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まさかずきゅーぶりっくさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 849
性別 男性
年齢 49歳
自己紹介 思春期の学生時代、何気なく見た水曜ロードショー「ローマの休日」でアン王女との運命的な出会いをしてからウン十年、ひたすら好きな映画を何十回観るような偏食家です。

ホラー&感動映画&難解映画大好き♪ホラー映画も好き!監督別にも観ます。キューブリック、リンチの2人は別格!スピルバーグも大好き!ホドロフスキーもナタリも好き!ハネケは苦手!

レビュー点は相対的に甘めです(ボーダーは6点)。期待に背き大ハズレ、虐待モノ、悪意を感じるバッドエンドな作品には低い点も付けますがよっぽどです。逆に最高点は9点に設定し、10点は人生観を変えられる程大好きな作品だけにしてます。人生であと何本10点の映画に出会えるか、ワクワクしてます♪

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1.  スプライス 《ネタバレ》 
オスカーでのエイドリアン・ブロディ(ハルベリーにキスしたシーン)を観た時から、脳裏に (この人は演技上手いけどスケベだ)と刷り込まれてしまっている私は、あの生命体が大人の女になったら 絶対やるだろうなーと冒頭の時からずっと思ってて。 案の定やってるところを彼女に見られて洋服上げながら彼女を追う情けない顔をしてて (やっぱりエイドリアン・ブロディは俺の思った通りのスケベだった) と妙に納得してしまう、そんな作品でした。  追記・レイプされた生命体との子を産むような女とやるよりまだマシという声もあります。
[DVD(字幕)] 5点(2019-02-25 19:34:08)(笑:1票)
2.  ダンケルク(2017)
戦争映画にしては映像が綺麗すぎる。それゆえにリアルさが無い。 感情移入できるキャラクターがいないのはともかく、ただでさえ説明の少ない映画で陸海空を交互に見せていくのがあまり構成として活きていない気がしました。 ハンス・ジマーの音楽も観客を煽る演出には一役買っているもののサスペンスチックでミスマッチかつワンパターンに感じる部分も多々あり少々不満。 ノーランというだけで私も見る前に勝手にハードル上げている部分あって悪いですが、どうせ戦争映画を撮るならもっと人間くさくて血なまぐさいシチュエーションを切り取ってほしかったかなと思いました。 唯一リアルだった水に溺れかけるシーンは息苦しかった。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-09-05 18:09:00)
3.  4匹の蝿
アルジェントらしさはありますが、物語的には及第点かなーと。まずやっぱり音楽はゴブリンでもっと煽ってほしかった。いつの間にか「サスペリアPART2」みたいな、映像作家みなぎる謎解き映画を期待してしまってるのかなと。犯人知ってからそれまでの展開を思い返した時に「ん?」って疑問に思う所も多く、アルジェントの初期の作品の1つが観られた喜びは確かに大きかったですが、脚本がイマイチだったかなと思いました。ただカメラワーク(電話してる時に電話線をずっとナメて追う所とか)や無表情な仮面のアップ使ったりと、随所に私の観たいアルジェントのねちっこい部分を垣間見れてのは嬉しかったです!
[DVD(字幕)] 5点(2016-08-29 00:59:06)
4.  ハウンター 《ネタバレ》 
早い話、人間と霊が組んで悪い霊を倒すストーリーなんですが、ヴィンチェンゾ・ナタリってだけでハードルあがっちゃうから本当に可哀想なんです(笑)「CUBE」と短編のエレベーターの閉鎖2連発で(これはすごい監督が出てきた!)って私も思っちゃったんですよね。「カンパニーマン」も地味だけど面白かったし。でも「ナッシング」で「ん???」ってなって。それ以来だったんでどうくるかと思ったら、ホラーかよ!と。ありきたりな心霊モノ撮るのかってガッカリと、話もありがちな展開で、あえてナタリが撮る意味あったのかな?とか思ってしまいました。でもひとつだけ嬉しかったのは、解決した後に開いたドアの向こうは、予想通りに光で真っ白何も見えない!あの瞬間、あそこに「CUBE」の知恵遅れの男性が歩いていった白を重ねました!次はナタリに真っ白なゴールと共に面白いドラマを期待します!!(できればまた閉鎖空間で)
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-11-13 22:52:50)
5.  アンチクライスト 《ネタバレ》 
トリアーは演出家として役者の煽り方は毎回凄いと思う。この作品以外でも役者は皆とりつかれたかのような演技で観るものを圧倒します。この映画の主演2人も本当に鬼気迫る素晴らしい演技でした。ただあまり宗教的な部分を理解できていない自分としては、悪魔がどうとか森の中で異変を起こしていく過程と、息子を亡くした心情がシンクロして何故こうおかしくなっていくのかあまり繋がらなかったです。あと神とか悪魔とか人間の域を超越したテーマっぽいのに、突然生々しいセックス描写が出てきたり股間打ちつけたり性器切り取ったりする俗っぽい演出がこれでもかと入ってきた瞬間、ああ、良くも悪くもトリアーらしいなって残念な感じがしてしまって。ストーリーが難解だと言われていますが、鬱の時に作ったトリアー自体、そこまで明確なメッセージ持たずに作ったんじゃないかと思いました。点数つけるのものすごく難しいですけど、トリアーと予め理解して観たわけで、それなりに覚悟と期待をしてた自分の鑑賞後の気持ちでつけます。
[DVD(字幕)] 5点(2014-11-09 16:43:34)
6.  スズメバチ 《ネタバレ》 
タクシーのおじさん、中盤から見せ場なし。ドンパチもふれこみ負けしてるなぁ。逃げ場のない場所でどう切り抜けるかという雰囲気が、途中から「ゾンビ」のように感じて良かったんですが、それにしてもちょっとリアリティに欠けます。
[地上波(吹替)] 6点(2011-09-24 22:46:22)
7.  インランド・エンパイア
前作「マルホランド・ドライブ」でも夢と現実を対比に展開されてましたが、今回の現実と非現実は更にごっちゃごちゃに感じます。3時間なんですが、結局何を見せられてたのか全然理解できないまま終わります。友人に「どんな内容の映画?」と質問されて最も困るパターンの作品ですね。(もしかしてここはこういう意味なの?)と自問自答しつつ観ました。  この作品をリンチ以外の人が作ったとしたら、おそらく駄作とかってレッテル貼られそうな感じなんですけど、リンチの場合は全体がまったく不明でも何となく理解できる画面や瞬間にパワーを感じますし、確実に脳内に快感を与える瞬間があるので、見終わった後は「なるほど、リンチらしい」とか納得してしまいます。あのエンディングだって、それまでクッチャクチャだったはずなのに大団円のように思えますし。  しかし過去のどのリンチ作品よりも役者が振り回されてますね。「マルホ」のナオミ・ワッツなんか与えられた役を完璧に自分のものにしてこなしていましたが、今回は製作も兼ねている主演のローラ・ダーンですら、リンチの掌で踊らされててよく理解できていないまま演じてるんじゃないかと感じました。  それとデジタルで撮影したようですが、それによってリンチ独特の「闇の美」の魅力は薄れたのは残念でした。真夜中の場末のクラブも赤いカーテンも電気スタンドも、ビカビカ照らされる役者もウサギの部屋もリンチらしくていいんですけど、映像の綺麗さではフィルムに軍配でしょうか。カメラワークも役者の顔アップがほとんどで、俯瞰の美しさや景色に酔えたシーンは多くなかったのも残念でした。  あと今回は音楽が盟友アンジェロ・バダラメンティではないので、ダークで独特のリンチ・ワールドとして一抹の物足りなさを感じました。「ブルー・ベルベット」「ツイン・ピークス」「ロスト・ハイウェイ」「マルホランド・ドライブ」ら傑作と比較して最も違和感を覚えたのは音楽。是非次作はバダラメンティとコンビ復活でお願いしたいです。
[DVD(字幕)] 7点(2010-02-22 00:50:59)(良:1票)
8.  勝手にしやがれ
多分ヌーヴェル・ヴァーグの旗手とか巨匠ゴダールの長編第1作とか、鑑賞前に色々と尾ひれがついてる作品を、しかも製作から50年を経過してから観ているので、当時とは全然印象を持つのは仕方ないとして。  冒頭の警官を殺してから逃げるまでのジャンプカット、インタビューのシーンでサングラスを外すパトリシアへの寄り、縦横無尽に街をゆく登場人物へのカメラワーク、そしてあの映画の終わり方は強烈な印象を残しました。当時はさぞかし斬新だったのでしょう、今観てもオシャレだと思うシーンが何箇所もあります。  ただ…、肝心のシナリオがあんまり面白くないですよね。ミシェルとパトリシアのやりとりも冗長な感じもします。女々しいミシェルにイラっとくる部分もあったり。物語の起伏の少なさも特徴かもしれませんが、87分という決して長くない作品なのに結構疲れるのは、そこにも要因があるかもしれません。  確かに「ゴダールってなんだか敷居が高そう」というイメージを払拭するには最適な入門編の1本ですし、衣装や街並み、登場人物のスタイリッシュさに惹かれる意味でも貴重な作品だと思います。但し娯楽映画として観た場合、エネルギッシュではあるものの、これゴダールが本当に観客に向けて発信してる作品なのかな?という疑問符はありました。上手く書けないのですがスクリーンの中で完結してしまっているというか、別の世界の話って感じで、結局何が言いたかったんだろうみたいな…。そう感じてしまうのも冒頭に書いたように、半世紀前の作品ゆえ仕方ない部分なのでしょうかね…。  蛇足ですがこの作品の4年前に作られたキューブリックの「非情の罠」にも本作に似た演出が多々観られました。双方とも類稀なる映像作家としてのセンスを持ち合わせていたんだなーと感慨深く観ました。
[DVD(字幕)] 5点(2009-11-18 11:03:18)(良:1票)
9.  ファニーゲーム U.S.A. 《ネタバレ》 
薄いですねー、映像作家として何も成長していない気が…。オリジナル版も胸くそ悪い映画で、不快と思わせる事が最高の賛辞みたいな作品でしたけど、わざわざこんな題材を10年も経ってからセルフリメイクしたことに全く意味を感じないんですよね。まぁ確かに勧善懲悪の映画作品が多い中、敢えて救われないバッドエンドの作品は希少ですし、実際人生なんて、不幸があってもそこから奇跡の逆転を遂げる事のほうが少ないですけど。そんなこと言われなくても皆さんとっくに気付いてるよって話ですから。娯楽作ではない事は確かですが、じゃあ狙いは一体何だったんでしょう?突然災難は降ってくるよって警告でしょうか?もしそうだとしたら、じつに余計なお世話ですよね。私は映画に希望や感動を見出したいですから、ハネケとは対極の気持ちで映画を楽しみたいです。
[DVD(字幕)] 0点(2009-11-17 11:28:20)(良:2票)
10.  カノン 《ネタバレ》 
主人公のオッサンは自分の気持ちに素直だ。思うとおりにならないしイライラして家を飛び出して仕事も決まらないし。ダメダメだけどいっちょ前に性欲だけはさかん。同時にその下品さが非常に人間的。結局ラストでは生き甲斐を娘に見出して引き取るけど、娘と暮らすことが本当に愛しすぎてるゆえなのか、それとも一生秘密裏に性の玩具に利用できるからなのか分からない所もなんともキモチワルイ。結婚して年頃の娘を持ったら一瞬でも男はそういう気持ちになるのだろうか?価値観が違いすぎるので嫌悪感を抱くのは仕方ないのかもしれないけど。しかし良くも悪くも作品に独特の力があるので、ブオン!とかバーン!とか驚かせるような音や、30秒以内に劇場を出ましょうみたいな注意(脅し演出?)は不要じゃないかとも思う。あと9割以上がオヤジのナレーションなのもなんか安易に楽な方向に逃げてる気がして説教くさいですね、もっと映像として目に訴えかけてくるような強烈さが欲しい。ボロクソ書きましたが完全男性目線でむちゃくちゃパワフルな雰囲気は素直に凄いと思うので6点です。
[DVD(字幕)] 6点(2009-11-15 20:33:48)
11.  カンダハール 《ネタバレ》 
この映画を観て最初「退屈だな」と思ってしまった私は、すっかり平和ボケしてるのかもです。でもアフガンの現状や終盤の緊迫の取調べには手に汗握り、思わず見入ってしまいました。パラシュートで落ちてくる義足をめがけて一斉に追いかけるシーンが非常に衝撃的でした。  人形爆弾や・飢餓・強盗・義足、その全てが現実なんだなと思うと、この国に生まれた幸せを噛み締める思いです。宗教を習う場面で、上手くできないハクが一転、主人公のジャーナリストのナビ役で金銭レートも知らないのにひたすらタカリまくってるのが、生きる上の必死を感じました。  映画をあの最も危うい場面で終わらせたのはきっと、監督の意図が、同じ地球で起きていたこの現実を観客がいつまでも忘れないようにしたかった狙いだからでしょうか?ヒューマンタッチではないのがいい。しかし911テロ以前の作品なんですね。面白いとかどうとかでなく、作られて世界に配給された事自体が非常に重要。
[DVD(字幕)] 5点(2009-02-03 10:22:00)
12.  ハプニング 《ネタバレ》 
「宇宙戦争」「ミスト」「クローバーフィールド」と印象が少し被ったかなー。こういう(何かとんでもないものが襲ってきてるぞー)という煽りは嫌いじゃないんですが、好き嫌い分かれるでしょうね。「宇宙戦争」では地球外生物の侵略を地球に存在する微生物が守った形でしたが、この作品では環境破壊する人間に対して、その自然が攻撃(防衛本能?)してくるという事で、更に身近で恐ろしかったです。ジェームズニュートンハワードの音楽も怖さを煽ってたなぁー。でも最初の集団自殺が意味不明で一番怖かった。本当の恐怖って自分の中で理解できない部分にありますね。  最初に「科学で解明できない事も・・・」みたく講義してた場面で、映画としてのメッセージを強引に詰めないよって感じがアリアリでしたが、何故全世界ではなくアメリカ北東部だったのか、何故1日で収まったのか、何故他国でもまた始まったのか等、敢えてぼかしてる部分が消化不良な感じに繋がってしまってますね。  あと、なんだかとりつかれてないのに、やたら目がギョロギョロしてる奴が周りに多すぎ・・・。不気味というか紛らわしいというか・・・。そしてシャマランがグロ描写をあそこまでしっかり映すというのは意外で、少し残念でしたね。虎が腕を引きちぎる描写とか、銃で頭撃たれるところなんて本当に必要だったんでしょうかね??いくら配給会社の要望とは言っても、そこに本質的な怖さはなかったです。(2014.11.12改訂)
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2009-02-01 00:40:23)
13.  マイ・ブルーベリー・ナイツ 《ネタバレ》 
ウォン・カーウァイの作品はいつも観終わって暫くしてから思い返す時、ひとつひとつの場面というよりは、むしろ全体の雰囲気がボワッと浮かんでくる感じだが、この作品もまさにそんな感じだった。  90分の尺では、ヒロインが失恋してから旅に出て戻ってくるまでの300日を映し出す時にどうしても駆け足になるのは否めない。それぞれ愛に悩む人々とのご都合主義的な出会いが重なり、最後でヒロインが、イマイチ成長した感じにとれないのが残念な気がしたが、元々この監督の作品は展開に大きな起伏はそれほどないので、かえってこの長さのほうが間延びしなくて良かったのかもしれない。  ノラ・ジョーンズは作りすぎずに普通の女性を体現。ジュード・ロウは癖のある役もいいが、こういう普通の役もまた上手い(物足りない人も多いと思うけど)。デヴィッド・ストラザーン、ナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズと芸達者を次々と贅沢に使って作品に重厚さがあった。  映像の美しさ、とりわけネオンや夜の飲食店のライトに照らされる出演者が、物思いにふける表情は、言葉なくして心の葛藤を表現していて思わず唸らされた。最後のキスはまさに秀逸。美しくてため息が出ました。
[DVD(吹替)] 6点(2009-02-01 00:26:59)(良:1票)
14.  ブラウン・バニー 《ネタバレ》 
チキンなくせにナンパをする。相手からではなく自分から直ぐにキスを求める。女を抱きしめるのではなく女の胸で泣く。ベッドの上で海老包まりする。物思いにふけながら泣く。過去の自分の過ちをいつまでも責め続ける。孤独に耐えられず、幸せだった頃の妄想にふける。ある意味では男の中で共感できる部分も見られるものの、やはりその全てが非常に女々しく映る。  「バッファロー’66」では肝心な所で『男らしさ』を見せていたが、この作品ではそれが最後まで無い。言い訳をして性欲をはけてそれだけで終わり。女性に対する扱いも全然違う。「バッファロー’66」ではクリスティーナ・リッチを途中から聖母(母性の象徴?)みたいな扱いだったが、これのクロエ・セヴィニーは単なる未練でしかなく、寂しさと性欲を満たすためだけの道具化している。しかも性の部分でも実に投げやりで責任感が微塵も無い。男も愛していると言いながら自分からキスをしたりセックスを求めない。能動的にフェラチオを求めるだけ(しているクロエの頭に手を添える辺りが更に情けない)。いたわる気が全くないこの感じはきっと、女性だけでなく男性からも批判を浴びると思う。  とにかく、良くも悪くもギャロが自分の作りたいように作った感じの作品。「バッファロー’66」が好きだった私でも今回は正直退屈だった。全編変化に乏しい道路が映され、花の名前のつく女性とのやりとりがちらちらあるだけ。これを前知識無しに試写会や劇場で見たら更に評価は下がると思う。映画って基本何でもありだとは思うけど、ある程度観客を楽しませる要素も必要だと思う。「恋人を失った悲しみと自己嫌悪」を主題にするのであれば、ああいった妄想オチではなく、もう少し時間を遡った演出とか「続・ある愛の唄」のような見せ方もあったのではないかと思う。  とは言えギャロにしか出せないこの空気感は嫌いではないし、もし長編をまた作るのであれば「バッファロー’66」のような展開のものを求めたい。次作への期待を込めて、3点です。
[DVD(字幕)] 3点(2009-01-29 12:37:08)
15.  サイレントヒル 《ネタバレ》 
閉鎖された街とか、そこで鳴るサイレンとか設定がモロ好みで「お!これはいいぞ!」と思ったら、中盤思わぬ中だるみで残念でした…。娘の絵とか紙切れとかうまく誘導されすぎだなあと。魔女って題材と分かってからは設定を理解できたのでまた違う意味でのめりこめました。残酷な描写とかあのオチはまぁアリかなと思います。むしろワシャワシャ出てくる黒い物体(夏の悪魔Gを思い出す)と、なんだか扱いの悪かったショーン・ビーンが気の毒で…。主役の娘役の子は頑張ってましたね。それとあの女警官は気の毒でした、あそこまで短髪ブロンドを見ると、何故かいつも千昌夫の別れた奥さんを思い出します。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-01-29 18:44:43)
16.  ボーン・アルティメイタム 《ネタバレ》 
絶対映画館で観てほしい!!これぞスパイアクションの完成形だと思う。ちゃんと「スプレマシー」復習しておくと興奮は3倍に!「スプレマシー」から変わらない(敢えて変えない?)音楽も、相変わらず無敵のボーンも、カーチェイス(バイクチェイス有)の迫力満点のカット割も、「少し休んだほうがいい、疲れた顔してる」のデジャブであってデジャブじゃない所も!屋根伝いの追いかけっこも全部全部スゲーーよーーーーー!!!!!!下に書いてらした方いたけど、最後「3日経っても遺体が上がらない」のニュースが流れた瞬間、ニッキーの微笑みとともに「スプレマシー」のラストと同じ音楽でかかって!あの瞬間全身の鳥肌がゾゾゾゾーーーーーッときた!ポールグリーングラス監督は「ユナイテッド93」も良かったけどアクション本当に上手い~!ネタ晴らしして誰も読まないかもですが、絶対劇場で大迫力の中でボーン誕生の秘密を知るべきだと思います!最後に。マット・デイモンはもう「リプリー」のダサパンツじゃないです。屈強なマッチョ・デイモンです!!こんな凄いエンターテインメント3部作を作った皆様に感謝したい気分です!
[映画館(字幕)] 9点(2007-11-13 00:01:26)(良:1票)
17.  奇人たちの晩餐会 《ネタバレ》 
コテコテのコメディではなく人間ドラマ。いい感じにドタバタしていて非常に面白かったです。しかし寝取られたのは主人公の奥さんじゃなく、査察官の方だったとは(^^;全体のテンポもいいし舞台劇を上手く映画にしてると思いました。でもやっぱりピニョンに尽きますね、彼が本当にバカに見えてきた!最後だけ「おっ!いい仕事したじゃん!」と思わせておいて「あ、やっぱりウザイわ。。。」で終わるしめ方も◎。でも観る人を選ぶかな?ピニョンのあまりのしつこさにウザイと思っちゃう方もいるかもです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-10-27 18:27:16)
18.  トランスポーター2
「それはありえねーだろ!」とツッコミ入れながらも気軽に楽しめる娯楽作ですね。本当にここまでカッコいいハゲも珍しい。あの悪党グループの金髪女に顔をペローンと舐められてたけど、あれクサイんだよね(>_<)凄い可哀想になってしまいました・・・。マシュー・モディーンも随分と人間的に度量の狭い人間になってしまったようで・・・、もう1度ハートマン軍曹に鍛え直してもらいなさい!!スピード狂のリュックベッソンの脚本も○。
[地上波(吹替)] 7点(2007-10-01 00:10:48)
19.  ル・ブレ
フランス映画も「TAXi」から変わりましたね。笑いのエッセンスを交えた凸凹コンビの珍道中アクションとしては佳作だと思います。奥さんが直ぐにアフリカに飛んでしまったり、宝くじの存在を知ったまわりの人間までどんどん命を狙ってきたり、お決まりの展開ながら結構楽しめました。ただ中盤(レース辺り)からはちょっと登場人物が多くなりすぎてゴシャゴシャしすぎたかな?と。それでもオチまでちゃんと楽しめたし、暇つぶしには最適でした。観覧車のシーンやカーチェイス、格闘シーン等は迫力満点でしたが、コメディ的な部分との間で中途半端になってしまったのは残念だった気もします。
[地上波(字幕)] 6点(2007-09-16 16:25:04)(良:1票)
20.  殯の森 《ネタバレ》 
「殯の森」は、映像の中に両極端に二分する面が実に顕著かつ対照的に描かれていると思います。それは、原風景や水や川や森といった自然の持つ力強さの部分と、認知症の老人と介護士の女性の2人に代表される、この先どうなっていくのかが見えない孤独な心を持った人間の弱い部分です。ドキュメンタリー上がりの河瀬監督がどういう狙いで作られたかは分かりませんが、人間は脆い心を持っており、その拠り所として弱い者同士が惹かれ合うのは至極当然であり、その形は様々あるのだなという事。この主人公2人も、互いに寂しさ以上に互いを必要としている(男は女に死んだ妻を重ね、女は男に自分を必要としてくれている)という部分で惹かれ合い、離れる事ができない関係だったのだと思います。男女が主人公という事でもそこにエロティシズムは感じません。むしろ人間同士の根底の部分での結びつきを感じました。森の中であの認知症の男が亡くなった奥さんの墓を見つけた時、介護士の方は何故泣いたのかな?とか分からない部分も多いですが、世界で認められたこの作品を1度は観ても面白いと思います。感情移入出来るかどうかは、ご覧になる方の置かれている環境によるかもしれません。緑を基調とした作品の景色は文句無く美しいです。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-09-11 16:32:01)
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