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1.  ジャガーノート 《ネタバレ》 
パニック映画と言うより爆弾処理と犯人探しによる息詰まる緊迫感が見どころ。豪華客船に仕掛けられた爆弾は7カ所で、1個や2個爆発しても船が沈没するような致命傷にはならないようで、乗客が騒ぎ出すほどのパニックには陥っていない。それによって作品としては地味な感じにはなっているが、爆弾処理の描写の緻密さによって緊迫感はより盛り上がるものとなっている。犯人の人物像がやや希薄なのと、最後の決断をにおわす伏線がなかったのが残念。
[DVD(字幕)] 7点(2010-09-27 00:00:13)
2.  小さな恋のメロディ 《ネタバレ》 
主演二人と親友トム・オーンショーが良い。逆にとりまく大人たちに魅力がない。トレーシー・ハイドはこれ1本で伝説になった感がある。「若葉のころ」が流れるシーンのほのぼのした幸福感が心地いい。前半に無駄なシーンが多いのと車爆破で盛り上がりに水を差しているのが残念。
[地上波(吹替)] 5点(2010-09-23 22:07:09)
3.  炎のランナー
アカデミー作品賞を取っただけに格調高い作品だと思うが、印象に残るのはヴァンゲリスの出世作ともなった音楽の方。
[映画館(字幕)] 5点(2010-09-22 02:00:05)
4.  ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン!
サスペンスアクションものとドタバタコメディーをミックスすると、その混ざり具合が絶妙でハマる場合と微妙にずれててシラけてしまう場合と紙一重になりがちで、感じ方はかなり個人差があると思う。個人的にこの作品はシラけてしまった方で、同じイギリス映画の「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」にハマってしまったのとは対照的である。
[DVD(字幕)] 5点(2010-09-18 16:43:55)
5.  オリエント急行殺人事件(1974) 《ネタバレ》 
名探偵はえてして難事件の現場に居合わせるものだが、これは究極と言っていいですね。なんたって探偵と被害者以外はみんな○○なのだから。事件に至るまでの登場人物の描写があまり印象に残らず、事件発覚後も誰が犯人なのかを見ている側が推理していくにはシーンが不十分である。不自然な雪の正体は「映画に愛をこめて アメリカの夜」に答えがある。ジャクリーン・ビセットもそちらの方が魅力的。
[DVD(字幕)] 4点(2010-09-15 23:21:28)
6.  007は二度死ぬ 《ネタバレ》 
007の5作目はスケールが大きくなりすぎてSFっぽく、ツッコミどころ満載なのが逆に楽しめる作品になっています。ある意味、日本人だから楽しめる作品と言えるかと思います。丹波哲郎、若林映子ともにがんばっています。浜美枝は英語の習得があまり出来ていなかったようで台詞は少なめだが、スタイルで勝負している感じ。今や世界遺産の姫路城では一切映画の撮影を禁止しているが、それはこの映画のロケで城を傷つけてしまったのが原因らしい。そりゃあんなところで手裏剣投げてるからな・・・火口のブロフェルドの基地は巨大セットを組んで撮影したようで、力の入れようがうかがえます。
[ビデオ(字幕)] 6点(2010-09-07 01:39:41)
7.  ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
ハチャメチャだけどテンポとパワーでばらばらのストーリーをひとつにつなげていく脚本が素晴らしい。マシンガンをぶっ放すスローモーションシーンが快感。
[DVD(字幕)] 8点(2010-09-02 23:13:06)
8.  007/私を愛したスパイ
ロジャー・ムーアの007では一番面白いかな。とりあえずジョーズのインパクトが凄い。特に歯が。バーバラ・バックも個人的にはかなり好きなボンドガール。
[ビデオ(字幕)] 7点(2010-09-02 23:05:45)
9.  アポロ13 《ネタバレ》 
結果がわかっている事話ドラマなのに、これだけの緊迫感を盛り上げている演出が見事。機内にある材料で仮設の空気フィルターを作ったり、わずかな電力を節約するシュミレーションなど次々に発生する難題をあらゆる手段で克服していく過程がドラマチックに描かれたいる。
[映画館(字幕)] 8点(2010-08-28 00:08:38)
10.  旅情(1955)
ベネチアの光景に助けられているが、それ以外は特筆するところはないハイミスの旅先でのラブストーリー。
[DVD(字幕)] 5点(2010-08-27 23:59:28)
11.  カプリコン・1
見た当初はなかなか面白い発想だと思ったが、「人類はホントに月に降り立ったのか?」という疑惑に「ひょっとして」と現実味がありそうで怖い。月と火星の違いはあるものの、米ソが国の威信をかけて争った競争に決着がつき、あえて金やリスクをかけてまで月へ行く目的がなくなったといっても、技術の進歩がめざましいのに40年近くも人は月へ行ってないのは確かに不自然だ。
[ビデオ(字幕)] 8点(2010-08-19 23:56:36)
12.  エイリアン2
ジェームズ・キャメロン監督の最高傑作にして、モンスター映画の金字塔と個人的に思っている傑作。
[ビデオ(字幕)] 10点(2010-08-17 22:43:40)
13.  探偵[スルース](1972)
これだけ限定された登場人物と空間の中でひとつの映画を作ってしまうなんて・・・ ミステリーやどんでん返しものが好きな人ならぜひ見てもらいたい、ある意味究極の傑作。
[ビデオ(字幕)] 8点(2010-08-17 22:42:15)
14.  ロミオとジュリエット(1968)
30年近く前、「ある愛の詩」との2本立てで見ました。作品としては「ある愛の詩」の方が良かったが、オリビア・ハッセーの美しさには心を奪われ、布施明に嫉妬したものだ。オリビア・ハッセーが出演したカネボウのCMで「君は薔薇より美しい」って歌ってたよな~。
[映画館(字幕)] 6点(2010-08-17 22:40:24)
15.  007/ロシアより愛をこめて
ロバート・ショーの殺し屋も良いが、ダニエラ・ビアンキのボンドガールが印象的な作品。他の作品で見られないのが残念な女優さん。ラストで男に味方するか任務を遂行するかで揺れる女心は「ロシアより愛をこめて」というより「私を愛したスパイ」という感じ。
[ビデオ(字幕)] 6点(2010-08-09 23:41:20)
16.  運命を分けたザイル 《ネタバレ》 
実際に起こった山岳遭難事故を再現フィルムに当事者の語りを織り交ぜて構成したドキュメンタリータッチの作品。当事者の語りを加えることにより、生還することは判ってしまうところで評価が分かれそうだが、再現の映像はテレビ番組のものとは比較にならないほど臨場感にあふれたもので、緊迫感はほとんど失われてはいないと思う。むしろ、この絶望の淵から如何にして生還出来たのかという疑問が心をわしづかみにして、片時も目をはなせない。一瞬にして命を落とす事故が多い中、時に人間は信じられないしぶとい生命力を発揮するものだと驚愕してしまう。身近な目標物を決めてそこまでの到達をいくつも積み重ねていきながら、果てしなく思える道のりを地道に進んでいくさまは、昔マラソンの君原選手が苦しくなった時「あの電信柱までがんばろう」の繰り返しでゴールまで辿り着く話を思い出させた。アンデスの美しく厳しい山岳風景も素晴らしい。
[DVD(字幕)] 8点(2010-08-09 00:37:06)
17.  イースタン・プロミス
ニコライの正体にはそれほど意外には思いませんでした。なんだかニコライとジェームズ・ボンドの対決が無性に見たくなった。おっとジェイソン・ボーンともいい勝負か?でもニコライが一番人間味がありそうなんでちょっと分が悪いか・・・
[DVD(字幕)] 6点(2010-08-03 00:10:41)
18.  ターミネーター
特撮はお粗末だが、ハラハラドキドキの緊迫感は一級品。この緊張感は後のジェームズ・キャメロンの作品と比べても全く遜色ない。
[地上波(邦画)] 8点(2010-08-02 23:59:04)
19.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 《ネタバレ》 
飛行しながら給油する空軍機を映し出すオープニングから惹きつけられる。この時代にこんな高度なことが出来たんだな・・・指導者の一人が狂った命令を下したら手がつけられなくなる恐ろしいシステムはSFっぽいが、それをSFっぽくは見せず、ブラックユーモアたっぷりに描いている。「Peace is our PROFESSION」の看板の前で銃撃戦を繰り広げたり、カウボーイハットの少佐がミサイルにまたがって落下していくシーンは最高。空撮もなかなか見ごたえがあります。
[DVD(字幕)] 7点(2010-08-01 22:13:12)
20.  シャイニング(1980)
スティーブン・キング×スタンリー・キューブリック豪華組み合わせもちょっと期待はずれ。ジャック・ニコルソンの狂いかたはいいのだけれど、それほど怖くなかった。シェリー・デュバルがミスキャストだったかな?「ポパイ」のオリーブだからな・・・
[映画館(字幕)] 5点(2010-08-01 13:30:21)
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