1. 金髪の草原
主題は良いと思うけれど、どちらかといえば舞台向けの話では?あらすじとキャストを見て期待ゼロで見ましたが、「やっぱりな」という感じです。肉付けとなるエピソードに魅力がないし、役者もちゃんと芝居できる人にして欲しいです。民放のテレビドラマじゃないんだから。そしてとどめは池脇の役名である「なりす」。なりす?なんで誰も突っ込まない?何だよ「なりす」って! 1点(2004-10-26 19:10:05) |
2. セーラー服と機関銃
タイトルが有名なわりにあまりいい評判を聞かなかったんですが、見て納得しました。ヌル過ぎです。話の軸となる『女子高生組長によるメダカ組の再建(コメディ風)』と『ヤクザ同士のヘロインをめぐる抗争(シリアス風)』のどっちも中途半端で退屈で、設定の粗雑さ・無茶苦茶さが余計目立ち、見ている側としては興醒めします。神がかり的な人気のあった薬師丸の客集力がなければ、確実に大コケになったのではないでしょうか。 2点(2004-10-26 18:54:19) |
3. キル・ビル Vol.1(日本版)
ひどい作品。こんなの見て何が楽しいんじゃ。バ・カ・に・ス・ン・ナ!…カルトB級映画としての価値は認めるが、全国でロードショーはすべきじゃなかった。タイトルは『クエンティン・タランティーノの~』を入れたほうが分かりやすくて良い。 2点(2004-10-07 02:33:43)(良:1票) |
4. 人間の証明
十年以上前に原作を読んでいて、今回やっと映画版を見ました。刑事ドラマとしてはどうかな?とも思いますが、例の詩とテーマ曲の良さもあって、半ば強引に泣きました。トトロのばあちゃんが出てたのには見終わった後で知りました。当然「飛翔の間」のショーの場面は全て「→→」ボタンで。 4点(2004-09-24 01:27:18) |
5. 生きる
日本映画の中でとても心に残った作品の一つ。なんかもう言葉では言い表せません、この気持ちは。…かなり細かいことだけど、志村は「♪明日という日の ないものを」と歌った箇所、実際は「明日の月日は ないものを」で微妙に間違ってる。 9点(2004-09-24 00:59:58) |
6. シベリア超特急
ビデオの裏に、「ラスト二段のどんでん返しは友達には言わないで下さい」みたいに書いてあった。ビデオ版ではその場面はカットされていることをその時は知らずに、ビデオの最後に収録されていた「主題歌」と「NG集」が二つのどんでん返しなんだと自分を納得させていた。【追記】ビデオを見た翌日テレビが壊れてしまい、買い換えるハメになった。本当の話だ。マイク伝説がまた一つ…。 0点(2004-09-19 23:16:48)(笑:4票) |
7. 座頭市(2003)
良くも悪くも“たけしin座頭市”といった感じ。さらっと楽しむにはもってこいの作品だと思います。日本文化に詳しい学校の先生が言うには『最悪の映画』。確かに本来の座頭市にある「味」は無いのでそれもまた間違っていないと思います。自分はそこまで考えず、娯楽としてそこそこに見られました。 6点(2004-04-05 01:46:31) |
8. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
『ハイグレ魔王』以来、約十年ぶりに劇場版を観ました。既に“笑える”年でもなく、かといって主題に“泣ける”世代でもなかったのですが、作品の「相変わらずさ」がひたすら懐かしく自然と微笑んでしまいました。放送開始当初は批判の嵐で、間違っても誉められるなんて事はなかった作品が今や…。製作者の努力を感じます。 6点(2004-01-18 20:02:19) |
9. らせん
あまりに、あまりにぶっ飛んだ設定に、開いた口が…。正直、おそろしくつまらなかったのでコメントする気力もありません。そういう意味では、恐ろしい作品でした。 1点(2004-01-17 11:47:05)(笑:1票) |
10. リング(1998)
小学生のときに放送したTV版はドキドキしながら見ました。映画は、大きくなったからか、散々パロディ化された後だったからか、一歩引いて見てしまいました。それはさて置き、大島の夜の港のシーン、真っ先に『七人のオタク』(同じロケ地)が浮かんだ自分は変ですか? 6点(2004-01-17 11:33:05) |
11. 東京物語
初めて見る小津作品というのは誰でも新鮮に感じて、とても楽しめると思うんです。だからこそこの作品を一番最初に見たかった、と思ってしまいました。世知辛い世の中を、ひたすら淡々と描いている力作です。救いの見出せない終わり方がとても切ないです。俗物な自分としては、最後に笠さんに「バカヤロー!」とキレてもらいたかったのですが、それだと単なる現代の安物ドラマになってしまうんでしょうね。あのすべてを達観したような人間に自分もなりたいものです…。 6点(2004-01-16 01:48:53) |
12. 秋刀魚の味(1962)
テレビでやっていた「小津特集」で先に多くの小津映画を見ていたためか、この作品を見る頃にはもはやマンネリ状態に…。内容も『晩春』の焼き直しのように感じてしまいました。小津監督の作品は、続けて見ると新鮮味がなくなり、退屈になってしまう懸念があるので、アメリカ映画を見すぎた後の一服の清涼剤として見ると、その良さが分かるのだと思います。この映画もそうした状態で見直してみると、もっと楽しめたと思います。 5点(2004-01-16 01:15:07)(良:1票) |
13. 小早川家の秋
役者陣の絶妙な演技、各場面の鮮やかな色彩、人間臭さの感じられるストーリー…。登場人物が多く、複雑な人間関係を理解するのに少し手間取りましたが、実に見事に作られていると感じました。小津映画はともするとその平淡さが退屈に感じる作品も多々ありますが、この作品はビギナー向けというか、分かりやすく楽しめると思います。 6点(2004-01-16 00:57:06) |
14. しあわせ家族計画
懐かしい!当時よく見てました。作品としては、映画にする意味があるのか少々疑問に感じましたが…。内容的にもキャスト的にも、テレビドラマにピッタリだと思うんですけど(日曜劇場なんかに)。そうすれば失業や娘の不登校、息子の野球など諸所の問題ももっと描けたのに…。ピアノの課題曲が『エリーゼのために』ではなく『ホーム・スウィート・ホーム』なのがミソだと思います(本物の番組の課題ではこの曲はない)。これは家族の大切さを暗に意味しているんですよね、きっと。 3点(2004-01-15 23:56:02) |
15. オスカー・ワイルド
とても耽美的な雰囲気が出ていて、作家の知られざる禁断の生活を、うまく描いていたと思います。ブ男に見えるオスカーがなぜあんなにもてるのかが不思議でしたが、持つべきものは容姿より才能なのかと考えさせられました。 5点(2003-12-27 18:08:14) |
16. 宗方姉妹
姉妹に個性的な女優を使っている点が魅力ですが、あまりピンと来ない作品でした。それは現代の視点からみたら、「さっさと別れてしまえばいいのに」と思ってしまうからだと思います。それに現代の女性と比べれば、高峰秀子演じる妹も充分古風に思えてしまいました。 3点(2003-12-14 05:47:21) |
17. 晩春
名作だと思います。当時の日本への憧憬と尊敬を覚えました。役者陣の好演もさることながら、文化、人、モノなど、現代の日本では見られなくなったものがたくさん描かれています。前半は終始ニコニコ笑顔の絶えない原節子が、父の再婚話を聞いたとたん豹変するのにドキリとしました。また杉村春子演じるお調子者のおばさんには何度も笑わされました。当初、この作品に出てくるお見合い制度をGHQは人権問題と問題視し、その代わりキスシーンを入れることは勧めたそうですが、見終わった後でそれがとてもばかげているように感じました。 7点(2003-12-14 05:37:26) |
18. 天国にいちばん近い島
期待せず見ること、それが観賞の条件だと思います。あれでは国内の島でロケしてもなんら変わりは無いような気がします。それに日本人役者とのシーンより、現地人との交流をもっと多くした方が良かったのでは。青い海、白い砂浜、照りつける太陽…。せっかくの南の島なんだから、せめて『原田知世が水着に着がえたら』アイドル映画として割り切れたのに…。高柳君の短パン姿はもうお腹いっぱい。 3点(2003-10-29 02:25:42) |
19. 一人息子
初めて見た小津映画です。起伏の少ない地味目の物語でしたが、古き良き日本を垣間見れて懐かしい気持になりました。人生が思い通りにいかない皮肉さと、親子の愛情が書かれていたのが印象的です。昔の日本人は貧しくとも、現代の人より思いやりの心、支え合いの心を持っているように感じます。難を言えば、古い作品のため、音声が聞き取りににくかった場面が多々あったことです。今後は小津監督のほかの作品も見てみたいと思います。現代の日本人にこそ見てもらいたい作品です。 5点(2003-10-15 23:10:07) |
20. 12人の優しい日本人
高校の時、これを文化祭の劇でやったクラスがあった。豊川役(12号)の人が、後半の彼の仕切る謎解きの場面でセリフをほとんど忘れてしまったらしく、急に黙ってしまった。仕方がないので、周りの人が彼のセリフを代わりに言っていた。ストーリーを知っている自分にとっては、別の意味でドキドキしたのを憶えている。 7点(2003-02-08 22:21:59) |