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Cinecdockeさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 894
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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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121.  NOTHING ナッシング 《ネタバレ》 
社会に上手く適応できない男二人にとって、"何もない世界"は理想郷か? 消せる能力を得た理由が最後まで明かされないカフカ的不条理劇。となると、監督も役者も同じ『CUBE』を思い出してしまうが、二人だけになった30分以後の展開はシュールなコントと内輪向けに成り下がる。この手の題材は短編向きで、切れ味が良くないと正直付き合いきれない人が少なくないのではないか? 共感できる部分はないわけではないが、実は男二人の妄想で刑務所オチだったら正直後味悪い。
[DVD(字幕)] 5点(2016-12-19 22:21:14)
122.  真田幸村の謀略 《ネタバレ》 
タランティーノもインスパイアされたかもしれない荒唐無稽な時代劇。何せ冒頭の隕石落下のインパクトが強く、猿飛佐助が宇宙人というトンデモぶり(しかもそれが活かされていない)。真田十勇士は誰が誰だか分からない。殺した敵のドクロの杯で乾杯は実際にあったのかね。全編マンガみたいな設定と展開で時代公証もへったくれもないが逆にそこが面白い。いずれにしても豊臣家が滅び、悪役面の家康を討っても徳川の天下は変わらない。それでも誇りと父の仇のため多人数相手に挑み、史実では叶わなかった家康を討ち取ったカタルシスに、今日の幸村人気と数多の創作で溢れている所以を再確認。大河ドラマと見比べて幸村に想いを馳せてみるのも悪くない。
[DVD(邦画)] 5点(2016-12-19 22:11:23)
123.  ブラインドネス 《ネタバレ》 
原作既読。 地の文と会話文を区別しない、改行のない独特の文体が、 目の見えない混沌の世界を的確に表現するにはうってつけだろう。 名前のない登場人物がどんな姿形をしているのか、如何に凄惨な描写なのか、 文字だけの小説ではただ想像するしかない。  問題は目の見えない世界を如何に映像にするか。 ノーベル賞作家の偉大さを恐れたのか、メイレレス監督がドSなのかは知らないが、 万人向けに大幅に脚色できず、 かと言って原作を中途半端にトレースすることしかできなかったのがその答え。  例えば、唯一ヒロインだけが見えているのだから、 極限状態とはいえ屈服するくらいなら王を殺すべきだったし、 全員が(一時的に)失明したのが資本主義に驕った人類への天罰だったら何でもありになってしまう。 寓話と言えばそれまでだが、ディテールの甘い観念ドラマにただただフラストレーションが溜まるだけだろう。 R18指定になるにしてもやるなら徹底的にやれ。  カフカや村上春樹といった非現実な小説と同じで、 文字でしか表現できないものがあることを逆説的に知らされる形になった。 つまらなくはないが、陰惨すぎて二度と見る気がしない。
[映画館(字幕)] 5点(2016-11-26 01:05:26)
124.  DEATH NOTE デスノート(2006)
人気漫画の実写化というものには懐疑的である。特に非現実要素の強いものなら尚更。キャストのほとんどは似てない、オリキャラがある程度露出多め、死神のCGが浮きまくり、原作再現という意味ではお世辞にも良いとは思わない。予告を見た時点であまり期待しなかったが、テレビで軽く見るくらいでなら普通に楽しめた。それ以上の感想が見つからないくらい普通。
[地上波(邦画)] 5点(2016-11-26 00:27:52)
125.  EUREKA ユリイカ 《ネタバレ》 
偶然とはいえ、製作年に発生した北九州のバスジャック事件を思い起こさせる。そして事件に心に傷を追い、殺人者と化した少年が実在の事件とオーバーラップした。モノクロフィルムをカラーで現像したセピア色の世界が、あやふやに彷徨う当事者の心象風景として映えてくる。同じく重い過去を持つ兄妹の従兄をバスから追い出す運転手の心境は常人には理解できない。どんな人間にも犯罪に手を染めるのには理由や背景がある、と言いたいのだろう。ともすれば、タイトル、映像、演出、全てにおいて娯楽とは対極の本作もまた、観客とは隔絶された世界に向かってしまうわけで。壁ノックが象徴するように、コミュニケーションの不通が本作のテーマだとしたら、寛容か拒絶の二極でしかない現代社会において、それ以外の道を探るこそが【ユリイカ】=【発見】そのものかもしれない。
[DVD(邦画)] 5点(2016-10-05 00:27:55)
126.  超高速!参勤交代 《ネタバレ》 
テレビ版編集のためか、本編が10分弱短いせいもあり、意外とサクサク見れた。軽快な娯楽時代劇と言いたいが、弱小藩が如何にして危機を切り抜けるのかというワクワク感、幕府側をあっと言わせる痛快さが予想範囲内。コミカルとシリアスが水と油のように混ぜ合わず、場面場面によっては重い口当たりが残ることも。女郎のエピソードとクライマックスのチャンバラは贅肉感があり不要。アイデア勝負の90分で描いてくれたら良作だったかもしれない。参勤交代に絞った題材が勿体ない。
[地上波(邦画)] 5点(2016-09-23 08:02:13)
127.  GODZILLA ゴジラ(2014) 《ネタバレ》 
エメリッヒ版は未見だが、それと比べればオマージュは感じられる。 が、構成はやっぱり地球の守護神ゴジラが敵の怪獣を倒しに行くという、往年のシリーズらしい範囲内で終わっていく。 そこに至るまでがちょっと退屈で、溜めに溜めてこれではどうしても物足りなさを感じてしまう。 核の向き合い方にしても、もう少し踏み込んで欲しかったと思わざるを得ない。
[映画館(字幕)] 5点(2016-09-06 19:28:07)
128.  劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語 《ネタバレ》 
「引き際を見誤ってしまった」。これが第一印象。確かにビッグコンテンツになってしまったら、例え嫌でも重役の意向で作らざるを得ないだろう。そういう臭いが感じられる。そのため、ほむら以外の他の登場人物の心理描写が空虚であり、キュゥべえのネタばらしが押井守ばりの長セリフを延々と話すだけで、映像で語ることを放棄した演出が致命的。難解云々以前に商品になってしまった作品を無理に作っているから破綻している(公式の2次創作化)。だからこそのあのラストだろう。まどかを契約させない約束を果たせず、比較的マシな世界になっても諦めきれないのは理解できるが、本作で意思をハッキリさせる必要はあったか。もっとも、潔く完結させる権限を持てないから、このまま"延長戦"をずるずると続けていくのだろうが。一番の収穫は新キャラの百江なぎさの可愛いさくらいだろう。
[映画館(邦画)] 5点(2015-11-28 03:06:27)
129.  劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編] 永遠の物語 《ネタバレ》 
テレビ版観賞済。8話分を前編130分で急ぎ足にまとめたわけだから(1話平均16分)、残り4話分を110分で描ける余裕がある。しかし、時間稼ぎ的な演出が目立って仕方なかった。挿入歌の『コネクト』がプロモーションビデオ的なのに違和感。しかも二度流す。新キャラを登場させるとか新たなエピソードを加えるとか何故差別化を図らないのか、ちょっと失望。分割したからこその良演出なのに。ただ内容自体は文句なし。全ての魔法少女ものへのオマージュであり、大風呂敷を広げながら放棄したセカイ系への決別である。契約した魔法少女が最期に救われるからと言って、希望の代償として死ぬまで戦い続けなければならないシビアな現実を忘れない、最後まで破綻しない脚本は見事だった。人生は戦いの連続だ。残酷で悲愴感溢れる世界だとしても、戦う価値はある。「絶望に負けないで。私がついているから」と、前向きに感じられる。これ以上の結末はないと思うので、後日談が不安でしかない。
[DVD(邦画)] 5点(2015-11-28 02:33:51)
130.  るろうに剣心 京都大火編 《ネタバレ》 
上映時間等の制約がある以上、改変は仕方ない。 ただ、佐之助の"二重の極み"を会得する展開、青紫が剣心を狙う理由付けは変更・削除しないで欲しかった。 これによって、京都行きに重みもなく散歩がてらな印象を与える。 激しいアクションも途中から単調気味。 薫の誘拐イベントに必然性を感じず、端の折り方や原作の抽出方法を制作陣があまり理解していないように感じた。
[地上波(邦画)] 5点(2015-11-09 21:52:14)(良:1票)
131.  GO(2001・行定勲監督作品)
邦画賞レースでそこまで絶賛される内容なのかな? かつてハリウッドでホロコーストものが崇められていたようなニオイを感じる。ネットの普及してない当時、"在日朝鮮人"という概念にあまりピンと来なかったとはいえ、帰属意識や自我の確立といったテーマの見せ方にとりわけ惹き付けられるものはなかった。青春映画としても印象に残らない。役者陣は好演だが。
[DVD(字幕)] 5点(2015-08-05 21:12:39)
132.  火垂るの墓(1988) 《ネタバレ》 
当初は「反戦映画ではない」とジブリ側からコメントがあったように、世間知らずの裕福だった兄妹が疎開先での愚かな行動によって破滅していく姿を、作者の実体験を基に描いているに過ぎないのだと思う。妹を見殺し同然にしたのに生き永らえ、それを飯のネタにした作者の疾しさと後ろめたさが中盤の清太の亡霊を通じて伝わってくる。親戚とは折り合いが悪かったが穀潰しだとしても、恥を忍んで働くことを選べば飯と寝床はある程度提供してくれるだろう。ただ、作者にあった強かさが清太にはなかった。誰もが我先にと生きることに必死だった。恐らく兄妹ともども生きて戦後を迎えても、逞しく乗り越えられる自信はあったのだろうか。戦争でなくてもこの物語は通用する。反戦に結びつけるにはちょっと極端だ。
[地上波(邦画)] 5点(2015-07-09 19:33:23)(良:2票)
133.  ほしのこえ
ほとんど一人で制作してこのクオリティなら上出来。背景美術のディテール及び繊細な雰囲気は言うまでもなく、セカイ系にありがちな中途半端さや投げやり感も短編なら許容範囲。今後は個性を活かしながらも共同脚本で自己陶酔に逃げなければ、大人の鑑賞にも堪えられると思うんだけどね。誰に向けた映画なのか今でも分からない。
[DVD(邦画)] 5点(2015-07-09 19:03:57)
134.  映画 けいおん!
原作漫画及びアニメ版ノータッチ。そのような一見さんにはこの映画を語る資格はないだろう。逆にアニメだけでも触れている人にとっては、いろんな感情がないまぜになった青春アニメの傑作だろう。ロンドンに卒業旅行する以外は、特に何てことのないストレスフリーな軽音部の日常。女性目線で描かれた、友情とは違う絆を匂わせながらも、平穏な空気のまま終始していくのが良い。ネガティブな要素を一切拒絶した"理想郷"にいろいろ言いたくもなるものの、最後まで割り切った作風は潔くすら感じる。自分は「別に映画でやらなくても、OVAやテレビの特番でも十分では?」と思ってしまったが。
[DVD(邦画)] 5点(2015-06-30 20:24:04)
135.  風立ちぬ(2013)
確認のため、地上波で二度目の鑑賞。言いたいことは他の素晴らしきレビューの通りなので多くは語らない。子供には退屈なアニメだし、盛り上がりもなく淡々としているのは構わない。ただ、ゼロ戦完成までの苦闘を描きたかったのか、メロドラマを描きたかったのかどっちつかずで、挿入される夢のシーンも相まって、さらに支離滅裂なものに。劇中で度々描かれる"矛盾"は本作そのものと言える。もっとも「監督が自分自身のために作った」んだから、宮崎&ジブリという理由で話題に振り回されるのはもう御免。いずれにしても、『ひこうき雲』のプロモーション・ビデオとして見たら十分な出来ではないだろうか。
[映画館(邦画)] 5点(2015-02-28 17:22:25)
136.  ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う! 《ネタバレ》 
タイトルからして終末もののSFコメディかと思っていた。 エドガー・ライト×サイモン・ペッグ×ニック・フロストのトリオなので、 やはり田舎町が"異端者"に支配された異色コメディだった。  『フロム・ダスク・ティル・ドーン』を彷彿とさせるムチャクチャ感はなんだかんだ言っても楽しい。 しかし、ハシゴ酒とエイリアンの組み合わせが活かされていないので、 双方とも取って付けたような消化不良さが否めない。 在庫処分的に消えていく主要キャラの使い方もイマイチ。 テーマとして、グローバル社会とテクノロジーをエイリアンが牛耳っていた風刺ものであり、 グローバル社会に適応できない主人公の逆切れにエイリアンが委縮して地球崩壊というのも安直な気がする。  便利さと引き換えに物質社会と制度に支配された人類への痛烈な皮肉。 物や制度、逃避のための酒から解放され、流れ者になった主人公が生き生きとしてて毎日が楽しそうだ。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-01-07 23:32:18)
137.  パッチギ! 《ネタバレ》 
別に良いんじゃないでしょうか? 偏った政治的要素を前面に押し出そうが、大衆が自分の価値観を信じて、彼らに歩み寄りたいのなら肯定も否定もしない。今やヘイトスピーチが問題になっているが、グローバル化が避けられない以上、大衆が多民族との共生を望むのであれば、この結末のように個人レベルから仲良くなれば良い。それはともかくとして、娯楽として見るなら、自分には政治的云々以前に合わない。役者のパワーがあっても、暴力シーンを無意味に強調させるのは如何なものかと。描くにしても最低限留めてくれるならまだ見れた。つまるところ、偶然脚本が良かっただけで監督のセンスがなかったということ。俳優陣の熱演に+1点で5点が限界。
[地上波(邦画)] 5点(2015-01-02 18:06:54)
138.  ノルウェイの森
原作既読。日本のようでそうでなさそうな、原作特有のふわりとした空気感が上手く再現されているが、原作自体が印象に残らないので映画も御察しの通り。原作を読まないと唐突すぎるシーンもあり一見さんお断り。主演三人はまずまずの好演であれど、いざ映像になると"僕"として同化できないから他人事に見えてしまう。あの世界観は活字でしか表現できないと実感させられた。
[DVD(邦画)] 5点(2014-12-28 13:28:35)
139.  ボーン・レガシー 《ネタバレ》 
ジェイソン・ボーン3部作は既に視聴済み(ただし中身は覚えていない)。 それを踏まえてのスピンオフなのに、その3部作の設定が全く活かされておらず、序盤はガチャガチャに煩雑にしただけ。 中盤から大きく話が動き出しても、重要機密を知る主人公が追手をかわしながらワクチンを手に入れて逃げるだけという。 ワクチンの在りかを知っているヒロインはおまけ程度で、 宿敵との対決もないまま終わりでは消化不良にも程がある(ヒット次第で続編も考えていたのだろう)。  アクションとしてはそれなりに楽しめるが、せめて単品として完結可能な作りにして欲しかった。 トニー・ギルロイが自分の脚本を即興で改変しまくるポール・グリーングラスとひと悶着あり、 監督も兼ねて本作が製作されたようで、むしろグリーングラスの手腕の確かさを証明してしまった。
[地上波(字幕)] 4点(2024-03-01 23:37:38)
140.  生きる 《ネタバレ》 
失うものがない人間は強い。 …なんだけど、余命を突き付けられながら自分が何をしたいのか良く分からない主人公が なぜ公園建設にエネルギーを注力するのか不明瞭すぎる。 事務職員の娘を何度も誘うシーンには気持ち悪さが勝った(活力の源を知りたい理由はあれど)。  公園完成までの経緯と衝突をじっくり描くと思いきや、話がいきなり飛んで主人公が亡くなり、 葬儀で関係者が回想していく意表性すら上手く機能していない。 ぼそぼそで上手く言葉を伝えられない人がここまで漕ぎ着けるとは思えず、 周りも建前上とは言え、主人公への賞賛ばかりでただの説明で終わってしまったのは惜しい。  '50年代当時の生活文化、今でも変わらないたらい回しなお役所体質など目を見張るものはある。 自分の生きた証、何をしたのかという普遍的なテーマがあっても、 今やネットで簡単に可視化されるだけに何も感じられなくなってしまったかもしれない。
[地上波(邦画)] 4点(2024-01-27 12:26:43)
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