1. ゼロ・グラビティ
《ネタバレ》 2Dであれだけ浮遊感を出せるのがスゴイ。2Dでこれだけ怖いんだから、本当に宇宙遊泳で危機に陥ったら どれだけ怖いのか想像も出来ない。 スピードで名を馳せたサンドラ・ブロック。やっぱりこういうパニックに陥る場面には映えるよねー。 最近ロシアが衛星爆破したけど、もちろんこの映画の存在を知ってて 危険も承知の上で、なおやったんだろうなあ。戦争になったとき、相手の観測衛星壊すのは確かに優位に立てるんだろうけど、平時にやるかね・・・ [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-12-01 08:25:42) |
2. ターミネーター3
《ネタバレ》 機械が弱すぎて萎える。人間がガトリング・ガンさえ持てば普通に倒せちゃうって・・・。 ドローン兵器が現実化した今、機械vs人間にはならなくとも、AI兵器を手にしたテロリストvs人間ってのは 相当な脅威に思えて来ている。その時、AI兵器がこれぐらいショボく あってくれと願う以外に感想はないなあ。 アクションも前2作品の焼き直しと言われても仕方のない内容で、審判の日は「先延ばし」にされたに過ぎないってのが、「うん確かに既視感ある」って感想につながっちゃう。 T2の続編じゃなければ まあ勝手にやってと思うけど、これだとシリーズの冒涜に近い。 [地上波(吹替)] 5点(2021-11-20 21:35:09) |
3. パディントン2
《ネタバレ》 色々アンバランスなようで、意外とバランスをうまく取った映画だったのかなという印象。 子供向けかと思ったけど、大人も一応観られる感じ。途中アクション映画?のような変調もあるけど、飽きさせないという面ではアリかと思えた。 一番印象的だったのはクマの造形。原作が漫画だった場合、邦画なんかだと可愛い方に寄せちゃう気がする。本作は逆にリアルの方に寄せていて、「人間のような言動をするクマが、人間社会に普通に受け入れられている」という設定に合っていると思う。 クマが監獄のボスを慇懃無礼に煽るような場面も面白かった。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2020-12-30 07:08:00) |
4. ニコライとアレクサンドラ
歴史を学ぶことができるという点では貴重な映画。ただし物語としては、史実に忠実でないといけないという縛りからなのか、あまり面白いとは思えなかった。 途中イースターの場面で、「6000人」を「1600人」と誤訳していてズッコケた。sixtyとsixteenを聞き違えるレベルで翻訳していいのかなあ? [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-11-13 17:44:05) |
5. バニー・レークは行方不明
出てくる登場人物全員が怪しいっていうか、言動がおかしい。謎解きをするって感じではなく、一体何がテーマになっているのか分からなくて 霧の中にいるような心境になる。 結末は今となっては それほど珍しいものでもなかったが、この物語展開は当時は斬新だったのかも知れない。色々後世の映画にも影響を与えていそう。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-10-12 08:54:03) |
6. ホテル・ニューハンプシャー
ストーリーは破茶滅茶で、登場人物もブッ飛んでる。でも何故か憎めない。それどころか、いとおしくなる。 昔観て いい印象を持っていたけど、改めて観て やっぱりいいなあと再び楽しめた。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2020-06-09 10:37:33) |
7. アバウト・ア・ボーイ
悪い話ではないけれど、やはりヒュー・グラントあってこそ成立する話であって、普遍性は感じられないなあと思ってしまう、ブサイクな自分を実感した。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-03-23 21:03:24) |
8. キリング・フィールド
クメール・ルージュの悪虐について聞いたことはあったが、詳しくは知らなかった。で、この映画を見て知見が深まったかといえば、残念ながら そうとは感じられない。 前線記者の体験記に留まってしまっていて、歴史的な事件全体をうまく描写は出来ていないのではないか。クメール・ルージュについては謎な部分も多く、それを題材とした作品も少なく思われる。その少ない作品の一つだからこそ、期待する部分も大きかったせいもあるが、それ程興味深くは見られなかった。 逆にベトナム戦争を扱った映画は多く、中には名画の部類もあるので、どうしても比較してしまうのも もどかしく感じる一因かも。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-03-04 22:18:41) |
9. インセプション
《ネタバレ》 意欲的な内容だとは思うけど、面白さにはつながっていない印象。 御曹司をあやつるのが目的ってことだけど、会社の悪い部分があまり描かれていないから 共感しにくいし、方法もまどろっこしいったら ありゃしない。未来にはサクッと脳にハッキングって方が現実的っぽいし。 副テーマっぽい、ディカプリオと妻のエピソードのみに絞った方が、まだ良かったんじゃないかと思う。 あとアクションも無重力描写をやりたいってだけで、テーマとのつながりが薄い。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2020-02-11 15:10:45) |
10. 小さな恋のメロディ
ザ・ノスタルジーといった感じの映画。異国の物語ではあるものの、幼少期の淡い気持ちを思い起こさせてくれるよう。 このレビューにも皆さんが抱いたであろう優しい気分が感じられて、心地よく読めます。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-01-10 22:37:33) |
11. 月に囚われた男
宇宙SFモノかと思いきや、別のテーマが主だったので若干意外だった。配給会社はネタバレしないように宣伝するために、気を使ったかも。 予算がかなり少なく済んでそうだけど、ちゃんと見られる作品で良かった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-17 11:10:59) |
12. シャイニング(1980)
《ネタバレ》 配役も演技もバッチリはまっている。ニコルソンの怪演は当たり前に評価されてるけど、奥さん役も子役も 本当に素晴らしい。 惜しむらくは、ニコルソンがホテルに来てそうそう おかしくなっちゃう所。段々精神が壊れていくほうが、面白いのではないかと思う。 有名な 戸を破って顔を覗かせるとか、血が流れるシーン含め 名場面が多い映画。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-11-26 15:15:36) |
13. LION/ライオン 〜25年目のただいま〜
例えば、新聞等の記事で この話を知った場合との比較で、映画を見たことによる上乗せがほとんど感じられなかった。 エピソード自体は興味深いものだけれど、映画化には成功していないと強く感じた。 あと、マントッシュがひたすら悪く描かれていたのも疑問。責任の一端は自分にもあるかも知れないと、爪の先ほども思ってなさそう。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-11-20 09:28:05) |
14. ベイビー・ドライバー
《ネタバレ》 情状酌量で最後はハッピーエンドってのは無いと思うなあ。犯罪にはどっぷりつかってるし、人まで殺してるんだから。 タランティーノが好きな人には合いそうな映画。私はタランティーノ嫌いなので・・・ [CS・衛星(吹替)] 6点(2019-11-02 23:01:00) |
15. おみおくりの作法
《ネタバレ》 おそらく自分も、来訪者の少ない葬式 または葬式自体が無いまま 亡くなっていくだろうと予想されるので 当事者感覚で視聴した。 実際に葬儀に来てはくれなくとも、あのように現れてくれる幽霊が一体でも多ければ あまり寂しい思いをせずに 済むかも知れないなという感想を持った。昔はかなり唯物論的な思考を持っていたが、最近こういう話にも寛容になってきたのは、年をとったってことなんだろうなあ。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2019-10-04 17:29:54) |
16. 日の名残り
派手な演出はないものの、「執事」という一般的な日本人には馴染みがない職業人の「人生を垣間見る」という点において、きっちりと仕事をしていただいた感が強い。そしてやはり、ホプキンスの好演が大きな魅力になっていた。 起伏があまり無いからこそ、複数回の鑑賞に耐える映画だと思う。音楽には環境音楽というのがあるが、環境映画とまで言うと言い過ぎか・・・ [CS・衛星(吹替)] 7点(2019-07-18 14:19:32) |
17. トライアングル(2009)
フォーマット自体はもっと面白くなる可能性を感じるが、作り込みが粗いのか 腑に落ちない点がいくつかあって、見終わっても納得感があまり得られなかった。再度見れば解決しそう とも思えないし、そうしようと思えるほど深そうでもない。絵的に面白いという場面はあるけど、それぐらいかな。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-06-16 22:34:42) |
18. カプリコン・1
映画の面白さとしては6に近い7点、この映画を世に出せたという意義も含めると7に近い8点かなあ。 アポロ11号が月面着陸した(と言われているのが)1969年。アポロ・ソユーズテスト計画(アポロ18号?)が1975年。それから2年後の作品。宇宙開発競争の最中に、こういう映画を出せちゃうのがアメリカの強さかなあと思う。ソ連ではおそらく出せなかった。 当時の状況は知らないが、莫大なコストがかかる宇宙開発に歯止めをかける一助になったりしたんだろうか? とにかく、こういう政府批判・陰謀論みたいな内容の映画を公に出せちゃうというのがすごい。日本でも出せるけど、未だに出せない国って まだたくさんあると思う。そういうのを考えさせられるということで、8点。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-05-18 21:52:53)(良:1票) |
19. バルカン超特急(1938)
80年も前の作品、チャップリンでいえば「モダンタイムス」と「独裁者」の間。 現在のミステリー映画にも大きな影響を与えているという意味で、偉大な作品と言えるんでしょう。 もちろんツッコミどころは各所にあれど、こんなに古い作品を 最後まで楽しんで見られるというのはすごい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-01-11 18:47:29) |
20. バリー・リンドン
映画館ならともかく TV録画で、これだけの長尺をダレずに見られるんだから、やっぱりすごい。 ストーリーは特に心に残るようなものでもなく、浮き沈みの激しい人生お疲れ様でした、って感じ。 映画見たいなーって気持ちの時に、映画堪能したなーって満足感が得られる映画。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-06-02 23:30:57) |