1. ROMA/ローマ
この作品の良さがわからないまま、見終えてしまいました。眠くなる映画はつまらない映画、というのが私の考えなのですが、この作品に関しては眠くはならなかったので、つまらない映画ではなかったのです。でも、何を観客に伝えたかったのか、それがまるでわかりませんでした。 [映画館(字幕)] 5点(2019-04-02 23:43:52) |
2. ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ
前作を見ての鑑賞です。キャラクターはそのままで、新たな出来事を扱っているが、良かったかと思います。スクリーンから緊張感や刺々しさが伝わってきて、ゾクゾクしました。キャラクターの説明が少ないのは、前作を見ていない人にとっては不親切かも。見ている人にとっては、テンポが速くて心地よく感じられました。ストーリーは簡潔で、見ていてすっきりしています。続編ってあまり期待できないものが多いですけど、この映画はそうではありませんでした。見ておいてよかったと思います。 [映画館(字幕)] 7点(2018-12-03 17:28:50) |
3. ロマンシング・ストーン/秘宝の谷
公開されてから少しして、テレビ放映で見たのが初めてでした。その頃はすごく面白く感じられたのですが、30年経つと、やはりいろいろと気になる箇所があります。特に、音楽は完全に80年代風。いわゆる電子楽器を用いたもので、今となっては時代遅れ、いや、もう存在しません。CGは使っていないようで、そのためか映像に迫力がありません。キャスリーン・ターナーは美しいです。子供の頃はおばさん顔だと思ってましたが、そんなことないです。この後ブレイクしたのに、いつの間にか顔を見なくなりました。もったいないです。マイケル・ダグラスはワイルドさが足りません。現代で演じたら、もっとマッチョな男優が務めることでしょう。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2016-08-14 01:04:36) |
4. ボーダーライン(2015)
ものすごく濃密な映画でした。ストーリーは平凡なのに、この緊張感と重厚感はすごいです。演出と演技のたまものでしょう。音楽もすごく効果的でした。 [映画館(字幕)] 8点(2016-04-22 22:34:31) |
5. チャッピー
これまでのブロムカンプ監督作と比べ、あまり評判が良くないようなので心配していましたが、杞憂に終わりました。この人の発想はすごいですね。いろんなテーマを1本の映画にまとめる天才です。見てもらえればわかりますが、教育の重要性や、未来の技術の可能性を示しています。やや残念なのは、物語にスリルが足らなかったことでしょうか。それでもたまげた映画であることに変わりはありません。 [映画館(字幕)] 7点(2015-06-12 23:35:38) |
6. BIUTIFUL ビューティフル(2010)
演技は凄かったです。バルデムは「海を飛ぶ夢」で見て以来、いくつか見ましたが、その中でも最高です。もの凄い存在感と有無を言わせない迫力があります。演出も良かったと思います。映画の雰囲気が最後まで統一されていました。ストーリーは、監督が以前から扱っている人種や立場の違いから起きる問題を扱ってます。今回の映画では、理解しきれない事柄がいくつかあって、映画の全てを楽しめたとは言い難いです。ということで、中間の点数にしました。 [映画館(字幕)] 5点(2011-07-08 22:24:20) |
7. 闇の列車、光の旅
「スラムドッグ・ミリオネア」のようなお伽噺とは違い、「シティ・オブ・ゴッド」のように血生臭いリアルな話です。絶対的な絶望感の中から、ほんの僅かな希望を見出す主人公たちの姿は、清々しくあります。ストーリーはとてもシンプルで、似たような話は探せば見つかりそうな位なのに、この映画は心を打つ何かがあります。 [映画館(字幕)] 8点(2010-06-28 20:26:08) |
8. バンディダス
男にとっては、夢のような企画の映画でした。2人のラテン美女が活躍するコメディ映画ですが、この2人の会話がなかなか面白いのです。ラテン映画界の大スターが2人も出ているのに、なんで映画館でやらなかったんでしょうね? [DVD(字幕)] 6点(2008-10-04 17:01:04) |
9. モーターサイクル・ダイアリーズ
ありきたりな感想ですが、人が人として成長していく過程を、出来事や風景をうまく使って、見事に表しています。本人達の苦労も相当だったでしょうが、何よりもいろいろな人々との出会いが、若い二人を成長させたのです。ロードムービーはあまり好きではないのですが、これは良かったですね。 [DVD(字幕)] 7点(2008-01-27 18:39:14) |
10. パンズ・ラビリンス
すごい映画ですね。ファンタジーとして注目されていますが、運命に翻弄される少女の物語、と言った方が正しいと思います。なぜPG-13指定になっているのかと思ったら、結構グロいシーンが多い。現実とファンタジーの世界とのギャップが、見ている者の目を引きつけます。 [映画館(字幕)] 8点(2007-10-15 15:52:53) |
11. マスク・オブ・ゾロ
気楽に楽しめるアクション映画でありますが、ストーリーが良くできていると思いました。コメディとしても楽しめました。A・ホプキンスを起用したことで、物語が軽々しくならず、信念ある戦いになって、緊張感も生まれました。このジャンルの映画の中では希な作品となっています。 [DVD(字幕)] 7点(2007-07-21 18:50:03) |
12. バベル
イリャニトゥ作品では"業"を感じさせますが、この映画もそうでした。国や人種が違っていても、天に背くようなことをすれば、報いがあるということなのです。人類普遍のテーマを綴った見事な映画だと思います。 [映画館(字幕)] 8点(2007-05-12 00:10:11) |
13. アモーレス・ペロス
先行き不透明な2人の、3つの物語から成り立っている映画でした。共通しているのは"欠落感"でしょうか。愛情を持ているにも関わらず、何かが欠けているため、幸せになりきれない不条理さが感じられます。人間が本来持っている、醜い部分まで描かれていました。 [DVD(字幕)] 6点(2006-12-30 23:20:54) |
14. 天国の口、終りの楽園。
この旅を経験したことによって、少年2人の人生観が変わってしまいました。それを考えると、すごく切なくなります。イルサは何を伝えたかったのでしょう。まだ見ぬ楽園を求めるための、道先案内人の役だけを望んでいたのでしょうか。日本人にとっては過激なシーンが多いので、目を引きつけられますが、何をこちらに伝えたいのかが判りませんでした。 [DVD(字幕)] 5点(2006-10-09 00:13:17) |