。 全てつまらないのだが、特に最悪なのが、俳優を起用してまで作り上げた時代劇の様な部分。 極めて悪質に退屈。 結果として、小川紳介が自己満足的に作り上げたドキュメンタリーという内容で、部落の歴史や伝承などに興味を持っている人意外には、決して優しい作りではない。 特に私の様な、現代の東京に生まれ育った者にとっては、どうでもいい話で、そんな話を222分も見せ付けられたのでは堪らない。 映画、いや、ドキュメンタリー映画が嫌いになってしまう危険をも感じた、まさしく日本を代表する金字塔的ドキュメンタリーである。 [映画館(邦画)] 1点(2009-03-14 22:45:18) |
1096. 東京五人男
《ネタバレ》 戦後の貧しい生活を下敷きにしたミュージカル喜劇。 ロッパ、エンタツ、アチャコ、と喜劇役者揃い踏みだ。 極貧の生活と荒廃した街という厳しい状況下の中で、明るく歌い騒ぎまくる。 なんと、能天気な作品だろうか。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-03-04 23:26:17) |
1097. 怒りの街
《ネタバレ》 女を騙して金を巻き上げる、そんな副業をして学費を払う悪徳大学生二人を主軸に置いたお話。 そこで問題になってくるのが、女を騙しまくる色男を原保美が演じているところ。 確かにかっこいい方ではあるが、ずば抜けて魅力があるとは思えない。 いや、でも、当時は人気があったのかもしれないが。 それに宇野重吉は、個人的に苦手。 最初は原保美と一緒に女を騙していたが、途中から人が変わった様に豹変。 突然、善人と化す。 これが何とも不自然だ。 その中で輝きを放っていたのが、柳谷寛。 くちづけ(1955)でも存在感を発揮していたが、本作でも、その独特のナヨナヨキャラが爆発していた。 演技もさりげなく巧いし、なかなか凄腕のバイプレーヤーといった印象。 それにしても、冒頭にチョロっと出てきて、その後もほとんど出てこない久我美子がもったいない。 全体的には楽しめた作品だが、成瀬作品の中にあっては平均的な作品かもしれない。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-03-04 04:36:46) |
1098. 旅役者(1940)
《ネタバレ》 神保町シアターで鑑賞。 万難を排してまで鑑賞しに行った作品で、犠牲も大きかった。 まあ、それだけ私にとって成瀬映画、特に初期の作品を鑑賞するということは大事なわけで・・・ この作品は実に良かった! サイレントの様なゆったりとしたリズムを含みつつ、人間のいさかいや葛藤なども描いていて見事。 馬が出てくるが、この使い方もまた良い。 そして、特筆すべきは、その終り方。 本物の馬を、ハリボテの馬がひたすら追いかける追いかける。 これは、実際観た人にしか伝わらないと思うが、なんかありそうでなかなか感じたことのない、実にユーモアに満ちた素晴らしいラストだった。 これで成瀬作品の鑑賞本数も47本! ようやくここまできたか、という感じ。 ここまできたからには、1本でも多く上乗せしたいところ。 とりあえず目標は60本! 頼みは、日本映画専門チャンネルと東京都内映画館の特集上映。 そして隠れキャラとして、各地の図書館巡りかな。 とにかく成瀬映画は全部観たい! 究極の目標は、「現存する成瀬巳喜男作品の全鑑賞」だ! [映画館(邦画)] 7点(2009-03-04 04:21:36) |
1099. くちづけ(1955)
神保町シアターにて鑑賞。 筧正典、鈴木英夫、そして成瀬巳喜男という、いずれも私の好きな監督によるオムニバス作品ということで、期待は高まった。 そして、その期待通りの素晴らしい作品であった。 第一話は、一番地味ながら、男女の恋愛に固かった当時の世情を反映しており楽しむことができた。 第二話は、このオムニバスの中でも最高傑作で、最初から最後まで楽しくて仕方なかった。 そして、またもや鈴木英夫監督はやってくれた!! 何をかっていうと、司葉子の魅力を存分に引き出している点において。 『その場所に女ありて』と同様、司葉子の肉体的魅力を惜しげもなくフィルムに焼き付けている。 川で遊ぶ司葉子は、白いホットパンツを装着し、話そっちのけで、観る者をその白い太ももに釘付けにさせる。 こんなにも司葉子のスタイルが良かったとは!! 不覚にも、司葉子のファンであるはずの私が、司葉子の脚の長さに初めて気付かされたのだ。 それだけ、司葉子の魅力を知り尽くし、なお且つ、それを映画として確実に残す鈴木英夫監督の手腕が光っていたと言えよう。 あの太ももは、あまりに眩しくて、そして魅力的で正視できなかった程だ(嘘です。食いつく様に凝視してました)。 第三話は、お目当ての成瀬巳喜男作品で、これも十分楽しめた。 成瀬作品で、上原謙・高峰秀子の取り合わせとくれば、ハズレのはずがない! 題名通り、女と女の嫉妬や闘いが、静かに描かれていて見応えがあった。 日本映画の中でも、特別知名度の高い作品ではないが、一級品の魅力を持つ作品であった。 [映画館(邦画)] 8点(2009-03-04 04:17:22)(良:1票) |
1100. ラフ ROUGH
ストーリーは究極にベタで、まるでテレビドラマの様。 出演者たちの演技も巧いとは言い難い。 だが、しかし、そんなことは関係ない! これは、長澤まさみの水着姿、そして、彼女の色白肌を愉しむべき作品だからだ! 本作の長澤まさみほど美しい長澤まさみを私は観たことがない。 この頃より若かった頃は、単なる生意気な少女風情だったし、その後は肌も汚くなり、脂肪も増えた。 この頃の長澤まさみは、まさに一瞬たる奇跡の美しさを放っていた。 それを、V字に食い込んだ豪快な水着で、ここぞとばかりに発揮した素晴らしき作品。 映画の出来なんか関係なく、それが観られるだけで、男性諸氏なら観る価値のある作品と言えるだろう。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-02-27 21:16:44) |