1. ディープ・ブルー(2003)
海に生きる、全ての生き物達の生命の力強さを感じた。弱肉強食の世界を目の当たりにして、生物の根源を改めて知った気がする。海という名の”青の惑星”がひとつの恐ろしい生き物にも見えてくる。またオーケストラの音楽がものすごくこの映画とマッチしてて、ストーリーに強弱があるのが良い。うん、予想以上に面白い映画だった。 10点(2004-07-26 19:19:44)(良:1票) |
2. ひかりのまち
孤独のひかりがまちを照らす度、人は誰かのぬくもりを求める。まちの何処かに存在するそのぬくもりを見つけた時、やがて暖かいひかりとなって又、まちを照らし出す。日常のほんの小さな幸せが人にとって大きな幸せに変わる。そんな普通の日常が、ちょっぴり好きになる。 9点(2005-02-11 00:53:22) |
3. スノーマン<TVM>
これもレビューとしてあったのか!これもサウンド・オブ・ミュージックのレビュー同様、私の小さい頃の思い出の映画だから凄く嬉しい。懐かしい。レイモンド・ブリッグスの絵本はどれもユーモアがあって暖かくて大好き。もし将来子供が出来たらまず読ましてあげたい絵本作家の1人かも。スノーマンの好きな所はあの切ない音楽と、サイレントなのにちゃんと伝わってくる、あの色彩の豊かさと暖かさ、キャラクターの優しさと心あったまるファンタジー。まるで子供の頃の夢に出てきそうな話。でもただの夢物語で終わるのではなくてラストにはちゃんと現実がある。そこが好き。ちょっと切ないけど良い映画。 9点(2004-09-28 00:05:38)(良:1票) |
4. 人生は、時々晴れ
公営住宅に暮らす、それぞれ心の奥底に孤独を抱えて生きている家族の日常風景を淡々と描いている。ティモシー・スポールなんか普通のイケてない中年のおっちゃんだし、その子供達も普通にデブだけどそこがものすごく現実的だ。これが米映画ならば美男美女の家族になっていただろうからね。こういう家族だから余計良い。それに、ラストの皆が皆全員にハッピーエンドが訪れるっていうのではなく、ちょっとした幸せが家族崩壊の壁をゆっくり溶かしていくような、希望を見出せるような余韻のある展開が良かった。また、晴れの少ないイギリスの天気に掛けたこの「人生は、時々晴れ」って邦題、結構好きだな。 9点(2004-07-16 02:20:03) |
5. ノー・マンズ・ランド(2001)
あのラストはとにかく重い。他の戦争映画のような迫力さは全くないが、あの静寂の中で取り残されるラストってのは、派手な戦争映画以上に余韻の残る終わり方だった。こういう映画って珍しい。人間とは何か、戦争とは何か、全てにおいて皮肉って描いている。その分伝わるメッセージも強烈だった。 9点(2004-02-24 19:17:10) |
6. 時計じかけのオレンジ
初っ端からのあの異様な雰囲気は、現実からの孤立した雰囲気というか、別世界。女性の乳房をあしらったPOPなオブジェや、あの白い作業着(?)にシルクハット&ステッキの奇妙なスタイル、一見そのイメージとミスマッチに思えるクラシックなサウンド…etc、全てに斬新な試みが備わっていて全てに統一感が存在する、これが30年も前の映画なのかと驚いたと同時にそれこそ衝撃。ヴィジュアルがないとこの映画ってきっと成り立たない。もちろん、バイオレンス&レイプシーンも衝撃的だったが、見慣れているといえば見慣れている(?)が、私がこんなにもヴィジュアルから入った映画はおそらく初めて。 9点(2004-02-07 21:10:11)(良:1票) |
7. 戦場のピアニスト
彼は本当に運がいい。観るには痛い映画だった。ドイツ兵の前でピアノを演奏するシーンが一番印象に残ってる。今まで獣のように酷い殺し方をしてきたドイツ兵が唯一人間らしい姿を見せていたから。こいつらも生身の人間なのだなと実感したシーンだった。 9点(2003-10-31 22:23:45) |
8. ゴーストワールド
何回更新してんだろうってくらいレビュー書き直してる気がする(誰も読まないのに)。これだけは何回観ても飽きない。というか、観る度に好きになっていってるのが分かる。「チアーズ!」みたいに青春ど真ん中で頑張る女の子ってゆーのと反対に、私の高校時代ってのは、大抵教室の一番後ろの席でグチこぼしていたタチで(か寝てた)、ましてや文化際なんかの共同作業なんか全くやる気ゼロで、親友とフラ~と街へ繰り出すか、自分達で面白いネタを見つけては楽しむって事くらいしかしなかった。学園生活の青春ってゆー青春がなかった気がする。自分自身がそういうダメ青春を送ってきたせいか、この映画みたいなダメダメ青春!ってのにものすごく共感する。またイーニドとレベッカはいっつも一緒の存在だったのに、それぞれこれからの独立を目指して離ればなれになるっていうラストはもろ自分自身と重ねてしまった。私と親友は、高校の頃は一緒だったのにこれから進む進路も違うし、将来の考え方も違う。高校卒業を期にうちらは離れ離れになる。いつも一緒だった存在だったのに急にその存在がなくなってしまうっていうのは誰でも皆ある事だと思う。イーニドやレベッカに自分達を重ねつつ、また自分自身についても色々考えさせられた映画だった。今の世の中に対しての皮肉めいた笑いでニヤッとさせられるけど、ちょっぴり切なくもなってしまう不思議な映画。 9点(2003-06-21 01:10:01)(良:3票) |
9. レ・ミゼラブル(1998)
3、4年前に観た映画ですけどよく覚えてますね。リーアム・ニーソンがかなり効いてます。原作も好きですけど映画の方も好き。ラストが特に印象に残ってる。あー、でも1度で良いからミュージカルで是非見てみたいものだな。 9点(2003-06-19 22:21:44) |
10. フルメタル・ジャケット
やっぱ、前半のデブに限る。まさか自分が戦争映画で笑うとは思わなかった。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-06-15 22:22:04) |
11. ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!
ビートルズが画面で動いてる姿を目にする時点で、やっぱ低い点はつけられないなぁ。ビートルズの曲が流れるタイミングも最高だし、曲をバックに4人がはしゃぐ(?)姿を見てると、やんちゃなガキんちょみたいに見えてきて、でもやっぱそういう姿がビートルズなんだよなぁ~と微笑ましく思うと同時に、もう決して4人が揃う事はないのだと思うと本当にやるせない気持ちでいっぱいだった。 8点(2004-08-16 18:20:00)(良:1票) |
12. フル・モンティ
みんなあまりイケてないおっさん達がいい。テーマは重いんだけど、底抜けに明るい映画っていいね。スカッとした!日本のおっさん達も見習え。 8点(2003-12-31 20:35:08) |
13. ショコラ(2000)
久々にこういう映画も落ち付くじゃないですか。ハルストレム監督独特の雰囲気がある映画です。あの明治チョコレートのCM曲とともに流れる、ショコラの予告イイですねぇ。ついチョコ買っちまったっけね。 8点(2003-11-12 14:34:59) |
14. リトル・ダンサー
時代背景がちゃんとしていたし、何よりも親父さんがイイです。ラストの親父さんの表情は特に印象に残ってます。主人公のジェイミー・ベルくん、今度また映画に出るらしいけど、成長したねぇ。 8点(2003-11-08 21:13:57) |
15. トレインスポッティング
斬新奇抜。私は好きです。音楽も最高!! 8点(2003-11-02 20:24:47) |
16. if もしも....
アナーキーな映画っていい。この映画はこの時代だからこそ成り立つものだと思う。何かに怒りに満ちたマルコムの表情が強烈すぎ。てか教師、ちゃんと授業をしろ。やってしまいたくなる気持ちも分かるような。。。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-10 01:38:12) |
17. 真珠の耳飾りの少女
前からこの絵画にはミステリアスな雰囲気がありつつ何か深い意味を持つ作品だと思っていたので観賞したのですが、あの青いターバンの意味が結局分からずじまいだったのがどーも。。。謎の絵画は結局謎のままということかな。 [DVD(字幕)] 7点(2005-07-04 00:31:51) |
18. イン・ディス・ワールド
この国に来れば、私も彼らアフガン難民も同じ外国人。結局彼らは不法滞在となってしまうが、結局うちらは同じ人間に変わりはない。って本当にそう思う。私は、外国に来てより一層この問題を身近に感じることができた。そういう意味でもこの映画を見る価値はあった。それにしても、難民問題についてをイギリスの監督が手掛けていたことにちょっと驚きでしたが。 [DVD(字幕)] 7点(2005-05-17 00:59:15) |
19. 10ミニッツ・オールダー イデアの森
ベルトルッチと蚊のやつ(タイトル何だっけ)以外どうでもいいような作品だった。個人的に一番好きな蚊のやつはこれこそ短編映画という感じで意表を突いてる。ベルトルッチのは「水の寓話」というだけあってミステリアスな仕上がり。 7点(2005-02-08 09:02:12) |
20. ラブ・アクチュアリー
ヒューの首相は良しとして、ビリー・ボブ・ソーントンの大統領はいくらなんでもありえない。思わず吹き出してしまった。”世界は愛に溢れてる”なんて分かりやすいメッセージ、逆に良い。こういう映画は出来すぎてる方が良いってもんです。まぁラストがすんなりしすぎてる気もしたが。アメリカ娘達がみんな分かりやすいほどのアバズレばかりってのもウケた。 7点(2004-10-17 04:03:41) |