221. 狼は天使の匂い
ジャン=ルイ・トランティニャン、ロバート・ライアン共演に期待特大。最晩年ライアンの熱演は見応えがあり、トランティニャンもキレのある動きでした。無理筋なストーリーがもう少し何とかならなかったものか歯痒さが特大でした。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-09-26 21:54:11) |
222. 勝負をつけろ
《ネタバレ》 「スーツがシワになる・・・」は昨日も聞いた台詞・・・・直ぐに気づいた、ラ・スクムーンが本作のリメイク作であるのに心底仰天。 28歳ベルモンドは体型も役柄も重量感に欠けるのは仕方ないところでしょうか。 大きく違った結末部分が絶句する物足りなさ。リメイク作に軍配です。 [映画館(字幕)] 6点(2022-09-12 00:12:06) |
223. ベルモンドの怪盗二十面相
お調子者なキャラクターを伸び伸びと演じるベルモンド。機関銃のような喋りに感心するやら呆れるやら。ジョルジュ・ドルリューの軽快な音楽に乗った肩の凝らない娯楽作を堪能出来ました。 [映画館(字幕)] 6点(2022-09-11 23:57:25) |
224. サン・フィアクル殺人事件
《ネタバレ》 ジャン・ギャバン演ずるメグレ警視。雑貨屋のおばさんとの会話の味わい深さは流石の名優ぶり。 興味津々で事件解決を待っていたのですが、胡散臭い二人が度が過ぎる感じでミスリード要員かなぁ、どうかなぁと思っていたところでの結末は台詞だけでの怒濤の展開で理解出来ず(泣)再見確認となりました。 [DVD(字幕)] 6点(2022-09-03 22:49:59) |
225. 華氏451
禁書、焚書が描かれており、特定されていないあらゆる書物を見つけ出しては処分する消防士ならぬ焼却士(ですか?)というのに面食らいました。ミイラ取りがミイラになるのは予感通り。緊迫感が無い展開を淡々と眺めていましたが、頭の中は焼かれないとする人々に感じ入るものがありました。 私が暗記するとしたら・・・・「ジャッカルの日」「白い巨塔」ですね。 フランソワ・トリュフォー作品というのに100へぇであります。 [DVD(字幕)] 6点(2022-08-07 22:25:40) |
226. 不滅の女
1963年トルコの異国情緒、見惚れるベリーダンサーの美しさ、呆気にとられるカメラワーク。女性が何者か興味津々。 SM嗜好の監督らしく焦らしに焦らされた挙げ句の結末は、もう、ご愛敬・・・結局は他愛ないハナシでありました。トルコ人が殊更不気味に描かれるところが興醒めだったものの、意外にも退屈しなかった監督デビュー作でした。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-05-31 15:35:44) |
227. オードリー・ヘップバーンの モンテカルロへ行こう
赤ちゃんをめぐるミュージカルドタバタコメディ。何処から見つけてきたのか可愛いにも程がある赤ちゃん、ナイスガイ揃いの楽団員の面々が奏でるご陽気な作品。詰め込み過ぎな話で終盤は何が何やら状態ではありましたが楽しめました。ヘプバーンはツンケンしたキャラで可もなく不可もなしで出番も僅かであり、盛った邦題であります。 [DVD(字幕)] 6点(2022-03-14 15:43:29) |
228. 永遠の門 ゴッホの見た未来
凝ったカメラワークでの映像美に魅入っただけで終わってしまった作品。37歳ゴッホを違和感無く演ずる63歳ウィレム・デフォーには大拍手。 [DVD(字幕)] 6点(2022-03-06 23:22:21) |
229. ジャン=ポール・ベルモンドの 道化師/ドロボー・ピエロ
詐欺師が国際的陰謀に巻き込まれるお話。あれもこれも詰め込みすぎで ??? 集中できませんでした。ジャン=ポール・ベルモンドのアクションシーンは通常運転。47歳にして割れた腹筋に「凄い~」リプレイタイムとなりました。結局そこしか印象に残らない作品でした。 [DVD(字幕)] 6点(2022-02-27 21:46:15) |
230. アマゾンの男
監督とジャン=ポール・ベルモンド36年ぶり同窓会として観るならば味わいもありますが、ファンタジー色が強いストーリーはイマイチでベルモンドの人物像は曖昧、けたたましいだけの女性に辟易という残念な作品。 [映画館(字幕)] 6点(2021-12-27 23:55:01) |
231. カトマンズの男
ドタバタアクションコメディで躍動するジャン=ポール・ベルモンドの突き抜け感がアッパレ! なのですが、思い返してみてここぞというシーンが浮かんで来ないのはどうしたことかと困惑しています。 [映画館(字幕)] 6点(2021-12-27 01:26:59) |
232. 白痴(1946)
1951年版と比較して ジェラール・フィリップ ≦ 森雅之 エドウィジュ・フィエール = 原節子 リュシアン・コエデル < 三船敏郎 日本版の圧倒される迫力には欠けるものの、洗練された作りで分かりやすく飽きる事無く楽しめました。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-12-14 14:39:44) |
233. リリオム
シャルル・ボワイエ出演以外の知識無く鑑賞。オトコマエではあるものの画質のせいなのか匂い立つような美しさは感じられず、ザンパノが浮かんだ粗野な男振りにも何だかなぁと盛り上がりません。 他愛ない話が他愛なくお開きと思ったらまだ30分ある??? フリッツ・ラング作品とは思えない「素晴らしき哉、人生!」風の展開に10000へぇ。 ラストでのジュリーの台詞には「それは違うだろう」激しく異議あるところです。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-12-13 10:57:26) |
234. 冬の猿
存在を知らなかった作品。大スター夢の共演に寄せた期待は残念ながら今一つ。淡々とし過ぎる展開で二人の持ち味が感じられず。とは言うものの唯一の共演作でのお宝映像に+1点。 [DVD(字幕)] 6点(2021-10-05 16:03:46) |
235. オー!
《ネタバレ》 レーサー崩れでギャンググループ運転手役フランソワ・オランは「オー」と呼ばれているしがない下っ端。一旗揚げようとの奮闘も及ばず虚しい最後を迎える物語。ルパン+カポネとマスコミにもてはやされているのが盛り過ぎ感が強いのがイタイ。35歳ジャン=ポール・ベルモンドは線が細いですが、刑務所内でのやさぐれ加減にこの人の持ち味が垣間見えます。 黄色い車を走らせるジョアンナ・シムカス・・・・・・言葉が浮かばない・・・唖然とする美しさ。点数の全てを。 [DVD(字幕)] 6点(2021-09-20 22:42:52) |
236. シチリアーノ 裏切りの美学
《ネタバレ》 邦題がいけません。裏切りに美学など1ミリもありません。 裏切られる輩にも同情の余地が1ミリも無いので目くそ鼻くその争いを眺めていました。10000へぇだった裁判模様、脚色されているとしか思えないのですが、対決システムなど実際が描かれているのでしょうか。野次を飛ばす輩、淀みなくペラペラ嘘八百をまくしたてる輩には、猿山の猿に怒ってもしようがないと思わされ血圧上がらず。 仕掛けられた爆弾で道路ごと吹き飛ばされて妻や護衛者と共に命を落とした唯一のまともな人物である判事に点数の全てを。彼の死のニュースに狂喜乱舞する姿には「エエ加減にせえよ・・・お前等まとめてキングコング・・・・」激憤(単細胞) 名前が長くで主要5名以外誰が誰やら状態で尺も長かったのですが一気に観れた力作です。 [DVD(字幕)] 6点(2021-09-06 02:21:58) |
237. 警部
ベルモンド、今作のアクションは彼にしては控え目。こんな警部何処にも居てませんと言えるムチャクチャぶり。フィリップ・サルドの哀愁漂うスコア(+1点)に似合わぬ、男気を感じない起承転結が物足りないところですが、カラリとした中にも色気漂うベルモンドの笑顔には惹き込まれました。 [DVD(字幕)] 6点(2021-08-24 14:15:40) |
238. 私は確信する
《ネタバレ》 2000年にフランスで起きたヴィギエ事件の映画化。妻殺しの容疑をかけられた被告の無罪を勝ち取るべく奔走するシングルマザーであるノラ(彼女だけ架空の人物)が描かれています。被告人との関係が「息子の家庭教師の父親」というだけで、幼い息子や職場に対する責任を放り出してのめり込む暴走には嫌悪感しかありません。ましてや一審の陪審員だったなんて。ドラマの盛り上げ役としても呆れるキャラクター。実際そうなのかもしれませんが、被告は全編通して座っているマネキン状態で重要な立場でありながら意味ない存在なのも盛り上がりません。遺体が無く失踪かもしれない、犯行動機が無い、何時何処でどうやっても不明、それでも控訴までする検察とメディアのセンセーショナルな報道。この部分に見所を感じました。今まで全てこのシーンまでの前振りかと思わされた、唯一良識ある弁護士の最終弁論が聞かせます。結末もカタルシス無く、気の抜けたビールのような作品です。 [DVD(字幕)] 6点(2021-08-15 02:22:13) |
239. ガーンジー島の読書会の秘密
《ネタバレ》 ナチスに向ける敵意、ドイツ人男性とのロマンス、命を落としたのはアカの他人を救おうとしたため。エリザベスの自分に正直な(過ぎる)生き方は真似の出来ない頭が下がるもの。読書会は抵抗運動のシンボルなのかとの予感は大ハズレで、その時代にその場所で生きた人々の姿が淡々と描かれています。地味だけど会のメンバーの心情が浮かび上がる落ち着いた良作です。リリー・ジェームズのロマンス模様はステレオタイプで可も無く不可も無く。往年の神経質なキャラが印象深いトム・コートネイ(81歳)は、地味な役柄であっても年季を感じさせるお姿で本作の収穫です。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-07-27 13:21:21) |
240. 冷たい雨に撃て、約束の銃弾を
《ネタバレ》 「あるいは裏切りという名の犬」が浮かんだ邦題に惹かれての鑑賞。見たことあるお父さん役は「列車に乗った男」のジョニー・アリディで壮大な復讐劇に期待が高まります。仕事を依頼された三人組にボスを通さないで請けるのはヤミ営業で揉めるもとになるのではとふと思いました。この三人がなかなかに魅力的で更に期待が大きくなります。復讐のカタルシスが無い復讐劇となった終盤からの結末に唖然呆然、残念無念、嗚呼。 [DVD(字幕)] 6点(2021-06-22 07:48:38) |