1. ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
《ネタバレ》 なんかなー。冤罪の可能性があるから死刑に反対なんでしょうか。死刑場に駆け付けた反対論者は「罪は神に許されたから」と言っていましたが。彼は冤罪であって冤罪でないわけで、こんな手法はもはやテロでしょう。彼が死刑になったのは悲劇で反対すべきことなんでしょうか。悲劇だとしたら、冤罪のそれなのか?運動に狂信的におぼれていった彼女の、そして彼自身の悲劇では?なんかもやもやする映画でした。「健康のためなら死んでもいい」と大真面目に言われたような気分です。 [地上波(字幕)] 5点(2013-07-29 23:30:13)(良:3票) |
2. ヘアスプレー(2007)
《ネタバレ》 楽しい映画でした。人種差別に対し黒人たちが「ブラックベリーは甘味の王、ダークチョコレートはリッチな味」なんて歌い上げちゃう明るさがいいです。逆に、デモシーンになるととたんに真面目になってしまいがっかりです。あんなに広いストリートで、あんなにたくさんのダンサーがいて、なんで普通にデモしちゃうのか。もっとエンターテイメントとして突き抜けてもよかったのではないかと思います。ともかく全編にわたって楽しくて、ステップなんて踏めないのについ体が動く映画です。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-10-11 00:28:51) |
3. 月に囚われた男
内容はSFにSFを重ねたかなり突拍子もない話なのですが、そのSF要素を総動員し、ひたすら一人の男の苦悩や感情・心の触れ合いを描いていて心に迫ります。感情移入しまくりでした。静かですが熱い映画です。『月に囚われた男』というタイトル、見る前はキャッチーな印象を与え、見た後にはこれしかないってくらいぴったりなタイトルだということがわかる、すばらしい邦題です。原題は『MOON』ですか。邦題つけた人いい仕事しすぎ! [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-10-10 01:57:00) |
4. スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師
ティム・バートンらしいダークホラーですが、思っていた以上にグロいです。ていうかエグいです。そして、ティム・バートン作品に珍しく(と私は思うのですが)、登場人物に魅力が感じられません。ティム・バートン作品は、魅力あふれる独特のキャラクターによってブラックな世界をダークファンタジーへと押し上げているのが売りだと思うのですが、今回はそれがないのでエグさがダイレクトに伝わってきます。とはいえ、人間ドラマ自体は悲しく見ごたえありますし、ミュージカル風に仕立ててみたりと娯楽性も多少は演出されていますので、ティム・バートンファンは一見の価値ありではないでしょうか。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-10-09 23:52:35) |
5. ティム・バートンのコープスブライド
キャラクターにいまいち感情移入ができなくて消化不良だったけど、特典映像に見入った。このためだけにDVD買うのもありかも。 [DVD(字幕)] 7点(2008-01-15 23:22:31) |
6. チャーリーとチョコレート工場
《ネタバレ》 映像や世界観はすばらしく、ティム・バートン好きの私のツボをぐいぐい押してくれたのですが、ストーリーはあまり響きませんでした。おいおい工場を撮って満足しちゃったんじゃないのかと思わせるくらいテーマ(家族)が唐突で、とってつけたような印象。それは多分、工場見学が保護者同伴だったから。「家族なんて邪魔」というウォンカの持論を強調するなら子供だけで来させるべきだったのでは…。あとラストもお前、家族を手に入れたのですって、お父さんは…?おとぎ話としてもちょっといただけなかったです。単に好みの問題かもしれません。工場は本当に素敵でした。 [DVD(字幕)] 6点(2008-01-15 04:01:37) |