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ヒナタカさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 252
性別 男性
ホームページ http://kagehinata64.blog71.fc2.com/
年齢 38歳
自己紹介 ブログを開設しました(2010年10月30日作成)。
映画と漫画のレビューブログです。
映画のレビューは一部抜粋して「みんなのシネマレビュー」にも載せています。


B級映画が大好きな20代前半、ヒナタカと申します。

かれこれ6~7年はみんなのシネマレビューを見ていたので、今回登録できて感激しています。(2010年7月11日登録)

好きな監督は
岩井俊二
クエンティン・タランティーノ
デヴィッド・リンチ
ティム・バートン
ロバート・ロドリゲス
などなど


↓自分の書いたレビューで特に気に入っているのは
・トイストーリー3
・クレヨンしんちゃん オトナ帝国
・死霊の盆踊り
・ジブリ作品の大体
です。

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1.  若おかみは小学生!
タイトルやぱっと見のイメージで敬遠するのはもったいなさすぎる、とんでもない大傑作!言いたいことは以下です。 1.ジブリ映画を彷彿とさせるアニメとしての魅力が満載!『茄子 アンダルシアの夏』の高坂希太郎監督の“こだわり”を感じて! 2原作小説にはない映画オリジナルの展開に感動!『聲の形』の吉田玲子による原作を尊重した脚本が完璧! 3.涙腺決壊必至のクライマックスとラスト! 4.決して児童労働を推奨するような内容ではない!『魔女の宅急便』が大好きという方こそ必見! この4.について→主人公のおっこは強制的に働かされる訳でもなく、女将の仕事を始めるにあたっては“小学生が働く”ことに対しての疑問もしっかり提示されている。映画で描かれているのは、“(子供の視点を通した)普遍的な仕事への向き合い方”。この(幽霊が登場するという)ファンタジーを交えながらも、実は現実的にある仕事を真摯に描いているというのは、宮崎駿監督の『魔女の宅急便』に通じている。ジブリ映画ファンにおすすめしたいという意見も多い本作は、特に『魔女の宅急便』が大好きという方こそ必見! 5.そして、予備知識が全くなくても楽しめる、しかも観る人を選ばない、老若男女に超おすすめ!
[映画館(邦画)] 10点(2018-10-08 00:39:21)(良:1票)
2.  カメラを止めるな!
映画評価サービスFilmarksで5000人以上のレビューで5点満点中4.5点(『ショーシャンクの空に』や『この世界の片隅に』よりも高い) SNSを中心とした絶賛の口コミの嵐により連日満席。 都内わずか2館からスタートから109館まで拡大。 知っておくのはその圧倒的評価と、「本当面白い映画が評価されて広がった」こと、制作費が300万円と超少なく役者もスタッフも全員無名であること、ゾンビ映画というジャンル、老若男女が楽しめることくらい。 他に事前に知るべきことはありません。劇場情報だけ調べて観に行ってください。最高に幸せな映画体験が待っています。
[映画館(邦画)] 10点(2018-07-31 23:54:05)
3.  ルパン三世 カリオストロの城
もう好きで好きでしょうがない作品。 この映画で批判があるとすれば「こんなイイやつ、ルパンじゃない」でしょう。 しかし、この映画を何回も観ている自分にとってはこれこそがルパンです、恥ずかしい銭型警部です。それでいいと思った。
[CS・衛星(邦画)] 10点(2010-12-05 00:23:47)
4.  天空の城ラピュタ 《ネタバレ》 
自分はムスカ大佐が大好だ。おそらく最も愛されている悪役の一人なんじゃないだろうか。 子どものころは全く気づかなかったのだけど、そんなムスカは始まってすぐにヒロインに後ろから殴られて気絶している。ラスボスなのに弱すぎである。こんな彼が「君のアホ面には~」「人がゴミ~」なんて後に言うのは全く片腹が痛い。 彼のものまねが流行っていた青春時代は楽しいものだった。 たとえば高校時代、友達が英語の試験開始と同時にムスカのものまねで「読める!読めるぞ~!」と大声で言ったときのことを自分は忘れない。退場させられる友人。腹を抱えて笑う自分。英語の試験はおかげで散々だった。ありがとうムスカ。これからも世代を越えて語り継がれていくことでしょう。 
[CS・衛星(邦画)] 10点(2010-08-24 18:21:26)(笑:6票)
5.  キル・ビル Vol.1(日本版) 《ネタバレ》 
初めて観たときあまりにも面白くてレンタル中の2泊3日で3回見直した。公開当時中学生だったので劇場で観れなかったのが本当に悔しかった。 何回も観てますが冗談抜きでまったく飽きません。キャラと台詞の格好良さ、大胆な構成が面白く、テンポよくクライマックスに物語を運んでくれます。 主人公が血塗れのモノクロシーンから始まり→いきなり家の中でのアクション(しかもこの章の〆は日本語でのモノローグ)→主人公が襲われた後の現場のシーン→画面が2画面になって昏睡状態の主人公に刺客がやってくる→復讐相手の出生をアニメで描く・・・という映画の文法やらなんやらがぬけ落ちてそうな展開の映画なんだから、なかなか真似できるものではないと思う。 好き嫌いの分かれる映画で、監督が自分の好きなものを好きなように撮った映画なんだからそりゃ受け入れられなくてもしょうがない。でもこんだけ好き勝手やって世界中で大ヒットするのだからタランティーノ監督は幸せだ。こんだけ「好き!」でいられる要素を詰め込まれるとこっちまで楽しくなる。自分はこんな作り手が楽しそうな映画は大好きです。
[DVD(字幕)] 10点(2010-08-19 15:24:16)
6.  嫌われ松子の一生 《ネタバレ》 
「逆ビッグフィッシュ」のような映画。主人公の物語は本当にあったことであり、彼女が現実ではない夢を見るのはラストのみです。どんなに不器用ながらにも生きて、現実をきらびやかに描いても、実際に松子が望んでいたのはこのラストシーンのことだけだったと考えると涙が止まりません。 現実とはかくもつらいものだけど、彼女はその現実をずっと見つめていました。だからでこそ、やっとラストの台詞が言えた松子に「おめでとう」と言いたくなるのです。  
[DVD(字幕)] 10点(2010-07-16 20:05:16)(良:1票)
7.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 《ネタバレ》 
かつて日本には高度経済成長という輝かしい時代があり、日本中が明日に希望を持って暮らしていて、そのころを過ごし、いまでは疲れた大人になった人たち。この映画はそんな人たちの涙腺を攻撃しまくっています。特に夕日町商店街の描写は素晴らしく、その時代を知らない人でも住みたいと思わせる描写です。その後も昔懐かしいネタで大人たちを懐かしがらせておいて、「過去を振り返るだけでは意味はない、昔がどれだけ素晴らしくても、未来を生きなければならい」というメッセージを送る。この上なく残酷です。実際この映画を観た当時中学生の自分は「昔に生まれればよかった」とうじうじ悩んでいたこともあるくらい。 そのメッセージよりを抜きにしても、感動したのが父親ひろしの存在。彼の回想シーンは全お父さんが涙する名シーンであり、終盤で「俺の人生はつまらなくなんかない!家族がいる幸せをあんたにも分けてやりたいぜ」という名言も生みました。そして何より彼は昔の輝かしい時代よりも家族を選んだ。日本中の父親の理想像、気持ちをひろしが代弁してくれたのです。 今の若い世代にはつらい映画かも知れないけど、未来へ生きる希望を描いたラストは是非観てほしい。満点!
[映画館(邦画)] 10点(2010-07-13 18:18:50)(良:1票)
8.  麦子さんと
本作の脚本は巧みです。 ちょっとした登場人物の行動を、後になって他のキャラクターが反芻をします。 なんでもないようなシーンが、後に重要な意味を持つようになります。 いろいろなことが「後で気づける」のです。 脚本家になりたい方、将来映画の仕事に携わりたい方は、この映画を観て学べばよいのではないでしょうか。 地味な映画に思えますが、凡百のお金をかけた映画よりも細かな工夫がされているため、全く退屈することがありませんでした。 本作で描かれるのは①母と娘の確執②夢に破れた&向かう人へのエールです。 ①は普遍的なもので、多くの人の共感を呼ぶでしょう。 本作で描かれる母親は、いい母親ではありません。 離婚をしてから長年子どもの前に姿を見せなかったため。娘と息子からうっとおしく思われてしまいます。 母親役の余貴美子の演技がまた素晴らしく、端々に「母親特有のウザさ」がにじみでています。 おかげで娘役の堀北真希に感情移入しまくり、気持ちがわかりまくるのです。 母親に対して「うっとおしいと思うこと」「素直になれないこと」は、後の主人公の想うことに強く関係しています。 そのことがわかる終盤の展開は、涙でスクリーンが見えないほどのものでした。  ②は監督の前作「ばしゃ馬」でも描かれたことです。 主人公の麦子はアニメオタクで、声優学校の進学を希望しています。 バイト先のアニメショップでは勤務中にノリノリでアニメ声を練習(?)しています。 堀北真希がアニメオタクとして描かれる作品は、おそらくこれが最初で最後でしょうね。 麦子は「これから夢に向かおうとしている(ちょっとダメな)若者」の象徴でしょう。 母親も、かつてはある夢を持っていました。 現在はくたびれた中年女性になっており、その生活はいいものとは到底思えません。 夢に破れた彼女が、どういう人生を歩んでいたか、その人生に意義があったのか、そして幸せだったのか・・・ 観た後は、そのことを考えてみることをおすすめします。エンドロール後にもおまけがありますよ。
[映画館(邦画)] 9点(2014-01-13 16:54:17)(良:1票)
9.  地獄でなぜ悪い 《ネタバレ》 
<超ネタバレ注意>映画のラスト。平田は道を走り続け、そして画面の左に見切れます。 そして「カット」とという声が響きます。 その後もカメラは、しばらくそのまま道を映し続けました。 これは「カット」があっても、まだ物語が続くことを示しているように思えます。 また、映画というフィクションを超えて、「それ以上撮り続けてなぜ悪い?」と監督に問いかけられているようでした。 この物語ではほぼ全ての登場人物が死に至ります。 それだけだとものすごく悲惨な物語に思えますが、実際に映画を観たときの後味は爽快感に溢れています?(疑問形) なぜかといえば、全員が「映画を撮れたのだから(目的を達成できたから)死んでもいい!」という目的に溢れているからだと思います。 大三は娘の晴れ姿を撮れたのだから! 池上は大ファンであるミツコと共演できたのだから! ミツコはしっかり「女優」としての姿をスクリーンに残せたのだから! 公次は愛しきミツコに寄り添い、彼女のために戦うことができたのだから! そして平田らファッ〇ボンバーズは、「伝説に残る一本」を撮ることができたのだから! このことが達成されたのは、登場人物がみんなどこかで、互いに影響を与えていたからのことでした。 ここまでできたら悔いはない!死んでもいいぞ!というパワーを感じるのです。
[映画館(邦画)] 9点(2013-12-18 23:17:05)
10.  はじまりのみち
これは素晴らしい日本映画! 本作は実在の映画監督・木下惠介を主人公とした伝記映画です。 この手の映画は、その人物のことを深く知らないとシーンの意味が理解できなっかたり、不親切に感じることも多いのですが、本作はそれも心配無用。 木下監督作品を知らなくても、全く問題なく楽しめます。 そもそも木下監督は(評価が高いにも関わらず)それほど認知度が高い監督ではありません。 同世代の監督には黒澤明がおり、精鋭たちが活躍する時代で、自分の信条を大切にした作品を作ってきたのが木下監督なのです。 本作は、原恵一監督の「世の中の人に木下監督の映画の素晴らしさを知ってもらいたい」という気持ちにあふれています。 そしてその試みは成功しています。 押しつけがましさはほとんどなく、木下監督という人間と、その作品の魅力をこれ以上ない方法で伝えています。 「はじまりのみち」にこめられたメッセージは「母が子を想う気持ち」、「親孝行」、そして原恵一監督作品の「戦国大合戦」でも描かれていた「戦争がないことの幸せ」です。 そしてそれは作中で引用される作品『陸軍』のテーマにも通ずるものなのです。 難点もあります。 それは原監督の「木下監督愛」が強すぎて、木下監督作品の引用シーンがとても長いことです。 流される木下監督作品は本編のストーリーと巧みに絡み合っているのですが、少し冗長さは否めません。 しかしそんな不満も、作品の素晴らしさからすれば大した問題ではありません。 何気ないシーンの意味を知り、人間模様と込められたメッセージに感動できる本作は、もっともっと多くの方に観てもらいたい作品です(興行収入が初登場10位圏外って・・・)。 予備知識は特に必要ありませんが、できれば「戦国大合戦」を観てから劇場に足を運ぶことをおすすめします。
[映画館(邦画)] 9点(2013-06-09 20:07:40)
11.  映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館
声優が全て交代した「わさびドラ」世代の映画には、「大山のぶ代時代のリメイク作」と「オリジナル作」があり、本作は後者です。 リメイク作には「新・のび太と鉄人兵団」という傑作もありましたが、オリジナル作品群は駄作ばかりで、がっかりしていた人も多いことでしょう。 しかし本作はそんな心配は無用。泣いて笑える、素晴らしい作品に仕上がっていました。 その完成度たるや、近年のピクサー作品にもひけをとらないと断言できるほどです。 特筆すべきは伏線の張り方の上手さです。 何気ない台詞や行動が、ラストの展開にしっかり意味を持つようにつくられています。 いつものメンバーがそれぞれしっかり活躍してくれるのもたまりません。 劇場版になるとやけにかっこうよくなるジャイアンもお約束ながら惚れそうでした。 感動したのは「ドラえもんが鈴を大切にする理由」でした。 そこには子どもにこそ伝えたいメッセージも内包されているのです。 これだけで子どもを持つ親御さんに、子どもにせがまれてもそうでなくても是非劇場で観ることをおすすめしたいと思います。 また、この作品はその昔にドラえもんの映画にわくわくしていた大人のファンにも大推薦です。 なかなかマニアックなファンサービスもあり、ドラえもん好きならきっとより楽しめるはずです。 「誰が観ても面白い」映画として、この春の一押しです!
[映画館(邦画)] 9点(2013-03-10 01:02:51)(良:2票)
12.  横道世之介
素晴らしい青春映画でした。 物語の舞台は、日本がバブル絶頂期であった1980年代です。 仕事に困ることはほとんどなく、経済成長がまだまだ見込まれ、携帯電話もインターネットも存在しない時代です。 街ではみんな「シャツをズボンをIN」で、看板には「AXIA」「さくらや」「コンバーチブル(今もあるけど)」、台詞として「ねるとん」などのことばがつぎつぎと登場します。 当時に青春時代を過ごした人にはきっと懐かしむことができるでしょう。 しかも本作は、それよりも未来の登場人物が「あのころ」を懐かしむ描写もあるのです。 青春を過ごした「あのころ」を思いだし、そのノスタルジーに浸れる、今の30~40代の方にはどストライクな映画なのです。 もちろんこの映画は若い方にもおすすめできます。 明るいキャラの高良健吾と、お嬢様を演じた吉高由里子のバカップルがめちゃくちゃ可愛いからです。 正確に言えばバカップルと言うよりは「友達以上恋人未満」な状態が続くのだけど、この2人のやりとりが微笑ましく、時には笑えます。 さて本作のネックとなるのはやはりその上映時間でしょう。なんと2時間40分あるのです。これでは観るのを躊躇してしまう方もいるのではないでしょうか。 しかし長さの主たる原因は、登場人物の動作や感情を細やかに描いたためであるので、その上映時間は無駄だとは思えません。 また中盤のシーンでは、「あること」を観客に気づかせる描写があります。 これがあるからこそ、横道世之介の青春をより見届けたくなり、2時間40分の最後まで飽きることがなく楽しめるようになっています。 映画全体を引き締める、素晴らしい「仕掛け」だったと思います。 本作では、輝かしい青春時代を追体験できるという、まさに映画でしかできない満足感を得ることができます。 役者のファンだけではなく、デートのチョイスにも是非!
[映画館(邦画)] 9点(2013-02-24 12:04:59)(良:3票)
13.  桐島、部活やめるってよ
これは素晴らしい日本映画! 本作は、バレー部に所属している「桐島」がいなくなり、それによる変化が起こる様を描いています。 桐島をよく知る人物には直接的に、ほとんど接触がない人物には間接的にそれは訪れます。 その変化は初めは「ほんのちょっと」だったけど、やがて大きな波となり、登場人物に襲いかかります。 その過程に、ゾクゾクしっぱなしでした。 高校生の「格差社会」がしっかり描かれていることも面白いです。 特に作中の「映画部」はヒエラルキーの底辺にいるような存在で、他人に蔑まれていいるような描き方にはニヤニヤしてしまいました(こう言うと意地悪ですが)。 構成も特殊ですが、それも成功しています。 本作は同じ時間軸をたびたび繰り返し、複数の視点から登場人物の行動を描くという「羅生門」スタイルです。 このおかげで桐島がなくなった日のそれぞれの登場人物の「反応」が多角的にわかるのです。決して奇をてらっただけの演出になっていません。 高校生以下だとこの映画の面白さはわからないかもしれないけど、大人になると「自分の高校生活を思い出すと似たようなことがあったなあ」と回想できる面白さがあると思います。 ある意味大人よりもやっかいで、うっとおしいような人間関係。 それは大人になった今になると、なんとも愛おしく感じる「痛面白さ」なのです。 ラストも素晴らしいと思います。観たあとは最後の「あの人物」の行動を思い返してみることをおすすめします。 あとアベンジャーズに対抗して「ハリウッドよ、これが日本映画だ」と銘打ったキャッチコピーもGJ。
[映画館(字幕)] 9点(2012-08-15 18:56:46)(良:2票)
14.  SR3 サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者
これはすごい!シリーズ最高傑作どころか、今年ナンバー1の映画です! 「SR サイタマノラッパー」シリーズは、低予算のインディーズ作品であり、ヒップホップを描いた音楽映画であり、何かになれない大人を描いた青春映画であり、とことんダメな人間を追い続けた「負け犬応援ムービー」です。 今作の主人公は1作目や2作目とは違い、サブタイトルにある通り「逃亡者」となっています。一寸先はどうなるかわからない、危険な道を愚直に突き進んでいくのです。 不満が鬱積していた主人公にどう救済がもたらされるのかー そこには安易なハッピーエンドも、バッドエンドも用意されていません。 クライマックスから結末へ向けて、泣けて、泣けて仕方がなかったです。 1作目を観ておいたほうがわかりやすい部分もありますが、今作だけでも十分楽しめます。今作で「3」という数字がさほどアピールされていないのも、製作者のそういった思いがあるのでしょう。 「1、2を観ていなからちょっと・・・」「ヒップホップなんて興味がない」で敬遠するのはあまりに惜しい作品です。この映画がもっと知られてほしい。そして、映画を愛する全ての人に劇場で観てほしい。そう願います。
[映画館(邦画)] 9点(2012-05-14 21:55:55)(良:1票)
15.  ピラニア 3D
これは大傑作じゃないか! なんにも考えずに観られるアホ映画としては、史上最も楽しめる勢いですよ! ①美女のヌードシーンが満載だよ! ②グロテスクなシーンばっかりだよ! もう本当以上です。 さらに娯楽&モンスターパニック映画のツボを突きまくっていて楽しくって仕方がありません。 出演者どころか吹き替え版も超豪華キャストなので、それ目当てでも楽しめます。 ツンデレボイスでおなじみの釘宮理恵さん演じる女の子は超カワイイです。 出川哲朗の起用もこのくらいなら全然アリでしょう。 とにかくエログロに特化した、倫理的に最低な作品です。 R15+じゃ足りないんじゃないかって勢いなので、この系統の映画が好きなら大満足なんじゃないでしょうか。 映画で何かを学びたい、人生のヒントを得たいと思う方には死ぬほど向いていません(当たり前だ)。頭の悪い大人にオススメです! ただ、一人だけ映画からいつの間にか消え失せているのだけが残念ですね(予算が足りなくてカットされたそうです)
[DVD(吹替)] 9点(2011-12-25 18:27:39)(良:1票)
16.  奇跡(2011) 《ネタバレ》 
監督の魅力が爆発した素晴らしいジュブナイル映画です。 「まえだまえだ」にどうしても注目が集まるところですが、他の子役も負けてはいません。 監督の子役の演技のさせ方は本当に素晴らしいです。ていうか演技していないです。 例えばじゃんけん遊びの一種「ブルドッグ」をやって、つねられたほうの子は「ばりくそ痛い~」とか言うんです。 普通に台本作っていたのでは「ばりくそ(笑)」なんてワードは出てこないでしょう。 すべておいて、子どもは普段の行動をそのままスクリーンで見せてるかのよう、もうこれだけで見る価値は十分です。 ストーリーもいい。前半は子どもと大人たちの生活をばっちり見せて感情移入をさせ、後半は「スタンドバイミー」のような描写で楽しませてくれます。 自分も子どものころこんな冒険をしたことがあるので、懐かしくってそれだけで涙が出そうになりました。同時に「いまの子どもたちって、あんまりこういう子どもだけの『秘密の冒険』がないんじゃないかな、是非してほしいなあ」と願ってしまいます。 自分が受け取ったテーマは、「誰かがそばにいたからこそ、成り立つものがある」ということ。 航一が「奇跡」の噂を聞かなかったら? 保健室の先生がずる休みを手伝ってくれなかったら? 龍之介が友達を連れてこなかったら? 老夫婦にところに上がりこめなかったら? 「奇跡」の瞬間は見ることができなかったでしょう。 いままで思っていた願いを捨て、奇跡の瞬間で新しく願ったこと─ 彼はそれを楽しみにして、今後毎日を生きていくことができるでしょう。 毎日変わらない日常。 その中でも楽しいことや、かけがえのないものがたくさん散らばっています。 航一のような経験をしていなくても、それは誰もが持っているものです。 それこそが、普段気づかない「奇跡」です。
[映画館(字幕)] 9点(2011-06-21 22:09:47)(良:2票)
17.  愛のむきだし 《ネタバレ》 
愛ってなんだろう。それは純粋に相手を思う気持ちだったり、偏狭的に物事を見たりすること。 主人公は紛れもない変態だったけど、父親の愛を求め、「女神」とあがめる彼女のために必死に行動した。そのことに共感をしてしまうのです。あふれでるオリジナリティ、役者の演技、エンターテイメントとしての面白さがギュッと詰まった4時間は、まさに至高のものでした。 長すぎる?残酷描写などで見る人を極端に選ぶ?あまりに荒唐無稽?そんなの関係ない。これだけのメッセージをぶつける映画を、自分は俄然支持します。 単純な男女の恋愛や、薄っぺらなケータイ小説なんかよりも、愛するものを深く描けている映画だと思います。
[DVD(邦画)] 9点(2011-03-14 17:59:56)
18.  映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 はばたけ 天使たち 《ネタバレ》 
オリジナル版を観ていた大人にも、はじめて観るお子様も満足できる作品に仕上がっています。 オリジナル版から大きく変わっているのは、「青い球体」が可愛いサブキャラクターになっていること。 予告編では不安で仕方がなかったけど、これが映画を観てみるとなんとも愛おしい。 見た目は可愛いけど毒舌というキャラで、いまどきありえないくらいのベタベタのツンデレ具合です。 その新キャラクターの「ピッポ」がどういった役目を果たしているのか。 単純親しみやすく、可愛く、ギャグの要因としても機能しています。しかし、それだけではありません。 オリジナル版では孤独だったリルルが、心を許しあえていた友達がいたこと、しずかちゃんに会う前から「身を犠牲にしてでも好きな人を守る」性格であることがわかるのです。 さらにオリジナルでは、鉄人兵団とともに消えてしまうリリルの気持ちは、しずかちゃんのみに言われたものでした。 このリメイク作品では、ピッポという存在がいるおかげで、その気持ちが、のび太にも伝わるのです。 彼の存在は映画の主題を脱線させることなく、心理描写において役目を果たしていました。それだけでも賞賛すべきことです。 決して不満が無いわけではありません。しかし追加のエピソードのほとんどを、サブキャラクターの描写のみにおさめて、堅実にオリジナルの物語を再現してくれたことに、自分は感動しました。 ラストも、ピッポがいたことで、ほんのちょっぴりだけ違います。これももものすごくいい! 本作は「鉄人兵団」を好きなスタッフが作った、この先も末長く評価されるべき素晴らしい作品です。
[映画館(邦画)] 9点(2011-03-05 22:38:07)(良:2票)
19.  川の底からこんにちは
これは映画館で観たかった!素晴らしい! どういう映画かを説明するなら ダメ人間ばっかりが出てくる映画 と簡単に説明できます。 「所詮大した女じゃないんだからね」という主人公は本当にダメダメ。 付き合っている男も本当にダメダメ。 周りの人間には不満が鬱積していて、ぬるま湯のような生活をしています。 それが、どういう風に変わっていくのか・・・それが見どころになっています。 そして映画の劇中歌がね、めちゃくちゃ滑稽なんですよ。バカみたいなんですよ。 でも自分は泣きそうになりました。 変な歌を聞いて感動してしてしまったんですよ! そこだけでなくこの映画で4回くらい涙腺が崩壊した自分はなんなんでしょうか。 さらに心に痛いセリフばっかりだ! 「しょーもない人生送ってるわ、自分」なんて人は必見です!(大きなお世話ですみません)
[DVD(邦画)] 9点(2011-02-27 02:00:41)
20.  冷たい熱帯魚
(倫理的には)最低だけど、(心を揺さぶるエンタメとしては)最高な映画でした。 R18+でも足りないと思います。しばらくユッケは食べれそうにありません。冷凍食品も。 
[映画館(邦画)] 9点(2011-02-12 20:38:18)
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