21. エーゲ海に捧ぐ
池田満寿夫氏が芥川賞を受賞した自作を自ら映画化したことで話題!ってことだそうですが、実際に観てみれば・・・ってことで。いい若もんがいい女捕まえてやりたい放題。羨ましいってのが当時の印象でしたね。個人的には母親と娘の葛藤を永遠描いても面白いと思うし、そこに若い女と遊びに行ってしまう主人公を羨む母ってのも良いんですが、それをドラマチックにしない、これが芸術って奴でしょうか? ラストは衝撃的って言えばそれまでですが、やっぱ観終わってみてちょっと作品としては苦しいかなって。え?作品として観る映画じゃないって? 6点(2001-12-19 12:33:04) |
22. ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版
残酷なんだけどCG全盛の今観れば、そのメイクに物足りなさを感じるのは致し方無いところか。でもラストになるにつれ、撮り方からか怖くなって行きますね。やっぱホラー映画の金字塔です。 10点(2001-12-19 12:23:09)(良:1票) |
23. リバイアサン(1989)
同時期に公開された「ザ・デプス」と混乱してしまいます(ん?自分だけか?)が、個人的にはこっちの方が好きですね。ピーター・ウェラー目当てで観たんですが掘り出し物でした。深海と言う密室でソ連がらみは独特の脚本で好きなんですが、肝心の怪物はイマイチ。もしかしてこの映画で一番怖いのは女社長かもしれない・・・・・ 8点(2001-11-30 21:35:55) |
24. ロザリンとライオン
映像的に綺麗ですね。フランス映画ならではで個人的に好きな作品です。しかしストーリー展開はって言うと、こちらもフランス映画ならではですね。ちょっと暗いかなって印象がしました。見せ場は俳優たちが実際にライオンと共演すると言うところと、ロザリン役のイザベル パスコが綺麗だったところでしょうか。 8点(2001-09-18 12:19:41) |
25. カリギュラ
なんたって“ペントハウス製作”ですから。でもあまりその手の方面に期待しない方が良いですね。金を掛けたポルノってコピーでしたが、アメリカ映画だけあって女性を綺麗に撮れていません。大胆なレズシーンとか大乱交、局部のアップなんてのもあるそうですが、日本で観る限りは関係無いですね。ピーター・オトゥールは別にして、個人的にはキャスティングにも不満が残りました。あと壮大なセットを組んだ屋外ロケって感じじゃないため、歴史ものを観たってほどの貫禄もなかったですね・・・ん?それ以前の問題なのかもしれませんが・・・ 3点(2001-08-27 12:15:04) |
26. 殺人魚フライングキラー
最後は「ターミネーター」みたいに、終わったと思ったらまた出てくるんや!ってフレーズに期待していたんですが・・・な~んだ、この程度ですか、って感じがして。(↓)ハリボテで話題になっていますが、何かおもちゃを手で投げてるみたいに見えますね。それはそれで楽しい作品です。全体的な作りも含めて、キャメロン作品だと言う思い入れが強過ぎた所為か、単なるB級ホラーに肩透かしを食った気分でした。 5点(2001-08-06 12:28:49) |
27. 荒野の用心棒
西部劇の中では一番の映画だと思います。ラストのアイデアもターミネーターばりで最高です。黒澤監督の盗作(?)って話ですが、観ている間は気になりませんでした。やっぱ西部劇はクリント・イーストウッドでしょう! 9点(2001-06-14 12:27:24) |
28. ドクトル・ジバゴ(1965)
やはりロシアの文学って長い。この作品も映画化されててもやはり長い。ロシア革命を背景に一つの家族の半生を3時間以上も見せてくれる。確かに作りはデビッド・リーンである。しかし「アラビアのロレンス」や「戦場にかける橋」なんかとは少し違っていたような感じが。路線は全く同じなんだけど、後半、主人公であるジバゴの半生を描いているのであるが、どうも個人的に好きになれない。前半はそうでもないんだが、妻を娶ったにも拘らず、ラーラにふらふら、こっちにふらふら。その辺は感情移入できず、確かに大作ではあるもののラストの終り方にもちょっと不満が残ってしまいました。 7点(2001-06-11 12:44:00)(良:1票) |
29. シェルタリング・スカイ
ご挨拶程度にデブラ・ウインガーのお尻がヴァーン!と出てくる。このシーンを見てこの監督、「ラストエンペラー」のオスカー監督の顔だけでなく、「ラスト・タンゴ・イン・パリ」の監督でもあったことを思い出した。ベルトリッチはどの映画も雰囲気の作り方は良い。しかし観客を置いて、どこか遠くへ行ってしまわれるところが多く、その一例的作品のような気がした。 7点(2001-05-14 12:39:19) |
30. ロミオとジュリエット(1968)
「ロミオとジュリエット」はやっぱりこっちでしょう。むしろ90年代版の方はシェークスピア原作を意識しなかった方が良かった気もします。 8点(2001-05-05 08:18:27) |
31. トラウマ/鮮血の叫び
(↓)“☆”さん、こんなパッケージごときに騙される貴方が悪い・・・と言いたいところですが、そう私もです! 4点(2001-04-24 12:15:48) |
32. ニキータ
映画仲間で、この映画と「アサシン」を比較してどちらが面白かったか議論しましたが、圧倒的大差でこちらに軍配が上がりました。ねちっこさと暗さは生理的に受け付けがたいところはありますが、またその陰気さはフランス風味でアクがありなかなかの歯応えです。但し、ヒロインは断然ブリジット・フォンダですが・・・ 9点(2001-04-24 12:14:47) |
33. 薔薇の名前
理屈抜きに楽しめた作品です。主演のショーン・コネリーにとって、「アンタッチャブル」でオスカーを獲得する前年の出演作。その再ブレイクを予感させるに十分な作品に仕上りとなっています。ジャン=ジャック・アノーの演出も美術も冴えてるんですが・・・ただ苦言を一つ。あのHシーンは必要だったのでしょうか? 9点(2001-04-03 12:28:47) |
34. カサンドラ・クロス
キャスティングも渋い顔が並び、パニック映画の中でも異質な作品と思う。なんか括弧良さじゃなく、本当の恐怖が表現されていたような。この辺はイギリス映画ならではでしょう。 8点(2001-03-19 12:44:42) |
35. セルピコ
個人的に「L.A.コンフィデンシャル」が受け容れがたかった自分にとって、警察汚職ものの中では一番好きな作品です。少し映像的に奥行きがないかな?って感じもしましたが、アル・パチーノの演技で悲痛な叫びが聞こえてくるようです。 10点(2001-03-10 17:00:29) |
36. 勝利への脱出
“サッカー”と“脱出劇”との融合と言うかなり強引な組合せ。しかし意外にも面白い作品でした。ただ折角ペレまで出てるんだから、もっと試合の演出に凝って欲しかった。それもアメリカ人の監督では仕方がないのでしょうか? だって、スタローンはボールの扱いが下手だからキーパーでもやらせろ!ん?だそうで、世のキーパーが聞いたら何と言うか?勿論、アメリカでは興行的に不評だったそうな。 8点(2001-03-10 12:12:35) |
37. 海の上のピアニスト
大人の御伽噺と言った雰囲気でした。船の世界しか知らない孤児の少年期、ジャズピアニストとの競演(?)や片想いの少女を見つめながらの演奏など、観る者のつぼを押えた作品に仕上がっています。粗を探せば沢山出て来そうですが、そこは御伽噺と言うことで・・・ 9点(2001-03-06 12:56:41) |
38. ニュー・シネマ・パラダイス
勿論、良い映画だと思います。映画の心を良く理解できている人が作ってるんだと思う。しかしラストのオチは読めてたよね・・・ 8点(2001-03-02 12:33:14) |
39. オープン・ユア・アイズ
(↓)私も一番可愛そうなのはヌリアだと思った。別に悪女って訳でもないのでは。明らかに悪いのは男の方だと思う。そのことがあってかこの男が救われてもどうかと言う気がした。それとかなり強引な結末で映画としてのまとまりを放棄していると言うか、しかしそれ故に他の作品にはない貴重な作品でもある。 8点(2001-02-15 12:10:22) |
40. 輪舞(1964)
カップルが回りまわってって話。~~~お~っ、確かに回っとるわ~~~!ただそれだけだった。 4点(2001-02-13 12:32:22) |