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コメント数 1963
性別 男性

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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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21.  シラノ・ド・ベルジュラック(1990) 《ネタバレ》 
凄いぞ!かっこ良いぞ!ジェラール・ドパルデュー!このシラノのかっこ良さ、それは見た目じゃない。人間は見た目なんかよりも中身が肝心だとばかり言わんかのような凄みのある名演技にひたすら圧倒させられる。自分が見た目は醜くて女性にも優しくされたことなど一度もなかったというこの主人公、そんな男が愛する美しき女性に対する愛情表現の方法に手紙を用いる。しかも自分が愛している女性に対して同じく愛していながらも上手く態度で表せない別の男、しかもそいつは自分とは全く違うタイプの完全な二枚目である。そんな男の手助けの為に手紙を書いたり、男の後ろで見えないようにと愛の言葉を言おうとしたり、なんて奴なんだ。まるで寅さんみたいじゃないか!自分も同じく惚れているのにそれなのにこの男の姿は寅さんのように本当にどこまでもかっこ良い。手紙の秘密に関しても黙っていたなんて普通の男では出来まい。姿形なんかよりももっと人間には大切なものというものがある。そういう人間愛の素晴らしさを見事に描いた映画として忘れらない映画になりそうです。それにしてもフランス映画、フランス人の愛情表現の凄さというものはどの国の人種よりも上手い。そして、どこまでも優しい。この映画は映画に対しても勿論、良いもの撮るんだ。良いものを見せるんだという気持ちと人間に対して優しい気持ちが伝わってくる。改めてフランス映画の凄さと底力を見せ付けられた気がしてならない。
[DVD(字幕)] 9点(2012-09-15 11:09:46)(良:2票)
22.  マドモアゼル
何とも恐い。女の恐さてやつを徹底して見せ付けられているような気持ちにさせられる。ジャンヌ・モローの存在感、凄さ、演技力で見せる映画!ジャンヌ・モローの演技力あればこそ惹き付けるだけの魅力がこの映画にはある。自分で犯した犯罪を全くもって気にしていないような眼の演技、冷たい表情がこの映画の恐さを物語っている。全編に漂うヨーロッパ映画らしい雰囲気を楽しむ映画という感じなのでヨーロッパ映画が好きな私のような人には楽しめるかもしれないけどヨーロッパ映画が嫌いな人、苦手な人には向かない気がする。それにしてもやはりここでのジャンヌ・モローの凄い演技を見てしまうと女優って何だろう?ただ見た目さえ可愛かったり、美しければ良いってもんじゃないんだよ!と言っているようである。それぐらいとにかくジャンヌ・モローが凄い。そして恐い。話そのものはあまりにも暗すぎてもう一度見たいという気持ちにはさせられないけど本物の映画女優の素晴らしさを堪能するだけでも観て損はない映画です。
[DVD(字幕)] 7点(2012-09-10 21:47:40)
23.  アーティスト 《ネタバレ》 
これは観る人の想像力を試しているような(試させる)映画かもしれない。今時、珍しいモノクロ映画でしかも、ほとんど台詞も無いサイレント映画である。この映画を製作した人達は私達映画ファンに対して映画とは何か?少ない台詞と役者の演技、表情だけでも何かを伝えることは可能であると言っているようである。色が無いということに関しても想像する楽しみを一人一人が感じ取って欲しいというような願いで撮られている。映画の中で映画を撮ることの面白さを見せる上でもそこに流れる空気、音楽にしてもコメディタッチな場面ではコメディぽい音楽をサスペンスぽい場面、例えば主人公が過去の栄光からどん底状態となって、自らフィルムを燃やして火傷して、病院送りとなる場面ではサスペンス映画らしい音楽が流れたりと音楽の使い方も上手い。この映画のラストのジョージとペピーとのタップダンスシーンはジーン・ケリーのミュージカルやフレッド・アステアのミュージカルを思わせるし、思わずにはいられなくなる。何となくジョージの顔がジーン・ケリーに見えてくるから凄い。フランス映画なんだけどアメリカ映画ぽくて、フランス映画が苦手な人でも楽しめると思う。だからこそアカデミー賞作品賞に選ばれたのだと思うし、アメリカ映画界が誇るミュージカルスターに対する敬意のようなものを感じさせる終わり方。ジーン・ケリーやフレッド・アステア、ジンジャー・ロジャースにジュディ・ガーランドがもしも今、この時代に生きていたら、この映画を見たら間違いなく感動するだろうなあ!最後にもう少し!フランスって犬を映画館の中に一緒に連れてっても良いのかな?
[映画館(字幕)] 8点(2012-04-10 22:22:37)
24.  ヒューゴの不思議な発明
近年、やたらとCGというものに便り、何でもかんでも3Dで撮ろうとする監督が今のアメリカ映画界には多い。そんな中でどう考えてもCGとは無縁、しかも3Dなんて全く考えられない監督であるマーティン・スコセッシ監督が初めてCG、3D映画というものに手を出したと聞いた時は、えっ?嘘でしょ?スコセッシまでもがとうとう3Dに手を出したか!やっちまったな!ぐらいにしか思わなかったが、待てよ?この監督が3Dで映画を撮るとどうなるのか?他の監督とは絶対に違う何かがあるはずだと。その何かが見たくて見て来たけど、やはりこの監督は他のそこら辺の監督とは違う。3Dというものをもしも俺ならこうする。こうやって描いて見せてやるというものが伝わってくる。監督自身が初めて映画というものに触れて感動した時の気持ちというものが伝わる映画になっている。動く機械、スクリーンの向こうから飛び出してきそうな列車の動きなど映画の中で語られる映画を初めて見て驚いている人達、その姿を通して映画というものの面白さ、映画を撮ることの面白さなどを美しい映像によって見ている私達に伝えたいという監督の映画に対する映画愛的なそんな映画です。はっきり言えば観る人を選ぶような感じの映画だと思いますがこういう3Dの使い方なら嫌いではないし、むしろ大歓迎です。
[映画館(字幕)] 8点(2012-03-31 20:21:26)
25.  ブーベの恋人 《ネタバレ》 
あっ、この映画の音楽だったのか!どこかで何度も聴いたことのある曲でした。しかも「鉄道員」「刑事」と同じ作曲家とは、どうりで似ているはずです。それはそうとここでもまたクラウディア・カルディナーレの美しさが凄い。モノクロなのに色が付いてるような錯覚さえも起こさせるほどの美しさです。恋人であるブーベが殺人罪によって長い間、離れる運命へとなっていく中で後から現れた別の男の優しさの前に心を開き、そして、好きになってしまうという女の苦しさを見事に演じているのだが、恋人のことを見捨てることなど出来ないと最後まで付いて行こうとする姿を見るとブーベって奴は本当に良い女を持ったものだと思わずにはいられなくなる。一方でマーラには恋人がいると解っても彼女を許し、それどころか最後は自ら身を引いて去っていくステファーノの方がブーベなんかよりも男らしくてかっこ良い。で、やはりこの映画においてもとにかくクラウディア・カルディナーレの美しさが異常と思えるほど印象に残る。あの笑ってる時と泣いてる時も怒りを露にする時もこの女優の持っている男心を刺激するような表情に今回もまたクラクラしそうなほどである。
[DVD(字幕)] 7点(2012-01-27 20:55:23)
26.  キャンディ(1968) 《ネタバレ》 
やばい!あまりの馬鹿馬鹿しさに笑いが止まらない。あのマクフィスト教授のいかれぷりとスマイト将軍のいかれぷりが最高である。キャンディと二人だけになった車の中で突如、キャンディに対しムラムラきて「欲求を拒むな」とか言いながら襲い掛かるシーン、それを草むらからのぞき見している男がこれまた名前がエマニュエルってなんちゅう、ふざけた名前だ。将軍の「私の子供を産んで欲しい」も思わず吹き出しそうになるし、キャンディのあどけなさといやらしさ、男たちに対して襲われながらもけして、嫌な態度はしない。言葉では欲求を拒みつつも身体は反応して拒む所か受けて入れる。もう、この映画には理屈などいらない。私にとってはただただひたすらキャンディの可愛さとエロイ身体とエロイ男たちの大馬鹿コメディとして楽しむ。それで良いのである。「バーバレラ」「裸でごめんなさい」と並ぶノーテンキなエロ万歳!な映画として忘れられない映画になった。やたらお堅いクソ真面目で小難しい映画なんかよりもこのノーテンキさが私は好きです。それにしてもほとんど見えてるんだけどあとちょっとで全部見えそうな感じのキャンディの裸、くそう!長い前髪が凄く邪魔だ。
[DVD(字幕)] 8点(2012-01-21 21:13:02)(笑:1票)
27.  裸で御免なさい
「裸でごめんなさい」って何を言うか?こんなにも若くて健康的で可愛くてナイスバディのブリジット・バルドーなら許す。いや、もう男なら誰だって許すでしょ。これで許さないようでは男じゃないと言いたい。とにかくそのぐらい本当にブリジット・バルドーが最高です。もうストーリーなんてどうでも良いとさえ思えてしまうぐらいである。待てよ?ストーリーだってそんなに悪くはないぞ。むしろ良いではないか!だってブレジット・バルドーがストリップショーに出るんだぞ!そこまでの流れも良い感じである。そして、やはりブリジット・バルドーが良いのである。ブリジット・バルドーの健康的な肉体美、それを観て楽しむ。それでけっこうじゃないか!どうしても観たくて仕方なく、近所のレンタル屋にはないし、我慢出来ずにDVD買ってまで観た。観る動機が凄く不純であるので「スケベでごめんなさい」と謝りたい気持ちです。それでも観たことに後悔などしません。むしろ観て良かった。
[DVD(字幕)] 8点(2012-01-20 22:46:06)
28.  犯罪河岸 《ネタバレ》 
前半と後半で作風が一変する中でそれぞれの人間の嫌な部分、妻が犯人だと思って庇う気弱な亭主とそいつが犯人だとばかりに決め付けて取り調べを行なう警察とのやりとりの中に取り調べる側と調べられる側のお互いの立場を描くその画き方が人間が如何に自分が一番であるとばかり言わんかのようである。サスペンス映画なんだけどその中に人間の醜さ、愚かさまでも同時に描くこの監督、アンリ=ジョルジュ・クルーゾーという人物の人間的観察の鋭さには本当に毎度ながら感心させられる。それにしてもあの刑事の態度を見ているとやはり警察という職業の持っている普通の一般市民とは違う部分が浮かび上がってくる。相変わらずこの監督の描く人間臭い男達と女達の強さと弱さ、そういう所を上手く見せる演出の素晴らしさをここでも感じることが出来る。個人的好みという意味からしたら同じ監督の他の作品に比べての7点ですが、それでも最近の映画ではなかなか味わえない良さがこの映画でも感じられた。この監督さん、外れが1つもないような気がする。
[DVD(字幕)] 7点(2012-01-17 21:56:54)
29.  テス 《ネタバレ》 
美しい。冒頭の夕焼けの空の色の美しさ、更に音楽の美しさ、そんな美しい音楽に乗せてダンスする大勢の女性達、美しいと言えば映像もさることながら主演のナスターシャ・キンスキーのあまりの美しさに眼を奪われる。そりゃあ、男ならアレックスやエンジェルだけでなく誰だって心を奪われそうになる。出てくる二人の男が全く別のタイプだがどちらも嫌な奴である。こんな嫌な男なんかに関わらない方がテス(彼女)の為だ。それでもやはり美人であることが致命傷となり、どんどんと不幸へとなっていくのだが、それでもひたすら生きようとするテスの姿が悲しくあり、楽しい映画なんかではないけれど、この映画のテスのように自分が凄い美貌の持ち主であることを知らない女性というのは世界中に多くいると思う。美しいということはとても罪であるとばかり言わんかのような映画です。ナタリーシャ・キンスキーが苺を口にする場面のあの唇の美しさとエロさ、そして、アレックスとの間に生まれた子供に乳をやる場面にはそれが例え嫌々な形で産まれてきた子であっても母としての真の姿が見える。エンジェルがもっとマシな男だったらと思うと余計にテスが哀れでならない。誰もテスを救えなかったのか?作品全体の空気、張り詰めた感じ、あまりの美しさが生んだテスの人生、これを観ると自分は男であり、しかもかっこ良くもなく、美男子でもなくて良かったと思えてならない。そんな映画です。
[DVD(字幕)] 8点(2012-01-12 21:48:01)(良:1票)
30.  何がなんでも首ったけ
久しぶりに観るブリジット・バルドー主演映画です。最初から最後までブリジット・バルドーの可愛さにストーリーそのものよりも見入ってしまう。とにかくそのぐらい本当にここでもまた可愛い。そして、エロい。監督が監督だけにそうなるのもある程度は予想できてしまうし、何だかもう滅茶苦茶な感じだけど、その滅茶苦茶さこそこの監督の持ち味かもしれないと納得するようにして見るべきである。可愛いブリジット・バルドー、エロいブリジット・バルドーとどちらも見られる反面、どうせならこの映画に関してはカラーでお願いしたい。それにしてもこの監督の女性の画き方が男からしてみたら羨ましいやら憎いやらで、監督て仕事の特権を感じずにはいられなくなる。最後に音楽の使い方(ジャズ)がルイ・マル監督ぽく感じられるのは私だけでしょうか?監督としての才能ではルイ・マル監督の方が一枚も二枚も上だと思うけどルイ・マル監督ならこうはならないだろうし、そういう意味ではロジェ・ヴァディム監督らしい映画だと思う。
[DVD(字幕)] 7点(2011-11-25 22:22:19)
31.  人生万歳!
すげえなあ!よくしゃべるし、そのしゃべりにしても半端なく、相手に対しても容赦なしの常にマイペースな年寄りが娘というよりも孫でも良いぐらいの若い女の子を自分のペースへと持っていくその持っていき方がとにかく凄い。ここまで口うるさい爺さんなのに嫌な気持ちにならずに普通に楽しめてしまったのはやはりあの爺さんがウディ・アレンじゃなかったからである。ウディ・アレンはとにかくもう監督と脚本に専念してください。この映画が楽しめたのはとにかくウディ・アレン自身が出てなかったからである。大笑いするほどではなかったけど所々で笑える場面もあったりして、ウディ・アレン作品らしい映画だなあ!と思いました。
[DVD(字幕)] 7点(2011-11-19 20:31:04)(良:1票)
32.  天井桟敷の人々 《ネタバレ》 
この映画が何故名作と言われているのか解る。映画への愛に満ち溢れている。映画を撮るんだ。映画を製作するんだという情熱、思いが伝わってくる。この映画は当時、フランスはドイツの占領下にあった。暗く沈みがちなフランス人の為にフランスの監督が同じフランス人を映画という武器を持って喜ばせたい。楽しんでもらいたいという願いで撮られている。自由への叫び、それはパントマイムという形でしか表現出来ない時のバティストと素顔でのバティストとの両面を描きながら本当の自由とは何か?愛とは何か?というものを見せてくれている。芸人であるが故に、それもパントマイム芸人であるが故に声には出せない苦しみ、一方でパントマイム芸人ではない時に見せる姿が本当の意味でのバティストであるように人は自分の気持ちというものは心の中にいつまでも隠しておくことなどは出来ない。全てを騙して生きることの辛さ、それはバティストだけではなく、お互い愛しながらも一緒にはなれなかったバティストとガランス、ガランス同様、バティストの事を心から愛していたナタリーの苦しみ、別の男と結婚し、男の子が生まれ、その子供にバティストと名付けた事がナタリーの気持ちをよく表しているし、最後に群集の中に消えて行く(去っていく)ガランスの名を呼び続けるバティストの心の叫び、色んな意味でこの映画は男と女の本心、それを全て隠さずに描ききっている作品として素晴らしい人間ドラマである。午前十時の映画祭で観るまでずっと観ないでいた作品である。大きなスクリーンで観て来て良かった。あれだけのスケール感、よく占領下に置かれている厳しい立場であるにも関わらずこれだけのものを撮ったと感心させられた。この映画がフランス人に与えた勇気、希望は我々日本人には想像つかないぐらい計り知れないであろう。
[映画館(字幕)] 9点(2011-09-10 21:57:17)(良:2票)
33.  チャーリー(1992)
チャップリンの人生を描くということの興味、大のチャップリンファンである私にとってはどのようにチャップリンの人生、一般的にまだ知られていない別の顔などその他見たいけど見たくない。でも知りたいという何とも複雑な気持ちを感じつつ観ることにした。でもって、やはり偉大過ぎる人物像を2時間ちょっとの時間で全て見せる。描くことの難しさを覚えずにはいられない。今まで一度もチャップリン映画を観たことのない人にはなるほどね。これがチャップリンなのかとなるかもしれない。しかし、私のようにチャップリン映画は短篇も長編もほとんど観ている者からすると物足りない。伝記映画としては大変、良く出来た作品だとは思うし、監督のチャップリンに対する愛も十分に感じることが出来る。その他、出演者の演技、特に主人公チャーリーを演じたロバート・ダヴニー・Jrの演技は素晴らしいものを感じさせるし、本物のチャーリーになりきっているぐらいお見事である。それでも初めてチャップリンを観る人にはチャップリンの全て、魅力を全部伝えようとするならば伝記映画ではなく、本物のチャップリン自身が演じているチャップリン映画をどれでも良いから1本見せる方がチャップリンの素晴らしさを伝えることが出来るのではないだろうか?(個人的に1つだけ薦めるなら迷うことなく「街の灯」←この映画を貶す人とは友達にはなれない。)この伝記映画だけを見てチャップリン初体験の方が本当のチャップリンの偉大さをどれだけ解ることが出来るだろうか?という疑問が残る。最後にもう少しだけ言わせて貰うとこの作品を観て一人でも多くの方がチャップリン映画を観たいと思うようになってくれたら私はとても嬉しい。天国にいるチャップリンもきっと同じであろう!
[DVD(字幕)] 6点(2011-04-29 21:18:46)
34.  バーバレラ 《ネタバレ》 
やっと見つけたぞ!この映画を観るために市内のレンタル屋さん片っ端から入ってやっとのこと8件目で見つけた時の喜びはとても嬉しく、この映画を観る為だけに会員になったしまった。冒頭のバーバレラ(ジェーン・フォンダ)が宇宙服を脱いでいくシーンで私も含めて世の中の男性諸君の心を鷲づかみにしたに違いなく、少なくとも私は心だけでなく下半身も鷲づかみにされそうになった。てよりもなった。若き美しいジェーン・フォンダの素晴らしい肉体、素晴らしい裸体、男なら間違いなくこの場面だけでも、もう一度観たいとDVDの良さを知ることになるはずだ。劇場で観ていると出来ないことが出来る。そうです。何度もその裸だけを目的に巻き戻したり、一時停止したりと映画館じゃ出来ないことが出来るという利点!ただ難を言えば動く字幕が凄く邪魔である。それでも美しい裸を観ることが出来るのはやはり嬉しいものである。裸となったままのバーバレラが大統領閣下に対し「何か服を・・・」と言うと「構わん」という返事が返ってくる。いやあ、本当に構わんである。男なら誰しも閣下と同じ気持ちであるはずだ!それにしてもこの映画のジェーン・フォンダは文句なく美しい上にエロイ!デュラン博士の開発した機械さえもショートさせ、燃やしてしまうなんて、一体、どれだけ凄い性欲なんだ?男をただ捨てるだけの悪女でなく、きちんとご褒美までしてくれる何と言う有り難い女である。映画的にはけして、誉められるような内容じゃないし、でも、こういう映画を時には観るのも悪くはない。いや、悪い所か嬉しいものである。男心を確実に刺激するという意味で本当に嬉しい映画である。これ、日本でリメイクするなら、もしも、増村保造監督が生きていたら若き頃の若尾文子様(この場合は様です。ちゃんではない。)でお願いしたい。増村監督だったらこれ以上にとんでもない凄い映画となるはずだ。
[DVD(字幕)] 8点(2011-04-09 21:37:29)(笑:1票) (良:1票)
35.  パピヨン(1973) 《ネタバレ》 
パピヨンとドガの男と男の友情、生きるために自由を求めて逃げる二人、しかし、何度逃げてもどこへ逃げても必ず邪魔が入る。自由を手に入れることの厳しさ、この世に自由なんて本当に存在するのか?と見ていて思わずにはいられなくなるほどこの映画はとにかく全てが重苦しさで充満している。独房でのパピヨン(スティーブ・マックイーン)がとにかく恐いし、凄い。何が何でもドガ(ダスティン・ホフマン)からの差し入れを貰ったことを話さなかったパピヨンが食事を半分にされようが絶対に口を割らない。友達のためなら、また自由を手に入れるためならどんな辛さも絶えてみせるという男の中の男ぶりに同じ男として私にはとても真似は出来ないものを感じさせる凄さ、見ていてとにかく楽しいとか面白いとかそういう感覚よりも人間ってどこまで我慢出来るものなのか?というものをこの映画を観ると思わずにはいられない。人は目的のためならどんな苦しみだって耐えてみせる。例え食事を与えられなかろうが殺されかけようがそれでも絶対に諦めない。物事、諦めたらそれで終わりであるというものをこの映画は私達に教えてくれている。諦めなければ必ず報われる。若い裸の女性とも出会える。えっ?それは違うって?でもきっとそういう希望みたいなもの、かすかな夢、望みを持って生きていくことがどれだけ素晴らしいことかと思わずにはいられなくなるし、ラスト、海に飛び込んで本当の自由を手に入れてみせたパピヨンの「俺は生きてるぞ!くそったれ!」て台詞を聞きながら見ているドガ、この二人の対照的な二人の演技がもたらす男の人間臭さいっぱいの映画である。
[映画館(字幕)] 8点(2011-04-08 21:38:28)(良:2票)
36.  ツーリスト 《ネタバレ》 
ん?評判悪いなあ!でも、私はこの映画、確かに荒を探せば幾らでも出てくるけど、それよりもまずは美しいベニスの街並み、タイトルにあるように観光旅行にでも行ったような気分を味わうことは出来たし、それに最近流行りのCGだけらけの映画よりはずっと良い。昔のハリウッド映画のような味わいを感じさせる映画作り、ストーリーよりも雰囲気を味わう映画として観れば楽しめるし、それに二枚目と美女との絡み、絡みと言っても舌を絡めるというようなけして、嫌らしい絡みではなく、まあ、そういうシーンもあることはあるが、そんなことよりもジョニー・デップが犯罪に巻き込まれる。しかも、アンジェリーナ・ジョリーの美女に人違いされ、気に入られ、殺し屋に殺されそうになりながらと、とにかく二枚目と美女の二人が美しいベニスで犯罪に巻き込まれる。それを観て楽しむ。それで良いんじゃないか?美女が犯罪に関わる。絡んでくるというのはやはり観ていて楽しいものがある。ジョニー・デップはやはり二枚目であることが男からしても解るし、かっこ良い。殺し屋に狙われて、パジャマ姿でも何故か絵になる。ところで列車で出会った男を好きになるという癖を持つというアンジェリーナ・ジョリー演じる女、男からしたらそんな女に一度ぐらいは会ってみたいものである。但し、これも相手がジョニー・デップだからであって、そこらにいる普通の男ではこうはならないと思う。勿論、私なんぞ相手にされっこない。でも、その分、犯罪に巻き込まれないで済むというのは助かる。そう考えると二枚目は辛いなあ!いやあ、二枚目でなくて私は良かった。良かったと何だかそんな気持ちにさせられる映画でもあるという意味でも以外と楽しむことも出来た。この映画は二枚目じゃない私のような男にとっては救いの映画であると勝手に解釈しつつ、この映画についての感想を終えたいと思います。
[映画館(字幕)] 7点(2011-03-08 22:06:04)(笑:1票) (良:1票)
37.  タンゴ(1993) 《ネタバレ》 
これ、昔に見てやたら笑った記憶がある。ただ、内容に関してはすっかり忘れてしまっていて、久しぶりに借りてきて見たけど、パトリス・ルコント監督の映画に出てくる人達、特に男は哀れである。しかし、哀れであるが故の妙な可笑しさ、人間的な不思議な魅力、馬鹿馬鹿しさ、ブラックな会話とやりとり、例の釣りのシーンも釣り糸を垂らさずにいるというのもこの監督の持つ喜劇的な演出として楽しめるし、色んな意味で変てこな映画であるが、その変な魅力がこの映画の面白さであって、私もここの皆さん同様、この映画好きです。
[ビデオ(字幕)] 8点(2011-02-18 22:09:22)
38.  リュミエールと仲間たち
これは私のように古い映画きり見ている者には懐かしい名前の監督が出てきたり、また私のように田舎者にはなかなか映画館では見れないミニシアター系の監督の素顔、えっ?この監督さんってこんな人だったんだ。というような今まで知らなかったこと、新たな発見、色んなものが見えてきて面白く見られる。ただそれでも不満もある。出来ることならもっと絞って一人一人の人生を見ていたい。そんな気がして、そういう意味での不満を感じつつも映画監督とは何か?映画とは何なのか?というようなものを見せてくれるドキュメンタリー映画である。こういうフィルム映像が見れたというだけでも本当に貴重である。
[DVD(字幕)] 7点(2011-02-04 22:03:58)(良:1票)
39.  ピカソ-天才の秘密 《ネタバレ》 
何?ピカソの映画だと?ただ絵を書いてるだけだろ!と思うかもしれないけど凄いぞ!一瞬足りとも眼が離せない。絵が一つ一つ違って見えてくるその画き方も凄いし、出来上がったかと思ったらその絵がこれまた別の形として現れてくるあたりの凄さ、面白さ、ピカソが描いている所を裏から撮影しているカメラワークの巧みさ、色んな意味で何だか凄い作品を見てしまったような錯覚に陥る。ただ絵を書いているだけなのに何故これほどスリリングなんだ?恐るべし!クルーゾー監督!この監督、全くと言って良いほどハズレがない。しかもどの作品も傑作ばかりだ。これまた凄いドキュメンタリー映画を見てしまった。
[DVD(字幕)] 9点(2011-01-12 22:37:10)
40.  キリクと魔女 《ネタバレ》 
何と言う凄い映像美、とにかく映像の美しさだけでも見ていて驚かされる。驚かされると言えば何も映像の美しさだけではない。出てくる人物、男も女も大人から主人公である子供のキリクまで裸、裸、裸のオンパレードである。それなのにちっともいやらしさを感じない。そこが凄い。間違ってもこの作品を実写でやろうなんて馬鹿な事を考えてはいけない。今、日本中で大ヒットしているらしいあの名作アニメの実写版を撮った監督と脚本家には間違っても見せてはならない。もしかしたら実写でなんてことを考えるかもしれない。いや、まさかいくら何でもそこまではしないだろう!おっと、そんなことよりもとにかくアニメだから良いのである。魔女としてのカラバの恐さに怯えるキリク、何故カラバが自分に対して冷たいか?と疑問を感じながらも魔女になってしまっているカラバを元の姿にしようとするキリク、キリクがカラバを元の姿の人間に戻す瞬間の周りの美しく咲く花の美しさには眼を奪われる。作品全体に漂う不思議な感じのするこの魅力は何から来るんだ?何とも神秘的な雰囲気を漂わせながらの1時間11分でした。
[DVD(字幕)] 8点(2011-01-10 20:54:36)
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