1. 交渉人 真下正義
緊張感なし、脚本が崩壊、役者が演技できていない。あまりの退屈さに唖然。こんな邦画が次々と出来てはそこそこの評価を受ける現実、邦画とそれを取り巻く環境のレベルの低さを痛感。テレビシリーズには特に文句はないが、ユースケは2時間のフィルムをひっぱれるようなタレントではない。 [地上波(邦画)] 1点(2006-10-15 23:40:31)(良:1票) |
2. 死国
酷すぎる。本当につまらない。最後までいいところがないか探し続けた自分は偉いと思った。映画もつまらないけど原作も同様。作者(猫殺しの坂東眞砂子)の精神状態の方がよっぽどホラー。 [DVD(邦画)] 0点(2006-09-07 15:04:26) |
3. 天空の城ラピュタ
《ネタバレ》 最初から最後までずっと先が気になる。父親の姿を雲の中で見つけたパズーの「父さん」と言う台詞が口の動きだけで声に出ないところが緊迫した画面で効いてる。あそこが一番好きな場面です。海賊や脇役のキャラもうまく出来てる。ただヒロインのシータが弱弱しくて好きじゃない。「パズーーーー」という叫び声がとても耳につきました。主役二人の声以外は良かった。 7点(2004-12-25 20:47:32) |
4. 下妻物語
少女の友情って岩井俊二の「花とアリス」よりもこっちの方がリアルな気がする。こんな二人、日本のどこかにきっといる。下妻の広くて青い空、田んぼとキャベツの緑、土の茶色、その中にどぎついピンク色の服を着た少女と尾崎が好きな特攻服の不良少女。この色彩が最高。これなら映画館やDVDを買って観てもいいと思った。洋画かぶれもしてないし日本らしさに媚びてもいない。ここでの評価が高いため、期待するとつまらなくなるので用心してたけど期待以上でした。笑えてじんとして心に残る。出てくる役者もみんなハマってる。ものすごく久しぶりに邦画もいいなぁ思った。そしてこの映画に協力したジャスコは器がデカイ! 8点(2004-12-25 17:59:50) |
5. 着信アリ
《ネタバレ》 リングが当たって以来日本のホラーはみんな似たようになってしまった?パクリだらけですね。自分の携帯に死ぬ直前の自分から電話がかかってきたら怖いよね~という飲み屋の会話から生まれたような作品。いかにも秋元らしい。この映画を観た人が自分の携帯番号を着信拒否したら製作側としては成功でしょう。井戸からオバケが出てくるよりもパソコンや携帯から出てくる方が今じゃリアリティありますものね。この映画に関してはどこが怖がらせポイントなのかよくわからないくらい全く怖くなかったです。髪の毛がうようよしたり病院で瓶置いたりとかって怖いんでしょうか?ラスト、ハッピーエンドかと思っていてそれなら評価できると思ったんですがそうじゃなさそうなので評価できず。うまくまとめられなかったので後味を悪くしとけば怖さが印象に残るだろうっていう安易な発想はやめて欲しい。そろそろ長髪黒髪幽霊の出てこないハッピーエンドのホラー映画(なおかつ怖い)なんてのも観てみたいです。 3点(2004-12-22 01:41:44) |
6. となりのトトロ
小さい頃は親の存在が大きくて、ちょっとしたことで不安になって、何もかも面白くていろんなものが綺麗に見えたのよね~っていうおばあさんの昔話を聞いてるようで泣けた。田舎の風景やディティールが素晴らしい。こういうたいした事件が起こらないけどほんわかできるアニメは好きです。 7点(2004-08-15 14:17:09) |
7. 呪怨2 (2003)
《ネタバレ》 えー…。もうだめだ。やっぱり全然怖くない。家族が寝てるので音量をしぼると何も聞こえない。音を大きくすると突然爆音。もう音にしか頼れないのだろうか?伽椰子は出てくるまでが期待させるのに姿を現すといきなり怖くない。俊雄も笑ってしまう。天井に髪の毛が張り巡って目の周り黒くしたクビが出てきて髪が伸びてくるところなんてもう昔の特撮の妖怪のよう。相変わらず見せすぎ!ラストも「はあそうですか…」という感じ。「呪怨」の意味は恨みや呪いの連鎖だったはずなのに呪ってるのは伽椰子と俊雄だけ。劇場版はすでにこの時点で破綻してる。OV版は霊よりも生きた人間の狂気に重点を置いていたため不気味で良かったのに。物騒な世の中、わけのわからないオバケよりも人間の方が怖いんだから3を作るのなら原点に戻ってほしいと思う。間違っても伽椰子ジュニアが単なる殺戮マシーンになってませんように。 3点(2004-08-09 00:09:08) |
8. 千と千尋の神隠し
《ネタバレ》 今のところ宮崎駿監督作品としては最も説教臭い作品。甘ったれでやる気のない千尋が突然親と引き裂かれ、厳しい社会へ投げ出されて体育会系のノリでしごかれ成長する。監督が今どきの少女にこうあってほしいと願っているパターン。この年寄り臭い説教は大嫌いなのだが、毎度のことながら一生懸命やった子供が最後に皆に受け入れられるというジブリのオチは嫌いではない。出てくる料理がおいしそう、ハクもかっこいい、汽車にゆられるシーンは懐かしい気分になれた。このアニメの世界観は全く新しいオリジナルではなく、既存のものを完成させた形なのだが、つげ義春の漫画に出てきそうな風景をメジャーで成功させてしまう力量が素晴らしい。個人的にこの手の風景、世界観が好きなのでそこを評価。ただストーリーや構成は散漫な印象を受けた。ラスト、フィルムの使い回しだからしょうがないとは言え、成長した千尋が行きと同じようにオドオドして母親の手にしがみついてるのって変ではないか?父親の前に立って歩くとか、せめて手は離して歩かせるべきだった。むしろハクと別れるところで終わった方がすっきりしたし、それで余った時間をクライマックスに回すべきだった。(クライマックスがどこなのかいまいちはっきりしないが。)髪留めは残ったものの結局千尋は何も成長せずあれは一時の夢で終わったような印象だった。 6点(2004-08-02 00:53:40) |
9. 呪怨 (2003)
《ネタバレ》 部屋を真っ暗にして一人で鑑賞したのにあまりにも怖くなくてショック…。ビデオ版は惜しいところで怖さ台無しだったので映画に期待したが、問題じゃないくらい怖がれなかった。「怨みが連鎖する」というポイントが描ききれていないのでビデオ版を観てない人にはわかりずらいと思う。すぐ先が読めてしまい、オムニバスなのに全部パターンが同じ。そして黒猫が可愛すぎる!黒猫がいっぱい出てくるシーンではあの場に行きたい!と思ってしまった。ホラー映画で癒されてどうする。メイクやオバケが怖くないのはまだ許せるが、女子高生がキョンシーみたいでなんかもう悲しくなった。 3点(2004-08-01 23:55:47)(良:1票) |
10. CASSHERN
邦画のSFとして「リターナー」くらいのレベルであればまあよしと思っていた。最初は面白いかもと期待したが間もなく諦めに変わった。とにかくカメラワークが観ずらい。アマチュアの漫画家のように失敗してる。手のアップ、足のアップ、顔のアップばかりで背景や全体がどうなってるのかわからないバトルシーン。画面が見えなくなるほど光らせるセット。人物が絡み合っていない。前を向いて整列していたり一人一人のアップだったり。時間や場所が行ったり来たり余計な表現が多い。エピソードを詰め込みすぎ、ストーリーはもう少しシンプルに絞るべきだった。ラストは暴走し雰囲気だけで強引に泣かせる。だが全然ダメというわけではなく、映像は美しく頑張っていた。次回作に期待したい。唐沢寿明、大滝秀治、西島秀俊の演技はさすがに素晴らしかった。 3点(2004-07-04 23:08:16) |
11. 仄暗い水の底から
怖くもないし感動もできなかった。製作側が怖く作ったつもりの場面に何度も笑ってしまった。水槽に拳の跡ついちゃって…ドラゴンボールかよ!?主役である母親の描き方がそもそも下手でラストのヒロイズムも失敗。育児拒否でしょうあれは。細かいこと以前に全てがつまらなかった。 2点(2004-07-04 21:44:51) |
12. 女囚701号 さそり
B級エロ映画だった。裸がいっぱい。気の強い女がエロい感じでいたぶられ、キっという反抗的な美しい表情。それを撮りたかっただけの映画。映画的な面白さやストーリーは皆無。 1点(2004-07-04 21:35:47) |
13. 女囚さそり 701号怨み節
《ネタバレ》 梶芽衣子さんが話題になってるので観てみました………って、シリーズ完結編でしたか。思いっきりラストから観てしまいました;これが噂の「女囚さそり」シリーズ?あと3つ観るのがしんどいなぁ。レビューでは前作は面白いようなのでそちらに期待。この作品は全体的に面白みを感じられず、展開も退屈なものだった。田村正和さん演じる工藤青年は警察を憎んでいるが、母の言うとおり自分で撒いた種。拷問は確かにひどいし某国を彷彿させるほどあり得ない仕打ちではあるが、そもそも学生運動に共感できない私としてはその思いは逆恨みのように感じた。ナミにしてもたくさんの人間を怨んでいるが、最初から刑事を惨殺するシーンから始まり妊婦を監禁して見殺しにし、一時期体を張ってかくまってくれた工藤のことまで怨んで最後に殺してしまうという。人間として魅力的な点も女として共感できる点も見当たらなかった。いくら好きだったからという言い訳があっても(さほど愛しているようにも見えなかったが)殺人をして警察から逃亡し転がり込んできたのはナミなわけで、彼に罰を与える展開には納得できず、思考回路が理解できない。ただ俳優陣の容姿や演技は楽しめる部分もあったので、それを観て楽しめる人には価値がある。 1点(2004-06-16 23:19:42) |