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1.  処女 《ネタバレ》 
美人の姉と太った妹がいて、処女喪失をどうしようと考えている、という初期設定。姉の方は一線を越えるにはこだわりがあり、一方妹の方は誰でもいいと考えている、ということにはなっています。しかし、実際の描写は、延々と続く姉のベッドシーンか(あそこだけで15分以上あった?)、姉妹のそっけない会話か、あと終盤に母のヒステリーが入ってくるか、というくらいで、特に目新しいところはありません。そもそもこの設定なら、妹がいかに動くかの方が重要なはずなのですが、この妹が、存在自体は強力である反面、それほど意味ある行動をしていないので、設定の意味がないのですね。まあ、姉の長いHが、実は妹と同じ室内で目と鼻の先だった、という小オチは、漫画チックで面白かったのですが、そこくらいでした。ラストもひねってはいますが、単にひねりたくてそうしただけのように見えます。
[DVD(字幕)] 4点(2023-09-05 00:45:24)
2.  テリー・ギリアムのドン・キホーテ 《ネタバレ》 
始まっていきなりの二重構成に何じゃそりゃと思っていたのですが、最後までそのまま自信満々に押し切ってしまったのにはびっくりしました。どこまでも広がる妄想力と、それを何としても作品内に具現化させるという底なしの執念。まさにこの監督ならではです。しかし、一つ一つのシーンはきちんと撮られているだけに、通しで見ていると頭が痛くなってくるのも事実です。最後にヒロインがサンチョ・パンサになるというオチなどは気が利いているだけに、もう少し焦点を絞って尺も縮めたら名作になったのではとも思いますが、そういう理性的なやり方ではこの作品はできないか。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-08-03 00:07:14)
3.  蝶の舌
良い雰囲気の話なのに、内容があちこちに拡散していて、肝心の先生との交流がかなりボケてしまっている。ラストのインパクト一発でそれなりの印象を確保しているというだけ。
[DVD(字幕)] 4点(2023-05-27 01:35:02)
4.  インビジブル・ゲスト 悪魔の証明 《ネタバレ》 
ある殺人事件の容疑者と、弁護士の代理でやってきた女性との室内限定会話劇。タイムリミットは尋問開始の3時間後まで。という超魅力的な設定です。構成は、出だしから予想できるとおりの「羅生門型」であり、あるやりとりが終わって別のやりとりが始まると、今度はがらりと違った様相を見せる、というなかなか凝った展開です。また、会話劇が基本でありながら、回想や時系列操作を適切に入れ込んでおり、単調に陥ってもいません。オチ自体は、伏線の分かりやすさも手伝ってかえって分かりやすいともいえますし、また性質上話の広がりも期待できない(一定の枠からは外に出ない)わけですが、それでもサスペンスとしては手堅く焦点を絞ってまとまっています。
[DVD(字幕)] 6点(2023-04-15 22:36:26)
5.  続・荒野の七人
とりあえず7人集めてどこかの村人を守って悪と戦う、ということ「だけ」しか考えずに作られてしまったのがよく分かる作品。肝心の7人に個性も技術もないし、しかもそのそれぞれの処理も中途半端だし。そもそも、敵からしてあまり強そうじゃないんだよな。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2023-04-14 01:03:34)
6.  トーク・トゥ・ハー 《ネタバレ》 
強引極まりない設定と、途中からさらに出てくる無謀な展開。しかし、これを作品として成り立たせているのは、ひとえにベニグノ役の彼の絶妙な存在感だと思う。どこまでも物腰丁寧な控えめな青年でありながら、行動自体はストーカーそのものだし、発想も根っこの部分で何かが完全に飛んでいる(が、彼自身はそれに疑問を持っていないし、当然だと思っている)。そして、他者と自分の発想の違いにも実は気づいていて、その距離感も保っている(だから、平素のコミュニケートで支障を生じていない)。これが少しずれただけでも、単なる変態に堕ちるか、あるいは犯罪者そのものとして袋叩きになっていたはず。ストーリー自体はむしろ単純でありながら、何かがじわじわ浸食されていくような感覚でした。
[映画館(字幕)] 6点(2023-01-01 23:36:52)
7.  戦場カメラマン 真実の証明 《ネタバレ》 
最初の方で戦場での撮影活動のあれこれが出てきて、まあそういう作品なんだろうと思ったら、早々と舞台は元の生活地に移って、あとはそこでの鬱屈した生活が延々と・・・。トラウマやPTSDをテーマにしたいのだったらそれも中途半端だし、意図がよく分からない作品でした。ラストの展開はそれなりにインパクトはありましたが、それは別の話ですしね。
[DVD(字幕)] 4点(2022-10-09 22:35:40)
8.  アレキサンダー大王
やはり、こういう特定の主人公にスポットを当てた歴史系大作でありながら、主人公が少しも格好良くないというのは致命的なのではないか。大半のシーンではうじうじとモラトリアム的に悩んでいるだけだし、合戦だの征服だののシーンでも、何かしているわけではない。そうすると、作品も必然的に焦点を失っていくことになります。それと、美術とか衣装とかエキストラとかも、終始何か安っぽいのですが・・・。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2022-07-16 01:08:25)
9.  バスルーム 裸の2日間 《ネタバレ》 
これは実に楽しい作品でした。初老のコラムニストと女子大生が全裸でバスルームに閉じ込められ、さあどうなる、という初期設定。さぞやポルノまがいの展開が、と思いきや、二人とも(主としてオッサンの方が)延々と喋り続けます。半分くらいはまあ真面目そうな、残りの半分はどうでもいい話です。その間ずっと全裸です。それがかえってエロチックさを強めていますし、「肝心な場面」の価値を高めています。あと、その閉じ込められるに至るまでの前フリも、オッサンのエロジジイぶりがあまりにも真剣に堂々としていて、もしかしてこのオッサンは正しいことを言っているのではないかという錯覚にとらわれそうです。導入として十分です。また、すべてが終わった後の数分間も、日常に戻った「はっとした感じ」に満ちていて、それまでのぶっ飛び空間を美しく回想させる(!)パワーがあります。まさかこんなに筋の通った作品とは予想しませんでした。
[DVD(字幕)] 7点(2022-02-26 00:58:35)
10.  夕陽のガンマン
初見ではあまり面白くないと思っていたのですが、後になって良さが分かりました。とにかく作品の目的は主演の二人をじっくりねっとり格好良く映すこと。軽々しくドンパチには行かないが、いったんそこに行ったら容赦がない。ストーリーはシンプル極まりないのですが、その「役者がいる風景」に存分に浸りまくる(浸れる)映画です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-09-07 23:58:53)
11.  家へ帰ろう 《ネタバレ》 
設定だけでも十分なドラマの重さを感じさせるので、素直に作ればつまらない作品にはならないのだが、それでもちょっとコンパクトにまとまりすぎというか、エピソードを連ねただけ感は否めない。3人のキーパーソンがいずれも性格良さそうな美女(1人目はちょっとクセありましたが)というのも、何か逃げちゃってると思う。逆に、娘との再会こそ、短時間でももっと何か膨らませられなかったのだろうか。年代的にどう見ても合ってないのも気になった。
[DVD(字幕)] 6点(2021-07-23 23:59:48)
12.  アレクサンドリア
序盤の平和で牧歌的な授業の風景が、いつの間にか峻厳な立場の対立になっていく構図的変容。それを軸足としながら、俯瞰を多用した(=テーマと一致した)撮影、エキストラや美術関係のとてつもない気合の入り方、明と暗を駆使する照明のこだわりなど、技術的にも細部まで丁寧さが満ちています。さらには、原始西欧キリスト教の暴力性や侵略性を明確に形づけた挑戦性についても特筆すべきですし(最後の字幕まで!)、そして何といっても、それらすべての重さの上に君臨してぶれることのないレイチェル・ワイズの凜とした知的な美しさが、作品を説得的にまとめ上げています。そう、単に映像的な迫力を盛り込むだけではなく、「主演女優を綺麗に撮る」という基本中の基本も、一方で怠ってはいないのです。そして、この作品は、学問の尊さの表現を一貫して徹底しているという点でも実は貴重なのですが、それが完成したのも、レイチェルの存在があったからこそでしょう。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2021-07-23 00:18:34)
13.  ブルジョワジーの秘かな愉しみ 《ネタバレ》 
各シーンの顛末とか次のシーンへの流れ方なんかは、ことごとく予想を外してくるんだけど、なぜか最後まであるようなないような一本の筋でつながっているという、何とも困った作品。終盤の○オチ連発も、何か技巧に走りすぎていて鼻白む気がしないでもないが、そんなことも制作者の想定内なのだろう。こんなアホな人物たちの現実なんてどうでもいい、というシニカルな視線すら感じられる。
[DVD(字幕)] 6点(2021-02-28 18:27:58)
14.  ネルーダ 大いなる愛の逃亡者 《ネタバレ》 
チリの詩人にして政治リーダー、パブロ・ネルーダの伝記作品です。さてはどんなにドラマチックでかつ文学的な人生が、と思っていたら、全然そうはなりませんでした。政治的な活動のあれこれに彼が作った詩をかぶせる、というのが趣向のようなのですが、ほとんどはひたすら逃げている描写と、それを割とのんびり追いかけている警官の描写で、結局何をしていたのかよく分かりません。また、詩というかそれっぽいナレーションについても、いろんな人が発言して視点がぶれぶれなのは、途中までずっと自分の見間違いかと思っていました。やはり、文芸人の描写は、その創作がどこからどのように湧いて出たのかという難易度の高さに挑まないと、ただ表層をなぞっただけになってしまうのですよ。
[DVD(字幕)] 4点(2021-02-10 01:35:30)
15.  アデル、ブルーは熱い色
カメラがえらく落ち着かなくて、人がただ喋っているところにこっそり割って入っているような感じなのです。よって、役者の演技を見ているというよりも、隠し撮りフィルムあるいは現場同行映像か何かを見ているような気になってきます。ただそんな中でも、3時間近くをそれほどだれさせずにほぼ一直線に見せ切る静かなテンションの高さは、なかなかかも。
[DVD(字幕)] 5点(2020-12-31 00:43:40)
16.  夕陽の用心棒 《ネタバレ》 
まずは敵の悪党集団が人質を取り農園に立てこもるのですが、そこからが凄い。すでに拳銃の達人であることが描写されている主人公が、丸腰で敵地に臨んでいく。で、何をするかというと、いきなり口八丁手八丁で敵ボスを丸め込もうとする。何たる平和的解決でしょうか(笑)。その一方で、人質の一人は真剣に敵ボスの愛人を口説き始め、しかもそこそこ上手くいっている。その間に随所で展開される、どうでもいい内容の会話群の数々。敵集団になぜか漂っている、どことなく間の抜けたのんびりした雰囲気。タランティーノは絶対にこれ見てるだろ。主人公は終盤で敵の手に落ちリンチに遭いますが、そこでも全力で繰り広げられるその場しのぎ乗り切りトーク。あっぱれです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-12-06 00:00:02)
17.  オープン・ユア・アイズ
夢と現実が交錯する不思議な雰囲気は悪くないのですが、コンセプト先行の作品にしては焦点が絞られずに尺が長すぎです。
[DVD(字幕)] 4点(2020-10-20 01:03:15)
18.  バチ当たり修道院の最期
あのペドロ・アルモドバル監督に、こんな変てこな作品があったとは・・・。邦題からはアホコメディの香りが漂ってきますが、中身は意外に暗くて地味です。しかし、やっていることは特に真面目だったりシリアスだったりするわけではありません。最初、いかにもアホっぽいクラブシンガーが修道院を頼って入っていくのですが、シスターたちが揃って何かずれているので、このシンガーがいつの間にか一番まともに見えてきてしまうのです。ただ、そういう設定でやるのであれば、各シスターの個性はもっと作り込むべきだったし、行動ももっと突き抜けたものを用意すべきだったかな。発想の切れ味に、製作がついていけていませんでした。
[DVD(字幕)] 4点(2020-07-15 00:56:19)
19.  スペイン一家監禁事件 《ネタバレ》 
単に監禁事件のああだこうだを描くのかと予想していたら、冒頭から立て続けに移動長回しが炸裂するし、途中ではデ・パルマばりの画面分割まで登場する。つまり、題材に溺れることなく、作品世界を隅々まで作り上げる執念がきちんとあるのです。また、侵入者がなかなか覆面を取らないのも、生々しさを増幅すると同時に、逆に演出上の困難性にも挑戦する(それだけ表現の幅は狭まるから)意欲が感じ取れます。難点は、娘が終始ギャーギャーうるさいこと。ここは逆に、むしろ沈黙でこそ恐怖を具現化してほしかった。それと、最初と何の関係もない、そして強引を通り越して粗雑にすら感じられるあのラストも・・・。
[DVD(字幕)] 6点(2020-06-02 23:40:50)(良:1票)
20.  ロープ 戦場の生命線 《ネタバレ》 
自らの身を危険にさらして紛争区域で奉仕活動に邁進する人たち・・・ということでどんなシリアスで壮絶なドラマになるのかと思っていたら、ものすごく作り方がコメディチックなのです。ところどころの微妙な間のとり方とか。で、途中からどんどん場面が移っていって、この辺はややダレなくもないのですが、最初の話はどこへ行ったんだ?となったあたりで、さらりと元の井戸に帰着する。これで元通りに引き締まりました。その後も、現実の厳しさをちりばめながら何となく終幕に向かうのですが、あの数秒間のラストは思わず唸ってしまったので+1点。
[DVD(字幕)] 6点(2020-05-15 00:49:26)
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