101. アフリカの女王
都会派のイメージが強いH・ボガートと、男勝りのイメージが強いK・ヘップバーンが、それぞれイメージとはかけ離れた役を演じています。なのに、全く違和感もなく、絶妙な掛け合い漫才を見ているかのようです。上映時間のほとんどを2人だけで演じています。よほどの力量がないと、間が持ちません。意外なラストも良かったです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-03-07 00:18:50)(良:2票) |
102. マンマ・ミーア!
ミュージカルの命は音楽です。この映画はその命が初めから与えられており、しかも素晴らしい出来の曲ばかり。音楽が先で、ストーリーが後なのですから、多少のことには目をつぶりますが、この物語はちょっといただけない。いくらコメディでも、父親に対する憧れや願い、ひと夏を共にした男への想いが、あまり綴られていません。ストーリーがつまらなくても音楽が良ければ、差し引きで楽しめるはずなんですが、この映画ではそううまくいきませんでした。ABBAの曲とM・ストリープがいて良かった思いました。 [映画館(字幕)] 5点(2009-02-14 21:23:15) |
103. 007/慰めの報酬
「カジノ・ロワイヤル」が良かっただけに期待していましたが、話が絞りきれていないように感じました。柱となるストーリーは出来上がっているのに、余計な登場人物を作ったせいで、余分なストーリーまで出来上がってしまった。その為に本来の目的が何だったのか、ぼやけてしまいました。ただ、アクション・シーンはすごいです。アクション専門の演出家でもいるんですかねぇ。M・フォースターが演出してるとは思えません。 [映画館(字幕)] 5点(2009-02-06 22:07:23) |
104. レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで
ネタバラシしなくても、結末は悲劇であることが見始めてすぐに判ってしまうほど、とっても暗いお話でした。それに私には、面白味のないストーリーに感じられました。夫の考え、妻の考えの基になっているものは何か、それが明らかであれば、いくらかは面白く見られたと思います。 [映画館(字幕)] 4点(2009-01-30 23:17:58) |
105. ハイジ(2005)
古典的名作なので、良くまとまったストーリーであり、見ている側は安心していられます。が、短い時間に多くを詰め込んでおり、子供に理解できるような作りにしたため、場面がどんどん進んでしまい、時間の感覚が掴みづらい部分があります。それにしても豪華な顔ぶれですな。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2009-01-18 00:40:45) |
106. ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!
台詞に捻りを効かせているのは判るんですが、面白いと感じませんでした。元々アニメ映画はキャラクターを気に入るかで、映画全体の印象がガラッと変わってしまいます。私はデフォルメされたキャラクターたちに、どうしても共感できませんでした。 [DVD(字幕)] 5点(2008-12-21 00:09:56) |
107. ターミネーター3
これまでのストーリーは何だったのかと思えるほど、舞台設定を大幅に変えてしまった映画です。映像はすごいので、見ていて飽きることはありません。とにかくこの映像を見せたいが為に、無理矢理3作目を作ったように感じられます。 [DVD(字幕)] 5点(2008-12-13 23:54:33) |
108. ダブリン上等!
UK独特の乾いたブラック・ジョーク満載の映画でした。この手のノリが好きな人にはすごく楽しく見られそう。オムニバス形式で、それぞれのエピソードがちょっとだけ面白い。あくまで"ちょっとだけ"…。すごく面白いところがないのが弱みです。 [DVD(字幕)] 5点(2008-10-13 18:06:20) |
109. ライラの冒険/黄金の羅針盤
舞台背景の説明など、細かい事柄が多い割には、シンプルなストーリーであります。名前や聞き慣れない名称が多すぎて、登場人物達の会話を聞いていても、何のことを話しているのか完全に理解できません。「桃太郎」のようにお供をする仲間が増えていきますが、その過程も説得力が薄く、人が言うことを何でも鵜呑みにする、シェイクスピアの劇のようです。1本の映画としては不満が残る出来ではありますが、映像はすごいです。 [DVD(字幕)] 5点(2008-10-05 18:04:47) |
110. いつか晴れた日に
《ネタバレ》 それぞれの心が向いている方向が、始めの頃はまるで違っているのに、物語の最後にはうまく向かい合うようになっていて、見ていてとても爽快な気分になりました。この映画で初めてK・ウィンスレットを知りました。この頃にはここまでの女優になるとは思いませんでした。 [映画館(字幕)] 7点(2008-09-28 23:37:30) |
111. から騒ぎ
この映画と「ハワーズ・エンド」を見て、E・トンプソンがお気に入りの女優となり、彼女が出演している他の映画もいろいろ見ました。シェイクスピアはシリアスなものはいくつか見ましたが、コメディ寄りのものは初めてでした。この映画の場合、シェイクスピア劇の特徴(長台詞など)を活かしたまま、現代のアメリカ映画風に仕上がっていると思います。シェイクスピアは難しそうと敬遠している人には、とってもお勧めです。 [映画館(字幕)] 8点(2008-09-19 22:57:22) |
112. 炎のランナー
2人の対照的なランナーを描いて、人としての生き方の違いを見せてくれました。どっちが良いとか悪いとかではなく、こんな生き方があると提案してくれているようでした。余談ですが、有名なテーマ曲は確かにいい曲ではありますが、この映画には似合わないと感じました。1920年代に電子音は合いません。 [DVD(字幕)] 6点(2008-08-31 20:03:17) |
113. フォー・ウェディング
R・カーティス独特の笑いのセンスは、とても好きなんです。ただ、この映画でのA・マクダウェルが好きになれなくて、心底楽しむことができません。だって、尻軽女にしか見えないんですもの。 [DVD(字幕)] 5点(2008-08-23 19:54:47) |
114. ロミオとジュリエット(1968)
あまりにも有名なストーリーを、事前に知っていたという前提での点数です。シェイクスピア作品はどれも独白が多くなるので、俳優の力量が問われます。この映画に出演していた俳優達は、この独白を観客の胸に響かせる力が足りないように感じられます。若い、というより幼い2人に命懸けの恋を語らせるのは、今でも昔でも考えさせられてしまいます。 [DVD(字幕)] 5点(2008-08-17 18:15:59)(良:1票) |
115. アバウト・ア・ボーイ
主演の2人(大きな男の子と小さな男の子)の掛け合いが楽しめました。子供の頃、学校生活があまりうまくいっていなかった人には、違った感慨があると思います。 [映画館(字幕)] 6点(2008-08-03 23:21:29) |
116. 近距離恋愛(2008)
ロマンティック・コメディを教科書通りに作ったような映画でした。2人の設定に説得力がないだとか、ストーリーが先読みできるとか、欠点を挙げればキリがないのも確か。でも、M・ライアン風のロマコメが好きな人には、結構楽しめると思います。けど、あんまり期待しすぎちゃいけません。あくまで、意外と楽しめた、という感じでしょうか。 [映画館(字幕)] 6点(2008-07-18 23:18:45) |
117. イースタン・プロミス
話の展開が「ヒストリー・オブ・バイオレンス」と似ていて、新鮮味がありませんでした。V・モーテンセンは謎めいた役をうまく演じていましたが、N・ワッツは存在感を発揮できていません。映像に凝っていて、すごいと思わせるシーンがいくつもありましたが、すごすぎて引いてしまうところもあります。 [映画館(字幕)] 5点(2008-06-27 23:36:26) |
118. ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
よくもここまで複雑なストーリーを考え出したなと感心します。ただ、全く面白味がないのです。人それぞれ好みの問題になってしまいますが、悪人ばかり出てきて、善人はゼロ。共感できなければ同情すらできません。こういう映画を作ってるときは、プラモデルを組み立てる面白さがあるのかもしれませんが、私としては、出来上がったものをじっくり眺めて楽しみたい。 [DVD(字幕)] 3点(2008-06-14 22:27:52) |
119. 理想の結婚
会話によって物語が成り立っているので、俳優の魅力が面白いかどうかにかなり左右される構成であります。主要な5人の俳優はそれぞれが魅力的で、適材適所であります。ルパート・エヴェレットの映画はあまり見たことがなかったんですが、この役は本当にピッタリと思いました。この映画を支えているのは彼です。 [DVD(字幕)] 6点(2008-05-25 18:55:41)(良:1票) |
120. 欲望(1966)
このような映画を芸術作品というのでしょうか。私には楽しめませんでした。世間一般での評価は高いようですが、楽しめる人を選ぶと思います。60年代のヨーロッパ映画に多いタイプですね。 [DVD(字幕)] 3点(2008-05-06 00:03:32)(良:1票) |