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キリコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 982
性別 女性

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【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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21.  ノー・マンズ・ランド(2001)
これは究極の戦争映画だと思う。戦争のなかで1対1で対峙する兵士。そこには国籍も殺し合う理由もない普通の人間がいるだけ。お互いに怯え、立場は入れ替わる毎に変わってくる。そこにおかしさもあるけどコワイ。話はメルヘンではなく現実的に展開し、ますます怖い。生きるか死ぬかの究極にある人間の心理を描いて、戦争が人間の殺し合いであることをはっきり教えてくれる。
8点(2003-04-20 16:00:55)
22.  ロミオとジュリエット(1954)
クラシカルな衣装も歴史を感じさせる石づくりの重厚な建物のロケーションも中世の雰囲気を漂わせ、ジュリエットも清楚で気品があるし、というので古典そのままのような本作もなかなかいいです。 ただこの後作られたフランコ・ゼフィレッリの若々しく躍動感あふれるロミジュリを見ているとどうしてもこのおっとりさが物足りなく感じてしまう。年齢的に言っても若さゆえ思慮も浅く一目ぼれの恋に突き進むというのは、O・ハッセー&R・ホワイティング組の方が説得力がある。舞踏会の出会いの場、バルコニーのシーンから墓場のラストまで、主な場面はいつでも記憶で再生可能なほど焼きついてるこの決定版と比べるとどうしても分が悪くなってしまいます、、ということでごめんなさい。 
7点(2004-11-16 21:49:56)
23.  刑事(1959)
「アモーレ、アモーレ、、アモレミ~オ~、、」という哀愁を帯びたテーマ曲とカルディナーレの美しさ、 P・ジェルミの有能で人情味ある刑事ぶりが印象的。昔見たような、、という記憶も、カルディナーレが逮捕された恋人の 車を追って走るラストシーンにこの歌がかぶる所だった。↓の方も言われてるように 貧しい頃のイタリアの悲哀がしみじみと伝わってくるような感じです。
7点(2004-11-16 21:47:47)
24.  ブーベの恋人
殺人で14年の刑の満期終了時、ブーべ37歳・マーラ34歳というから、裁判当時それぞれ23歳と20歳。 知り合ったのはさらに1~2年前と思われるから、マーラはブーベに「靴を買ってくれる?」など最初は子供っぽかった。 その彼女がすでに7年もブーベに面会するために2週間ごとに汽車で通い続けている。さらにこの先の7年だってなんてことはない、という彼女は恋人以上の母性的強さを感じさせる。 ブーベは貧乏だし愛情表現も下手なうえ、感情に任せて殺人を犯してしまうなど思慮も浅く彼女には苦労ばかり。 彼の逃亡中にステファノという頼れる恋人もできたのに、ブーベにとって彼女だけが希望の光と知っている彼女は、有罪になったブーベを見捨てることができない。 辛苦を経て大人になり、彼を支えようと達観したカルディナーレの毅然とした横顔が美しい。 テーマ曲の「ブーベの恋人」は映画音楽のスタンダードで哀愁あふれるいい曲です。 
7点(2004-07-31 16:07:07)(良:1票)
25.  ムッソリーニとお茶を
これは本当に監督の自伝的思い出だったんですね。彼が少年期から青年期の大戦中に関わった老レディたちへの敬愛が感じられます。 独裁者や戦争中の話なのにこのレディ達にはどこかのんびりとしたユーモアが漂ってます。 個性的なレディたち、特に元英大使夫人のマギー・スミスがどんな状況でもマイペースで誇り高いイギリス流なのがちょっとシニカルでユーモラス。 彼女が軽薄で下品だと軽蔑するアメリカ人女性がシェールですが、大らかな役柄もあってか魅力的でした。 その他にも実力派の女優共演や美しいフィレンツェなどの映像も味わい深く、ほのぼのと暖かい後味がします。 
7点(2004-07-14 19:19:59)
26.  花咲ける騎士道(1952)
まるで絵に描いたようなファンファンの恋と冒険のサクセスコメディ。美男俳優のJ・フィリップのファンなら特に嬉しい彼の見せ場が一杯。特に思い入れはない私でもなかなか魅力的でかっこいいと思いました。 ヒロインはグラマーで美人のJ・ロロブリジダ、いろんな危機にもうまく事が運んで大円団のハッピーエンド。これだけの話ならそこそこなのですが後半にすごい見せ場がありました。  王様の僕にさらわれたジーナを助けようと、ファンファンとほら吹き男、正直男が馬で馬車を追いかけますが、このアクションシーンが実写のようです。疾走する馬から落馬したり、御者が転げ落ちたり、ジーナが馬車から馬に乗り移ったりするシーン(スタントでしょうが)などがありますが、みんな疾走しながらですからあの「駅馬車」並みの迫力があります。 走る馬やその足元なども含め、よく撮ったな~と感心してしまいました。 この数分間のシーンだけでも十分見ものだと思います。
7点(2004-06-27 23:20:49)(良:1票)
27.  映画に愛をこめて/アメリカの夜
映画を作る過程でのいろんな裏話がうかがえてとても興味深い。主な俳優が途中で仕事を放り出してしまうとか、死んでしまって話を書き換えざるを得なくなるとか、主演女優が精神的不安定からの復活直後だったり、妊娠していたなど盛りだくさんのトラブルはかなり極端ではあるが、でも本当にこれに近い話があってもおかしくはないと思われる。製作に携わる大勢の人たちを束ね、進行に気を配る監督は実に大変な仕事だと思った。トラブルにも冷静に対処して完成を目指す腕まくりのトリフォー監督が印象的。雪が泡とか昼を夜にとか仕掛けのあるろうそくなど様々な映像マジックも見られて面白い。
7点(2004-04-19 17:36:19)
28.  チャーリー
ロバート・ダゥニー・Jがチャップリンの演技をうまくやってて感心しました。あれはかなり難しいと思いますが、きっととても器用な人なんでしょう。チャップリンの伝記映画として、彼を一通り理解できる描き方がされてたと思います。D・フェアバンクスとの友情や作品のこと、女性遍歴や妻のウーナとのこと・・映画の天才であると共に普通の家庭人でもあったチャップリンの晩年は、平穏ではあるがアメリカを追われた無念さがあった、、スイスでのインタビューの痛々しいような姿にそんなことを感じました。
7点(2003-06-20 14:27:36)
29.  レッド・バイオリン
名器のバイオリンが転々とするが、それと共に所有者の人生のそれぞれを描くという壮大な流れの映画。人生様々だがバイオリンに意志か魂があるかのように思えるから恐い。
7点(2003-06-01 17:09:40)
30.  アパートメント(1996)
作り方もなかなか凝ってるし、女心も複雑怪奇。ついつい引き込まれて見てしまう。それにしてもあの偽善女、いやな女!友達のふりしてだますなんて・・モニカが可哀想です。
7点(2003-05-17 14:33:54)
31.  イル・ポスティーノ
ほのぼの、しみじみ、じんわり、ほんわか・・言葉で表すとこんな感じ。詩人の「詩」がまた良くて映画の雰囲気にぴったり。素朴な島のポストマンが高名な詩人と交流して詩を作ったり、詩人のために島の音を集めて録音したりするところで最初のような気分になる。
7点(2003-04-08 11:17:10)
32.  海の上のピアニスト
メルヘンですねー。ティム・ロスはピアノが弾けず、演奏は本人ではないそうですがまるで実際に演奏してるような素晴らしさでした。真似するだけでも大変なのに、すごい役者根性ですよねー。
7点(2003-02-19 18:52:49)
33.  イングリッシュ・ペイシェント
火傷した男の回想する恋と看護される現在が交互に描かれるが、肝心のこの不倫話に感情移入できない。この男は二人の入浴シーンの時「束縛されるのも束縛するのも嫌いだ」と言っておきながら、彼女が引きそうになると見苦しく執着する。心から愛してるとか彼女も実はぞっこんだったなんて言われても、そうだったの?と思ってしまう。それで長々繰り返される回想も退屈になってくる。 むしろ看護婦とインド人将校の恋のほうが短くても良く分かる。 砂漠の官能的で美しい映像や看護婦が高い天井画を見せてもらう所など印象的なシーンはあるけれど、やはり劇場で見たときと同じく映像とムードの作品という印象で心に残らない。私はどうもこの監督の描く恋愛は苦手かもしれないと分かった。
6点(2004-06-28 23:44:44)
34.  地下室のメロディー
前半は老泥棒が選んだ相棒の若者泥棒・ドロンの軽率ぶりが描かれ、こんなのが相棒で大丈夫かな?と思ってしまう。換気口進入あたりからスリルが出てくるが、↓でも言われてるように刑事がうじゃうじゃいるところへバッグを持ってきてしまうのは疑問が、、まぁこれがとてもドキドキする前提でもあるのですが。プールをはさんで心配そうに見守るギャバンとバッグを足元に置いてどうにもならないドロン、その後のプールの映像は二人にとってはそれこそ「苦労が水の泡」の脱力ものの幕切れだが、このラストあたりが最も印象的で見所になっている。
6点(2004-05-15 17:05:13)
35.  ラ・マンチャの男
絶賛する皆様の続く中で書きづらいのですが正直な感想を書きます。舞台の幸四郎版ラマンチャは1969年の日本初演、70年にはブロードウェイで原語上演して好評を博して以来今日まで彼が主演を続けている。映画はこの舞台版と作りはほとんど同じでちょっと舞台を見るような雰囲気がある。オトゥールのキホーテはさすがにうまい。ローレンのアルドンサも歌はともかくジプシーらしい雰囲気はある。挿入歌の「ラ・マンチャの男」「見果てぬ夢」「ドルシネア」などの名曲は素晴らしい、、とこれは好きなはずなのに、なぜかミュージカルらしい高揚感がなく退屈にすら感じてしまった。大金をつぎ込んだ大作らしいがそれらしい華やかさがない。舞台とは異なり自由な映像表現ができる映画なのだからもっと違う演出ができたのではないかと思う。歌もオトゥールのソロはいいとしてもアンサンブルがしょぼい。総じてオトゥールのキホーテという見所はあるものの感動とはいかなかった。 
6点(2004-05-09 17:34:28)
36.  終着駅
ファーストシーンですでに「何事かあったらしい」男女がテルミニ駅に来る。ここから最後まで駅でのシーンというかなり斬新な設定で、話もほぼリアルタイムで進む。列車に乗って別れてしまえば5分もしないで終わってしまうが、お互い別れがたいという話だけでこれだけの時間を見せてしまうのはある意味で評価したい。が、延々と引き伸ばすことに少々無理がありくどくもしつこい気がする。不倫の女性の揺れる女心をJ・ジョーンズは切なく見せる。M・クリフトは未練がましさを最後まで見せる。しかし二人がこれほどの恋心を抱くようになったいきさつがほとんど描かれてないので二人に感情移入できず、このしつこさに辟易した。これでは「執着駅」。同じような不倫で駅での別れなら「逢びき」のほうが良かった。ジョーンズの甥の役で、まだ少年のリチャード・ベイマーが見られます。
6点(2004-01-21 18:16:26)
37.  ゴスフォード・パーク
劇場で1度見た時、この大勢の登場人物の顔と名前や職業、誰が誰の雇い主で召使なのかと混乱し半分も理解できなかった。それでもなんとなく話は分かったような気にもなるんだけど、やはりこれは劇場よりビデオで巻き戻して見たほうが良かったと思う。雇用関係で上の階と下の階の人々の人間模様を描き分け、なおかつ殺人というミステリー仕立てにした脚本や演出は手が込んでいる。エミリー・ワトソンはここでも存在感がひときわ目立つ。彼女やヘレン・ミレンなどに混じって若いメイド役の女優も印象的だった。
6点(2004-01-18 22:22:59)
38.  太陽と月に背いて
詩人としてのランボーではなくプライベートな面を描いて、彼の特異な生き様を見せてくれる。ランボーとヴェルレーヌのホモ関係って全く知らなかった。ちょっとついていけない世界です。でも皆さんおっしゃるとおり、ディカプリオの演技が素晴らしいです。人に勧めるならこの点ですね。まぁきれいで表情が豊かで表現力もぜ~んぶお見事です。亡くなる時のシーンにも驚いた。(でも亡くなってから布をかぶせる前の一瞬、まばたきした!)確かに詩人としてのランボーはほとんど描かれていないけど、彼をより理解する裏話としてはいいのでは?
6点(2003-09-15 16:02:31)
39.  息子の部屋
事故で息子を亡くした両親や家族の様子がリアルに描かれる。身近な人の死を体験した人ならよりリアルに感じられるでしょう。「あの時ああしてたら」など悲しみは後悔や自責でいっそうつのる。精神分析医の父のもとにはいろんな患者がそれぞれ悩みを吐き出しにやってくるが、同じ立場になってしまうと自らの苦しみでとても人の話を聞くような余裕はなくなる。亡くした者の思い出に囚われているうちは全てがそこに留まって前に進めない、、ということなのでしょう。そのあたりは描写が細やかで分かるのですが、ガールフレンドの登場と家族の変化といったところは今ひとつ理解しきれない気がする。なんとなく雰囲気は分かる気はするんですけど、もどかしいようにモヤモヤした気分でもあります。
6点(2003-05-24 13:42:28)
40.  明日を夢見て
名作の「道」と同じパターンですね。詐欺師がだました一人の女が、どこまでも彼を追っていく、男はマフィアに関わったのが災いして痛めつけられる。それを見ていた女は精神に異常をきたしてしまう。何年かして男が女の愛に気づいて女を捜すが、女は彼も分からない状態になっている・・孤独な身の上で、やや知的でない女の哀れさがひとしお胸に迫る。ラストの悲しい再会シーンは、彼女の聖女のような静けさと共に印象的です。
6点(2003-05-16 18:21:18)
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