1. ピアノ・レッスン
傑作です。よく作られている。きっと男の人にはわからない映画なんではないでしょうか?ラストまでの持っていきかた、素晴らしい!計算尽くされたシナリオです☆ 10点(2003-07-16 02:14:58) |
2. ひまわり(1970)
《ネタバレ》 一面のひまわり畑に深い意味があることを、映画を見終えてやっと理解できます。ビデオで見た後に、このひまわり畑を映画のスクリーンで見たいと思い、某名画座(もうなくなっちゃったんですけど)へ足を運びました。満席立ち見のその回で、私は一人、ハンカチを口にあて、嗚咽を漏らしながら鑑賞しました。「うっうっ……ううう」 隣の人の鋭い視線は感じたけれど、無視です、無視。「うっうっ……ううう」 こんな風に嗚咽を出してしまう映画に、最近出会ってないな。 10点(2003-07-15 00:07:48)(良:1票) |
3. バンディッツ(1997)
ドイツ映画素晴らしき。独自の雰囲気、テンポ、気だるさ、とてつもなくクール。気だるいけどクール。しかもセックスシーンが超カッコイイ。エロティックだけど、これまたクールなんですね。目に焼きつきました。いやあ、クールだ。 9点(2004-08-19 22:50:39) |
4. 女はみんな生きている
高レビューではあるけど、「フランス映画だしな~どーせ私とは色が合わないよ。ふふ~ん」と思っていた私に、感嘆の溜息をはかせたこの映画。良い! とても良かった! 実に爽快で、気持ちが良い。ただ一つ思うのは、きっと女性に好かれる映画であるだろうということ。視点が女性の場合、一種の快感を得られると思うのだが、男性の目からは、ご都合主義にしか見えないのではないだろうか。私は女という立場から、半分以上女であろう出演者の感情だとか、心情が分からなくもなかった(←濁し発言)。だけど、男性には……分からないでしょ。「ピアノ・レッスン」「ダーティ・ダンシング」もこの類かな。女として心から楽しめた作品でした! 9点(2004-07-14 11:58:38) |
5. 告発
本当すごい映画だった……。ケビン・ベーコンの演技素晴らしかったです。初めの10分でもう涙が出てきました。こんな映画、中々つくれないですよ。何にも言うことないです。はい。 9点(2003-08-21 22:04:35) |
6. パンと植木鉢
深いです、相当。こんなわけわかんない構成なのに、最後感動しちゃうなんて、この監督すごいと思う。1時間20分くらいだし、回想か現実かわかんなくなるし……でもラストはよかった。説明しづらいので、見てください! 9点(2003-08-08 19:38:23) |
7. ノー・マンズ・ランド(2001)
何を言っても陳腐なものにしか聴こえないと思うので、多くは語らないが、これだけが現実なら、恥ずかしくて涙が出る。 8点(2004-06-10 00:39:59) |
8. ニュー・シネマ・パラダイス
まさに名作です。私はストーリーに涙が止まらないというよりは、全体的なほのぼのした雰囲気の中にも怒りや事故や変化や涙や別れや、様々なエピソードが隙間なく組み込まれていて、ラストのシーンがそれを引き立てるという意味でとても効果的でした。またエピソードの一つ一つが面白い。あの当時の映画は雨や稲妻を旨く使っていると思いました。「100日家の外で待て」のエピソードは最高です。心に残り、納得しました。 8点(2003-07-30 23:53:57) |
9. アメリ
監督のセンスが光ってると思います。監督・脚本だとついつい自己満な作品になりがちですが、これは観客を楽しませようとサービス精神旺盛に作ってますね。隅々までこだわった演出、美術も、衣裳もGOODでした。ナレーション多すぎかなとも思いましたが、センスがあったのでそんなに気にならなかったです。アメリの行動は確かに異常でした。犯罪といえば、そうですよね(笑)。でも、普通の人間を描いても面白くないし、映画だから出来ることってあると思います。(リアリティある範囲で)なので、アメリ自信はとても映画的で、「アメリ」とタイトルをつけるだけあると思いました。 8点(2003-07-30 23:29:39) |
10. 太陽がいっぱい
まず映像がとても綺麗だった。「奇蹟の海」を見たときも思ったのだけど、「海」には残酷なストーリーが似合う。「海」が舞台の善人のストーリーだと、お腹いっぱいになって見ていられないだろうが、「海」の輝く映像と人間の醜悪な部分、皮肉な人生はとても合う。そういう意味でこの映画はミスマッチではない。 7点(2004-07-18 20:26:25) |
11. アイス・エイジ
映像関係はまるっきり素人だけど、CGが素晴らしかったと思う。 ストーリーというよりも、伏線が凝っていて、感心しながら見れた。子供も大人も楽しめる映画。 7点(2004-05-15 01:47:36) |
12. シェルブールの雨傘
重いテーマを扱った作品なのに、ズシンとこないのは科白が歌だからでしょうか? あまり考えずにさらっと観たい作品。 7点(2003-12-17 21:41:49) |
13. 冒険者たち(1967)
どのシーンもたいして意味が無いように思えて、実は全て必要不可欠だったのとラストを見て思いました(海に潜るまでが長いかな……と思ってたんですが)。あの要塞には私も行ってみたくなりました。重い話だからこそ、広大な自然、青すぎる海と空が切なかった。 7点(2003-11-28 01:11:17) |
14. 秘密と嘘
カンヌっぽい……それが始めの感想でした。それぞれのキャラがしっかり描かれていて、それぞれの悩み、影、秘密と嘘を持っているのが伝わってきました。集中してみないとダメですね、この作品は(どれもそうか)。眠い中見てたら、内容が分からなくなり寝てしまいました。次の日初めから見直したのを覚えています。でも、秘密は想像つきましたよね? 7点(2003-08-16 23:45:26) |
15. 夏至
この作品は本当に映像美。字幕を読まずに流れてゆく映像に身を任せれば心地よいラストを迎えられます。ベトナム独特の景色、楽しめます。映像を楽しむだけの映画は、私的には認められません(笑)。映画は台詞と人間と映像とが三位一体とならなければ。この作品は映像が10点で、他は1点です。残念です。(私個人の考えなので、気を悪くしないでくださいネ) 7点(2003-07-19 01:34:03) |
16. ポーリーヌ
「老い」がテーマのこの作品。「痴呆」を扱った作品は邦画でも沢山ありますが、海外のそれも、根源にあるものは同じに感じました。今は、身内に痴呆者を持つ外側の立場として観ていますが、いつか痴呆の立場として観るようになるんでしょうね。そう考えた方が、孤独。 6点(2005-01-11 22:42:57) |
17. バティニョールおじさん
今の若い人たちには、そういう時代があったことをキチント理解しているのだろうか?どこか絵空事のように感じている気がする。ナチスも戦争も、それらに直に触れたり、感じたりしていなければ、リアリティのない世界に思えてしまう。この作品を見て、「ああ、ドイツ人だというだけで迫害されている。かわいそうだな」と、思うことは思うのだが、後に感情が残らない。実際にあった話なのだから、「面白い、面白くない」で片付けられない問題なのだが、なぜか現実味がないというか、きっと作り手側がそういう作りかたをしていると思う。善し悪しは別として。 6点(2005-01-05 23:30:56) |
18. 藍色夏恋
《ネタバレ》 本当に見てて恥ずかしかった。「私とキスしたい?」という台詞が何度も出てきますが、あれだけ何回も聞かれて実行しない男の子も、うぶというか、だらしがないというか。でもそういう、二人のピュアなところが好いのでしょうね。深夜のプール、深夜の体育館、海、屋上、放課後、なんか青春だらけ。観終わった後、お腹いっぱいになりました。 6点(2004-05-28 01:22:36) |
19. 過去のない男
amさんの「ゆるい」って表現はぴったりです! ゆるいけど嫌なだらだら感はなく、眠くもならず見れました。アキ監督の雰囲気はこんなんなんですね。とっても悪くないです。 6点(2004-04-13 23:38:43) |
20. さよならS
《ネタバレ》 この映画には、科白が殆どありません。個人的に好感はもてなかったのですが、ヒーローになりたい少年の描写はとても丁寧で、心情が伝わってきました。でも後味悪いです……。 6点(2003-12-13 15:30:01) |