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プロフィール
コメント数 1997
性別 男性
ホームページ http://urabe65.kan-be.com/
年齢 59歳

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1.  素晴らしき戦争 《ネタバレ》 
不謹慎なタイトル。 戦争のミュージカルという異色ものだ。  この不謹慎さは、製作された時代と関係ありそうだ。 同じ年、日本で公開した「MASH」は、戦争コメディである。 その前年にニューシネマの産声をあげた「俺たちに明日はない」が上映されてる。 ニューシネマに呼応したかのように製作されたか、 やはり「やってらんねぇ」っていう声が文化人から上がりつつある時代の空気だろう。
[DVD(字幕)] 7点(2024-05-20 00:41:08)
2.  ビクター/ビクトリア 《ネタバレ》 
ゲイのミュージカルに、女装した謎の美声の美少年。 それが「サウンドオブ~」のジュリーアンドリュースなんですね! つまり、ボーイッシュな女性が、女性のフリをする美青年のフリをするという 倒錯した世界らしい、こんがらがった役どころを演じています。  面白いのは、そんな美少年をほっとけない、ギャングとも渡り合う実業家が出てきてから。 ホントに男なのか、風呂まで覗いてしまうんですね。 二人は結ばれてからが大変。 ゲイとは取引できないとかギャングにすごまれたり、笑ってしまう展開がミソです。  最後は相方のゲイ、ビクトリアがビクター役に扮し、笑いで包まれて、終わり! センス良い美少年ぶりに、品のいい80年代のアメリカ映画を感じます。
[DVD(字幕)] 7点(2024-05-11 22:23:51)
3.  カード・カウンター 《ネタバレ》 
スコセッシとポールシュレッダーのコンビである。 二人のコンビと言えば、「タクシードライバー」である。 あの映画も、ベトナム帰還兵のトラウマが描かれていたが、 本作も、軍での尋問に耐える姿が、映画に出てくる。  非常にカジノの蘊蓄や軍の尋問のことなど、 台詞に出てくる興味深い内容が面白い。 前半はそれで話を引っ張り、 後半、カジノで儲けた金で青年の未来を買おうとするが、 青年は復讐に人生をかけ、殺されてしまう。 それをギャンブラーが、代わりに上官を殺してまた刑務所もどり。  そんな話なのだが、 話の進行が、新しい。 出てくる建物、セットすべてが洗練されていて、 今までの生活臭のある映像ではない。
[DVD(字幕)] 7点(2024-05-04 01:12:15)
4.  ロブスター 《ネタバレ》 
今、話題の鬼才、ヨルゴス・ランティモス。 とにかく寓話とかのレベルを超えて、ぶっ飛んでる。  何とか意味を見出そうとすれば、結婚して真人間になる難しさを描いた映画か・・ カップルにならないと動物にされるホテル。 そこから脱走した、独身を愛するグループ。 しかし、そこには、恋愛とか絶対禁止という厳しいルールがある。  最後、二人は真人間のカップルになれるか、という場面で終わる。 その為には、男も失明しなければならない。 これは、周りが見えないと、愛は成就できないという意味か?  エンディングで、波の音が聞こえる。 ああ、彼のなりたかった動物は、ロブスターだったか・・
[DVD(字幕)] 6点(2024-04-13 19:56:55)
5.  冬のライオン 《ネタバレ》 
見応えある歴史劇!  王の新しい妻が結婚が決まりそうになると、 今まで可憐な一輪の花みたいだった女性が 「それでは、前妻の子供を殺してください」と言う場面なんか、鳥肌ものです。 その時、今までの妻は?子どもたちは?王は? どんな罵り合いがあり、どんな展開になるのか?  こういう映画を観ると、創造力とは、想像力だなと思う。 昔の人たちはどんなケンカや罵り合いをしていたのか? そういうのを想像するのは、AIにはできない。 この先、AIがどんなに映画まで創り始めても、 しょせんは「組み合わせ」にすぎない。  もうクリエイティブの名前の気持ちよさにすがらないで、 人間とは?とかつきつめて、物語を創ってほしいなぁ、と思う。
[DVD(字幕)] 9点(2024-03-30 20:32:45)
6.  aftersun/アフターサン 《ネタバレ》 
父と娘の映画といえば、昭和世代には、テイタムオニールが思い出される。 娘っ子の生意気なところが、キュンポイントなんですね。 でも、この映画は、エリックロメールの映画のように、 事件性のない、避暑地での親子の時間を撮っているだけ・・  しかし、何となく、何故別居中なのか、というとこも見えてくる。 思い出作りにやっきになってる、父親のはかなげな愛が、 ハンディビデオの粗い映像によく表れてて、夏は終わる。  父親の泣いている姿が、哀しかった・・
[DVD(字幕)] 7点(2024-01-28 23:07:12)
7.  グッドナイト&グッドラック 《ネタバレ》 
実話なのか!?  アメリカは、史実をよく映画にするね。 アメリカ人には、映画が面白いだろうね。 教養を深められるからね。  厳しい人が、厳しいとこから、闘い、世の中前に進むんですね。
[DVD(字幕)] 7点(2023-12-20 21:28:05)
8.  逆転のトライアングル 《ネタバレ》 
この話は、イタリアの映画「流されて」に似ている。 舟と、漂流した島で、立場が逆転するというのは、この話が発明したモノではない。  まぁ最近の映画らしく、いい意味でまとまってて、無理も無駄もない。 よくできてる。  さぁ、今後の展開はどうなるのか? トイレ掃除のおばさんの天下は、終わったわけだ。 助かった後のことまで計算しなきゃならない時代なのかね、まったく。 人間を見る目が嫌らしくなっちまうが、仕方ないね。  今、上にいる人間が、襟をただしてくれればいいよね。 いつどうなるか分からないから・・ そんな教訓話。
[DVD(字幕)] 7点(2023-12-16 20:59:27)
9.  エスター・カーン めざめの時 《ネタバレ》 
デプレシャンマジック!  ハラハラドキドキの果てに、あなたも目覚められる!  君は、最後までたどり着けられるか!?  映画芸術とは、まさしくコレ!
[DVD(字幕)] 9点(2023-12-07 23:35:29)
10.  ラビング 愛という名前のふたり 《ネタバレ》 
法律を超えた愛を、我々はどうするか?というテーマである。  人種を超えた愛は、法では罰せられるが、そこには確かに愛があった。  最高裁の裁判の前に、 「何か言いたいことは」 「私は妻を愛している」 これ以上の論点はないかのようだ。
[DVD(字幕)] 7点(2023-11-19 20:49:13)
11.  ブルーに生まれついて 《ネタバレ》 
トランぺッターが顏殴られて、吹けなくなるって「モ・ベターブルース」にもあったなぁ・・ それにしても哀しい映画。  以下は僕の考えなので、間違ってるかもしれないが、 魂の音楽は、弱者の絞り出す音楽は心に刺さる。 黒人という社会的弱者の奏でるジャズ界に、白人チェットベイカーが混ざる。 しかし、彼は社会的には白人ということで恵まれているが、自らの弱さを奏でて、 ジャズ界に足跡を残していたのだろうか? 彼の薬物依存は治らず、そういうことなのかもしれない。  あ~ん、この映画観終わって、買い物に行ったら、散財しちゃったよ~(汗) 悲しい音楽というより、自分が弱くなる音楽? 自己嫌悪に陥りそうな夜にいいかもしれない。
[DVD(字幕)] 8点(2023-10-12 23:42:41)
12.  わたしを離さないで 《ネタバレ》 
カズオイシグロ自ら製作を兼ねた映画。 原爆の長崎出身なのか、科学者の暴走の産物に対する目が鋭い。 クローン技術の非人間性を訴えている。  映画は、感情豊かなクローンたちの子ども時代から捉える。 クローンなのに、小さい頃から母性を兼ね備えている キャシーは、聖母マリアのよう。 彼らは、恋もするし、芸術を生み出す喜びも知っている。  しかし、ラストは彼らにどんどん厳しくなっていく。 そして、キャシーにこう言わせる。 「生も分からず、みんな「完成」(死去)する」  科学者のクローンたちへの想像力の欠如が悲しい・・
[DVD(字幕)] 9点(2023-09-24 21:24:22)
13.  八日目 《ネタバレ》 
八日目のタイトルの意味が大きい。そして、鑑賞後、疑問が湧いてくる。  6日目に創られた人間の男と女と子ども。 そして、それだけでは不足と、神が満足すべき存在として創られた障害者ジョルジュ。 しかし、ドラマは過酷な現実を前に彼の死を描く。 そこで、さぁ「我々」は生きていかなきゃと捉えるべき内容なのか? これは「現実」が壊れていると言っているのではないか?  ジョルジュは、問題行動が多く、健常な女性には受け入れられない。 しかし、セールスマンの絶望的な孤独(これも現実社会がもたらしたものなのだが・・)の前に ジョルジュは神がかりな精神的ケアを男にほどこす。  「僕は皆と違う」と嘆くジョルジュに対し、男は言う。 「そう、君はすばらしい」 このセリフがあるから、救われた。
[DVD(字幕)] 7点(2023-06-17 21:30:26)
14.  ブンミおじさんの森 《ネタバレ》 
感性という言葉がある。 風土から生じるそれは、東洋の国にもある。 精霊や前世は何?ということを、それぞれの国で、人々は自然の中で考える。 それを感性というのだろう。  頭を無にして観ると面白い。 この監督の「メモリア」を先に観てたので、こんな作品だと分かってたので、本作は楽しめた。 この先、どうなるんだろうと思わず鑑賞すると、面白い。  ストーリーは、死んだ嫁が迎えに来るという話である。 そこで、昔、王女が自分の顔にコンプレックスを抱いてることを湖のほとりで泣いてるところを ナマズが彼女を抱いて、きれいにするというエピソードが入る。 ナマズとの性交のシーンが、エロスの極みである。 そして、死んだ嫁と抱き合った男は、死にに森に入る。 そういう話である(・・と思う)  終盤、この監督得意のSF仕立ての味付けも忘れない。 ファンが多いのも分かる気がする。
[DVD(邦画)] 8点(2023-05-16 08:56:24)
15.  博士と狂人 《ネタバレ》 
最初は、狂人の手伝いによる辞書の編纂で、 主人公の編纂者も狂人になっていくという話かと思った。 狂人の文章読むうちに、壊れていくというような・・  でも違った。テーマは「償い」だった。 ショーン・ペンって「デッドマンウォーキング」でもそうだけど、 一線超えてるけど、女性が心開く犯人を演じるんだよね~ 善人じゃないんだけど、何か子どもが微笑むような何かがある。  もうね、狂人を正そうとする医師側が「カッコーの巣の上で」の女医みたいに見えてくるんだよね。 そして、編纂者がこりゃ酷いって、ついには政治家を動かしてまで、それがしかもチャーチルだったりするわけで、 事実の映画化には、びっくりするような展開があるなぁと思いましたね~
[DVD(字幕)] 7点(2023-04-15 01:28:07)
16.  ベルファスト 《ネタバレ》 
時は1960年後半。ハリウッド映画の盛んな頃である。 廃れる町、アイルランド。 市政への不満からか、暴動が起きる。  その不満分子と、前向きに町から出ようとする父親の対決でクライマックスを迎える。 家族の連係プレーと警察のおかげで難を逃れる。  そして、この事件を機に町から出ることに反対だった妻も、出ることに賛成する。 想いの詰まった町での、ラストダンス。 これが美しい思い出になるであろうことは想像できる。  シェイクスピア劇のケネスブラナーの自伝的作品であろうか・・ 場所がアイルランドといい、アランパーカーの「アンジェラの灰」を思い出した。 作家を輩出する町には、特徴があるみたいだ。
[DVD(字幕)] 8点(2023-02-19 22:21:42)
17.  MEMORIA メモリア 《ネタバレ》 
アピチャッポン監督、初鑑賞。 ヘルツォークを思い出させるような文明批判映画と感じた。  人類の記憶の中に、西欧文明だけでは不可侵な分野がある、そういうメッセージを受けた。 あのラストの宇宙船が、その象徴だろう。  幻聴のする女性と、石の声が聞こえる男性。 この二人の邂逅に物語は大きく盛り上がる。 そして聞こえてきたのが・・ 砂浜での箱の中に主人公が閉じこめられていて、それをハンマーか何かで、 叩いて、箱をこじ開けようとする声だ。  これが宇宙船なのか(放射線とか言ってる)、彼女を殺そうとした別のなにかがあったのかは分からない。 (ただ素直に考えると、この女性は宇宙から来た人じゃないか?と思えるのだが・・) 
[DVD(字幕)] 7点(2023-01-28 21:06:04)
18.  戦場のメリークリスマス 《ネタバレ》 
巨匠と言われると、誰しもが文明論映画に挑戦したくなる。 かくして、異才大島渚の放った文明論が、本作である。 「戦場にかける橋」のアレックギネスをデビッドボウイに仕立てた快作と思った。  なるほど、外国賞狙いだったか、欧米の兵士の方が人間的で共感できる。 日本兵の方が狂気的に描かれてる。  が、ここで、ちらりと日本らしさを出したのが、 クリスマスの夜、たけし演じるハラ軍曹が、酔って、今夜は 俺がサンタクロース、お前らは特赦だ、と英国兵に告げる場面である。 そこがラスト、効いてくる。  ロレンスがハラの処刑される前日、神のご加護を、と告げると、 ハラのどアップで「メリークリスマス」と言って、映画は閉じる。 どういう解釈か?は人によって違うだろうが、 僕は、日本人は、みんなが神なのだ、ということで、最後のどアップに 繋がるのだろうと、そう思った。  今夜はクリスマスイブ。 メリークリスマス♪
[ビデオ(邦画)] 7点(2022-12-24 21:32:48)
19.  愛の勝利(2001) 《ネタバレ》 
マンガみたいなストーリーだが、ベルトルッチの手にかかると、 とても知的な駆け引きの映画になってしまう。  ベルトルッチの巧みな男女の駆け引きが描かれていて、 仇敵(しかも兄妹両方!男VS女、女VS女!?)との騙し合いの愛、そして真実の愛が ベルトルッチのマジックで、あらら、何となく説得力持ってしまうから面白い。  18世紀の劇らしいが、この時代から、このようなユーモアはあったんだね。
[DVD(字幕)] 7点(2022-09-12 23:38:42)
20.  日の名残り 《ネタバレ》 
昔、観たのだが、あまり記憶に残ってなかった。 カズオイシグロさんが受賞したので、再鑑賞。  年取って観ると、いい映画だった。  仕えていた主人が、歴史的に過ちを犯していたとか、そういうとこも 面白いのだが、やはり何と言っても、エマトンプソンとホプキンスのやり取りだろう。  仕事優先の、自分の人生に意味の薄かった執事に、エマ演じる使用人が意味を与えようと 積極的になるが、やはり恥じらいを知る女性には、あそこまでが精一杯。 かくして彼女は、別の男性と結婚するのだが、何十年か経って、会うと、 彼女にはもう孫がいる立場だったが、ホプキンスは、相も変わらず仕事熱心。 別れの際、彼女は、ホプキンスのいい人さに涙してしまう。  ただ、後のホプキンスには、何となく充ちてるものがあった感じもした。
[DVD(字幕)] 8点(2022-08-28 21:57:02)
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