1. 男はつらいよ 翔んでる寅次郎
《ネタバレ》 マドンナ役に桃井かおりとくればやっぱりハンカチですよねーと思ったのは僕だけではなかったようでちょっと安心笑 まあ、桃井かおりは好きではないですけど。 今回はおそらく家同士が決めた結婚を思い悩む女性を描いた作品、と言ってもこの時代は(今も若干あるとは思うけど)ある程度の社会的地位がある家や地方の土地持ちなどは結婚に対してこうした風潮があったので、それに対して自由恋愛や親の敷いたレールではなく自分で未来を見つけたい、という現代的な若者の思想との対比。 故に好きだと伝えられて結婚を決意した桃井かおりや、結婚式に出てくれた母親の対比が余計に目を引きます。おそらくあのお母さんも自分の意思とは別に家名のために嫁いだ人だと思うので。 いつもなら旅に出る寅さんもしっかりと仲人を務めての幕引き。あのスピーチが適切だったかは別として、いつもとは違う展開も良かったです。 まあ、布施明が出てる時点であんた歌の方で食ったほうが早いんじゃ、、、?とか思ってしまうのはまた別の話。 いつも正月にリバイバルしてい劇場で今年は見られなかたのでアマプラで見ましたが、これも劇場で見られれば良かったな、と思う作品でした。 [インターネット(邦画)] 7点(2025-01-03 19:41:11) |
2. 帰ってきた あぶない刑事
《ネタバレ》 冒頭のビル群を塗って走行するBMWのオープンカーと80年代の香り漂う楽曲だけで自分はもう満足、という感じでした。 テレビ版はほとんど見たjことないのですが映画版は一応全部見ている中で、懐かしいなあ、と思える場面や過去の映像などがあって良かったですし、すっかり歳をとったと言ってもやっぱりあの2人は格好いいな、という感じです。 刑事引退してるのにどうするん?というのをまさかなの展開で復帰というのはその手があったかーという感じ。実際は効力なんてないとかそういうのを気にしないで、いつもの面々のいつもの活躍を観られるだけでとても面白いと思える作品でした。 [映画館(邦画)] 7点(2024-05-31 02:09:24) |
3. ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー
《ネタバレ》 前作からアクションマシマシ、相変わらずクオリティ高い殺陣とゆるい会話が相変わらずの魅力。 ただ敵役の兄弟のキャラも良い分どちらに感情移入して良いかわからずちょっと残念。 ただ、残念、っていうとちょっと語弊はあるのですが、冒頭の描写からこっち(兄弟)が今回の主人公?と錯覚してしまうような演出でしかもキャラも立っていたので敵役にして退場してしまうにはちょっと惜しいなと思ってしまいました。 2というよりスピンオフ的な作品を見て観たいです。 ですがもちろん作品的にはすごく面白かったし、着ぐるみを着ての本格的な格闘戦は着ぐるみと動きのガチさがチグハグで面白いほど。アクションの質は本当に邦画最高峰だと思いました。 自分の死体処理を淡々と指示したり最後の結末も緩い雰囲気とは裏腹に殺し屋の非情さ、プロとしての姿勢が垣間見れて良かったですし、じゃあ結婚しようよ!って突然いうくだりなども面白くて良かったです。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2024-03-16 19:12:32) |
4. 男はつらいよ 寅次郎かもめ歌
《ネタバレ》 冒頭、やっと手に入れた妹夫婦のマイホームを、いつもなら粗暴な寅さんが必死に言葉を選びながら褒めるシーンはちょっと感動すらあります。 自分も辛いのに、あえて弟分に借金してまで祝い金を渡そうとする寅さん、それは受け取れないと拒むさくら夫婦双方の気持ちがわかるだけにここのシーンはなかなか辛いです。 今回のマドンナは自分の娘代わりの娘。だからこそ、父親が娘を取られた気分になって、幸せを案じるがあまり「俺がいたんじゃ何するか解らねえ」と去っていく不器用な愛情はちょっと感動しました。いつもの感じではなかったですが、それでも面白い作品でした。 [映画館(邦画)] 7点(2024-01-10 23:22:03) |
5. 男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎
《ネタバレ》 とにかく松坂慶子のマドンナが美しいです。育ての親である祖母が死んで、たった1人の肉親の弟も実は死んでいたとわかって寅さんの膝下で泣き崩れるのはもう反則。 あそこで寅さんがもうひと押しできれば、という感じですが、そこは昔気質の不器用な寅さん、なぜかその不器用なのが心地よいと感じました。 今の時代でいうと点でダメ男の典型なのですが、それでも不器用ながら自分の美学を突き通す姿に「格好いい」とさえ思える作品でした。 ただ、確かに、時には追い縋るのも、いいのかもしれませんね。 [映画館(邦画)] 7点(2024-01-10 23:16:07) |
6. ゴジラ-1.0
《ネタバレ》 ここで名前を出すのアレですが、僕はシン・ゴジラをゴジラ映画だとは思っていないので、それから比べるととても面白かったです。 やはり大画面で見るゴジラの勇姿、ビルや人間たちをまるでゴミのように蹂躙しながら闊歩していく姿とゴジラのテーマを大音響で聴くと胸が高鳴りますし、初代(54)のオマージュともいうべき時代設定や最終決戦など、初めは「どうなん?」と思っていましたがうまい具合にブレンドされていてよかったです。 ただ、どうしてもあと1点足すことができないのは、ゴジラの名を謳ってるのにゴジラがメインではなくどいうしても人間が主体のストーリーだから。 正直ドラマパートあと30分ほど削ってゴジラの闊歩するシーンや人間との決戦シーンを長く見たかった、というのが本音です。 [映画館(邦画)] 7点(2023-11-17 23:27:41)(良:1票) |
7. リゾートバイト
《ネタバレ》 有名な都市伝説というかネットミームを映画化した作品。 前半は大学生のキラキラ青春映画と見紛う場面があり、観る作品間違えたかな?という感じでしたが、隠し階段を発見し謎の儀式部屋を派遣したあたりからちゃんと怖くなってきました。 打って変わって後半はもう色んな意味でやりたい放題、リゾートバイトの話のはずが八尺様の都市伝説に切り替わっていくのでまたまた「俺の観てるのは何なんだろう?」という感じなのですが、そこからは別の意味で楽しい展開になっていくので結果飽きずに観ることができましたし、オチはしっかりホラーでした。 純然たるホラー映画を期待するとなんか違う、となってしまうのですが、「そういう作品」と割り切ってみるととても面白い作品でした。 [映画館(邦画)] 7点(2023-11-09 01:39:40) |
8. 劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)
《ネタバレ》 原作はもちろんアニメは胡蝶抜きで物心ついた頃からずっと見続けてきているため「遺伝子に組み込まれてる」レベルの作品なので、新世紀になても新作が見られるのはもちろん嬉しいのだけれども、それを加えたにしても今回は割と厳しい内容でした。 一つ前の劇場版同様「パイソンの発射音」がお馴染みのあの音じゃないのは百歩譲って許せるとして、新キャラが昨今の没個性的なキャラクター造形でレギュラー陣との温度差がちょっと激しすぎて違和感がありまくりでした。 せっかくユニオン・テオーペが出てきたのに組織の一員のアンジーが獠を狙う理由がざっくりすぎて別にユニオンなくてもよくね?と思ってしまいましたし、内輪揉めの戦いも正直長すぎ。主役誰よ?って思ってしまいます。そして最後までパイソンを抜かない。 前作よりも「もっこり」具合がアップしたのと、マンションが原作よりの建物になっていたこと、アニメ一期で出てきた赤いペガサスなんて「誰が覚えてるよ(笑)」レベルですが原作の整合性を保つためかちゃんとユニオンの下位組織という設定はよかったですが、いいと思ったのはそこまで(あと一番好きなRunning to Horizonが流れたのはよかったですが) キャッツ・アイの面々が出てきたのは同じ作者なのとシティーハンター自体がキャッツ・アイの中のキャラを発展させたものなのでいいですが、ルパンまで出てくると「世界観どうなっとんねん!」とサプライズよりあきれる方が先に来てしまいました。 一応原作のラスボス的立ち位置の海原がようやく出てきたのはいいですが、その前哨戦というか、アンジーとの戦いもあんまり緊張感がなく。エンジェルダストでボコボコにされてますがあくまで技量勝負では獠の方が上。一応マイケル・ガーランド戦を思わせる決着の形ではありましたが正直技量的にもキャラ的にも「愛と宿命のマグナム」のヘルゼン大佐の方がよっぽどボス感あったし原作の海原との決闘シーンみたいでよかったのになー(愛宿の方が先だけど)と思ってしまいました。 今回はあくまで序章ということですが、ちょっと自分的には色々と「違うなー」と思ってしまう作品でした。たとえエンドロールにGet Wildが流れても! [映画館(邦画)] 4点(2023-09-09 00:17:25) |
9. ミンナのウタ
《ネタバレ》 最大の失敗ってやっぱりあの作中最大の見せ場のショックシーンを予告編で流してしまったことだと思います。 ちょっと前までは売れない女性アイドルまたは売り出し中の女性アイドルの登竜門みたいなジャンルとしてありましたけどそれの男性版、と言ってしまえばそれまでなのですが。 ただ演技とかそういうのは全くの素人では内容で見るに堪えない、というのはなかったので良かったです。 ただホラー映画としてみるとライブシーンや突然歌詞などが表示される演出は邪魔以外の何物でもありません。 みんなのうた、の題名の意味が動物だろうが人間だろうが断末魔の声=魂の声を集めたもの、で、怪異の動機も純粋な自己中なので、そういった面はよかったですし、レコーダーぶら下げて収音マイク咥えたいでたちはかなりのインパクトがあっただけに早見あかりちゃんが過去に戻って救ったら怪異が消えた?という演出は「そりゃねーよ」と思ってしまいました。 エンドロール後のアレがやりたかったのかもしれませんが別にエンドロール後まで引っ張らなくてもよくない?そもそも不必要にライブシーン長いし、とか魂の声集めてるのに主要人物誰も死なねーんかい?とか思ってしまって乗り切れませんでした。 まあグループ的に死なせるわけにはいかなかったのでしょうが、そもそもそれならそんな中途半端な理由でホラー映画出ないでほしいです。 グループありきの映画で何言ってるんだ、という感じですが、ところどころ良いなっと思った部分が多かっただけに、余計気になってしまったのでした。 [映画館(邦画)] 5点(2023-08-13 21:30:47) |
10. キングダム 運命の炎
《ネタバレ》 前作同様に邦画としてはこれ以上ないというスケールで見応えまりました。 前半の回想シーンはちょっと長め?とは思いましたが、王としての覚悟に目覚めるくだりなどよかったと思いますし、その後のストーリーも、前作では延々戦いが続いているというイメージでしたがうまい具合に緩急ありましたし、武将同士の白兵戦の戦略合戦といった頭脳線と漫画的な迫力の戦闘シーンなど見ごたえがあって長い時間も気にせず楽しめました。 ただ面白かった半面今回も「続く」で終わってちょっともやっとしてしまうので、そこはもう少しどうにかしてほしいと思いましたが、劇場で観るには十分面白い作品だと思いました。 [映画館(邦画)] 7点(2023-08-03 22:43:01) |
11. 忌怪島/きかいじま
《ネタバレ》 怪異とVRというのは個人的に相性があまり良くないと思いました。 振り向いたらそこに!とか過去回想の私刑シーンなどなかなかいいなと思うシーンもありましたが、日本の頭脳を結集させた研究チームがどう見ても大学サークル連中にしか見えないのがいまいちでした。 それなりに楽しめたのだけど、呪いの伝播にしてはこぢんまりとしすぎてるし個人的にはもっと島中が阿鼻叫喚の地獄絵図になった方が見応えあったかなーという感じでした。 [映画館(邦画)] 5点(2023-07-01 23:35:06) |
12. 岸辺露伴 ルーヴルへ行く
《ネタバレ》 ジョジョ本編とは厳密には違う本作の原作は特に読んでいないしなんなら実写化された露伴先生も「なんか違う」という感じがしていていまいち、という印象でしたが、久しぶりにルーブルに行きたいな、と思わせてくれる作品ではありました。 ただ時代劇パートが長すぎだとは思います。 [映画館(邦画)] 6点(2023-07-01 23:30:15) |
13. シン・仮面ライダー
《ネタバレ》 仮面ライダーのかのじも通ってこなかった勢としての感想になってしまいますが、もう少しアクションシーンは何とかならなかったのか、という点でした。 あとこれはこの作品に限ったことではありませんが、変に頭文字をとって「ショッカー」と読ませるあたり「子供っぽい名称より俺が考えたこっちの方がずっと大人っぽいぜ!」みたいな中二病全開で逆にダサくなってるのと、「まだそんな演出やってんの?」(奇抜なアングルや風呂ネタなど)という印象が強かったです。 [映画館(邦画)] 5点(2023-04-14 17:56:53)(良:1票) |
14. 時をかける少女(1983)
《ネタバレ》 アニメ版を先に見ていたので「実写ってこんな感じだったの!?」という印象でした。 まあ作風としては他の大林監督作品などから「そういう感じ」とは途中から木津yいたのですが、合うか合わないかで言えば自分は合わなかったです。 ただ、合成の妙だったり最後の「めまいショット」で距離感を演出するところなど「おお!」と思う場面も多々。 後は(世代ではありませんが)原田知世という圧倒的な存在感の成せる技だと思いました。 それにしても、面と向かって(気絶している人間は体重が重く感じるとはいえ)重いというのは割と失礼な気も、、、 [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-04-05 22:11:33) |
15. EUREKA ユリイカ
《ネタバレ》 凄惨なバスジャック事件の生き残りである兄妹と運転手が、再び立ち直ろうとする物語。 全編ほぼセピア色の画面、驚くような展開はなく劇伴もほとんどないけどなぜか妙に心地いい漢字を受けました。 そして最後、「区切り」をつけてからの画面がカラーになる演出などとても印象深かったです。 長いけど気づいたら終わっている、そんな映画でした。 [映画館(邦画)] 7点(2023-04-05 22:03:13) |
16. 富江VS富江
《ネタバレ》 富江の血を分け与えられた劣化版富江たちが、己の寿命に抗うために純粋な血を求めて戦う、、、といっても別に激しいバトルが繰り広げられるわけではありません。 終始地味です。 ただ、ラスト、炎に照らされながら主人公の同胞爆誕!する場面は、ちょと不気味でよかったです。ですが全体含めて富江の妖艶な魅力やら怪しげな雰囲気やらがほぼなく平坦な印象でした。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-03-11 18:15:23) |
17. #マンホール
《ネタバレ》 人生の絶頂にある主人公がバチュラーパーティ後に酔ってマンホールに落ちてしまい、そこから何とか這い上がろうとするが、というシチュエーションスリラー。 初めから警察呼べばいいんじゃないか、とか思うのですが、後半というか終盤のネタばらしを見るに、あまり警察などにかかわるとボロが出る可能性があるので踏ん切りがつかなかったのではないか、思いました。 ところどころ「そうはならんやろw」とはなるのですが、SNSを使ったやり取りや、ラストに至る展開などだれてきたなーと思った頃に展開していくので、最後まで楽しめました。 [映画館(邦画)] 7点(2023-03-10 22:24:26) |
18. THE FIRST SLAM DUNK
《ネタバレ》 世代的にはドンピシャ、原作漫画というよりアニメ勢だったのですがそれでも「目で殺す」とか左手は添えるだけとかそうしたフレーズや主題歌を友達とともに盛り上がった身としてはなんで今更、というのが正直な意見でした。 声優にしても以前の声に慣れ親しんでいるため、変更については否の立場でしたが実際に観てみると全部「すいませんでした!」といえる出来でした。 正直リョーチンの過去についてはそんな壮絶でなくても、というか花道と一緒にあほ面しながら「彩ちゃん、、、」とか言っててほしかったのですが、全体を通してみれば確かにスラムダンクでしたし、今までは「いったいどんだけコート広いん?」てな感じの(アニメの)試合運びが、今作では手に汗握る、本作の魅力「白熱した」試合を十二分に描いていたと思います。 まったく知らない人からすると「どういうこと?」となってしまうかもしれませんが、そんな意見を気にさせない試合描写の数々が満載のとても面白い作品でした。 [映画館(邦画)] 8点(2023-01-27 20:21:20) |
19. 貞子3D2
《ネタバレ》 一応前作の続きですが別に前作見てないくてもいい感じです。 というか救われたと思ったのに呪いと戦ってたとかとんでもない生き地獄を味わっていたのである意味それの方が不憫でした。 というか前作の黒幕お前生きとったんかーい!という感じでした。 前作ほどではないですが後半はモンスター映画と化しているのである意味「コレジャナイ」感は拭えず、、、今回もあまり面白いと思いませんでいsた。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2023-01-05 18:59:14) |
20. 貞子3D
《ネタバレ》 かつては邦画最恐ホラーの名を欲しいままにしたリングというか貞子シリーズですがこの変わりようはなんでしょうか。 まあ原作シリーズのループが実は、、、という展開なので映画版が好き勝手やっていいような気もしますが、今回は怖がらせる気があるのかどうかすら怪しいです。 一応3D作品らしく飛び出る要素はありますがモニターからどーん!とかってのは別にこちらは求めてませんし、そもそも貞子でこれやらなくてもいいんじゃない?という感じ。終盤なんてほぼバイオハザードですし。 まあ、長いシリーズにつきものの新機軸という意味では正解だと思いますが、正直あまり面白くはなかったです。あと橋本愛の貞子は可愛くて確かに違う意味で「お前じゃない」でしたね(笑) [CS・衛星(邦画)] 3点(2023-01-05 18:55:52) |